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一章 葵と私の始まり
6.5話(椿 白銀)
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わたしが初めて紅に会ったのは六歳の時だ。
お互いが一目惚れだったと知ったのは二十歳を過ぎたつい最近だ。
そんなわたし達には宝物がある。
紅の弟の葵だ。
葵に初めて会ったのは紅とはぐれてしまった葵を鈴矢が連れて来た時だった。
その時の葵はまだ四歳で小さくて守ってあげないといけない気持ちになった。
葵と話してみると葵の可愛さにわたしは夢中になっていった。
わたしには何よりも大切な自分で決めた決まり事がある。
『葵はわたしにとって命よりも大切な子だ。葵を傷つける者は誰であれ、、、、、、』
今日のわたしは機嫌が良い。
今日はわたしの愛する紅に食堂で会ったのだ。
紅が大事にしている者達と一緒だったが、わたしは気にしない。
紅の大事な者達はわたしにとっても大事な者達になるからだ。
それに何といっても、余り学園では会えない葵に会えたのだ。
嬉しくて、かなりヤバかった。
今日の放課後に皆で集まってわたし達の関係を葵に説明するみたいだ。
その後はわたし達幼馴染み四人で帰るので今から楽しみで仕方ない。
放課後に保健室に来たら葵が顔を真っ赤にしていた。
何かあったのかと思ったら直ぐに緑が報告してきた。
わたし達が来るのが遅いから寂しくなっていたらしい。
(葵は本当に可愛くって仕方ないな!)
その後、紅が葵にわたし達の関係について説明をしている、、、葵に膝枕をして貰いながら。
(ずるい!わたしだって葵に膝枕して欲しいのに!紅のばーか!)
説明が終わった後、葵が膝枕をしてくれたうえに頭を撫でてくれたのだ。
黒先生は撫でるのが上手いらしく葵の顔が可愛いく蕩けていた。
(黒先生はずるいけど、葵気持ち良さそうだな。黒先生は、、、死にそうだが)
解散してわたし達幼馴染み四人で紅の家に向かう。
今日から久しぶりにわたしと鈴矢がしばらく紅の所に泊まるのだ。
紅達のお父上はいつもわたし達を歓迎してくれる良い人だ。
紅がショッピングをしないかと誘ってきた。
何でも葵に似合うピアスを見付けたらしい。
勿論、わたしは了承した。
葵に似合う物を買いに行くのにわたしが断る訳がない。
(鈴矢は葵の物をまた増やすのか?と、呆れていたが葵に似合う物が多いだけだ。葵は青色系統が似合うが他の色も捨てがたいからな)
わたし達がそんな話をしている時だった。
“ヒューッ、パシッ、カッ、ガツッ”
「ッ~、、、」
一瞬、頭が真っ白になった。
葵に駆け寄って怪我がないか視たら手の甲から血が出ていた。
葵は苦笑いをして大丈夫だと言っていたがわたしは許せない。
「殺してやる!」
「白兄?」
「白、ショッピングはまた今度な?」
わたしが呟いた言葉がよく聞こえなかったのだろう葵は首をかしげたが、その後の紅の声で紅がわたしと同じ思いだと分かる。
「葵ちゃん、今日は直ぐに帰ろう?学園に戻るより近いし」
鈴矢は早く葵の怪我の手当てをしたいのだろう。
わたし達と同じ目をしているが葵を案じる声をしていた。
(そうだな、葵の怪我の手当てが先だ。だが、わたし達の一番大切な子に手を出したのだ。このままにはしない!)
葵は、わたし達の一番大切な宝物だ。
葵が幸せなら、わたしだって幸せなのだ。
葵が笑っていると、紅が嬉しそうに笑う顔が好きなのだ。
葵を傷つける者は誰であれ、この世に必要がないだろうからな?
わたしが掃除をしてやろう。
この世を綺麗にしなくてはな、、、。
葵に汚い汚物を見せないように掃除をしよう。
そう、、、綺麗に、、、な?
お互いが一目惚れだったと知ったのは二十歳を過ぎたつい最近だ。
そんなわたし達には宝物がある。
紅の弟の葵だ。
葵に初めて会ったのは紅とはぐれてしまった葵を鈴矢が連れて来た時だった。
その時の葵はまだ四歳で小さくて守ってあげないといけない気持ちになった。
葵と話してみると葵の可愛さにわたしは夢中になっていった。
わたしには何よりも大切な自分で決めた決まり事がある。
『葵はわたしにとって命よりも大切な子だ。葵を傷つける者は誰であれ、、、、、、』
今日のわたしは機嫌が良い。
今日はわたしの愛する紅に食堂で会ったのだ。
紅が大事にしている者達と一緒だったが、わたしは気にしない。
紅の大事な者達はわたしにとっても大事な者達になるからだ。
それに何といっても、余り学園では会えない葵に会えたのだ。
嬉しくて、かなりヤバかった。
今日の放課後に皆で集まってわたし達の関係を葵に説明するみたいだ。
その後はわたし達幼馴染み四人で帰るので今から楽しみで仕方ない。
放課後に保健室に来たら葵が顔を真っ赤にしていた。
何かあったのかと思ったら直ぐに緑が報告してきた。
わたし達が来るのが遅いから寂しくなっていたらしい。
(葵は本当に可愛くって仕方ないな!)
その後、紅が葵にわたし達の関係について説明をしている、、、葵に膝枕をして貰いながら。
(ずるい!わたしだって葵に膝枕して欲しいのに!紅のばーか!)
説明が終わった後、葵が膝枕をしてくれたうえに頭を撫でてくれたのだ。
黒先生は撫でるのが上手いらしく葵の顔が可愛いく蕩けていた。
(黒先生はずるいけど、葵気持ち良さそうだな。黒先生は、、、死にそうだが)
解散してわたし達幼馴染み四人で紅の家に向かう。
今日から久しぶりにわたしと鈴矢がしばらく紅の所に泊まるのだ。
紅達のお父上はいつもわたし達を歓迎してくれる良い人だ。
紅がショッピングをしないかと誘ってきた。
何でも葵に似合うピアスを見付けたらしい。
勿論、わたしは了承した。
葵に似合う物を買いに行くのにわたしが断る訳がない。
(鈴矢は葵の物をまた増やすのか?と、呆れていたが葵に似合う物が多いだけだ。葵は青色系統が似合うが他の色も捨てがたいからな)
わたし達がそんな話をしている時だった。
“ヒューッ、パシッ、カッ、ガツッ”
「ッ~、、、」
一瞬、頭が真っ白になった。
葵に駆け寄って怪我がないか視たら手の甲から血が出ていた。
葵は苦笑いをして大丈夫だと言っていたがわたしは許せない。
「殺してやる!」
「白兄?」
「白、ショッピングはまた今度な?」
わたしが呟いた言葉がよく聞こえなかったのだろう葵は首をかしげたが、その後の紅の声で紅がわたしと同じ思いだと分かる。
「葵ちゃん、今日は直ぐに帰ろう?学園に戻るより近いし」
鈴矢は早く葵の怪我の手当てをしたいのだろう。
わたし達と同じ目をしているが葵を案じる声をしていた。
(そうだな、葵の怪我の手当てが先だ。だが、わたし達の一番大切な子に手を出したのだ。このままにはしない!)
葵は、わたし達の一番大切な宝物だ。
葵が幸せなら、わたしだって幸せなのだ。
葵が笑っていると、紅が嬉しそうに笑う顔が好きなのだ。
葵を傷つける者は誰であれ、この世に必要がないだろうからな?
わたしが掃除をしてやろう。
この世を綺麗にしなくてはな、、、。
葵に汚い汚物を見せないように掃除をしよう。
そう、、、綺麗に、、、な?
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