86 / 167
三章 葵虐め事件とライバル?
第39話(私も強いんだよ?)
しおりを挟む
興奮しながら五人は私達に近づいて来る。
(薄く笑いながら近づいて来るから更に気持ち悪い)
「来るな」
「ひひ、嫌だ。お前らの、お前の血をよこせ!オレ達が紅様達の弟になる為にな!」
「ちっ、二人共そこを動くなよ」
「うん」
「ああ」
私は一歩前に出て近づくに居る男を蹴った。
“ドンッ”
「ぐぁ!」
「なっ!」
「てめえ、何しやがる!」
「きゃ!」
「あいつ蹴ってきたわよ!」
蹴ったけど少し距離があったせいか蹴った相手がお腹を擦りながら立ち上がった。
(ちょっと距離があったから浅く入ったんだ!刃物も持ってるし、こいつらの相手面倒臭い!)
「浅かったか」
「ちっ、こいつ強いぞ!」
「そういえば、紅様の弟って事は極道の人じゃん!」
「手負いの癖に!」
「何かこいつを倒すモノはねぇか?」
「あ!私コレ持ってる!コレをナイフとかに塗って使わない?」
「お!ソレか、良いな!オレにもくれ」
「みんなで使いましょ?」
女がカバンの中から何かの薬を出し、それを五人がそれぞれ持っている刃物に塗りつけた。
(うわ、何の薬?変な毒じゃなきゃ良いな。かすったら終わりって嫌だし)
「ちっ、薬を出してきたか」
「何の薬だろう?」
「あいつらの考えてる事、気持ち悪い事だけだから分からない。自分達が紅達にいやらしい事をされてる妄想しかしてない。気持ち悪い」
「暗、あんな変態共の考え何か読むな。顔色が悪いぞ」
「暗、大丈夫?そんなに気持ち悪いんだね、あいつらの考えてる事」
「ああ。しかも、かなり強く思ってるから読もうとしてなくても勝手に考えが入り込んで来て気持ち悪い」
「お前の能力は強く思うと勝手に入り込んでくるのか。菫、暗を頼む。嫌だがオレはあいつらの相手をしてくる」
「うん。変な薬を使ってるみたいだから気をつけてね?」
「ああ」
私は五人を倒す為に菫達から少し離れた。
(こいつらの相手は嫌だけど、暗の顔色が悪い。かなり気持ち悪いんだ。どんな事考えてるんだろう?知りたくないけど)
「お前らの相手はオレがしてやるよ。さっさとそのお粗末な刃物でかかってこい!」
「俺達五人を一人で相手するのか?かすったら終わりなのに?」
「そんなに言うなら相手してやるよ!」
五人は一斉に私に向かって来た。
私は先に女二人のうなじを叩いて気絶させる。
(流石に女の子は殴るのはためらうからね。後は男共だけだ)
「ちっ、二人気絶したか!」
「女共にこいつの相手は難しかったんだろ?」
「まぁ、良い。さっさと死ね!」
男共は容赦なく殴った。
気絶はしなかったけど、うずくまって立てないみたいだ。
(考えていたより少し頑丈だな。手が痛くて力でないし、次は蹴りにしよう)
「っ~、はぁはぁ、くそ、強い!」
「くっ、、、この野郎!」
「、、、。」
二人が私に向かって来たので今度は力いっぱい蹴っとばした。
(よし、今度はちゃんと気絶した!)
「、、、死ね」
「っ!ちっ」
“バキッ”
「葵ちゃん!」
「大丈夫だ。少しかすっただけだ」
「けど、そいつら薬を塗ってたよ?大丈夫?」
「今の所はなんともない。暗は大丈夫か?」
「まだ少し気持ち悪いけど大丈夫」
最後に少し油断して腕にナイフが少しかすったけど、今はなんともない。
「こいつら、どうする?」
「ボク、みんなに連絡したからもう少ししたらここに来ると」
“バタバタバタバタ”
「来たみたい」
「そうみたいだな」
“ガラガラ、バンッ”
「葵!無事か!」
「葵ちゃん!」
「菫!」
「兄さん達、ドアはもう少し丁寧に扱ってくれ」
足の早い兄さんと鈴の兄さんと灰炉さんの三人が先にここに来たみたいだ。
後から他のみんなも息を切らしてやって来た。
「暗、大丈夫か?顔色が悪い」
「少し気持ち悪い思いが無理矢理入り込んできただけだから俺は大丈夫だ」
「菫、何ともないか?」
「ボクは何ともないけど、葵ちゃんが」
「葵?」
とっさに怪我した両手を隠していたけど兄さんに呼ばれて隠すのは無理だと思い両手を見せた。
(ずきずきすると思ったけど、改めてちゃんと見ると凄く痛そう)
「ッ!葵ちゃん、その怪我」
「酷いな」
「葵ちゃん、ボク達を庇う為に向かって来る相手の勢いを止める為に刃の部分を握ったんだ」
「後、葵の腕の怪我の方がヤバいかも知れない」
「暗?」
「そいつら、後から刃物に変な薬を塗ってたからな。あの女の薬だ」
「このビンか。成分が書いてあるな、、、コレは」
黒さんが女が持っていた薬のビンの成分を読んで何の薬か分かったみたいだ。
(何の薬な、、ん、、だ、、ろう?、、?、、なん、か、体が、、ぐらぐら、す、る?)
「ッ、、はぁ、はぁ、、?、、」
「葵ちゃん?どうかしたか?顔が赤い」
「葵くんに使われた薬が分かったぞ」
「本当か黒、何なんだ?」
「それは、、」
黒さんが薬の事を説明してるけど、私は頭がぼーっとしてきて言葉が入ってこなかった。
(薄く笑いながら近づいて来るから更に気持ち悪い)
「来るな」
「ひひ、嫌だ。お前らの、お前の血をよこせ!オレ達が紅様達の弟になる為にな!」
「ちっ、二人共そこを動くなよ」
「うん」
「ああ」
私は一歩前に出て近づくに居る男を蹴った。
“ドンッ”
「ぐぁ!」
「なっ!」
「てめえ、何しやがる!」
「きゃ!」
「あいつ蹴ってきたわよ!」
蹴ったけど少し距離があったせいか蹴った相手がお腹を擦りながら立ち上がった。
(ちょっと距離があったから浅く入ったんだ!刃物も持ってるし、こいつらの相手面倒臭い!)
「浅かったか」
「ちっ、こいつ強いぞ!」
「そういえば、紅様の弟って事は極道の人じゃん!」
「手負いの癖に!」
「何かこいつを倒すモノはねぇか?」
「あ!私コレ持ってる!コレをナイフとかに塗って使わない?」
「お!ソレか、良いな!オレにもくれ」
「みんなで使いましょ?」
女がカバンの中から何かの薬を出し、それを五人がそれぞれ持っている刃物に塗りつけた。
(うわ、何の薬?変な毒じゃなきゃ良いな。かすったら終わりって嫌だし)
「ちっ、薬を出してきたか」
「何の薬だろう?」
「あいつらの考えてる事、気持ち悪い事だけだから分からない。自分達が紅達にいやらしい事をされてる妄想しかしてない。気持ち悪い」
「暗、あんな変態共の考え何か読むな。顔色が悪いぞ」
「暗、大丈夫?そんなに気持ち悪いんだね、あいつらの考えてる事」
「ああ。しかも、かなり強く思ってるから読もうとしてなくても勝手に考えが入り込んで来て気持ち悪い」
「お前の能力は強く思うと勝手に入り込んでくるのか。菫、暗を頼む。嫌だがオレはあいつらの相手をしてくる」
「うん。変な薬を使ってるみたいだから気をつけてね?」
「ああ」
私は五人を倒す為に菫達から少し離れた。
(こいつらの相手は嫌だけど、暗の顔色が悪い。かなり気持ち悪いんだ。どんな事考えてるんだろう?知りたくないけど)
「お前らの相手はオレがしてやるよ。さっさとそのお粗末な刃物でかかってこい!」
「俺達五人を一人で相手するのか?かすったら終わりなのに?」
「そんなに言うなら相手してやるよ!」
五人は一斉に私に向かって来た。
私は先に女二人のうなじを叩いて気絶させる。
(流石に女の子は殴るのはためらうからね。後は男共だけだ)
「ちっ、二人気絶したか!」
「女共にこいつの相手は難しかったんだろ?」
「まぁ、良い。さっさと死ね!」
男共は容赦なく殴った。
気絶はしなかったけど、うずくまって立てないみたいだ。
(考えていたより少し頑丈だな。手が痛くて力でないし、次は蹴りにしよう)
「っ~、はぁはぁ、くそ、強い!」
「くっ、、、この野郎!」
「、、、。」
二人が私に向かって来たので今度は力いっぱい蹴っとばした。
(よし、今度はちゃんと気絶した!)
「、、、死ね」
「っ!ちっ」
“バキッ”
「葵ちゃん!」
「大丈夫だ。少しかすっただけだ」
「けど、そいつら薬を塗ってたよ?大丈夫?」
「今の所はなんともない。暗は大丈夫か?」
「まだ少し気持ち悪いけど大丈夫」
最後に少し油断して腕にナイフが少しかすったけど、今はなんともない。
「こいつら、どうする?」
「ボク、みんなに連絡したからもう少ししたらここに来ると」
“バタバタバタバタ”
「来たみたい」
「そうみたいだな」
“ガラガラ、バンッ”
「葵!無事か!」
「葵ちゃん!」
「菫!」
「兄さん達、ドアはもう少し丁寧に扱ってくれ」
足の早い兄さんと鈴の兄さんと灰炉さんの三人が先にここに来たみたいだ。
後から他のみんなも息を切らしてやって来た。
「暗、大丈夫か?顔色が悪い」
「少し気持ち悪い思いが無理矢理入り込んできただけだから俺は大丈夫だ」
「菫、何ともないか?」
「ボクは何ともないけど、葵ちゃんが」
「葵?」
とっさに怪我した両手を隠していたけど兄さんに呼ばれて隠すのは無理だと思い両手を見せた。
(ずきずきすると思ったけど、改めてちゃんと見ると凄く痛そう)
「ッ!葵ちゃん、その怪我」
「酷いな」
「葵ちゃん、ボク達を庇う為に向かって来る相手の勢いを止める為に刃の部分を握ったんだ」
「後、葵の腕の怪我の方がヤバいかも知れない」
「暗?」
「そいつら、後から刃物に変な薬を塗ってたからな。あの女の薬だ」
「このビンか。成分が書いてあるな、、、コレは」
黒さんが女が持っていた薬のビンの成分を読んで何の薬か分かったみたいだ。
(何の薬な、、ん、、だ、、ろう?、、?、、なん、か、体が、、ぐらぐら、す、る?)
「ッ、、はぁ、はぁ、、?、、」
「葵ちゃん?どうかしたか?顔が赤い」
「葵くんに使われた薬が分かったぞ」
「本当か黒、何なんだ?」
「それは、、」
黒さんが薬の事を説明してるけど、私は頭がぼーっとしてきて言葉が入ってこなかった。
24
お気に入りに追加
3,059
あなたにおすすめの小説
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
俺以外美形なバンドメンバー、なぜか全員俺のことが好き
toki
BL
美形揃いのバンドメンバーの中で唯一平凡な主人公・神崎。しかし突然メンバー全員から告白されてしまった!
※美形×平凡、総受けものです。激重美形バンドマン3人に平凡くんが愛されまくるお話。
pixiv/ムーンライトノベルズでも同タイトルで投稿しています。
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!
https://www.pixiv.net/artworks/100148872
【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる