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三章 葵虐め事件とライバル?
第40話(使われた薬は、、、)※
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頭がぼーっとしてきた後に体が熱くなってきた。
熱くて息が荒くなってくるのが分かる。
(何これ?気持ち悪くは無いけど凄く体が熱い?)
「はぁはぁ、うっ、ん、?はぁはぁ」
「葵ちゃん?聞こえてる?」
「あ、鈴の、兄さん?」
「そうだよ。もう少し待ってろよ?直ぐに楽にしてやるからな?」
「、、、ああ」
いつの間にか私は鈴の兄さんに抱き上げられて移動していた。
(鈴の兄さんが居るなら大丈夫)
鈴矢視点
葵ちゃんの様子が変だ。
黒先生が薬の成分を読んで何の薬か説明してくれるみたいだ。
「葵くんに使われた薬が分かったぞ」
「本当か黒、何なんだ?」
「それは、興奮する成分が多く含んでいた」
「黒先生?葵ちゃんは何の薬を使われたんだ?」
「、、、だ」
「黒、聞こえないぞ?」
「媚薬を使われている」
「びやく?、、、媚薬!」
そう言われて葵ちゃんを見ると葵ちゃんは顔を赤くしてぼーっとしている。
(息が荒くなってる!早く何とかしないと!)
「紅」
「ああ、早く葵を楽にしてやれ」
「ああ」
オレは葵ちゃんを抱き上げてみんなで使っている家に向かった。
家に着いたので葵ちゃんをベッドに寝かせて水と救急箱を用意する。
まずは、手の怪我を手当てする事にした。
幸い傷は深くなかったが後で黒先生に診てもらおうと思いながら手当てした。
次に水を飲ませようとした。
「葵ちゃん、水飲める?」
「う?はぁはぁ、み、、ず?、、はっ、ん、飲む、はぁはぁ」
声は聞こえてるみたいだ。
だが、意識があまり無いみたいで起き上がる事は出来そうに無い。
(コレは、、、自分では飲めないよな?)
「葵ちゃん、水飲ませてあげるから口開けて?」
「ん、はぁはぁ、分かっ、、た」
オレは水を口に含み葵ちゃんに口移しで水を飲ませる。
「ん、“コクコク”はっ、はぁはぁ、鈴の兄さん」
「何?葵ちゃん」
「もっと、、はぁ、欲し、い」
「良いよ。葵ちゃんが満足するまで飲ませてあげるから」
「ん、はぁ、あり、、がと」
六回ほど繰り返し水を飲ませると少し呼吸が落ち着いてきた。
(意識も少しはっきりしてきたみたいだな。けど、熱がまだ高い)
「鈴の兄さん」
「ん?どうした?」
「はぁはぁ、、、体が熱いんだ」
「薬のせいだ。辛いか?」
「ん、はぁはぁ、、鈴の兄さん、、頼みがある」
「頼み?」
「、、、オレに、、」
「葵ちゃんに?」
「、、っ、オレに、、触ってくれ、、、鈴の兄さんに、、抱いて欲しい」
最後は消えそうなくらい小さな声で言ったがオレにはちゃんと聞こえた。
しかも、オレの裾を掴んで言うから堪らなかった。
(くそ、可愛過ぎだろ!葵ちゃんの体を無茶苦茶にしてぇ!、、、けど、今の葵ちゃんにそんな酷い事したくない!)
「あんまり可愛い事しないでくれる?優しくしたいのに酷い事したくなるから」
「、、はぁはぁ、オレは、、鈴の兄さんになら、、はぁはぁ、、酷い事されたって嬉しいんだが?」
「ぐっ、、、だから、あんまり可愛い事しないでくれ!オレが今の葵ちゃんに酷い事したくないんだよ!」
「なら、、はぁはぁ、、頼むから、、はぁはぁ、オレを優しく抱いて?」
その時、理性が切れる音をオレは確かに聞いた。
ただ、自分に言い聞かせていた言葉があったおかげで優しく出来たのがせめてもの救いだった。
(今は薬のせいで辛いだけ。葵ちゃんには何があっても優しく!酷い事をしたら駄目だ!)
熱くて息が荒くなってくるのが分かる。
(何これ?気持ち悪くは無いけど凄く体が熱い?)
「はぁはぁ、うっ、ん、?はぁはぁ」
「葵ちゃん?聞こえてる?」
「あ、鈴の、兄さん?」
「そうだよ。もう少し待ってろよ?直ぐに楽にしてやるからな?」
「、、、ああ」
いつの間にか私は鈴の兄さんに抱き上げられて移動していた。
(鈴の兄さんが居るなら大丈夫)
鈴矢視点
葵ちゃんの様子が変だ。
黒先生が薬の成分を読んで何の薬か説明してくれるみたいだ。
「葵くんに使われた薬が分かったぞ」
「本当か黒、何なんだ?」
「それは、興奮する成分が多く含んでいた」
「黒先生?葵ちゃんは何の薬を使われたんだ?」
「、、、だ」
「黒、聞こえないぞ?」
「媚薬を使われている」
「びやく?、、、媚薬!」
そう言われて葵ちゃんを見ると葵ちゃんは顔を赤くしてぼーっとしている。
(息が荒くなってる!早く何とかしないと!)
「紅」
「ああ、早く葵を楽にしてやれ」
「ああ」
オレは葵ちゃんを抱き上げてみんなで使っている家に向かった。
家に着いたので葵ちゃんをベッドに寝かせて水と救急箱を用意する。
まずは、手の怪我を手当てする事にした。
幸い傷は深くなかったが後で黒先生に診てもらおうと思いながら手当てした。
次に水を飲ませようとした。
「葵ちゃん、水飲める?」
「う?はぁはぁ、み、、ず?、、はっ、ん、飲む、はぁはぁ」
声は聞こえてるみたいだ。
だが、意識があまり無いみたいで起き上がる事は出来そうに無い。
(コレは、、、自分では飲めないよな?)
「葵ちゃん、水飲ませてあげるから口開けて?」
「ん、はぁはぁ、分かっ、、た」
オレは水を口に含み葵ちゃんに口移しで水を飲ませる。
「ん、“コクコク”はっ、はぁはぁ、鈴の兄さん」
「何?葵ちゃん」
「もっと、、はぁ、欲し、い」
「良いよ。葵ちゃんが満足するまで飲ませてあげるから」
「ん、はぁ、あり、、がと」
六回ほど繰り返し水を飲ませると少し呼吸が落ち着いてきた。
(意識も少しはっきりしてきたみたいだな。けど、熱がまだ高い)
「鈴の兄さん」
「ん?どうした?」
「はぁはぁ、、、体が熱いんだ」
「薬のせいだ。辛いか?」
「ん、はぁはぁ、、鈴の兄さん、、頼みがある」
「頼み?」
「、、、オレに、、」
「葵ちゃんに?」
「、、っ、オレに、、触ってくれ、、、鈴の兄さんに、、抱いて欲しい」
最後は消えそうなくらい小さな声で言ったがオレにはちゃんと聞こえた。
しかも、オレの裾を掴んで言うから堪らなかった。
(くそ、可愛過ぎだろ!葵ちゃんの体を無茶苦茶にしてぇ!、、、けど、今の葵ちゃんにそんな酷い事したくない!)
「あんまり可愛い事しないでくれる?優しくしたいのに酷い事したくなるから」
「、、はぁはぁ、オレは、、鈴の兄さんになら、、はぁはぁ、、酷い事されたって嬉しいんだが?」
「ぐっ、、、だから、あんまり可愛い事しないでくれ!オレが今の葵ちゃんに酷い事したくないんだよ!」
「なら、、はぁはぁ、、頼むから、、はぁはぁ、オレを優しく抱いて?」
その時、理性が切れる音をオレは確かに聞いた。
ただ、自分に言い聞かせていた言葉があったおかげで優しく出来たのがせめてもの救いだった。
(今は薬のせいで辛いだけ。葵ちゃんには何があっても優しく!酷い事をしたら駄目だ!)
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