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番外編、良かったら読んで下さい
可愛く愛らしい恋人 その四
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「前にわけあったお菓子?」
「うん、兄さん達も知っていると思うが『不思議なアメ』という名前のアメだ」
「え?あのアメか?」
「そうだ。オレは昨日そのアメを食べたんだが、二人もそうか?」
私が聞くと暗と菫は頷いた。
不思議なアメというのはゲームをしていた時に良くアイテム欄に合った物で効力の説明欄にはこう書いてあった。
『不思議な事が起こるかも知れないアメ。食べると不思議な事が起こるかも知れないし、何も起きないかも知れない不思議なアメ』
このアメを攻略キャラや主人公の紅に食べさせると何も起きない時もあるが、兄さん達に獣の耳や尻尾が生えたり、女になったりする事がある不思議アイテムだった物だ。
不思議アイテム店というたまに開く店でたまに売っているものだ。
(面白そうだったから買って二人にも配ったんだよね)
「あのアメか!なら、明日には治ってるな」
「確か効果は1日だったからな」
確かにアメの効果は1日だけなので今日1日はこの幼い姿のままみたいだ。
(何が原因か分かったから安心したのかな?お腹すいてきた)
「葵ちゃん」
「なんだ?鈴の兄さん」
「少し遅いけど朝ごはん食べる?」
「ああ、頼めるか?少しお腹がすいた」
「、、、、俺も頼む」
「暗も朝飯食って無いのか?」
「この姿になった俺に明が慌ててそのままここに来たから何も食べて無い」
「あ!もしかして菫もオレが呼んだせいで食べて無いのか?」
「あ~、、、ボクは、、、その、、」
「菫、、、もしかしてまた?」
「う、、兄上、、、、ボクはその元々今日は朝からご飯を食べる気が無かったから食べて無いです」
「菫、、、どんなに食欲が無くても朝は少しでも食べる様にって言ってるよね?」
「ごめんなさい」
「あ~、、、もしかしてみんなまだ食って無い?」
鈴の兄さんがそう言うとみんなが頷いたので兄さんがみんな分の朝ごはんを用意すると言った。
少しすると朝ごはんが用意出来たみたいなので今居る部屋より少し大きい部屋に移って(もちろん私達は抱っこされながら)食べる事になった。
(あれ?なんか忘れてるような、、、ウーン、、、あ!)
「兄さん、白兄、鈴の兄さん」
「「「どうした?」」」
「ちょっと顔をこっちに近づけてくれ」
そう私が言うと兄さん達は顔を近づけてくれたので私はそのまま兄さん達にいつもの事をした。
“チュッ、チュッ、チュッ”
「朝の挨拶を忘れていた」
「あ、葵ぃ~!可愛い!俺も忘れてた!“チュッ~”今は小さいから軽くな?」
「葵は本当に可愛いな“チュッ”わたしも忘れていた、すまないな?」
「葵ちゃん!オレも忘れてた“チュッ”この姿の葵ちゃんにするのは本当に懐かしいな」
このあと私は三人に撫で回されながら他のみんなに生暖かい視線を送られた。
(あれ?いつもと同じ事しただけなんだけど、、、何だかとても恥ずかしい!)
「ほら、飯食べるぞ」
「ああ、、、兄さん?何してるんだ?」
「ん?葵に食べさせようとしてるが?」
「、、、オレは一人で食べられるんだが?」
「だけどいつもと違って体が動かし難いだろ?」
「、、、はぁ、、、いただきます」
兄さんが絶対に譲らないと分かった私は諦めて兄さんに食べさせられる事にしたのだが、、、。
(何でこうなった?)
「葵、これも上手いぞ?」
「葵ちゃん、これも」
「葵はこれが好きだったな」
兄さんが私の口にご飯を運んで居ると鈴の兄さんと白兄も兄さんと同じ様に私に食べさせてきた。
(これは恥ずかしいんだけど、、、菫と暗は、、、あ、二人とも私と同じだった)
「ほら、菫これも食べて?美味しい?」
「これも食べられるか?菫は食が細いからあんま食べられねぇかも知れねぇがもう少し頑張ろうな?」
「暗、ゆっくりで良いから少しずつ食べろよ?ほら、これなら消化に良いぞ?」
「暗はこの頃はあんまり食べれなかったんだよね?なら、たくさんは食べない方が良いかな?これならお腹いっぱいにならないかな?」
「暗、水もあるからゆっくり食べてくれ。ほら、水を飲もう?」
小さく成った菫と暗も他の人に食べさせられていた。
ちなみに話してある順番は紫さん、灰炉さん、黒さん、緑さん、明さんの順だ。
(まぁ菫は食が細いし病弱だから少しでも食べさせたいんだろうな。暗はあの頃の姿は虐待されていた時期だから心配になるのは分かるしアレは仕方ないだろうね)
「葵?」
「ああ、何でも無いさ兄さん」
お昼ご飯も同じ事になる事を私はこの時知らなかった。
ちなみにこの時の二人の心情を後で聞いてみたらこう言っていた。
『まぁアレは仕方ないかなって思ったよ?ボクは兄上が居ない時は朝ごはんを食べないからね?それを知った兄上がボクに食べさせたのは仕方ないし病弱なボクを心配して親切心でボクにご飯を食べさせたのも有難い事なんだけどね?、、、メッチャ恥ずかしかった!』
『あの姿の頃の俺は虐待させていた時期だから明や黒や緑の三人が心配してアレコレ世話をしてくれるのは分かっていたから好きにさせていたが、、、死にたいくらい恥ずかしかった』
やっぱり恥ずかしかったみたいだ。
(私もメチャクチャ恥ずかしかったから分かるけど、、、兄さん達は心配してやってくれてるから何も言えないんだよね、、、)
「うん、兄さん達も知っていると思うが『不思議なアメ』という名前のアメだ」
「え?あのアメか?」
「そうだ。オレは昨日そのアメを食べたんだが、二人もそうか?」
私が聞くと暗と菫は頷いた。
不思議なアメというのはゲームをしていた時に良くアイテム欄に合った物で効力の説明欄にはこう書いてあった。
『不思議な事が起こるかも知れないアメ。食べると不思議な事が起こるかも知れないし、何も起きないかも知れない不思議なアメ』
このアメを攻略キャラや主人公の紅に食べさせると何も起きない時もあるが、兄さん達に獣の耳や尻尾が生えたり、女になったりする事がある不思議アイテムだった物だ。
不思議アイテム店というたまに開く店でたまに売っているものだ。
(面白そうだったから買って二人にも配ったんだよね)
「あのアメか!なら、明日には治ってるな」
「確か効果は1日だったからな」
確かにアメの効果は1日だけなので今日1日はこの幼い姿のままみたいだ。
(何が原因か分かったから安心したのかな?お腹すいてきた)
「葵ちゃん」
「なんだ?鈴の兄さん」
「少し遅いけど朝ごはん食べる?」
「ああ、頼めるか?少しお腹がすいた」
「、、、、俺も頼む」
「暗も朝飯食って無いのか?」
「この姿になった俺に明が慌ててそのままここに来たから何も食べて無い」
「あ!もしかして菫もオレが呼んだせいで食べて無いのか?」
「あ~、、、ボクは、、、その、、」
「菫、、、もしかしてまた?」
「う、、兄上、、、、ボクはその元々今日は朝からご飯を食べる気が無かったから食べて無いです」
「菫、、、どんなに食欲が無くても朝は少しでも食べる様にって言ってるよね?」
「ごめんなさい」
「あ~、、、もしかしてみんなまだ食って無い?」
鈴の兄さんがそう言うとみんなが頷いたので兄さんがみんな分の朝ごはんを用意すると言った。
少しすると朝ごはんが用意出来たみたいなので今居る部屋より少し大きい部屋に移って(もちろん私達は抱っこされながら)食べる事になった。
(あれ?なんか忘れてるような、、、ウーン、、、あ!)
「兄さん、白兄、鈴の兄さん」
「「「どうした?」」」
「ちょっと顔をこっちに近づけてくれ」
そう私が言うと兄さん達は顔を近づけてくれたので私はそのまま兄さん達にいつもの事をした。
“チュッ、チュッ、チュッ”
「朝の挨拶を忘れていた」
「あ、葵ぃ~!可愛い!俺も忘れてた!“チュッ~”今は小さいから軽くな?」
「葵は本当に可愛いな“チュッ”わたしも忘れていた、すまないな?」
「葵ちゃん!オレも忘れてた“チュッ”この姿の葵ちゃんにするのは本当に懐かしいな」
このあと私は三人に撫で回されながら他のみんなに生暖かい視線を送られた。
(あれ?いつもと同じ事しただけなんだけど、、、何だかとても恥ずかしい!)
「ほら、飯食べるぞ」
「ああ、、、兄さん?何してるんだ?」
「ん?葵に食べさせようとしてるが?」
「、、、オレは一人で食べられるんだが?」
「だけどいつもと違って体が動かし難いだろ?」
「、、、はぁ、、、いただきます」
兄さんが絶対に譲らないと分かった私は諦めて兄さんに食べさせられる事にしたのだが、、、。
(何でこうなった?)
「葵、これも上手いぞ?」
「葵ちゃん、これも」
「葵はこれが好きだったな」
兄さんが私の口にご飯を運んで居ると鈴の兄さんと白兄も兄さんと同じ様に私に食べさせてきた。
(これは恥ずかしいんだけど、、、菫と暗は、、、あ、二人とも私と同じだった)
「ほら、菫これも食べて?美味しい?」
「これも食べられるか?菫は食が細いからあんま食べられねぇかも知れねぇがもう少し頑張ろうな?」
「暗、ゆっくりで良いから少しずつ食べろよ?ほら、これなら消化に良いぞ?」
「暗はこの頃はあんまり食べれなかったんだよね?なら、たくさんは食べない方が良いかな?これならお腹いっぱいにならないかな?」
「暗、水もあるからゆっくり食べてくれ。ほら、水を飲もう?」
小さく成った菫と暗も他の人に食べさせられていた。
ちなみに話してある順番は紫さん、灰炉さん、黒さん、緑さん、明さんの順だ。
(まぁ菫は食が細いし病弱だから少しでも食べさせたいんだろうな。暗はあの頃の姿は虐待されていた時期だから心配になるのは分かるしアレは仕方ないだろうね)
「葵?」
「ああ、何でも無いさ兄さん」
お昼ご飯も同じ事になる事を私はこの時知らなかった。
ちなみにこの時の二人の心情を後で聞いてみたらこう言っていた。
『まぁアレは仕方ないかなって思ったよ?ボクは兄上が居ない時は朝ごはんを食べないからね?それを知った兄上がボクに食べさせたのは仕方ないし病弱なボクを心配して親切心でボクにご飯を食べさせたのも有難い事なんだけどね?、、、メッチャ恥ずかしかった!』
『あの姿の頃の俺は虐待させていた時期だから明や黒や緑の三人が心配してアレコレ世話をしてくれるのは分かっていたから好きにさせていたが、、、死にたいくらい恥ずかしかった』
やっぱり恥ずかしかったみたいだ。
(私もメチャクチャ恥ずかしかったから分かるけど、、、兄さん達は心配してやってくれてるから何も言えないんだよね、、、)
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