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三章 葵虐め事件とライバル?
第45話(ちゃんとライバルでした)
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机を水浸しにされた他にも教室を離れた後に教室に戻って来るとラクガキとか花瓶とかが置いてあったりしたけど、それ以外は特に何事も無く過ごして放課後になったので兄さん達と待ち合わせしている黒さんの保健室に三人で向かった。
「兄さん達が過保護になってる」
「そうだな。授業終わったら直ぐに来いだからな」
「前までは少し時間があったから三人で話し合い出来たのにね」
「やっぱり、二回続けて怪我したのがいけなかったよな」
「目を放したら怪我する、危ないめに会うって思われただろうからな」
「今の状態だと三人で話し合いするのは無理だよね?」
「そうだろうな」
保健室の隣まで来た時、円鏡さんが声をかけてきた。
「葵」
「ん?円鏡さん?」
「お前が手に怪我をしたと聞いたが大丈夫なのか?」
「ああ、今はそんなに痛まないからな」
“ガラガラガラ”
「葵ちゃん?」
「鈴の兄さん、遅くなったか?」
「いや、それは大丈夫。ただ葵ちゃんの声が聞こえたからどうしたんだろう?って思ってドアを開けただけだから」
そう言いながら鈴の兄さんは保健室を出て私達の所に来た。
鈴の兄さんの後ろから兄さん達も顔を出して何だかんだでみんな廊下に出て来た。
(うわぁ、円鏡さん大丈夫かな?)
「あ、り、鈴矢さん」
「えーと?」
「あ!鈴矢先輩!そいつが前に話してた円鏡ですよ!草薙 円鏡!」
「へー、君が円鏡か、、、よろしくな?」
「は、はい!鈴矢さん!」
円鏡さんは真っ赤になって鈴の兄さんが出した手を取り握手していた。
(むぅ、、、面白く無い。握手なんてしなくて良いじゃん!)
「鈴矢さんの事を尊敬しています!よろしくお願いします!」
「そうか、ありがとな?」
「はい!」
「、、、、もう、良いだろう?」
「葵ちゃん?」
「いつまで、握手しているつもりなんだ?早く離せ」
「葵ちゃん?、、、ッ!まさか、嫉妬し」
「鈴の兄さん!」
「ヴんッ、なンでモナい」
「、、、?、、、。」
鈴の兄さんがなんで私が早く離せって言ったのか気づいて、何にも知らない円鏡さんの前で言いそうになっていたので止めた。
何か鈴の兄さんの喋り方が変だったけど私はそれ処ではなかった。
(うぅ~、恥ずかしい!嫉妬してるのバレバレだよこれ!円鏡さんは何も知らないからポカーンってしちゃってるし!)
「すまない、円鏡さん」
「いや、、、、なぁ葵、お前もしかして何か勘違いしてないか?」
「勘違い?何の事だ?」
「、、、オレはお前と鈴矢さんが付き合っているのを知っている」
「え?、、、知っていたのか?」
「それから、オレは確かに鈴矢さんの事をかなり尊敬している」
「、、、さっきのを見れば分かるが?」
「だが」
円鏡さんが私の怪我をした両手を自分の手の上に乗せて言った。
「オレが恋愛感情で好きなのはお前だ、葵」
「、、、は?」
「愛してる、葵“チュッ”」
「なっ!」
「という事なので鈴矢先輩、オレはあなたを尊敬してますが恋においてはライバルですから。よろしくお願いします」
円鏡さんは私の怪我をした両手にキスを落として鈴の兄さんに宣言した後、颯爽と帰って行った。
(、、、円鏡さんは私が好き?、、、ライバルは鈴の兄さん?)
ちなみに、後ろは怖くて見れなかった。
「兄さん達が過保護になってる」
「そうだな。授業終わったら直ぐに来いだからな」
「前までは少し時間があったから三人で話し合い出来たのにね」
「やっぱり、二回続けて怪我したのがいけなかったよな」
「目を放したら怪我する、危ないめに会うって思われただろうからな」
「今の状態だと三人で話し合いするのは無理だよね?」
「そうだろうな」
保健室の隣まで来た時、円鏡さんが声をかけてきた。
「葵」
「ん?円鏡さん?」
「お前が手に怪我をしたと聞いたが大丈夫なのか?」
「ああ、今はそんなに痛まないからな」
“ガラガラガラ”
「葵ちゃん?」
「鈴の兄さん、遅くなったか?」
「いや、それは大丈夫。ただ葵ちゃんの声が聞こえたからどうしたんだろう?って思ってドアを開けただけだから」
そう言いながら鈴の兄さんは保健室を出て私達の所に来た。
鈴の兄さんの後ろから兄さん達も顔を出して何だかんだでみんな廊下に出て来た。
(うわぁ、円鏡さん大丈夫かな?)
「あ、り、鈴矢さん」
「えーと?」
「あ!鈴矢先輩!そいつが前に話してた円鏡ですよ!草薙 円鏡!」
「へー、君が円鏡か、、、よろしくな?」
「は、はい!鈴矢さん!」
円鏡さんは真っ赤になって鈴の兄さんが出した手を取り握手していた。
(むぅ、、、面白く無い。握手なんてしなくて良いじゃん!)
「鈴矢さんの事を尊敬しています!よろしくお願いします!」
「そうか、ありがとな?」
「はい!」
「、、、、もう、良いだろう?」
「葵ちゃん?」
「いつまで、握手しているつもりなんだ?早く離せ」
「葵ちゃん?、、、ッ!まさか、嫉妬し」
「鈴の兄さん!」
「ヴんッ、なンでモナい」
「、、、?、、、。」
鈴の兄さんがなんで私が早く離せって言ったのか気づいて、何にも知らない円鏡さんの前で言いそうになっていたので止めた。
何か鈴の兄さんの喋り方が変だったけど私はそれ処ではなかった。
(うぅ~、恥ずかしい!嫉妬してるのバレバレだよこれ!円鏡さんは何も知らないからポカーンってしちゃってるし!)
「すまない、円鏡さん」
「いや、、、、なぁ葵、お前もしかして何か勘違いしてないか?」
「勘違い?何の事だ?」
「、、、オレはお前と鈴矢さんが付き合っているのを知っている」
「え?、、、知っていたのか?」
「それから、オレは確かに鈴矢さんの事をかなり尊敬している」
「、、、さっきのを見れば分かるが?」
「だが」
円鏡さんが私の怪我をした両手を自分の手の上に乗せて言った。
「オレが恋愛感情で好きなのはお前だ、葵」
「、、、は?」
「愛してる、葵“チュッ”」
「なっ!」
「という事なので鈴矢先輩、オレはあなたを尊敬してますが恋においてはライバルですから。よろしくお願いします」
円鏡さんは私の怪我をした両手にキスを落として鈴の兄さんに宣言した後、颯爽と帰って行った。
(、、、円鏡さんは私が好き?、、、ライバルは鈴の兄さん?)
ちなみに、後ろは怖くて見れなかった。
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