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一章 お月様の毎日
1,生まれたぼくはお月様
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(目の前に可愛い人がいる‼)
コレがぼくの生まれた時の感想だった。
ぼくの母は大変可愛い人だったんだ。
見た目がとくに黒髪黒目の美人というより可愛い人だった。
極上の可愛い人とはこう言うことを示すのかと思うくらいの可愛い人だった。
あと、喋っている言葉が分からなかった。
日本語では絶対ない。
多分他の国の言葉でもないので、この世界の言葉だろうなぁと思った。
ここが違う世界だと思ったのは自分の体に魔力が流れているのが、なんとなく分かったからだ。
あと、生まれたばかりだからか眠いすごく眠いので本能にしたがって寝る。
目を覚ました時目の前には美人の子供が居た。
もう一度言おう目の前に、美人の子供が居た。
子供なのに可愛いよりも美人だった。
しかも、ぼくに笑いかけるので可愛い美人が居たんです。
辺りを見ると母がいるあと隣に美人の子供に似た美人な男の人が居た。
多分、いや、絶対に、ぼくの父だろう美人の子供はぼくの兄弟?だろう。
(というより、この美人の子供は兄なのか?姉なのか?どっちだ?)
言っている言葉が分からないのでどっちか分からない。
けど、赤ちゃんの柔らかい脳でそのうち言葉はわかってくるだろう。
この世界に生まれて10日。
なんとなく言葉はわかってきた。
あと、数字はそのまま1、2なのか時計を見つけた。
時計を見て分かったこと1日が24時間ではなく48時間だった。
それと、あの美人の子供はぼくの兄だった。
あ、ぼくの名前は 夜月(よづき) 夜って呼ばれてる。
兄が 雪夜(ゆきや) そのままか、たまに雪って呼ばれてる。
母は 愛影(あいか) そのままか愛って呼ばれてる。
父は 舞花(まいか) そのままか、舞さんって(母に)呼ばれてる。
名字は黒宮(くろみや)だった。
1ヶ月たった(ぼくの感覚では、2ヶ月)今はだいたいこの世界のことがいろいろ分かった。
なぜ、調べられない赤ちゃんがいろいろ分かったのか?と言うと、父が母が兄が色々と本当に色々と話をしてくるからだ。
分かったことはこの世界の王族と最高位の貴族には色の名字が付けられている。
そうです、ぼくの名字は黒宮とかです。
ちなみに最高位の貴族の方です。
その家系の血が濃い ほどその色の名前と同じ髪や目の色になるらしい。
ぼくは母と同じ黒髪黒目らしい。
ちなみに兄は髪は黒いけど光にあたると青く見える。
目は水色だった。
父は髪は白に近い銀色で目は黄色だった。
一般的には髪は茶色系統、目も茶色系統が多い目は魔力の色が出やすい例えば炎魔法などが得意だったり、魔力がすごく多かったら赤系統の色になることが多いらしい。
このことで分かったのは黒宮は母の名字だった。
それと黒系統の魔力は癒し系の魔力らしい。
名前から分かるのだが黒宮などの名字は日本語で日本の文字だった。
なんでだろう?と思ったら兄が話してくれた。
「ボク達の名前の発音や文字はかなり昔その音や文字を使っていたんだよ日常的にね。
今は古代魔法、古代魔法文字って呼ばれてるけど難しくていまだに単語くらいしか分からないんだ」
普通赤ちゃんに言っても分からないことを話しているのは分からないかもしれないけど何にも分からないバカな子供にしないためって言ってた。
「夜、君もそのうち習うけど魔法は言葉に魔力を込めたり、その魔法を使う場所に魔力を込めたりして使うんだ。
だから、古代魔法なんかも単語じゃなくて文章の方がとても強い力が出るけど、どんな言葉を使うのか古代文字を見ても、ほとんど分からないんだよ」
それを聞いたぼくは思った。
(あ、小説で読んだテンプレだコレ)
「ああ、そういえばボク達の名前に夜って付けられているのは母の家系では黒系統に関した文字を使うからなんだよ。
父の家系ではボク達に生まれつきあるこの刺青みたいなアザ、コレはこのアザに関した特殊な力が使えるみたいだよ。
だからこのアザに関した文字を使うみたいなんだ。
あと、音楽に関した文字とからしいよ。
だから、父は女の子みたいな名前になったみたいなんだ」
(つまり、ぼくは月に関した雪兄は雪に関した力を使えるんだ。
ていうか、ぼくそんなアザあるんだ。
あと、父ドンマイ)
それから、この世界にはモンスター(動物形、虫)、妖精、神様(刀や、時計等々)、魔族(人形や、知力を持つもの)などがいるみたいだ。
あと、話を聞いてると寿命も魔力や家系によって違うみたいだ。
一般的な人でも1500~2000年くらいで黒宮の家系では5000~7000年らしい。
ちなみに、成人年齢は160歳になることが分かった。
黒宮は最高位の貴族のなかで一番寿命は短いうえに事故などでだいたい一般人くらいしか生きていないのがほとんどらしい。
(話を聞いてると黒宮はほとんど嫌われてるから殺された時が多いんだな)
黒宮家は嫌われてるらしい最高位の貴族けど癒し治癒に特化した力のため出ることが少なく何をしているか分からないと言われていた。
けど、黒色は治癒魔法が得意な人が多いのを少しは知っている人が居た。
けれど、何も知らない貴族(最高位の貴族は、人格者ばかりなので、含まない)達は何もしていないのが最高位の貴族になっているのは間違っている(何人かは、妬みや、嫉妬)と思い辞めさせようと思い一般人に黒宮家の者は何もしていないと噂を流され一部は妬みなどでもっと酷い噂を流されたことによって今ではかなり嫌われてる。
半年たった。
ハイハイできるようになった。
けど、まだ喋れない。
まぁまだ歯も生えてないから仕方ないけど、自分の体のアザを見れるようになったので見てみたら、左の胸元に月のアザがあって右足の脛に花とイバラのアザがある。
アザの色は水色に近い青色だった。
父と兄のアザもみた。
見たのはお風呂に入れてもらっている時だった。
父のアザは龍で右足のフトモモに顔があり、そこから上半身に巻きつき左足に尾っぽ?がある。
その龍を水仙みたいな花が囲んでいた。
兄のアザは右足にぼくと同じ花とイバラが咲き誇り(ぼくのは、一本だけだった)上半身はイバラが巻きついていて背中には天し、いや、鳥の羽根が腰から折りたたむように生えていて羽の先がお腹にかかっている。
左足にはイバラが巻きついている。
聞いたことによると父のアザの龍は水や雷、天候を操るみたいだ。
それを囲んでいる水仙みたいな花は氷の張った水の上に咲くらしい。
名前は氷輪上(ひりんじょう)と言って、その名のように輪のように張った氷の上に咲く花らしい、とても珍しい花で幻の花と言われる10個の花の1つらしい。
色は氷のように透明でうっすら水色をしているみたいだ。
兄とぼくのアザの花とイバラは雪月花(せつげっか)と言って入ったら1日もたたずに氷つきてしまう年中雪が降り昼は日が射さず夜は晴れて月明かりが射している所に生えている。
この花も幻の花の1つらしいその上、月の名を持つほどかなり魔力があるらしい。
イバラだけでもかなり高い魔力があるみたいだ。
色は青色で薔薇に似ている。
他に月のことも分かった。
この世界の月は魔力そのものらしく魔王は月から生まれてくるみたいだ。
あと、この世界の月は青色で青の色を持つのは純粋な魔力が多いらしい。
このように、この世界の月は特別だ。
なので月に関する名前は王様の許可がいるみたいだ。
太陽も似たようなものだが太陽はその魔力を光と熱に使っていて、月のように魔力を放たない。
だが、太陽も多くの魔力を持つので赤系統の色をしているものも魔力は高い。
あと1つ分かったことがある。
それは、この世界の赤ちゃんは3才まで成長が速いらしくそこからゆっくり成長していくみたいだ。
ちなみに兄とは100歳くらい年が離れてるみたいだ。
生まれてから1年たった。
歩けて少し喋れるようになった。
この世界の結婚、恋愛事情が分かってきた。
この世界では同性同士の結婚が出来る。
しかも同性同士でも子供が出来るみたいだ。
結婚出来るのは1人ではなく二人くらいらしい。
あと、長く生きるからか子供はあまり出来ないみたいだ。
少し喋れるようになったので家族と話して見た。
「ゆちに~」
「ボクの名前を呼んだよ!」
「はは、ちちまでは、呼んでたからね」
「夜ちゃん、お兄ちゃんのお名前呼べるようになったのね」
ぼく、兄、父、母の順である。
「ちゅき~」
キレイなお兄さんは好きです。
「夜、ボクも好きだよ」
「雪夜、夜を守るために修行を頑張っているもんね」
「夜が生まれた時から決めてたからね。この子はボクが守るって。だって妹を守るのは兄としてあたりまえだからね」
「良かったわね夜ちゃん。カッコいいお兄ちゃんがいて」
そういえば、言ってなかったけど、こんな話し方だけどぼくは、女の子です。
「夜月、ボクの宝物、大好きだよ」
(ぼくもだよ、雪兄)
それから50年(だいたい六歳か七歳くらい)家から出たことがないけど幸せだった。
けど、ぼくの体は少し弱いみたいで家の庭(最高位の貴族なのでデカイ)の木陰で涼んでいたあと熱がでた。
何もしていなくてもよく熱がでるのでほとんどベッドで寝ていた。
なので少しいや、けっこう過保護になった。
「夜、ボクと父さんは貴族の交流会に行ってくるからちゃんと寝ているんだよ?」
この日も熱がでた。
「ン、分かった、父さん、と、雪兄、行って、らしゃい」
父と兄を見送って母とベッドに戻った。
この日ある大事件が起こった。
コレがぼくの生まれた時の感想だった。
ぼくの母は大変可愛い人だったんだ。
見た目がとくに黒髪黒目の美人というより可愛い人だった。
極上の可愛い人とはこう言うことを示すのかと思うくらいの可愛い人だった。
あと、喋っている言葉が分からなかった。
日本語では絶対ない。
多分他の国の言葉でもないので、この世界の言葉だろうなぁと思った。
ここが違う世界だと思ったのは自分の体に魔力が流れているのが、なんとなく分かったからだ。
あと、生まれたばかりだからか眠いすごく眠いので本能にしたがって寝る。
目を覚ました時目の前には美人の子供が居た。
もう一度言おう目の前に、美人の子供が居た。
子供なのに可愛いよりも美人だった。
しかも、ぼくに笑いかけるので可愛い美人が居たんです。
辺りを見ると母がいるあと隣に美人の子供に似た美人な男の人が居た。
多分、いや、絶対に、ぼくの父だろう美人の子供はぼくの兄弟?だろう。
(というより、この美人の子供は兄なのか?姉なのか?どっちだ?)
言っている言葉が分からないのでどっちか分からない。
けど、赤ちゃんの柔らかい脳でそのうち言葉はわかってくるだろう。
この世界に生まれて10日。
なんとなく言葉はわかってきた。
あと、数字はそのまま1、2なのか時計を見つけた。
時計を見て分かったこと1日が24時間ではなく48時間だった。
それと、あの美人の子供はぼくの兄だった。
あ、ぼくの名前は 夜月(よづき) 夜って呼ばれてる。
兄が 雪夜(ゆきや) そのままか、たまに雪って呼ばれてる。
母は 愛影(あいか) そのままか愛って呼ばれてる。
父は 舞花(まいか) そのままか、舞さんって(母に)呼ばれてる。
名字は黒宮(くろみや)だった。
1ヶ月たった(ぼくの感覚では、2ヶ月)今はだいたいこの世界のことがいろいろ分かった。
なぜ、調べられない赤ちゃんがいろいろ分かったのか?と言うと、父が母が兄が色々と本当に色々と話をしてくるからだ。
分かったことはこの世界の王族と最高位の貴族には色の名字が付けられている。
そうです、ぼくの名字は黒宮とかです。
ちなみに最高位の貴族の方です。
その家系の血が濃い ほどその色の名前と同じ髪や目の色になるらしい。
ぼくは母と同じ黒髪黒目らしい。
ちなみに兄は髪は黒いけど光にあたると青く見える。
目は水色だった。
父は髪は白に近い銀色で目は黄色だった。
一般的には髪は茶色系統、目も茶色系統が多い目は魔力の色が出やすい例えば炎魔法などが得意だったり、魔力がすごく多かったら赤系統の色になることが多いらしい。
このことで分かったのは黒宮は母の名字だった。
それと黒系統の魔力は癒し系の魔力らしい。
名前から分かるのだが黒宮などの名字は日本語で日本の文字だった。
なんでだろう?と思ったら兄が話してくれた。
「ボク達の名前の発音や文字はかなり昔その音や文字を使っていたんだよ日常的にね。
今は古代魔法、古代魔法文字って呼ばれてるけど難しくていまだに単語くらいしか分からないんだ」
普通赤ちゃんに言っても分からないことを話しているのは分からないかもしれないけど何にも分からないバカな子供にしないためって言ってた。
「夜、君もそのうち習うけど魔法は言葉に魔力を込めたり、その魔法を使う場所に魔力を込めたりして使うんだ。
だから、古代魔法なんかも単語じゃなくて文章の方がとても強い力が出るけど、どんな言葉を使うのか古代文字を見ても、ほとんど分からないんだよ」
それを聞いたぼくは思った。
(あ、小説で読んだテンプレだコレ)
「ああ、そういえばボク達の名前に夜って付けられているのは母の家系では黒系統に関した文字を使うからなんだよ。
父の家系ではボク達に生まれつきあるこの刺青みたいなアザ、コレはこのアザに関した特殊な力が使えるみたいだよ。
だからこのアザに関した文字を使うみたいなんだ。
あと、音楽に関した文字とからしいよ。
だから、父は女の子みたいな名前になったみたいなんだ」
(つまり、ぼくは月に関した雪兄は雪に関した力を使えるんだ。
ていうか、ぼくそんなアザあるんだ。
あと、父ドンマイ)
それから、この世界にはモンスター(動物形、虫)、妖精、神様(刀や、時計等々)、魔族(人形や、知力を持つもの)などがいるみたいだ。
あと、話を聞いてると寿命も魔力や家系によって違うみたいだ。
一般的な人でも1500~2000年くらいで黒宮の家系では5000~7000年らしい。
ちなみに、成人年齢は160歳になることが分かった。
黒宮は最高位の貴族のなかで一番寿命は短いうえに事故などでだいたい一般人くらいしか生きていないのがほとんどらしい。
(話を聞いてると黒宮はほとんど嫌われてるから殺された時が多いんだな)
黒宮家は嫌われてるらしい最高位の貴族けど癒し治癒に特化した力のため出ることが少なく何をしているか分からないと言われていた。
けど、黒色は治癒魔法が得意な人が多いのを少しは知っている人が居た。
けれど、何も知らない貴族(最高位の貴族は、人格者ばかりなので、含まない)達は何もしていないのが最高位の貴族になっているのは間違っている(何人かは、妬みや、嫉妬)と思い辞めさせようと思い一般人に黒宮家の者は何もしていないと噂を流され一部は妬みなどでもっと酷い噂を流されたことによって今ではかなり嫌われてる。
半年たった。
ハイハイできるようになった。
けど、まだ喋れない。
まぁまだ歯も生えてないから仕方ないけど、自分の体のアザを見れるようになったので見てみたら、左の胸元に月のアザがあって右足の脛に花とイバラのアザがある。
アザの色は水色に近い青色だった。
父と兄のアザもみた。
見たのはお風呂に入れてもらっている時だった。
父のアザは龍で右足のフトモモに顔があり、そこから上半身に巻きつき左足に尾っぽ?がある。
その龍を水仙みたいな花が囲んでいた。
兄のアザは右足にぼくと同じ花とイバラが咲き誇り(ぼくのは、一本だけだった)上半身はイバラが巻きついていて背中には天し、いや、鳥の羽根が腰から折りたたむように生えていて羽の先がお腹にかかっている。
左足にはイバラが巻きついている。
聞いたことによると父のアザの龍は水や雷、天候を操るみたいだ。
それを囲んでいる水仙みたいな花は氷の張った水の上に咲くらしい。
名前は氷輪上(ひりんじょう)と言って、その名のように輪のように張った氷の上に咲く花らしい、とても珍しい花で幻の花と言われる10個の花の1つらしい。
色は氷のように透明でうっすら水色をしているみたいだ。
兄とぼくのアザの花とイバラは雪月花(せつげっか)と言って入ったら1日もたたずに氷つきてしまう年中雪が降り昼は日が射さず夜は晴れて月明かりが射している所に生えている。
この花も幻の花の1つらしいその上、月の名を持つほどかなり魔力があるらしい。
イバラだけでもかなり高い魔力があるみたいだ。
色は青色で薔薇に似ている。
他に月のことも分かった。
この世界の月は魔力そのものらしく魔王は月から生まれてくるみたいだ。
あと、この世界の月は青色で青の色を持つのは純粋な魔力が多いらしい。
このように、この世界の月は特別だ。
なので月に関する名前は王様の許可がいるみたいだ。
太陽も似たようなものだが太陽はその魔力を光と熱に使っていて、月のように魔力を放たない。
だが、太陽も多くの魔力を持つので赤系統の色をしているものも魔力は高い。
あと1つ分かったことがある。
それは、この世界の赤ちゃんは3才まで成長が速いらしくそこからゆっくり成長していくみたいだ。
ちなみに兄とは100歳くらい年が離れてるみたいだ。
生まれてから1年たった。
歩けて少し喋れるようになった。
この世界の結婚、恋愛事情が分かってきた。
この世界では同性同士の結婚が出来る。
しかも同性同士でも子供が出来るみたいだ。
結婚出来るのは1人ではなく二人くらいらしい。
あと、長く生きるからか子供はあまり出来ないみたいだ。
少し喋れるようになったので家族と話して見た。
「ゆちに~」
「ボクの名前を呼んだよ!」
「はは、ちちまでは、呼んでたからね」
「夜ちゃん、お兄ちゃんのお名前呼べるようになったのね」
ぼく、兄、父、母の順である。
「ちゅき~」
キレイなお兄さんは好きです。
「夜、ボクも好きだよ」
「雪夜、夜を守るために修行を頑張っているもんね」
「夜が生まれた時から決めてたからね。この子はボクが守るって。だって妹を守るのは兄としてあたりまえだからね」
「良かったわね夜ちゃん。カッコいいお兄ちゃんがいて」
そういえば、言ってなかったけど、こんな話し方だけどぼくは、女の子です。
「夜月、ボクの宝物、大好きだよ」
(ぼくもだよ、雪兄)
それから50年(だいたい六歳か七歳くらい)家から出たことがないけど幸せだった。
けど、ぼくの体は少し弱いみたいで家の庭(最高位の貴族なのでデカイ)の木陰で涼んでいたあと熱がでた。
何もしていなくてもよく熱がでるのでほとんどベッドで寝ていた。
なので少しいや、けっこう過保護になった。
「夜、ボクと父さんは貴族の交流会に行ってくるからちゃんと寝ているんだよ?」
この日も熱がでた。
「ン、分かった、父さん、と、雪兄、行って、らしゃい」
父と兄を見送って母とベッドに戻った。
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