89 / 167
三章 葵虐め事件とライバル?
第42話(再び見る事になった)
しおりを挟む
あの後、私は疲れて少し寝てしまったけど、兄さん達が帰って来た時にちょうど目を覚ました。
(、、、優しくしてくれたからかな?体、そんなに辛く無いや)
“コンコン”
「葵ちゃん、起きてる?」
「鈴の兄さんか。起きてるぞ」
「紅達が帰って来たみたいだからリビングに来てくれる?」
「直ぐに向かう」
私は髪や服を整えてからリビングに向かった。
リビングに行くとみんなが揃っていた。
兄さんが私の元に来て私を抱き上げた (お姫様抱っこだった)後、黒さんの座って居るソファーにそのまま座り (つまり、抱っこされたまま)黒さんに両手のひらの傷を診てもらった。
(兄さん、早い!全て一瞬だったから何も言えなかった)
「黒、葵の怪我は大丈夫か?」
「鈴矢くんの応急手当てのお陰でそんなに酷く無いな。コレなら痛みは二、三日で引くな。けど、両手だから少しの間は不自由な生活になるな」
「怪我が治るまでは俺達が面倒を見るから大丈夫だ。葵、怪我は痛むか?」
「今は少しずきずきするぐらいだな」
「痛みが酷くなったらちゃんと言えよ?」
そう言って兄さんは私が手に巻いて貰った包帯の上から早く治る様にと祈りを込めてキスをした。
(兄さんは心配し過ぎだと思うけど、兄さんに悲しい思いはして欲しくないから痛いの酷くなったらちゃんと言おう)
「みんな飲み物持って来たぞ」
「あ、葵ちゃんのはストローのあるコレね?」
「ありがとな、菫」
暗と菫がみんなに飲み物を持ってリビングに来たので私はテーブルのある椅子に座り直してストローで飲み物を飲んだ。
(あ、私の好きなアイスココアだ!美味しい!)
「美味しいか?作ったのは菫だ」
「ああ、凄い旨い。菫、ありがと、、、菫?」
「へ?あ、ゴメン、聞いてなかった」
「何か考え事か?良かったら言ってくれ」
「あー、、、実はコレを持って来ちゃったんだけど、、、どうしようかと思って」
菫が持って来たのはあいつらの妄想日記だった。
(再びコレを見る事になるとは思わなかった)
「おまっ、何て物を持って来たんだ!」
「うわぁ、、、良くソレ持って来られたな」
「ボクも持って来ようと思って持って来たんじゃないんだよ」
「なら、なんで持って来たんだ?」
「実は、、、」
話を聞くと、兄さん達があいつらを処分、、、掃除をする所を菫達に見せない様にする為に菫達は廊下に出されたらしい。
廊下に一番最初に出た菫は妄想日記が落ちてるのを見つけてしまった。
関係無い他の人が誤って読んだら可哀想なので拾ったけど、兄さん達は掃除をしているから教室には戻れない。
暗には明さんがベッタリくっついてたので話しかけるのを躊躇われた。
菫には灰炉さんが側に居たが、流石にコレ (妄想日記)の事を恋人に言うのは躊躇った。
なので、そのままここに持って来てしまったらしい。
(まぁ、確かにコレの中身を知ってると言いづらいよね)
「それなら仕方ないな。オレもコレの事は言いづらいからな」
「明がうざったく、くっついて来なければ菫はそんな汚い物をずっと持っている事無かったかも知れないんだ。ゴメン」
「別にボクが勝手に拾っただけだから謝らないで良いよ」
私は妄想日記を見てある事を思い出した。
「そういやぁ、コレの最後の部分に、」
「葵ちゃん、ソレは何?」
「菫が持って来たみたいだが」
「その本、何か面白い事でも書いてあんのか?」
鈴の兄さん、白兄、兄さんの幼馴染み組が私達の近くに来て聞いてきた。
他のみんなも私達の事を見ている。
(兄さん達はタイミングが良いのか悪いのか分からないな。けど、どうせ説明しないといけなかったから良いかな)
(、、、優しくしてくれたからかな?体、そんなに辛く無いや)
“コンコン”
「葵ちゃん、起きてる?」
「鈴の兄さんか。起きてるぞ」
「紅達が帰って来たみたいだからリビングに来てくれる?」
「直ぐに向かう」
私は髪や服を整えてからリビングに向かった。
リビングに行くとみんなが揃っていた。
兄さんが私の元に来て私を抱き上げた (お姫様抱っこだった)後、黒さんの座って居るソファーにそのまま座り (つまり、抱っこされたまま)黒さんに両手のひらの傷を診てもらった。
(兄さん、早い!全て一瞬だったから何も言えなかった)
「黒、葵の怪我は大丈夫か?」
「鈴矢くんの応急手当てのお陰でそんなに酷く無いな。コレなら痛みは二、三日で引くな。けど、両手だから少しの間は不自由な生活になるな」
「怪我が治るまでは俺達が面倒を見るから大丈夫だ。葵、怪我は痛むか?」
「今は少しずきずきするぐらいだな」
「痛みが酷くなったらちゃんと言えよ?」
そう言って兄さんは私が手に巻いて貰った包帯の上から早く治る様にと祈りを込めてキスをした。
(兄さんは心配し過ぎだと思うけど、兄さんに悲しい思いはして欲しくないから痛いの酷くなったらちゃんと言おう)
「みんな飲み物持って来たぞ」
「あ、葵ちゃんのはストローのあるコレね?」
「ありがとな、菫」
暗と菫がみんなに飲み物を持ってリビングに来たので私はテーブルのある椅子に座り直してストローで飲み物を飲んだ。
(あ、私の好きなアイスココアだ!美味しい!)
「美味しいか?作ったのは菫だ」
「ああ、凄い旨い。菫、ありがと、、、菫?」
「へ?あ、ゴメン、聞いてなかった」
「何か考え事か?良かったら言ってくれ」
「あー、、、実はコレを持って来ちゃったんだけど、、、どうしようかと思って」
菫が持って来たのはあいつらの妄想日記だった。
(再びコレを見る事になるとは思わなかった)
「おまっ、何て物を持って来たんだ!」
「うわぁ、、、良くソレ持って来られたな」
「ボクも持って来ようと思って持って来たんじゃないんだよ」
「なら、なんで持って来たんだ?」
「実は、、、」
話を聞くと、兄さん達があいつらを処分、、、掃除をする所を菫達に見せない様にする為に菫達は廊下に出されたらしい。
廊下に一番最初に出た菫は妄想日記が落ちてるのを見つけてしまった。
関係無い他の人が誤って読んだら可哀想なので拾ったけど、兄さん達は掃除をしているから教室には戻れない。
暗には明さんがベッタリくっついてたので話しかけるのを躊躇われた。
菫には灰炉さんが側に居たが、流石にコレ (妄想日記)の事を恋人に言うのは躊躇った。
なので、そのままここに持って来てしまったらしい。
(まぁ、確かにコレの中身を知ってると言いづらいよね)
「それなら仕方ないな。オレもコレの事は言いづらいからな」
「明がうざったく、くっついて来なければ菫はそんな汚い物をずっと持っている事無かったかも知れないんだ。ゴメン」
「別にボクが勝手に拾っただけだから謝らないで良いよ」
私は妄想日記を見てある事を思い出した。
「そういやぁ、コレの最後の部分に、」
「葵ちゃん、ソレは何?」
「菫が持って来たみたいだが」
「その本、何か面白い事でも書いてあんのか?」
鈴の兄さん、白兄、兄さんの幼馴染み組が私達の近くに来て聞いてきた。
他のみんなも私達の事を見ている。
(兄さん達はタイミングが良いのか悪いのか分からないな。けど、どうせ説明しないといけなかったから良いかな)
23
お気に入りに追加
3,056
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる