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二章 初めてを経験するまで
第22話(兄さん達は極道 その一)※
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紅視点
今日は朝からやたら騒がしいと思っていた。
(まさか、俺の葵に、、、)
「なぁ、何でこんな事したんだ?」
「く、紅様。お、俺達は紅様達の事を思って!」
「俺達の事を思って?俺の何よりも大切な宝に傷を付けて汚したかったのか?」
「ち、違っ」
「だってそうだろう?なぁ、白?」
「そうだな。しかも、葵に薬を使ったらしいからな。立つのも一苦労とは、葵は大丈夫なのか?黒先生?」
「ああ。かなり強い薬みたいだが、スプレーだったみたいだからな。飲むタイプだったら後遺症が残ったかもしれないが、スプレーだったのなら一日もあれば薬は抜けるぞ。けど、あの子達の服を破るのは良くないよな?なぁ、緑くん?」
「本当だよ。葵達の服を破って胸とか舐めたらしいじゃんか!弁償して貰わないといけないけど、出来なくなるから仕方ないかな?ねぇ、紫先輩?」
「ぼくの、菫と葵に、、、こいつら殺したい。紅、良い?」
「ダ~メ。殺したらこいつら直ぐに楽になるだろ?そんな事、俺は許さねぇ、、、」
俺は笑顔から真顔になった。
葵が居ないので笑った顔をする理由が無くなったからだ。
(葵は俺の笑顔が一番安心するって言ってたからな。葵が居ないのに笑う意味は無い)
「ひっ!、、あ、、た、助け」
「直ぐに殺さないって言っただろ?けど、逃げられない様にしないとなぁ?」
“バキッ”
「ギャー!ッッ」
俺は容赦なく目の前に居たモノの足の骨を砕いた。
(一生立てなくなれば良い。一生、地べたを這いずりまわれ)
白銀視点
紅が目の前に居たクズの足の骨を砕いた。
「そうだな、逃がさない様にしなくてはいけないな」
わたしも近くに居たクズの骨を折る。
(叫び声が耳障りだな)
「うるさい。葵を汚そうとしたんだ、コレくらい優しいモノだろう?お前達は薬のせいで反撃出来ない葵を傷つけて楽しんでいたんだろう?」
「う、、うっ、、」
「わたしの可愛い葵に傷を付けて笑っていたんだろう?」
「ひっ!」
「ああ、這いずりながら逃げられても面倒だな?腕も折っておいてヤろう」
“ボキッ”
「ヒッギャー!」
「うるさい!耳障りだ!ああ、葵の声が聞きたい」
こんなクズの汚い声を聞いても癒されない。
(葵の声が聞きたいが、葵に触れたクズ達を掃除してからだな。葵にわたしの怒っている顔はあまり見せたくないからな)
「クズのお前達を心配する親も居るだろう。流石に何も知らないお前達の親をお前達クズの巻き添えにするのは可哀想だからな?お前達の存在はなかった事にしてやる。感謝しても良いぞ?」
「白、俺の葵を汚そうとしたモノがどれか分かるか?」
「紅、、、解らないが、携帯で撮影をしていたんだ。全員を動けなくしてから携帯を調べれば分かるだろう?」
「そうだな」
紅の顔には笑顔が浮かんでいない。
実は紅が笑っている時は愛想笑いの時が多いのだ。
紅が本当の笑顔をずっと向けるのは葵にだけだ。
わたし達にも向けるが葵みたいにずっとではない。
それほどに、葵が大切なのだ。
それをこいつらは、、、、。
(紅とわたしの何よりも大切な宝に傷を付け汚そうとしたのだ。簡単に地獄に逃げられると思うなよ?)
「俺の」
「わたしの」
「「宝に手を出したんだ覚悟は出来ているよな?」」
今日は朝からやたら騒がしいと思っていた。
(まさか、俺の葵に、、、)
「なぁ、何でこんな事したんだ?」
「く、紅様。お、俺達は紅様達の事を思って!」
「俺達の事を思って?俺の何よりも大切な宝に傷を付けて汚したかったのか?」
「ち、違っ」
「だってそうだろう?なぁ、白?」
「そうだな。しかも、葵に薬を使ったらしいからな。立つのも一苦労とは、葵は大丈夫なのか?黒先生?」
「ああ。かなり強い薬みたいだが、スプレーだったみたいだからな。飲むタイプだったら後遺症が残ったかもしれないが、スプレーだったのなら一日もあれば薬は抜けるぞ。けど、あの子達の服を破るのは良くないよな?なぁ、緑くん?」
「本当だよ。葵達の服を破って胸とか舐めたらしいじゃんか!弁償して貰わないといけないけど、出来なくなるから仕方ないかな?ねぇ、紫先輩?」
「ぼくの、菫と葵に、、、こいつら殺したい。紅、良い?」
「ダ~メ。殺したらこいつら直ぐに楽になるだろ?そんな事、俺は許さねぇ、、、」
俺は笑顔から真顔になった。
葵が居ないので笑った顔をする理由が無くなったからだ。
(葵は俺の笑顔が一番安心するって言ってたからな。葵が居ないのに笑う意味は無い)
「ひっ!、、あ、、た、助け」
「直ぐに殺さないって言っただろ?けど、逃げられない様にしないとなぁ?」
“バキッ”
「ギャー!ッッ」
俺は容赦なく目の前に居たモノの足の骨を砕いた。
(一生立てなくなれば良い。一生、地べたを這いずりまわれ)
白銀視点
紅が目の前に居たクズの足の骨を砕いた。
「そうだな、逃がさない様にしなくてはいけないな」
わたしも近くに居たクズの骨を折る。
(叫び声が耳障りだな)
「うるさい。葵を汚そうとしたんだ、コレくらい優しいモノだろう?お前達は薬のせいで反撃出来ない葵を傷つけて楽しんでいたんだろう?」
「う、、うっ、、」
「わたしの可愛い葵に傷を付けて笑っていたんだろう?」
「ひっ!」
「ああ、這いずりながら逃げられても面倒だな?腕も折っておいてヤろう」
“ボキッ”
「ヒッギャー!」
「うるさい!耳障りだ!ああ、葵の声が聞きたい」
こんなクズの汚い声を聞いても癒されない。
(葵の声が聞きたいが、葵に触れたクズ達を掃除してからだな。葵にわたしの怒っている顔はあまり見せたくないからな)
「クズのお前達を心配する親も居るだろう。流石に何も知らないお前達の親をお前達クズの巻き添えにするのは可哀想だからな?お前達の存在はなかった事にしてやる。感謝しても良いぞ?」
「白、俺の葵を汚そうとしたモノがどれか分かるか?」
「紅、、、解らないが、携帯で撮影をしていたんだ。全員を動けなくしてから携帯を調べれば分かるだろう?」
「そうだな」
紅の顔には笑顔が浮かんでいない。
実は紅が笑っている時は愛想笑いの時が多いのだ。
紅が本当の笑顔をずっと向けるのは葵にだけだ。
わたし達にも向けるが葵みたいにずっとではない。
それほどに、葵が大切なのだ。
それをこいつらは、、、、。
(紅とわたしの何よりも大切な宝に傷を付け汚そうとしたのだ。簡単に地獄に逃げられると思うなよ?)
「俺の」
「わたしの」
「「宝に手を出したんだ覚悟は出来ているよな?」」
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