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一章 私の友達を紹介します
日本昔話で有名な子孫で学園の王子様の一人です。
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日本昔話の登場人物、、、というか主人公の子孫の方を紹介しますね?
まず、大勢の男女に囲まれている王子様みたいな見た目の男の方は浦島太郎と鶴の恩返しの鶴が結婚して生まれた子供の子孫の浦島くんです。
そして、浦島太郎が玉手箱を開けた瞬間と鶴が恩返ししていた家を出た瞬間を見たのが私の祖先に居ます。
そして、その祖先の二人が結婚した時に同じ様に結婚した浦島太郎と鶴を見たそうです。
まぁ、その二人の子孫の浦島くんは性格も顔も全てが優しい王子様みたいな人で男女どちらからも人気です。
私の友達の一人でもあります。
ここまで言えば私の事を知っている人は分かったと思いますが、、、そうです。
私は浦島くんの決定的な瞬間を目撃してしまいました。
浦島くんは上で述べた通りとても優しくて良い人です。
ただ、、、、かなりのドMなだけです。
彼は言葉でも物理的な痛みも気持ち良いというかなり上級のドMですが、罵られるなら誰でも良いというわけでは無いのです。
自分が好意 (恋愛でも友情などの全般)を抱いた人以外にやられるのは普通に苦痛だと言ってました。
どうやってそんな事(ドM)を目撃したのかというと、その日 (ドMを目撃する日)はゆっくりしようといつも誰も居ない学園の屋上にある雲の上 (この世界はメルヘンチックで雲の上にも乗れます)に行くと先客がいました。
そう、浦島くんです。
私が来た瞬間に浦島くんが独り言を話しました。
「桃ちゃんに罵られたい。冷めた目で見られたい。白雪くんに鞭で打たれたい」
聞いてはならない独り言でした。
私は浦島くんにバレないうちに素早くここを離れようとしたのですが、浦島くんはスポーツも万能で気配にも敏感でした (なら、何故私が来た時に気づかなかったのですか?)のでバレてしまいました。
「君は?、、さっきの聞いて?」
「はい、聞いてしまいました。ですが安心して下さい。誰にも言いませんから」
「、、、引いただろう?こんな事を思っているのは気持ち悪いと分かっているんだだけど、、、どうしても辞められないんだ」
「ビックリはしましたが引いては無いですよ?それに、貴方より凄い性癖を持って居る方を知っておりますから気持ち悪いとも思いません。人それぞれ指紋が違う様に色んな趣味を持っていても良いと思いますよ?」
私がそう言い終わると浦島くんは泣いて私の上着の裾を握り締めてました。
私はそれを振り払おうとは思いませんでした。
不安そうに縋る様に弱々しく握り締めているので大丈夫ですという意味で頭を撫でました。
少しビックリした顔をしながら浦島くんは私の事を見て嬉しそうに笑いました。
「私は人の話を聞くのが好きなので何でも話して良いですよ?どんな事でも引きませんから、話したい事がありましたら良かったら話して下さいますか?」
「っ!、、、うん、ありがとう。色々聞いてくれるかな?」
「はい」
「僕の友達になってくれる?」
「そうして頂けるなら嬉しいです」
「君の事は何て呼んだらいい?」
「私の事はミィと呼んで下さい。よろしくお願いしますね?浦島くん」
「僕の名前」
「ええ、貴方は有名人ですから」
それから色々と我慢出来なくなると、こんな風に誰か (友達が多いです)にこうやって欲しい (ドM的な意味)などを嬉しそうに私に話して来る様になりました。
私的には嫌でも引いてもいないので浦島くんが楽しそうなら良いのですが、さすがに浦島くんの上級者向けの話しは誰かに聞かれてはならないと思うので、最初に会った屋上の雲の上で誰も居ない事を浦島くんに確認してもらってから浦島くんの話を聞きます。
私がどんな事にも大抵は引いたり嫌にならないのは私の祖先達が
“見て (聞いて)しまったのは仕方ない。自分にあまり関係無いし嫌いな人の嫌な所を見た (聞いた)わけでは無いし、、、まぁ、良いか”
と事勿主義(ことなかれしゅぎ)で嫌いな人以外にはかなり寛容だったのが子孫の私に引き継がれているのか、私も嫌いな人でなければどんな事でも大抵は笑顔で聞けますし本当に嫌では無いのです。
そして、今日の浦島くんは我慢の限界が近づいているみたいなので、いつもの所で待ってますと合図 (笑って指で上を差す)を送り屋上の雲の上に向かいました。
ああ、浦島くんが嬉しそうに走ってこっちに向かって来ます。
ここで走るのは危ないので注意しないといけませんね?
その注意も嬉しそうに聞いて居る浦島くんが浮かびます。
けれど、友達が嬉しそうなら良いかなって思ってしまいます。
今日はどんな話が聞けるのか楽しみです。
色々と凄い話を聞きますがちゃんと聞いていると結構楽しい話だなって思いますよ?
まず、大勢の男女に囲まれている王子様みたいな見た目の男の方は浦島太郎と鶴の恩返しの鶴が結婚して生まれた子供の子孫の浦島くんです。
そして、浦島太郎が玉手箱を開けた瞬間と鶴が恩返ししていた家を出た瞬間を見たのが私の祖先に居ます。
そして、その祖先の二人が結婚した時に同じ様に結婚した浦島太郎と鶴を見たそうです。
まぁ、その二人の子孫の浦島くんは性格も顔も全てが優しい王子様みたいな人で男女どちらからも人気です。
私の友達の一人でもあります。
ここまで言えば私の事を知っている人は分かったと思いますが、、、そうです。
私は浦島くんの決定的な瞬間を目撃してしまいました。
浦島くんは上で述べた通りとても優しくて良い人です。
ただ、、、、かなりのドMなだけです。
彼は言葉でも物理的な痛みも気持ち良いというかなり上級のドMですが、罵られるなら誰でも良いというわけでは無いのです。
自分が好意 (恋愛でも友情などの全般)を抱いた人以外にやられるのは普通に苦痛だと言ってました。
どうやってそんな事(ドM)を目撃したのかというと、その日 (ドMを目撃する日)はゆっくりしようといつも誰も居ない学園の屋上にある雲の上 (この世界はメルヘンチックで雲の上にも乗れます)に行くと先客がいました。
そう、浦島くんです。
私が来た瞬間に浦島くんが独り言を話しました。
「桃ちゃんに罵られたい。冷めた目で見られたい。白雪くんに鞭で打たれたい」
聞いてはならない独り言でした。
私は浦島くんにバレないうちに素早くここを離れようとしたのですが、浦島くんはスポーツも万能で気配にも敏感でした (なら、何故私が来た時に気づかなかったのですか?)のでバレてしまいました。
「君は?、、さっきの聞いて?」
「はい、聞いてしまいました。ですが安心して下さい。誰にも言いませんから」
「、、、引いただろう?こんな事を思っているのは気持ち悪いと分かっているんだだけど、、、どうしても辞められないんだ」
「ビックリはしましたが引いては無いですよ?それに、貴方より凄い性癖を持って居る方を知っておりますから気持ち悪いとも思いません。人それぞれ指紋が違う様に色んな趣味を持っていても良いと思いますよ?」
私がそう言い終わると浦島くんは泣いて私の上着の裾を握り締めてました。
私はそれを振り払おうとは思いませんでした。
不安そうに縋る様に弱々しく握り締めているので大丈夫ですという意味で頭を撫でました。
少しビックリした顔をしながら浦島くんは私の事を見て嬉しそうに笑いました。
「私は人の話を聞くのが好きなので何でも話して良いですよ?どんな事でも引きませんから、話したい事がありましたら良かったら話して下さいますか?」
「っ!、、、うん、ありがとう。色々聞いてくれるかな?」
「はい」
「僕の友達になってくれる?」
「そうして頂けるなら嬉しいです」
「君の事は何て呼んだらいい?」
「私の事はミィと呼んで下さい。よろしくお願いしますね?浦島くん」
「僕の名前」
「ええ、貴方は有名人ですから」
それから色々と我慢出来なくなると、こんな風に誰か (友達が多いです)にこうやって欲しい (ドM的な意味)などを嬉しそうに私に話して来る様になりました。
私的には嫌でも引いてもいないので浦島くんが楽しそうなら良いのですが、さすがに浦島くんの上級者向けの話しは誰かに聞かれてはならないと思うので、最初に会った屋上の雲の上で誰も居ない事を浦島くんに確認してもらってから浦島くんの話を聞きます。
私がどんな事にも大抵は引いたり嫌にならないのは私の祖先達が
“見て (聞いて)しまったのは仕方ない。自分にあまり関係無いし嫌いな人の嫌な所を見た (聞いた)わけでは無いし、、、まぁ、良いか”
と事勿主義(ことなかれしゅぎ)で嫌いな人以外にはかなり寛容だったのが子孫の私に引き継がれているのか、私も嫌いな人でなければどんな事でも大抵は笑顔で聞けますし本当に嫌では無いのです。
そして、今日の浦島くんは我慢の限界が近づいているみたいなので、いつもの所で待ってますと合図 (笑って指で上を差す)を送り屋上の雲の上に向かいました。
ああ、浦島くんが嬉しそうに走ってこっちに向かって来ます。
ここで走るのは危ないので注意しないといけませんね?
その注意も嬉しそうに聞いて居る浦島くんが浮かびます。
けれど、友達が嬉しそうなら良いかなって思ってしまいます。
今日はどんな話が聞けるのか楽しみです。
色々と凄い話を聞きますがちゃんと聞いていると結構楽しい話だなって思いますよ?
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