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二章 初めてを経験するまで
第15話(付き合うって恥ずかしい)
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鈴の兄さんと付き合って初めての朝がきた。
私は昨日の事が夢ではないかと思いながら兄さんを起こす為に兄さんの部屋に向かおうとした。
「お、葵ちゃん。おはよう」
「鈴の兄さん。おはよう」
鈴の兄さんに途中で会った。
私はいつものように朝の挨拶をした。
“チュ”
「ん、オレからも」
「う?ンン!ん~、ンん、ン、ン、ん~、はっ、鈴の、兄さん?」
「突然ごめんね。けど、オレ達恋人同士になったんだから紅としてる挨拶しても良いじゃん?」
「うっ、そう、だな」
「うん。紅達の所に行くんだよね?オレと一緒に行こう?」
「あ、ああ」
鈴の兄さんに少し激しい挨拶をされて、兄さん達の部屋に手を繋いで行った。
(これからずっとコレが続くの?あー、無理!死ぬ!しかも、鈴の兄さんナチュラルに手を繋いできたよ!彼氏力高いなー)
「兄さん、白兄、入るぞ」
「ああ、良いぞ」
兄さん達は起きていた上に着替え終わっていた。
(白兄、ナチュラルに兄さんの部屋に居るよね。まぁ、兄さんが連れ込んでいるんだろうけど)
「白兄、おはよう」
“チュ”
「ああ。おはよう、葵」
“チュ”
「兄さんもおはよう」
「おう。おはよう、葵」
“チュ、クチュ、チュー、クチュン”
「ん?ああ、鈴が先に挨拶したんだな」
「?ああ、そうだ?」
「なんとなく、いつもの挨拶と少し違ったからな」
「良いじゃん。オレ、葵ちゃんの彼氏になったんだからさ」
「まぁな。よし!朝飯食いに行くか」
私達はご飯を食べて学園に向かった。
学園に向かう通り道でずっと鈴の兄さんと手を繋いでいた。
そして私は一限目をサボり菫と話しをしている。
「もう、無理なんだが」
「うん、ボクもヤバい」
「「付き合うって恥ずかしい」」
私達は同じ思いを持っていた。
「鈴の兄さんの彼氏力が高過ぎて死にそうなんだが」
「灰炉くん、何でナチュラルにボクの家まで迎えに来てくれるの?カッコ良過ぎてヤバい」
「菫からで良いぞ」
「うん、ありがとう」
菫は深呼吸をしてから話し始めた。
「今日、兄上用事があるみたいで先に学園に向かったんだ。だからボク一人で学園に向かおうとしたら家の前で灰炉くんが待ってたんだ」
「ああ」
「ボクはそれだけで嬉しかったんだけど、灰炉くんが突然キスしてきたんだ」
「それで?」
「その、あの、腰が抜けた」
「あー、、その後は大丈夫だったのか?」
「誰にも見られて無いけど、お姫様抱っこで学園まで来た」
それはかなり恥ずかしかっただろう。
お姫様抱っこも腰が立たないほどのキスも。
「葵ちゃんは?」
「朝の挨拶の事は知っているよな」
「ああ、うん。知ってる」
「白兄と鈴の兄さんにも軽いけどしていたんだ」
「そうなのか!」
「ああ。だが、今日の朝は違った。恋人同士だからと言い鈴の兄さんが深いキスをしてきた」
「うわー、ボクも他人事ではないからな~」
「その後はずっと手を繋いでいた。恋人繋ぎで学園まで来たんだ」
「その、葵ちゃん推しとしては凄く萌えるけど、気持ちが分かるから言う。まだ死んじゃ駄目だ!一緒に頑張ろう!」
「ああ!菫、これからも一緒に頼む」
菫とお互いを励ましながら教室に向かった。
(何か合ったら菫に相談しよう。菫の相談にものってあげないとな。お昼休みにもう一度会って話をしよう)
私の計画が無駄になる事をこの時の私は知らなかった。
私は昨日の事が夢ではないかと思いながら兄さんを起こす為に兄さんの部屋に向かおうとした。
「お、葵ちゃん。おはよう」
「鈴の兄さん。おはよう」
鈴の兄さんに途中で会った。
私はいつものように朝の挨拶をした。
“チュ”
「ん、オレからも」
「う?ンン!ん~、ンん、ン、ン、ん~、はっ、鈴の、兄さん?」
「突然ごめんね。けど、オレ達恋人同士になったんだから紅としてる挨拶しても良いじゃん?」
「うっ、そう、だな」
「うん。紅達の所に行くんだよね?オレと一緒に行こう?」
「あ、ああ」
鈴の兄さんに少し激しい挨拶をされて、兄さん達の部屋に手を繋いで行った。
(これからずっとコレが続くの?あー、無理!死ぬ!しかも、鈴の兄さんナチュラルに手を繋いできたよ!彼氏力高いなー)
「兄さん、白兄、入るぞ」
「ああ、良いぞ」
兄さん達は起きていた上に着替え終わっていた。
(白兄、ナチュラルに兄さんの部屋に居るよね。まぁ、兄さんが連れ込んでいるんだろうけど)
「白兄、おはよう」
“チュ”
「ああ。おはよう、葵」
“チュ”
「兄さんもおはよう」
「おう。おはよう、葵」
“チュ、クチュ、チュー、クチュン”
「ん?ああ、鈴が先に挨拶したんだな」
「?ああ、そうだ?」
「なんとなく、いつもの挨拶と少し違ったからな」
「良いじゃん。オレ、葵ちゃんの彼氏になったんだからさ」
「まぁな。よし!朝飯食いに行くか」
私達はご飯を食べて学園に向かった。
学園に向かう通り道でずっと鈴の兄さんと手を繋いでいた。
そして私は一限目をサボり菫と話しをしている。
「もう、無理なんだが」
「うん、ボクもヤバい」
「「付き合うって恥ずかしい」」
私達は同じ思いを持っていた。
「鈴の兄さんの彼氏力が高過ぎて死にそうなんだが」
「灰炉くん、何でナチュラルにボクの家まで迎えに来てくれるの?カッコ良過ぎてヤバい」
「菫からで良いぞ」
「うん、ありがとう」
菫は深呼吸をしてから話し始めた。
「今日、兄上用事があるみたいで先に学園に向かったんだ。だからボク一人で学園に向かおうとしたら家の前で灰炉くんが待ってたんだ」
「ああ」
「ボクはそれだけで嬉しかったんだけど、灰炉くんが突然キスしてきたんだ」
「それで?」
「その、あの、腰が抜けた」
「あー、、その後は大丈夫だったのか?」
「誰にも見られて無いけど、お姫様抱っこで学園まで来た」
それはかなり恥ずかしかっただろう。
お姫様抱っこも腰が立たないほどのキスも。
「葵ちゃんは?」
「朝の挨拶の事は知っているよな」
「ああ、うん。知ってる」
「白兄と鈴の兄さんにも軽いけどしていたんだ」
「そうなのか!」
「ああ。だが、今日の朝は違った。恋人同士だからと言い鈴の兄さんが深いキスをしてきた」
「うわー、ボクも他人事ではないからな~」
「その後はずっと手を繋いでいた。恋人繋ぎで学園まで来たんだ」
「その、葵ちゃん推しとしては凄く萌えるけど、気持ちが分かるから言う。まだ死んじゃ駄目だ!一緒に頑張ろう!」
「ああ!菫、これからも一緒に頼む」
菫とお互いを励ましながら教室に向かった。
(何か合ったら菫に相談しよう。菫の相談にものってあげないとな。お昼休みにもう一度会って話をしよう)
私の計画が無駄になる事をこの時の私は知らなかった。
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