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一章 葵と私の始まり
第11話(特殊能力は色々ある)
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菫の能力と私の能力は相性が良いらしいけど意味が分からなかったので聞いてみた。
「お前はゲームをやったから葵の特殊能力を知ってんのは分かるが、オレと相性が良い菫の能力ってのはなんだ?」
「ボクの能力は他の人と違ってかなり地味だけど、葵ちゃんと相性は本当に良いんだ。ボクの能力は幽霊が見える事と話せる事だから」
「!確かに、それならオレの能力と相性はかなり良いな」
葵の特殊能力は、行きたい所に意識を飛ばす事が出来る。
簡単にいえば幽体離脱をしている様な感じなので、菫の様に幽霊を見る事が出来る人は葵の事も見えるのだ。
「だからさ、葵ちゃんが何処かに閉じ込められたりしたらボクの所に意識を飛ばしてくれたらボクが直ぐに助けられるからね」
「確かにな。兄さん達の特殊能力はそういうのに向いてないからな」
「ボクの兄上(紫)は、影に隠れたり、影から影に移動する事が出来る能力」
「兄さんは炎を人の中に入れて人を操る事が出来る能力 (炎を出したあとでも色々と副産物があるが)」
「緑さんは、人の記憶を自由に消したり、トラウマを鮮明にして酷くする事が出来る能力」
「白兄は、存在するモノを掃除()する事でその存在を消す事が出来る能力」
「黒先生は、人の痛覚を操って痛みを無くしたり増幅させる事が出来る能力」
「鈴の兄さんは、色事をしている相手を素直にして何でも喋らせる事が出来る能力」
私達は少し沈黙した。
「兄さん達の特殊能力を今ちゃんと思い出すとヤバいな」
「うん。今、あの人達に会ったらボクどんな顔をするか分からない」
「フッ、オレもだ」
思っていたより兄さん達の特殊能力がヤバい事を改めて知った私達は葵苛め事件より兄さん達の方がヤバいんじゃないか?と頭によぎった。
「ま、まぁ、ボクの能力が葵ちゃんの力になれる事は分かったと思う」
「あ、ああ、そうだな」
「だから、何かあったらボクの所にきてね?」
そう言われ私は頷いたけど、少し考えて菫に相談してみる。
「菫、オレ達が会うのは誰も居ない場所にするぞ。兄さん達以外にはオレ達が友達だと言うが他の奴には知られない様にする」
「?何で?」
「オレ達が友達だと分かれば菫もオレと一緒に閉じ込められるかもしれないからな。それだとオレが助けを求めても意味が無くなるだろ」
「あー、そうか。分かった学園ではみんなに見られない場所で会おうか?そうだ、メールとLINEを教えてくれる?」
「もちろんだ」
「葵ちゃんの笑顔!、、、ボクは今死んでも悔いはない!」
「いや、生きろ!」
そんなアホなやりとりをしながら帰る話しになった。
「鈴の兄さんも絶対居るだろうな。行きたくねぇな」
「あー、兄上も居るかも知れない。今日は一人で帰れるか聞かれたから」
「そういやぁ、兄さんが昨日の事を紫さん達に言うとか言ってたな、もしかしてみんな居るのか?」
「その可能性は高いと思う」
「、、、、菫」
「あー、うん。一緒に帰る?」
「頼む。兄さん達にも紹介する」
「なら、少し今後の事を話してから行こうか?」
「ああ、そうだな」
私達は今後の事を話し合い兄さん達の所に向かった。
「お前はゲームをやったから葵の特殊能力を知ってんのは分かるが、オレと相性が良い菫の能力ってのはなんだ?」
「ボクの能力は他の人と違ってかなり地味だけど、葵ちゃんと相性は本当に良いんだ。ボクの能力は幽霊が見える事と話せる事だから」
「!確かに、それならオレの能力と相性はかなり良いな」
葵の特殊能力は、行きたい所に意識を飛ばす事が出来る。
簡単にいえば幽体離脱をしている様な感じなので、菫の様に幽霊を見る事が出来る人は葵の事も見えるのだ。
「だからさ、葵ちゃんが何処かに閉じ込められたりしたらボクの所に意識を飛ばしてくれたらボクが直ぐに助けられるからね」
「確かにな。兄さん達の特殊能力はそういうのに向いてないからな」
「ボクの兄上(紫)は、影に隠れたり、影から影に移動する事が出来る能力」
「兄さんは炎を人の中に入れて人を操る事が出来る能力 (炎を出したあとでも色々と副産物があるが)」
「緑さんは、人の記憶を自由に消したり、トラウマを鮮明にして酷くする事が出来る能力」
「白兄は、存在するモノを掃除()する事でその存在を消す事が出来る能力」
「黒先生は、人の痛覚を操って痛みを無くしたり増幅させる事が出来る能力」
「鈴の兄さんは、色事をしている相手を素直にして何でも喋らせる事が出来る能力」
私達は少し沈黙した。
「兄さん達の特殊能力を今ちゃんと思い出すとヤバいな」
「うん。今、あの人達に会ったらボクどんな顔をするか分からない」
「フッ、オレもだ」
思っていたより兄さん達の特殊能力がヤバい事を改めて知った私達は葵苛め事件より兄さん達の方がヤバいんじゃないか?と頭によぎった。
「ま、まぁ、ボクの能力が葵ちゃんの力になれる事は分かったと思う」
「あ、ああ、そうだな」
「だから、何かあったらボクの所にきてね?」
そう言われ私は頷いたけど、少し考えて菫に相談してみる。
「菫、オレ達が会うのは誰も居ない場所にするぞ。兄さん達以外にはオレ達が友達だと言うが他の奴には知られない様にする」
「?何で?」
「オレ達が友達だと分かれば菫もオレと一緒に閉じ込められるかもしれないからな。それだとオレが助けを求めても意味が無くなるだろ」
「あー、そうか。分かった学園ではみんなに見られない場所で会おうか?そうだ、メールとLINEを教えてくれる?」
「もちろんだ」
「葵ちゃんの笑顔!、、、ボクは今死んでも悔いはない!」
「いや、生きろ!」
そんなアホなやりとりをしながら帰る話しになった。
「鈴の兄さんも絶対居るだろうな。行きたくねぇな」
「あー、兄上も居るかも知れない。今日は一人で帰れるか聞かれたから」
「そういやぁ、兄さんが昨日の事を紫さん達に言うとか言ってたな、もしかしてみんな居るのか?」
「その可能性は高いと思う」
「、、、、菫」
「あー、うん。一緒に帰る?」
「頼む。兄さん達にも紹介する」
「なら、少し今後の事を話してから行こうか?」
「ああ、そうだな」
私達は今後の事を話し合い兄さん達の所に向かった。
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