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一章 籠の鳥は今日も鳴かない
俺は今は鳴かない鳥
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今日は昨日の連絡通り真人と出かける。
昼前に迎えに来るという真人を家で待っている。
“ピンポ~ン”
「来たか」
“ガチャ”
「うぉ!蒼ちゃん開けるの早くね?誰か来たか一応調べようぜ?」
「ふん、こんな時間に来る予定なのはお前だけだなのだから良いだろう」
「いや、危ねぇから確認してくれよ」
「?、、、ああ、母は居ないぞ?今は俺しか居ないから大丈夫だ」
「いや、お母さんの事も心配だけどね?そういうことじゃなくてね?」
「?、、、なら、どういう事だ?」
「いや~、、、(蒼ちゃんがかなりの美人さんだから襲われないか心配なんだけど)、、、まぁオレだったし良いか」
「良いのか?なら、さっさと出かけるぞ」
「おう!」
何故か真人に心配されたが確かに確認しないで出たのは良くないだろうが女では無いのだから心配する事は無いだろうと思いながらも真人と出かけるのを楽しみにしていたので催促してしまった。
(真人はただ友人と出かけるだけの感覚だろうが俺にとっては好きな奴と出かけるのだから楽しみなのは仕方ないよな)
「それで、何処に行くつもりだ?」
「ん~、、、まずは昼飯食ってから部活に必要な物見てその後は良い所に連れて行ってやるよ」
「良い所?、、、まぁ良い、とりあえず昼にするぞ」
「おう!」
その後は普通に昼を取り部活に必要な物を見に行った。
(この世界には籠の鳥専用の物がいっぱいあるな、、、これは木の上に乗っても滑らないシューズでこれはほとんど音がしないシューズか、、、あ、)
「蒼ちゃん!これ!蒼ちゃんに絶対に似合うぜ!声を拡張する“鳴き鳥の歌声”シリーズの鈴型!」
「うるさいぞ真人、聞こえている。しかしほとんどがネクタイ型かネックレス型の物しか無い鳴き鳥専用の物にしては珍しい型だな?」
「だろ?」
鳴き鳥は声を使うポジションなのでそれを最大限に使う為に声を拡張する道具を着けている。
その道具の使い方は声をある範囲だけに届けたりマイクの様に大きな音として出したりなどをする事が出来る物でほとんどの物はネクタイやネックレスみたいな形をしている。
(綺麗だが今の俺は、、、)
「この大きな青い鈴を着けた蒼ちゃんは最高に可愛いんだろうなぁ~」
「なっ!可愛いだと!」
「バカにしてるんじゃ無いからな?似合うってだけでよ」
「ふん、、、確かに綺麗だが今の俺には必要無い」
大きな青い鈴型の物はとても綺麗で少し惜しい気もするが今の俺には必要無い物なのだ。
(今の俺はそれを使ってやれないからな)
「それより何処か行くのでは無かったのか?早くそこに行くぞ」
「え?ちょっと待って!蒼ちゃん場所知らないでしょ?ちょっとだけ待ってて?直ぐ行くから」
「早くしろ」
「おう!必要な物買ってくるから待ってろよ!」
「だから早くしろ」
「おう、行ってくる!」
真人は笑いながら部活で必要な物を買いに行った。
(しかし良い所と言っていたがアイツは俺を何処に連れて行くつもりなんだ?、、、しかし鳴き鳥専用の道具か、、、前に使ったのは何時だったか、、、はは、鳴き鳥なのに鳴かない鳥ってのは変なモノだな)
昼前に迎えに来るという真人を家で待っている。
“ピンポ~ン”
「来たか」
“ガチャ”
「うぉ!蒼ちゃん開けるの早くね?誰か来たか一応調べようぜ?」
「ふん、こんな時間に来る予定なのはお前だけだなのだから良いだろう」
「いや、危ねぇから確認してくれよ」
「?、、、ああ、母は居ないぞ?今は俺しか居ないから大丈夫だ」
「いや、お母さんの事も心配だけどね?そういうことじゃなくてね?」
「?、、、なら、どういう事だ?」
「いや~、、、(蒼ちゃんがかなりの美人さんだから襲われないか心配なんだけど)、、、まぁオレだったし良いか」
「良いのか?なら、さっさと出かけるぞ」
「おう!」
何故か真人に心配されたが確かに確認しないで出たのは良くないだろうが女では無いのだから心配する事は無いだろうと思いながらも真人と出かけるのを楽しみにしていたので催促してしまった。
(真人はただ友人と出かけるだけの感覚だろうが俺にとっては好きな奴と出かけるのだから楽しみなのは仕方ないよな)
「それで、何処に行くつもりだ?」
「ん~、、、まずは昼飯食ってから部活に必要な物見てその後は良い所に連れて行ってやるよ」
「良い所?、、、まぁ良い、とりあえず昼にするぞ」
「おう!」
その後は普通に昼を取り部活に必要な物を見に行った。
(この世界には籠の鳥専用の物がいっぱいあるな、、、これは木の上に乗っても滑らないシューズでこれはほとんど音がしないシューズか、、、あ、)
「蒼ちゃん!これ!蒼ちゃんに絶対に似合うぜ!声を拡張する“鳴き鳥の歌声”シリーズの鈴型!」
「うるさいぞ真人、聞こえている。しかしほとんどがネクタイ型かネックレス型の物しか無い鳴き鳥専用の物にしては珍しい型だな?」
「だろ?」
鳴き鳥は声を使うポジションなのでそれを最大限に使う為に声を拡張する道具を着けている。
その道具の使い方は声をある範囲だけに届けたりマイクの様に大きな音として出したりなどをする事が出来る物でほとんどの物はネクタイやネックレスみたいな形をしている。
(綺麗だが今の俺は、、、)
「この大きな青い鈴を着けた蒼ちゃんは最高に可愛いんだろうなぁ~」
「なっ!可愛いだと!」
「バカにしてるんじゃ無いからな?似合うってだけでよ」
「ふん、、、確かに綺麗だが今の俺には必要無い」
大きな青い鈴型の物はとても綺麗で少し惜しい気もするが今の俺には必要無い物なのだ。
(今の俺はそれを使ってやれないからな)
「それより何処か行くのでは無かったのか?早くそこに行くぞ」
「え?ちょっと待って!蒼ちゃん場所知らないでしょ?ちょっとだけ待ってて?直ぐ行くから」
「早くしろ」
「おう!必要な物買ってくるから待ってろよ!」
「だから早くしろ」
「おう、行ってくる!」
真人は笑いながら部活で必要な物を買いに行った。
(しかし良い所と言っていたがアイツは俺を何処に連れて行くつもりなんだ?、、、しかし鳴き鳥専用の道具か、、、前に使ったのは何時だったか、、、はは、鳴き鳥なのに鳴かない鳥ってのは変なモノだな)
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