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一章 葵と私の始まり
第10話(相談と協力)
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私は今まであった事と今日あった事を話した。
「宝物って、葵ちゃん相変わらず愛されてるなぁ」
「みんながどうして気に入ったのかは分からないがな」
「それに、葵ちゃんへの襲撃ついに始まったのかぁ」
「どう回避するか考えてるがな」
「だけど一番の悩みは鈴矢さんの事?」
「う、まぁな。菫もゲームをやったから分かると思うが、葵の好きな奴が鈴の兄さんなんだが、、、やっぱりバレたと思うか?」
「好きな人が他の人とキスしていたのを見るのはかなり嫌だよね。目的を知っていてもね」
「確かにな。それで顔に出た所を見られた上に好きな奴は鈴の兄さんがキスしていた奴じゃないって言っちまったからな」
二人で少し悩んでいたら菫が何かに気が付いた。
「葵ちゃんは好きな人の事を話した時に鈴矢さんの名前を言ってないんでしょ?」
「ああ、言ってないが?」
「なら鈴矢さんは、もしかして自分が好きなのか?と思うか、違う相手がつまり自分じゃなくて他の誰かを好きなんじゃないか?と思っているかもしれないよ?」
「そうか!確かに鈴の兄さんが好きだと言ってないからな」
「けど、葵ちゃんは鈴矢さんと付き合いたくないの?好きなんでしょ?」
確かに好きなんだけど、鈴の兄さんは私の事を弟としか見ていないだろうから悩んでるんだけど。
「もし良かったらで良いんだけどね?ボクの恋と一緒に頑張って振り向かせてみない?」
「菫の恋?あ、そういえば菫にも好きな奴がいるとゲームでも言っていたな。誰なんだ?」
「あー、ボクが好きなのは、その、一つ年上の、えーと、その、」
「あー、そうだな、恥ずかしいよな?ゆっくりで良いからな」
菫は顔を真っ赤にして話してる。
(確かに、好きな人の話しはかなり恥ずかしい。けど、菫の顔って儚げで可愛いから頑張って話そうとしている顔はかなり萌える!)
「う、うん。ゲームをやってたなら分かるだろうけど、一匹狼で有名な、咲見 灰炉 (さきみ はいろ)彼がす、好きなんだ」
「灰炉か。確かにオレと同じで難しい恋をしてんな」
菫が好きな灰炉とは、さっき話してた通り一匹狼で有名だ。
彼は、いつも一人で居るけど学園では攻略キャラと同じくらい人気がある。
顔立ちはクールで男前だが、男臭い方ではなく何処か野生の狼みたいな綺麗さがある。
灰炉と話しがしたい人達が彼に群がっているけど、彼は一切振り向かないし喋らない。
だけど紅達が挨拶すれば会釈くらいはしてくれる礼儀はある。
まず、灰炉に近づくのも一苦労だ。
「まぁ、そうだなー。ただのボクの一目惚れだからね」
「どうして惚れたか聞いてもいいか?」
「うん。ボクは図書室で一人本を読んでたんだけど、誰かがボクの隣に座ったんだ。ボク、最初は誰だろうと思って隣を見たんだ」
「それが、灰炉だったんだな?」
「そうだよ。ボクは彼を見たとたんドキドキするのが止まんなくなったんだ。菫が灰炉くんに恋したんだなって直ぐ分かったよ」
「オレもだ。鈴の兄さんを葵は本当に好きなんだなって良く分かるからな」
菫の恋の相手も鈴の兄さんと同じくらい大変だ。
「振り向かす事が出来なかったらどうする?オレ達の相手はかなり難しい上に厳しいと思うが?」
「うーん、、、だったらボク達で付き合うのはどうかな?まぁ、付き合うっていってもただのキズの慰めあいをして心の傷を治すだけだけど」
「ハッ、そりゃ良いな。菫は可愛いから付き合ったら自慢出来るだろうな」
「葵ちゃんの方が可愛いから!ボクの推しだから!あ、ボクが葵ちゃんと付き合ったら悶え死ぬかもしれない!」
そんな事を話しながら私達は心の相談と協力をする事になった。
「そういえば、葵ちゃんの苛め事件もボクが協力するよ。葵ちゃんとボクの能力って相性良いから」
突然菫がそんな事を言った。
「宝物って、葵ちゃん相変わらず愛されてるなぁ」
「みんながどうして気に入ったのかは分からないがな」
「それに、葵ちゃんへの襲撃ついに始まったのかぁ」
「どう回避するか考えてるがな」
「だけど一番の悩みは鈴矢さんの事?」
「う、まぁな。菫もゲームをやったから分かると思うが、葵の好きな奴が鈴の兄さんなんだが、、、やっぱりバレたと思うか?」
「好きな人が他の人とキスしていたのを見るのはかなり嫌だよね。目的を知っていてもね」
「確かにな。それで顔に出た所を見られた上に好きな奴は鈴の兄さんがキスしていた奴じゃないって言っちまったからな」
二人で少し悩んでいたら菫が何かに気が付いた。
「葵ちゃんは好きな人の事を話した時に鈴矢さんの名前を言ってないんでしょ?」
「ああ、言ってないが?」
「なら鈴矢さんは、もしかして自分が好きなのか?と思うか、違う相手がつまり自分じゃなくて他の誰かを好きなんじゃないか?と思っているかもしれないよ?」
「そうか!確かに鈴の兄さんが好きだと言ってないからな」
「けど、葵ちゃんは鈴矢さんと付き合いたくないの?好きなんでしょ?」
確かに好きなんだけど、鈴の兄さんは私の事を弟としか見ていないだろうから悩んでるんだけど。
「もし良かったらで良いんだけどね?ボクの恋と一緒に頑張って振り向かせてみない?」
「菫の恋?あ、そういえば菫にも好きな奴がいるとゲームでも言っていたな。誰なんだ?」
「あー、ボクが好きなのは、その、一つ年上の、えーと、その、」
「あー、そうだな、恥ずかしいよな?ゆっくりで良いからな」
菫は顔を真っ赤にして話してる。
(確かに、好きな人の話しはかなり恥ずかしい。けど、菫の顔って儚げで可愛いから頑張って話そうとしている顔はかなり萌える!)
「う、うん。ゲームをやってたなら分かるだろうけど、一匹狼で有名な、咲見 灰炉 (さきみ はいろ)彼がす、好きなんだ」
「灰炉か。確かにオレと同じで難しい恋をしてんな」
菫が好きな灰炉とは、さっき話してた通り一匹狼で有名だ。
彼は、いつも一人で居るけど学園では攻略キャラと同じくらい人気がある。
顔立ちはクールで男前だが、男臭い方ではなく何処か野生の狼みたいな綺麗さがある。
灰炉と話しがしたい人達が彼に群がっているけど、彼は一切振り向かないし喋らない。
だけど紅達が挨拶すれば会釈くらいはしてくれる礼儀はある。
まず、灰炉に近づくのも一苦労だ。
「まぁ、そうだなー。ただのボクの一目惚れだからね」
「どうして惚れたか聞いてもいいか?」
「うん。ボクは図書室で一人本を読んでたんだけど、誰かがボクの隣に座ったんだ。ボク、最初は誰だろうと思って隣を見たんだ」
「それが、灰炉だったんだな?」
「そうだよ。ボクは彼を見たとたんドキドキするのが止まんなくなったんだ。菫が灰炉くんに恋したんだなって直ぐ分かったよ」
「オレもだ。鈴の兄さんを葵は本当に好きなんだなって良く分かるからな」
菫の恋の相手も鈴の兄さんと同じくらい大変だ。
「振り向かす事が出来なかったらどうする?オレ達の相手はかなり難しい上に厳しいと思うが?」
「うーん、、、だったらボク達で付き合うのはどうかな?まぁ、付き合うっていってもただのキズの慰めあいをして心の傷を治すだけだけど」
「ハッ、そりゃ良いな。菫は可愛いから付き合ったら自慢出来るだろうな」
「葵ちゃんの方が可愛いから!ボクの推しだから!あ、ボクが葵ちゃんと付き合ったら悶え死ぬかもしれない!」
そんな事を話しながら私達は心の相談と協力をする事になった。
「そういえば、葵ちゃんの苛め事件もボクが協力するよ。葵ちゃんとボクの能力って相性良いから」
突然菫がそんな事を言った。
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