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一章 葵と私の始まり
第6話(帰り道はヤバかった、、、)
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私は今、幼馴染み組と一緒に帰る途中である。
そう!この目立つ三人と一緒に帰る途中だよ!
(絶対目立つ!この人達一人で居ても目立つのに三人共一緒って!、、、葵虐め事件が起きちゃうじゃんか!)
「葵ちゃん、帰ろっか?」
鈴の兄さんは白兄の家の人で父親同士も幼馴染みだ。
鈴矢の父親は白銀の父親の右腕で鈴矢自身もかなり信頼されている。
白銀も鈴矢も次期若頭とその補佐役なのだが、関係は上司部下というより親友兼悪友という感じだ。
学園での鈴矢は白銀の補佐をしているけど、紅とも仲が良い飄々として少し謎めいている何処か色気があるお兄さんという感じだ。
鈴矢は何処か大人っぽい人や頭の良い人からの人気がすごくある。
「そうだ、葵。今日から少しの間わたし達はお前の家に厄介になるからな」
白兄と鈴の兄さん今日から家にお泊まりか。
白銀は真面目で厳しい顔を学園ではしているが、葵達と居る時は素直ではないけど紅とラブラブだ。
葵を取り合って喧嘩もよくするけど。
葵には甘々な白銀は学園では信者が出来るくらい人気がある。
白銀の品のある綺麗な顔に男にしてはほっそりした身体はかなりの人を興奮させているが、いつも側に鈴矢が居るので二人が付き合っていると勘違いして諦める人も多い。
ちなみに、二人は付き合う事は死んでもあり得ないと昔に真剣な顔で言っていた。
「葵、久しぶりに白銀が泊るって聞いて親父が張り切ってやがるから今日は宴会かもな?」
父さん(葵と紅の父親、組長)は白兄の事がお気に入りだからしょうがないよ。
紅は学園で一番の人気者で紅に声をかけて貰って嬉し過ぎて気絶した人がいるくらいだ。
いつも余裕があって頭も良い上に運動も出来、そして困っているといつも助けてくれる優しい人だと思われているが、実際は人に心を見せないし、助けているのはその方が色んな情報を手に入れやすいからだ。
(私こんな人達と帰るのか。いつもは兄さんだけなのに。改めて考えてみるとこの人達凄いな!)
「どうかした?葵ちゃん」
「いや、何でもない」
今の学園に葵が紅の弟だって知っている人はあまりいない。
葵虐め事件の最初は紅の弟だと知らないで学園で人気がある幼馴染み三人と親しげにしている葵を見て少し嫉妬する事から始まる。
幼馴染み三人が葵に優しくしている(ただ、葵に甘々なだけ)のに、葵はずっと仏頂面 (嘗められない為)をしているし、可愛がってくれている(ただ、葵を構いたいだけ)のに、少しも嬉しそうにしないのを見て葵を恩知らずだと思い、紅の弟だと知ったら弟のクセに優しい紅に我が儘を言って紅の自由を奪っていると思い(勘違い又は、思い込み)、(検討違いな)嫉妬や苛立ちを全て葵に向けた結果、葵虐め事件が起きるのである。
「おい、白。今日は少しショッピングでもしないか?葵に似合うピアス見付けたんだけどよ」
「何を言っている紅!葵に似合う物があるなら買いに行くに決まっているだろう」
「紅、お前また葵ちゃんの物を増やすのか?」
三人は私の前を歩いていつも通りの会話をしている。
(ん?何か後ろから気配がする?)
“ヒューッ、パシッ、カッ、ガツッ”
「ッ~、、、」
「「「葵(ちゃん)!」」」
(っいっ、痛い!手の甲、絶対に血が出てる!けど、葵の身体能力スッゴい!流石!葵、カッコいい!)
何か後ろから気配がして見てみたら石が3つ飛んで来たので、葵の身体能力を使って初めの一つは手のひらで受け止めて、2つ目は一つ目の石で弾いたけど、3つ目の石は弾くのに間に合わなかったので手の甲で弾いた。
なので、手の甲を怪我してしまった。
「葵!大丈夫か?怪我は、、!手の甲から血が!」
「白兄、大丈夫だ。たいした怪我じゃない」
「、、して、る!」
「白兄?」
「白、ショッピングはまた今度な?」
「ああ、分かっている」
「葵ちゃん、今日は直ぐ帰ろう?学園に戻るより近いし」
白兄に気を取られて見てなかったけど、兄さん達顔は笑ってるけど目がヤバイ。
白兄は、、、真顔だし。
(怖い!手の甲の怪我なんて気にならないくらい怖い!)
葵虐め事件が始まったみたいだけど、それより兄さん達の方が私には怖かった。
私がこの後に思った事は一つ。
(これ以上何事もなく家に帰れますように!頼みます!神様!仏様!女神様!誰でもいいからお願いします!!)
そう!この目立つ三人と一緒に帰る途中だよ!
(絶対目立つ!この人達一人で居ても目立つのに三人共一緒って!、、、葵虐め事件が起きちゃうじゃんか!)
「葵ちゃん、帰ろっか?」
鈴の兄さんは白兄の家の人で父親同士も幼馴染みだ。
鈴矢の父親は白銀の父親の右腕で鈴矢自身もかなり信頼されている。
白銀も鈴矢も次期若頭とその補佐役なのだが、関係は上司部下というより親友兼悪友という感じだ。
学園での鈴矢は白銀の補佐をしているけど、紅とも仲が良い飄々として少し謎めいている何処か色気があるお兄さんという感じだ。
鈴矢は何処か大人っぽい人や頭の良い人からの人気がすごくある。
「そうだ、葵。今日から少しの間わたし達はお前の家に厄介になるからな」
白兄と鈴の兄さん今日から家にお泊まりか。
白銀は真面目で厳しい顔を学園ではしているが、葵達と居る時は素直ではないけど紅とラブラブだ。
葵を取り合って喧嘩もよくするけど。
葵には甘々な白銀は学園では信者が出来るくらい人気がある。
白銀の品のある綺麗な顔に男にしてはほっそりした身体はかなりの人を興奮させているが、いつも側に鈴矢が居るので二人が付き合っていると勘違いして諦める人も多い。
ちなみに、二人は付き合う事は死んでもあり得ないと昔に真剣な顔で言っていた。
「葵、久しぶりに白銀が泊るって聞いて親父が張り切ってやがるから今日は宴会かもな?」
父さん(葵と紅の父親、組長)は白兄の事がお気に入りだからしょうがないよ。
紅は学園で一番の人気者で紅に声をかけて貰って嬉し過ぎて気絶した人がいるくらいだ。
いつも余裕があって頭も良い上に運動も出来、そして困っているといつも助けてくれる優しい人だと思われているが、実際は人に心を見せないし、助けているのはその方が色んな情報を手に入れやすいからだ。
(私こんな人達と帰るのか。いつもは兄さんだけなのに。改めて考えてみるとこの人達凄いな!)
「どうかした?葵ちゃん」
「いや、何でもない」
今の学園に葵が紅の弟だって知っている人はあまりいない。
葵虐め事件の最初は紅の弟だと知らないで学園で人気がある幼馴染み三人と親しげにしている葵を見て少し嫉妬する事から始まる。
幼馴染み三人が葵に優しくしている(ただ、葵に甘々なだけ)のに、葵はずっと仏頂面 (嘗められない為)をしているし、可愛がってくれている(ただ、葵を構いたいだけ)のに、少しも嬉しそうにしないのを見て葵を恩知らずだと思い、紅の弟だと知ったら弟のクセに優しい紅に我が儘を言って紅の自由を奪っていると思い(勘違い又は、思い込み)、(検討違いな)嫉妬や苛立ちを全て葵に向けた結果、葵虐め事件が起きるのである。
「おい、白。今日は少しショッピングでもしないか?葵に似合うピアス見付けたんだけどよ」
「何を言っている紅!葵に似合う物があるなら買いに行くに決まっているだろう」
「紅、お前また葵ちゃんの物を増やすのか?」
三人は私の前を歩いていつも通りの会話をしている。
(ん?何か後ろから気配がする?)
“ヒューッ、パシッ、カッ、ガツッ”
「ッ~、、、」
「「「葵(ちゃん)!」」」
(っいっ、痛い!手の甲、絶対に血が出てる!けど、葵の身体能力スッゴい!流石!葵、カッコいい!)
何か後ろから気配がして見てみたら石が3つ飛んで来たので、葵の身体能力を使って初めの一つは手のひらで受け止めて、2つ目は一つ目の石で弾いたけど、3つ目の石は弾くのに間に合わなかったので手の甲で弾いた。
なので、手の甲を怪我してしまった。
「葵!大丈夫か?怪我は、、!手の甲から血が!」
「白兄、大丈夫だ。たいした怪我じゃない」
「、、して、る!」
「白兄?」
「白、ショッピングはまた今度な?」
「ああ、分かっている」
「葵ちゃん、今日は直ぐ帰ろう?学園に戻るより近いし」
白兄に気を取られて見てなかったけど、兄さん達顔は笑ってるけど目がヤバイ。
白兄は、、、真顔だし。
(怖い!手の甲の怪我なんて気にならないくらい怖い!)
葵虐め事件が始まったみたいだけど、それより兄さん達の方が私には怖かった。
私がこの後に思った事は一つ。
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