28 / 31
三章 嫌われ者達とぼく
この学校のボス
しおりを挟む
花子さんが消えた後に花子さんをまた呼ぶ為に階段に向かったけど、ある光景を見てその階段を使うのは無理だと判断した。
さっきまで居たトイレはまた他の霊が居ないとも限らないので兼太の勘を頼りに何の気配も無い所(教室)に向かいそこで少し休憩と話し合いをする事になった。
「ハァハァ、、、な、なんだよアレ!スッゲー怖かった!」
「青天ちゃんが投げた帽子がボロボロだったわ」
「手の力だけであんなにビリビリに破けるなんて」
「兼太先輩でなくてもアレはヤバいっていうのは直ぐに分かりましたね」
「ああ、もうあの階段は危なくて近づけないな、、、これからどうする?」
「ここもずっと安全とは限りませんからね。僕達も雑魚程度なら倒せまですけど、、、ここに居るのは強い霊ばかりですからね」
その話を聞いて雪夜にどうして霊を倒せるのか聞いたらよく襲ってくる奴らが悪霊を使って襲って来るのでいつの間にか倒せる様になったらしい。
(多分、アヤカシの力を持ってるのも倒せる理由何だろうな。けど、あの階段に居た子をどうにかするのは無理だろうな)
「階段に居た霊は俺達の気配がしたら直ぐに襲って来るだろうから近づくのも危ないだろう」
「あそこに近づく度にヤバい感じが強くなってたからな。だけど反対側に行くよりはまだ良いって感じなんだよな」
「本当に?あんたの勘だけは信頼してるから疑わないけど、それだと反対側には階段に居た奴よりヤバいのが居るって事よね?」
「だろうな兼太の勘がハズレるっていうよりはもっと危険な奴が居るんだろう、、、三人共どうかしたか?」
「兼太?あんたなんで震えてるのよ?」
「雪夜も水希も顔色が悪いな、どうした?」
兼太は凄い震えて雪夜と水希の二人は顔を真っ青にして居た。
ぼくは何でそうなってるのか何となく分かった。
(何か居る。ここに向かって来てるんだろうな。かなり強い、、、多分だけどここのボスなんじゃないかな?拓己と一華に教えないと)
「二人共、多分だけどここのボスがこっちに凄い速さで一直線に向かって来てる。それを兼太は感じとって震えてるんだと思う。雪夜と水希は力に当てられてるんだと思うよ」
「兼太、本当にか?それなら早くここから離れないと」
「お、おう。ヤベーよ、スッゲー近づいて来る」
「雪夜、水希、大丈夫?ここから出るわよ?」
「だ、大丈夫です。少し頭が痛いだけですから」
「僕も大丈夫です。早くここから出ましょう」
「よし、行くぞ」
拓己達が教室から出ようとした時、ドアを叩く音と声が聞こえてきた。
“トントントン”
『遊ぼう?』
“トントントン”
『あ~そ~ぼ~?』
“トントントン”
『クスクス。ねぇ、お兄さん、お姉さん、私と一緒に遊ぼうよ?鬼ごっこにする?私が鬼の役をやってあげるから十秒数えるから逃げてね?捕まったら罰ゲームよ?それじゃあ、数えるね?い~ち、』
固まっていた拓己達はその子が数を数え始めたら拓己がぼくを抱えて全力で反対側のドアから走ってその子から走って逃げた。
ぼくは抱き抱えられているので拓己達が走っている時にその子を見た。
薄暗かったので良くは見えなかったけど、その子は花子さんくらいの年の女の子で手で目元を抑えて数を数えていた。
その子からは無邪気だけど真っ黒な禍々しいモノを感じた。
(やっぱり、あの女の子がこの学校のボスだ。凄い力を感じる。捕まったら危ない)
兼太を先頭にしてぼく達はあの女の子から逃げた。
『は~ち、きゅ~う、10、もうい~かい?今から追いかけるからね?、、、クスクス、捕まえたら何して一緒に遊ぼうかな?』
ゆっくりと本当に遊んでいるみたいにこの子はぼく達を追いかけて来た。
この子は力があり得ないくらい強いみたいでネックレスの力でも拓己達の姿を隠す事は出来なかったみたいだ。
ただ、この時はまだこの子はぼくの事を認識していなかった。
さっきまで居たトイレはまた他の霊が居ないとも限らないので兼太の勘を頼りに何の気配も無い所(教室)に向かいそこで少し休憩と話し合いをする事になった。
「ハァハァ、、、な、なんだよアレ!スッゲー怖かった!」
「青天ちゃんが投げた帽子がボロボロだったわ」
「手の力だけであんなにビリビリに破けるなんて」
「兼太先輩でなくてもアレはヤバいっていうのは直ぐに分かりましたね」
「ああ、もうあの階段は危なくて近づけないな、、、これからどうする?」
「ここもずっと安全とは限りませんからね。僕達も雑魚程度なら倒せまですけど、、、ここに居るのは強い霊ばかりですからね」
その話を聞いて雪夜にどうして霊を倒せるのか聞いたらよく襲ってくる奴らが悪霊を使って襲って来るのでいつの間にか倒せる様になったらしい。
(多分、アヤカシの力を持ってるのも倒せる理由何だろうな。けど、あの階段に居た子をどうにかするのは無理だろうな)
「階段に居た霊は俺達の気配がしたら直ぐに襲って来るだろうから近づくのも危ないだろう」
「あそこに近づく度にヤバい感じが強くなってたからな。だけど反対側に行くよりはまだ良いって感じなんだよな」
「本当に?あんたの勘だけは信頼してるから疑わないけど、それだと反対側には階段に居た奴よりヤバいのが居るって事よね?」
「だろうな兼太の勘がハズレるっていうよりはもっと危険な奴が居るんだろう、、、三人共どうかしたか?」
「兼太?あんたなんで震えてるのよ?」
「雪夜も水希も顔色が悪いな、どうした?」
兼太は凄い震えて雪夜と水希の二人は顔を真っ青にして居た。
ぼくは何でそうなってるのか何となく分かった。
(何か居る。ここに向かって来てるんだろうな。かなり強い、、、多分だけどここのボスなんじゃないかな?拓己と一華に教えないと)
「二人共、多分だけどここのボスがこっちに凄い速さで一直線に向かって来てる。それを兼太は感じとって震えてるんだと思う。雪夜と水希は力に当てられてるんだと思うよ」
「兼太、本当にか?それなら早くここから離れないと」
「お、おう。ヤベーよ、スッゲー近づいて来る」
「雪夜、水希、大丈夫?ここから出るわよ?」
「だ、大丈夫です。少し頭が痛いだけですから」
「僕も大丈夫です。早くここから出ましょう」
「よし、行くぞ」
拓己達が教室から出ようとした時、ドアを叩く音と声が聞こえてきた。
“トントントン”
『遊ぼう?』
“トントントン”
『あ~そ~ぼ~?』
“トントントン”
『クスクス。ねぇ、お兄さん、お姉さん、私と一緒に遊ぼうよ?鬼ごっこにする?私が鬼の役をやってあげるから十秒数えるから逃げてね?捕まったら罰ゲームよ?それじゃあ、数えるね?い~ち、』
固まっていた拓己達はその子が数を数え始めたら拓己がぼくを抱えて全力で反対側のドアから走ってその子から走って逃げた。
ぼくは抱き抱えられているので拓己達が走っている時にその子を見た。
薄暗かったので良くは見えなかったけど、その子は花子さんくらいの年の女の子で手で目元を抑えて数を数えていた。
その子からは無邪気だけど真っ黒な禍々しいモノを感じた。
(やっぱり、あの女の子がこの学校のボスだ。凄い力を感じる。捕まったら危ない)
兼太を先頭にしてぼく達はあの女の子から逃げた。
『は~ち、きゅ~う、10、もうい~かい?今から追いかけるからね?、、、クスクス、捕まえたら何して一緒に遊ぼうかな?』
ゆっくりと本当に遊んでいるみたいにこの子はぼく達を追いかけて来た。
この子は力があり得ないくらい強いみたいでネックレスの力でも拓己達の姿を隠す事は出来なかったみたいだ。
ただ、この時はまだこの子はぼくの事を認識していなかった。
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説


ひきこもり瑞祥妃は黒龍帝の寵愛を受ける
緋村燐
キャラ文芸
天に御座す黄龍帝が創りし中つ国には、白、黒、赤、青の四龍が治める国がある。
中でも特に広く豊かな大地を持つ龍湖国は、白黒対の龍が治める国だ。
龍帝と婚姻し地上に恵みをもたらす瑞祥の娘として生まれた李紅玉は、その力を抑えるためまじないを掛けた状態で入宮する。
だが事情を知らぬ白龍帝は呪われていると言い紅玉を下級妃とした。
それから二年が経ちまじないが消えたが、すっかり白龍帝の皇后になる気を無くしてしまった紅玉は他の方法で使命を果たそうと行動を起こす。
そう、この国には白龍帝の対となる黒龍帝もいるのだ。
黒龍帝の皇后となるため、位を上げるよう奮闘する中で紅玉は自身にまじないを掛けた道士の名を聞く。
道士と龍帝、瑞祥の娘の因果が絡み合う!
みちのく銀山温泉
沖田弥子
キャラ文芸
高校生の花野優香は山形の銀山温泉へやってきた。親戚の営む温泉宿「花湯屋」でお手伝いをしながら地元の高校へ通うため。ところが駅に現れた圭史郎に花湯屋へ連れて行ってもらうと、子鬼たちを発見。花野家当主の直系である優香は、あやかし使いの末裔であると聞かされる。さらに若女将を任されて、神使の圭史郎と共に花湯屋であやかしのお客様を迎えることになった。高校生若女将があやかしたちと出会い、成長する物語。◆後半に優香が前の彼氏について語るエピソードがありますが、私の実体験を交えています。◆第2回キャラ文芸大賞にて、大賞を受賞いたしました。応援ありがとうございました!
2019年7月11日、書籍化されました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる