61 / 167
二章 初めてを経験するまで
第17話(経験者に話を聞こう)※
しおりを挟む
私と菫の手当てを (主に黒先生が)したら私達二人にここに居るように、と言ってみんな保健室から出て行った。
「何の話し合いをしてんのかは気にしない方が良いよな」
「うん、多分、イヤ、絶対に物騒な話だよね?」
「だよな」
私達はその先を考えるのを止めた。
そして、聞きたい事が合ったので菫に聞いてみた。
「菫、少し話し難い事があるんだが聞いてくれるか?」
「良いよ、何?」
「あー、その、普通はキスだけであんなふうにならないと思ったんだが、今日、その、少し鈴の兄さんに首と腰を触られたんだが、、」
「ボクも今日、その、似た事があったから。少し触られただけなのにぞくぞくするのが止まらなかった」
「ああ、オレもそうだった。少し感度が良すぎないか?と思って考えたんだが、この世界は元々BLゲームだろ?だから普通より感度が良いんじゃないかと思ったんだがどう思う?」
菫は少し考えてから喋った。
「多分、葵ちゃんの考えはあってると思う。だから少し気になった事があるんだ」
「何が?」
「あのゲームって初めて、その、性交をする時、初めてなのにかなり感じていたでしょ?」
「確かにそうだな」
「普通は初めては感じなかったり痛かったりするらしい。それに男は感じても中は濡れないから色々準備が必要らしいのに、あのゲームだとかなり感じてたし、準備もあまりしてないみたいだった」
「!オレも分かった」
そこまで説明されて解らないはずがない。
「つまり、この世界はゲームの時と同じ様にご都合主義だって事か」
「うん、そうだと思う。それにボク達の身体は感じやすく出来てるみたいだ」
「、、、なぁ、菫」
「何?葵ちゃん」
「恥ずかしいかもしれないが経験者に性交の話を聞いた方が良いかもしれない」
「、、、。確かに、ボク達もそのうち経験するかもしれないからね。混乱して出来ませんでしたっていうのはボクも嫌だけど、それ以上に灰炉くんにそれで呆れられる方が嫌だ」
「オレもだ」
そんな話をしているとタイミング良く誰かが帰って来た。
「葵、菫、待たせてすまないな」
「あともう少し待っててくれる?」
「先輩達がもう少し話したい事があるみたいなんだ」
「何か飲み物を用意するな?コーヒーでも良いか?」
本当にタイミング良く兄さんの奥さん組が帰って来た。
私達は黒先生にコーヒーをもらってから少し (恥ずかしい話を聞くので)覚悟して話を聞いた。
「白兄達に聞きたい事があるんだが、、、少し聞きづらい事なんだが良いか?」
「良いぞ、何だ?」
「ボクから言います。その、皆さんは、あの、は、初めての時ってどんな感じでしたか?」
「は?」
「すまない、言いづらいだろうがオレ達も不安なんだ」
「不安?」
「その、ボク達は男と付き合うの初めてで、その、あの、初めての時、し、失敗したくないんだ!」
「ああ!そういえば、そうだったな」
「あの二人は上手いだろうから大丈夫だと思うけど」
「初めてなら不安だろうな」
「分かった。二人は何が聞きたいんだ?」
そう言われたので私達二人は不安に思っている事を聞いた。
「初めては痛いと聞いた事があるんだが本当なのか?」
「じ、自分で後ろを、その、解かした方が良いって聞いた事があるんだけど?」
「あー、多分どっちもあの二人 (とくに鈴矢先輩)ならボクは大丈夫だと思うよ」
「下手な奴だと痛いらしいが、あの二人なら大丈夫だ。あの二人は多分 (鈴矢くんは確実に)だが、紅と同じくらい上手いだろうから二人を痛くはしないと俺は思うぞ」
「菫、自分でそんな事しなくて良い。初めての時そんな事してなくてもぼくは気持ち良かったから」
「あの二人はお前達をかなり大事にしている。その二人がお前達の痛がる様な事をする訳がない。あの二人に任せておけば大丈夫だ。ただし、性交は心の準備をしてからにしろ」
「心の準備、、、はい、分かりました」
「分かった。ありがとな、少し安心した」
少し安心して顔が少し、へにゃってなったけど聞けて良かった。
菫も安心したのか、頬を少し赤らめて笑った。 (とっても可愛かった)
だけどそのあと、菫と私はみんなに兄さん達が戻って来るまで頭を撫でられた。
まだ恥ずかしくて覚悟は決まってないけど、その時がきたら受け入れよう。
(私は覚悟が決まってなくても、鈴の兄さんになら何をされても嬉しく感じるだろうな。私は恥ずかしい事だけど、鈴の兄さんに何かされる事を少し期待してるし、菫も私と同じ気持ちだろうな。明日はちゃんと菫と話し合おう。今日みたいな事が無いように警戒しながら行こう!)
「何の話し合いをしてんのかは気にしない方が良いよな」
「うん、多分、イヤ、絶対に物騒な話だよね?」
「だよな」
私達はその先を考えるのを止めた。
そして、聞きたい事が合ったので菫に聞いてみた。
「菫、少し話し難い事があるんだが聞いてくれるか?」
「良いよ、何?」
「あー、その、普通はキスだけであんなふうにならないと思ったんだが、今日、その、少し鈴の兄さんに首と腰を触られたんだが、、」
「ボクも今日、その、似た事があったから。少し触られただけなのにぞくぞくするのが止まらなかった」
「ああ、オレもそうだった。少し感度が良すぎないか?と思って考えたんだが、この世界は元々BLゲームだろ?だから普通より感度が良いんじゃないかと思ったんだがどう思う?」
菫は少し考えてから喋った。
「多分、葵ちゃんの考えはあってると思う。だから少し気になった事があるんだ」
「何が?」
「あのゲームって初めて、その、性交をする時、初めてなのにかなり感じていたでしょ?」
「確かにそうだな」
「普通は初めては感じなかったり痛かったりするらしい。それに男は感じても中は濡れないから色々準備が必要らしいのに、あのゲームだとかなり感じてたし、準備もあまりしてないみたいだった」
「!オレも分かった」
そこまで説明されて解らないはずがない。
「つまり、この世界はゲームの時と同じ様にご都合主義だって事か」
「うん、そうだと思う。それにボク達の身体は感じやすく出来てるみたいだ」
「、、、なぁ、菫」
「何?葵ちゃん」
「恥ずかしいかもしれないが経験者に性交の話を聞いた方が良いかもしれない」
「、、、。確かに、ボク達もそのうち経験するかもしれないからね。混乱して出来ませんでしたっていうのはボクも嫌だけど、それ以上に灰炉くんにそれで呆れられる方が嫌だ」
「オレもだ」
そんな話をしているとタイミング良く誰かが帰って来た。
「葵、菫、待たせてすまないな」
「あともう少し待っててくれる?」
「先輩達がもう少し話したい事があるみたいなんだ」
「何か飲み物を用意するな?コーヒーでも良いか?」
本当にタイミング良く兄さんの奥さん組が帰って来た。
私達は黒先生にコーヒーをもらってから少し (恥ずかしい話を聞くので)覚悟して話を聞いた。
「白兄達に聞きたい事があるんだが、、、少し聞きづらい事なんだが良いか?」
「良いぞ、何だ?」
「ボクから言います。その、皆さんは、あの、は、初めての時ってどんな感じでしたか?」
「は?」
「すまない、言いづらいだろうがオレ達も不安なんだ」
「不安?」
「その、ボク達は男と付き合うの初めてで、その、あの、初めての時、し、失敗したくないんだ!」
「ああ!そういえば、そうだったな」
「あの二人は上手いだろうから大丈夫だと思うけど」
「初めてなら不安だろうな」
「分かった。二人は何が聞きたいんだ?」
そう言われたので私達二人は不安に思っている事を聞いた。
「初めては痛いと聞いた事があるんだが本当なのか?」
「じ、自分で後ろを、その、解かした方が良いって聞いた事があるんだけど?」
「あー、多分どっちもあの二人 (とくに鈴矢先輩)ならボクは大丈夫だと思うよ」
「下手な奴だと痛いらしいが、あの二人なら大丈夫だ。あの二人は多分 (鈴矢くんは確実に)だが、紅と同じくらい上手いだろうから二人を痛くはしないと俺は思うぞ」
「菫、自分でそんな事しなくて良い。初めての時そんな事してなくてもぼくは気持ち良かったから」
「あの二人はお前達をかなり大事にしている。その二人がお前達の痛がる様な事をする訳がない。あの二人に任せておけば大丈夫だ。ただし、性交は心の準備をしてからにしろ」
「心の準備、、、はい、分かりました」
「分かった。ありがとな、少し安心した」
少し安心して顔が少し、へにゃってなったけど聞けて良かった。
菫も安心したのか、頬を少し赤らめて笑った。 (とっても可愛かった)
だけどそのあと、菫と私はみんなに兄さん達が戻って来るまで頭を撫でられた。
まだ恥ずかしくて覚悟は決まってないけど、その時がきたら受け入れよう。
(私は覚悟が決まってなくても、鈴の兄さんになら何をされても嬉しく感じるだろうな。私は恥ずかしい事だけど、鈴の兄さんに何かされる事を少し期待してるし、菫も私と同じ気持ちだろうな。明日はちゃんと菫と話し合おう。今日みたいな事が無いように警戒しながら行こう!)
33
お気に入りに追加
3,050
あなたにおすすめの小説


どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる