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二章 魔王様はハイハイをする
散歩範囲は城の敷地内って広っ!
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オス!おら、連夜!
魔王様達にはレーヤって呼ばれてるぜ!
オレがここに喚ばれてから1ヶ月たったぜ!
他の魔族から避けられてると思ってたけど、あれからオレが挨拶したら挨拶し返してくれるくらいにはなったぜ!
、、、まぁ、挨拶しかしてねぇけどな。
魔王様は元気でイイコで可愛くてずっと見ていても可愛いなって思ってニコニコするが、、、魔王様が眠るとオレは特に何もする事がない。
魔王様のもの以外はこの部屋(魔王様の部屋)に入ってくる魔族の人が全部やってくれるからだ。
なので、オレはここに喚ばれてから自分の食事の用意も自分でしてない。
それにさっきも言った通りここに来る人とは挨拶しかしてねぇんだ。
ちゃんと話しが出来るのはサージさんくらいしかいねぇ。
しかも、サージさんはオレが思ったより結構偉い人みたいで忙しく部屋の近くに居ない時も結構あった。
オレが何が言いたいかというと、、、暇だ!
オレは人とあまり話す方じゃないけど、さすがに挨拶しかしないってのもストレスがたまる。
なので、オレと話してくれるサージさんに頼み事をした。
「と、いうことで、ストレスの発散に散歩に行っても良いですか?」
「、、、魔王様も一緒にということか?」
「ええ、魔王様がオレの居ない時に目を覚ますと良くないってサージさんが言ったので、それに魔王様もずっと部屋の中はあまり良くないと思ったので一緒に散歩しようと思ってますが、、、駄目でした?」
「いや、確かに魔王様もあの部屋だけしか知らないというのは良くないだろう」
「なら、散歩をしても良いんですね?」
「ああ、ただし、この城の敷地内だけだ。それと俺が居る時なら散歩をしても良い」
「はい、分かりました」
と、いうことで、今日が初めて散歩をする日だ。
サージさんも一緒なのだが、いつも通り姿を隠しながら着いてくるみたいだ。
サージさんの気配は近くにあると分かるので他の人にもサージさんはオレ達と一緒に居ると分かると思んだけど、、、なのに何でサージさんは隠れて着いてくると言ったのか分からないが、サージさんの事だから何か事情があるんだろう。
※気配を隠したサージの事が分かるのはレーヤ以外居ないのをレーヤは知らない。
そしてオレは魔王様を抱っこ庭に行こうと城の中を歩いている。
(誰にも会わないけど気配は結構するからオレが避けられてるんだよな?避けられて、、、ナゼに?、、、まぁ、いいか、それより、、、)
「デカイ、広い、、、まだ、城の中ってどんだけ広いの?オレ、結構歩いてるよな?広くね?」
「どうした、レーヤ」
「あ、いえ、何でもないです。それより庭まであとどれくらいですか?サージさん」
「庭まであと少しだな。あと一階分階段を降りれば着く」
「階段、、、あ、あれですね」
「あ~う?」
「魔王様、もう少しで初めてのお外ですよ。楽しみですね?」
「あ~!きゃっきゃ」
「よしよし、早く庭に行きますね?」
目の前にある階段を降りると直ぐに庭が見えた。
(うわぁ、、、広っ!)
「あ~う~」
「ハッ!魔王様?お外に出たいですか?」
「うっ、うっ」
「そうですか、なら、お外に行きましょうね?」
「う、きゃあ!」
「はいはい、楽しみですね?、、、サージさん、庭ってどこから出れば」
「近く脳内に赤い扉があるだろう。そこから出れる」
「赤い扉、、、あ、あった。ありがとうございます、サージさん」
魔王様は外に興味があるみたいで庭に向けて手を伸ばしていた。
そんな魔王様の様子を微笑ましく見ながらオレは赤い扉から庭に出た。
“ザァー”
「うわっ、凄い風だな、、、うわぁ、、、綺麗だけどやっぱり広い!」
「あ~、きゃっきゃ」
「ん?ああ、空気が綺麗で外も晴れていて気持ちいいですね、魔王様」
「きゅうっ、きゃっきゃ」
扉から庭に出た瞬間、強い風が吹いてきたが庭はとても綺麗でとても、、、広かった。
(魔王様の城ってイメージではねぇけど、青い空に綺麗な空気、それに綺麗な草花、、、綺麗だよな)
「広いですから今日は少しだけ歩いて部屋に戻りましょうね?」
「あう?うっ!」
「はい、では、行きますね?」
オレは庭を歩き散歩を始めた。
魔王様達にはレーヤって呼ばれてるぜ!
オレがここに喚ばれてから1ヶ月たったぜ!
他の魔族から避けられてると思ってたけど、あれからオレが挨拶したら挨拶し返してくれるくらいにはなったぜ!
、、、まぁ、挨拶しかしてねぇけどな。
魔王様は元気でイイコで可愛くてずっと見ていても可愛いなって思ってニコニコするが、、、魔王様が眠るとオレは特に何もする事がない。
魔王様のもの以外はこの部屋(魔王様の部屋)に入ってくる魔族の人が全部やってくれるからだ。
なので、オレはここに喚ばれてから自分の食事の用意も自分でしてない。
それにさっきも言った通りここに来る人とは挨拶しかしてねぇんだ。
ちゃんと話しが出来るのはサージさんくらいしかいねぇ。
しかも、サージさんはオレが思ったより結構偉い人みたいで忙しく部屋の近くに居ない時も結構あった。
オレが何が言いたいかというと、、、暇だ!
オレは人とあまり話す方じゃないけど、さすがに挨拶しかしないってのもストレスがたまる。
なので、オレと話してくれるサージさんに頼み事をした。
「と、いうことで、ストレスの発散に散歩に行っても良いですか?」
「、、、魔王様も一緒にということか?」
「ええ、魔王様がオレの居ない時に目を覚ますと良くないってサージさんが言ったので、それに魔王様もずっと部屋の中はあまり良くないと思ったので一緒に散歩しようと思ってますが、、、駄目でした?」
「いや、確かに魔王様もあの部屋だけしか知らないというのは良くないだろう」
「なら、散歩をしても良いんですね?」
「ああ、ただし、この城の敷地内だけだ。それと俺が居る時なら散歩をしても良い」
「はい、分かりました」
と、いうことで、今日が初めて散歩をする日だ。
サージさんも一緒なのだが、いつも通り姿を隠しながら着いてくるみたいだ。
サージさんの気配は近くにあると分かるので他の人にもサージさんはオレ達と一緒に居ると分かると思んだけど、、、なのに何でサージさんは隠れて着いてくると言ったのか分からないが、サージさんの事だから何か事情があるんだろう。
※気配を隠したサージの事が分かるのはレーヤ以外居ないのをレーヤは知らない。
そしてオレは魔王様を抱っこ庭に行こうと城の中を歩いている。
(誰にも会わないけど気配は結構するからオレが避けられてるんだよな?避けられて、、、ナゼに?、、、まぁ、いいか、それより、、、)
「デカイ、広い、、、まだ、城の中ってどんだけ広いの?オレ、結構歩いてるよな?広くね?」
「どうした、レーヤ」
「あ、いえ、何でもないです。それより庭まであとどれくらいですか?サージさん」
「庭まであと少しだな。あと一階分階段を降りれば着く」
「階段、、、あ、あれですね」
「あ~う?」
「魔王様、もう少しで初めてのお外ですよ。楽しみですね?」
「あ~!きゃっきゃ」
「よしよし、早く庭に行きますね?」
目の前にある階段を降りると直ぐに庭が見えた。
(うわぁ、、、広っ!)
「あ~う~」
「ハッ!魔王様?お外に出たいですか?」
「うっ、うっ」
「そうですか、なら、お外に行きましょうね?」
「う、きゃあ!」
「はいはい、楽しみですね?、、、サージさん、庭ってどこから出れば」
「近く脳内に赤い扉があるだろう。そこから出れる」
「赤い扉、、、あ、あった。ありがとうございます、サージさん」
魔王様は外に興味があるみたいで庭に向けて手を伸ばしていた。
そんな魔王様の様子を微笑ましく見ながらオレは赤い扉から庭に出た。
“ザァー”
「うわっ、凄い風だな、、、うわぁ、、、綺麗だけどやっぱり広い!」
「あ~、きゃっきゃ」
「ん?ああ、空気が綺麗で外も晴れていて気持ちいいですね、魔王様」
「きゅうっ、きゃっきゃ」
扉から庭に出た瞬間、強い風が吹いてきたが庭はとても綺麗でとても、、、広かった。
(魔王様の城ってイメージではねぇけど、青い空に綺麗な空気、それに綺麗な草花、、、綺麗だよな)
「広いですから今日は少しだけ歩いて部屋に戻りましょうね?」
「あう?うっ!」
「はい、では、行きますね?」
オレは庭を歩き散歩を始めた。
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