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二章 お月様の大切な人
14,お月様、白兎の所で眠る
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ぼくは今、凄く眠い。
抱っこしてるクーくんが暖かくて気持ち良い。
「夜月?眠いのか?」
「うん。ぼく今日、少し長く、散歩したから、疲れた」
「クマ神が暑さに少しやられていると言っていたぞ」
「うん。今日、調子が良かった、から、大丈夫だと、思ったけど、駄目だった」
「少し休め。少しの間はオレが守っていてやる」
「うん。お休みなさい、兎さん」
兎さんの言葉に安心してぼくは眠った。
視点、白兎
夜月はここに来た時から少し顔色が悪かった。
クマ神に聞くと携帯で文字を打ち夜月が今日の昼くらいに暑さにやられていた事が分かった。
「夜月、お前はあまり無茶をするな。こっちが心配で堪らなくなる」
眠る夜月の顔色は少し良く成っている。
「クマ神、夜月は他に何もしなかったか?」
クマ神は少し考えると携帯に文字を打ちこんだ。
それを読みオレはため息をはいた。
「夜月、お前は体があまり強くないんだ。オレが居ない時にあまり無茶をするな守る事が出来ないだろう」
眠っている夜月の頭を撫でながら言った。
夜月は自分の体があまり強くないのを知ってはいるが、たまに体調が良い時は少し忘れるのだろう。
「オレが居る時に無茶をするなら良い。どんな事が起きても守ってやる。だが、居ない時に無茶をするな心配してオレはミスばかりする事になる」
そう言いながら夜月の頭撫で静かに眠らせる。
(夜月に告白するのはもう少し後でいいだろう。お前がオレを少しでも好きになってくれるまではしない。オレはお前に避けられるのは何よりも怖いんだ。臆病な上に情けないがそれでも、夜月お前だけには嫌われたり避けられたりするのは嫌なんだ)
クマ神が夜月を撫でるオレを静かに見守っていた。
視点、龍花
今日の朝の夜は元気そうだったので雪と二人で渋々仕事に行った。
高い熱が出てからそんなにたっていないので心配なんだ。
なので今日、夜は僕の所に顔を出すと言っていたけどまだ来ないので、もしかしたら空兎くんの所に居るのかもしれないと思い空兎くんの所に来た。
“コンコン”
「すまない、空兎くん居るかい?」
“ガチャ”
「はい、舞花さん。ちょうど貴方を呼ぼうとしていた所です」
「僕を?」
「とりあえず、中へどうぞ」
「おじゃまするよ」
中に入ると夜が眠っているのが見えた。
「夜月が眠ってしまったので舞花さんを呼ぼうかと思いまして」
「夜の名前を知って居るんだね。まぁ、夜がローブを脱いでる事から直ぐ分かっていたけどね。分かっていると思うけど夜の事は秘密にして欲しい」
「分かっています。夜を連れて来ます」
そう言い空兎くんは夜を撫でてから優しく抱き上げた。
その仕草から空兎くんも夜の事を好きなのだと分かった。
(両思いじゃないか。良かったね夜、空兎くんも夜の事を好きみたいだよ。空兎くんなら夜の事を任せられるだろうしね)
「舞花さん、夜月を」
「ありがとう。一度家に帰ってベッドに寝かせてくるよ」
「もし、陛下にお会いしたなら伝えて起きます」
「うん、けど直ぐ帰って来ると思うから」
「はい」
僕は夜をちゃんと寝かせる為に家に向かった。
抱っこしてるクーくんが暖かくて気持ち良い。
「夜月?眠いのか?」
「うん。ぼく今日、少し長く、散歩したから、疲れた」
「クマ神が暑さに少しやられていると言っていたぞ」
「うん。今日、調子が良かった、から、大丈夫だと、思ったけど、駄目だった」
「少し休め。少しの間はオレが守っていてやる」
「うん。お休みなさい、兎さん」
兎さんの言葉に安心してぼくは眠った。
視点、白兎
夜月はここに来た時から少し顔色が悪かった。
クマ神に聞くと携帯で文字を打ち夜月が今日の昼くらいに暑さにやられていた事が分かった。
「夜月、お前はあまり無茶をするな。こっちが心配で堪らなくなる」
眠る夜月の顔色は少し良く成っている。
「クマ神、夜月は他に何もしなかったか?」
クマ神は少し考えると携帯に文字を打ちこんだ。
それを読みオレはため息をはいた。
「夜月、お前は体があまり強くないんだ。オレが居ない時にあまり無茶をするな守る事が出来ないだろう」
眠っている夜月の頭を撫でながら言った。
夜月は自分の体があまり強くないのを知ってはいるが、たまに体調が良い時は少し忘れるのだろう。
「オレが居る時に無茶をするなら良い。どんな事が起きても守ってやる。だが、居ない時に無茶をするな心配してオレはミスばかりする事になる」
そう言いながら夜月の頭撫で静かに眠らせる。
(夜月に告白するのはもう少し後でいいだろう。お前がオレを少しでも好きになってくれるまではしない。オレはお前に避けられるのは何よりも怖いんだ。臆病な上に情けないがそれでも、夜月お前だけには嫌われたり避けられたりするのは嫌なんだ)
クマ神が夜月を撫でるオレを静かに見守っていた。
視点、龍花
今日の朝の夜は元気そうだったので雪と二人で渋々仕事に行った。
高い熱が出てからそんなにたっていないので心配なんだ。
なので今日、夜は僕の所に顔を出すと言っていたけどまだ来ないので、もしかしたら空兎くんの所に居るのかもしれないと思い空兎くんの所に来た。
“コンコン”
「すまない、空兎くん居るかい?」
“ガチャ”
「はい、舞花さん。ちょうど貴方を呼ぼうとしていた所です」
「僕を?」
「とりあえず、中へどうぞ」
「おじゃまするよ」
中に入ると夜が眠っているのが見えた。
「夜月が眠ってしまったので舞花さんを呼ぼうかと思いまして」
「夜の名前を知って居るんだね。まぁ、夜がローブを脱いでる事から直ぐ分かっていたけどね。分かっていると思うけど夜の事は秘密にして欲しい」
「分かっています。夜を連れて来ます」
そう言い空兎くんは夜を撫でてから優しく抱き上げた。
その仕草から空兎くんも夜の事を好きなのだと分かった。
(両思いじゃないか。良かったね夜、空兎くんも夜の事を好きみたいだよ。空兎くんなら夜の事を任せられるだろうしね)
「舞花さん、夜月を」
「ありがとう。一度家に帰ってベッドに寝かせてくるよ」
「もし、陛下にお会いしたなら伝えて起きます」
「うん、けど直ぐ帰って来ると思うから」
「はい」
僕は夜をちゃんと寝かせる為に家に向かった。
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