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三章 嫌われ者達とぼく
この学校のボス
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花子さんが消えた後に花子さんをまた呼ぶ為に階段に向かったけど、ある光景を見てその階段を使うのは無理だと判断した。
さっきまで居たトイレはまた他の霊が居ないとも限らないので兼太の勘を頼りに何の気配も無い所(教室)に向かいそこで少し休憩と話し合いをする事になった。
「ハァハァ、、、な、なんだよアレ!スッゲー怖かった!」
「青天ちゃんが投げた帽子がボロボロだったわ」
「手の力だけであんなにビリビリに破けるなんて」
「兼太先輩でなくてもアレはヤバいっていうのは直ぐに分かりましたね」
「ああ、もうあの階段は危なくて近づけないな、、、これからどうする?」
「ここもずっと安全とは限りませんからね。僕達も雑魚程度なら倒せまですけど、、、ここに居るのは強い霊ばかりですからね」
その話を聞いて雪夜にどうして霊を倒せるのか聞いたらよく襲ってくる奴らが悪霊を使って襲って来るのでいつの間にか倒せる様になったらしい。
(多分、アヤカシの力を持ってるのも倒せる理由何だろうな。けど、あの階段に居た子をどうにかするのは無理だろうな)
「階段に居た霊は俺達の気配がしたら直ぐに襲って来るだろうから近づくのも危ないだろう」
「あそこに近づく度にヤバい感じが強くなってたからな。だけど反対側に行くよりはまだ良いって感じなんだよな」
「本当に?あんたの勘だけは信頼してるから疑わないけど、それだと反対側には階段に居た奴よりヤバいのが居るって事よね?」
「だろうな兼太の勘がハズレるっていうよりはもっと危険な奴が居るんだろう、、、三人共どうかしたか?」
「兼太?あんたなんで震えてるのよ?」
「雪夜も水希も顔色が悪いな、どうした?」
兼太は凄い震えて雪夜と水希の二人は顔を真っ青にして居た。
ぼくは何でそうなってるのか何となく分かった。
(何か居る。ここに向かって来てるんだろうな。かなり強い、、、多分だけどここのボスなんじゃないかな?拓己と一華に教えないと)
「二人共、多分だけどここのボスがこっちに凄い速さで一直線に向かって来てる。それを兼太は感じとって震えてるんだと思う。雪夜と水希は力に当てられてるんだと思うよ」
「兼太、本当にか?それなら早くここから離れないと」
「お、おう。ヤベーよ、スッゲー近づいて来る」
「雪夜、水希、大丈夫?ここから出るわよ?」
「だ、大丈夫です。少し頭が痛いだけですから」
「僕も大丈夫です。早くここから出ましょう」
「よし、行くぞ」
拓己達が教室から出ようとした時、ドアを叩く音と声が聞こえてきた。
“トントントン”
『遊ぼう?』
“トントントン”
『あ~そ~ぼ~?』
“トントントン”
『クスクス。ねぇ、お兄さん、お姉さん、私と一緒に遊ぼうよ?鬼ごっこにする?私が鬼の役をやってあげるから十秒数えるから逃げてね?捕まったら罰ゲームよ?それじゃあ、数えるね?い~ち、』
固まっていた拓己達はその子が数を数え始めたら拓己がぼくを抱えて全力で反対側のドアから走ってその子から走って逃げた。
ぼくは抱き抱えられているので拓己達が走っている時にその子を見た。
薄暗かったので良くは見えなかったけど、その子は花子さんくらいの年の女の子で手で目元を抑えて数を数えていた。
その子からは無邪気だけど真っ黒な禍々しいモノを感じた。
(やっぱり、あの女の子がこの学校のボスだ。凄い力を感じる。捕まったら危ない)
兼太を先頭にしてぼく達はあの女の子から逃げた。
『は~ち、きゅ~う、10、もうい~かい?今から追いかけるからね?、、、クスクス、捕まえたら何して一緒に遊ぼうかな?』
ゆっくりと本当に遊んでいるみたいにこの子はぼく達を追いかけて来た。
この子は力があり得ないくらい強いみたいでネックレスの力でも拓己達の姿を隠す事は出来なかったみたいだ。
ただ、この時はまだこの子はぼくの事を認識していなかった。
さっきまで居たトイレはまた他の霊が居ないとも限らないので兼太の勘を頼りに何の気配も無い所(教室)に向かいそこで少し休憩と話し合いをする事になった。
「ハァハァ、、、な、なんだよアレ!スッゲー怖かった!」
「青天ちゃんが投げた帽子がボロボロだったわ」
「手の力だけであんなにビリビリに破けるなんて」
「兼太先輩でなくてもアレはヤバいっていうのは直ぐに分かりましたね」
「ああ、もうあの階段は危なくて近づけないな、、、これからどうする?」
「ここもずっと安全とは限りませんからね。僕達も雑魚程度なら倒せまですけど、、、ここに居るのは強い霊ばかりですからね」
その話を聞いて雪夜にどうして霊を倒せるのか聞いたらよく襲ってくる奴らが悪霊を使って襲って来るのでいつの間にか倒せる様になったらしい。
(多分、アヤカシの力を持ってるのも倒せる理由何だろうな。けど、あの階段に居た子をどうにかするのは無理だろうな)
「階段に居た霊は俺達の気配がしたら直ぐに襲って来るだろうから近づくのも危ないだろう」
「あそこに近づく度にヤバい感じが強くなってたからな。だけど反対側に行くよりはまだ良いって感じなんだよな」
「本当に?あんたの勘だけは信頼してるから疑わないけど、それだと反対側には階段に居た奴よりヤバいのが居るって事よね?」
「だろうな兼太の勘がハズレるっていうよりはもっと危険な奴が居るんだろう、、、三人共どうかしたか?」
「兼太?あんたなんで震えてるのよ?」
「雪夜も水希も顔色が悪いな、どうした?」
兼太は凄い震えて雪夜と水希の二人は顔を真っ青にして居た。
ぼくは何でそうなってるのか何となく分かった。
(何か居る。ここに向かって来てるんだろうな。かなり強い、、、多分だけどここのボスなんじゃないかな?拓己と一華に教えないと)
「二人共、多分だけどここのボスがこっちに凄い速さで一直線に向かって来てる。それを兼太は感じとって震えてるんだと思う。雪夜と水希は力に当てられてるんだと思うよ」
「兼太、本当にか?それなら早くここから離れないと」
「お、おう。ヤベーよ、スッゲー近づいて来る」
「雪夜、水希、大丈夫?ここから出るわよ?」
「だ、大丈夫です。少し頭が痛いだけですから」
「僕も大丈夫です。早くここから出ましょう」
「よし、行くぞ」
拓己達が教室から出ようとした時、ドアを叩く音と声が聞こえてきた。
“トントントン”
『遊ぼう?』
“トントントン”
『あ~そ~ぼ~?』
“トントントン”
『クスクス。ねぇ、お兄さん、お姉さん、私と一緒に遊ぼうよ?鬼ごっこにする?私が鬼の役をやってあげるから十秒数えるから逃げてね?捕まったら罰ゲームよ?それじゃあ、数えるね?い~ち、』
固まっていた拓己達はその子が数を数え始めたら拓己がぼくを抱えて全力で反対側のドアから走ってその子から走って逃げた。
ぼくは抱き抱えられているので拓己達が走っている時にその子を見た。
薄暗かったので良くは見えなかったけど、その子は花子さんくらいの年の女の子で手で目元を抑えて数を数えていた。
その子からは無邪気だけど真っ黒な禍々しいモノを感じた。
(やっぱり、あの女の子がこの学校のボスだ。凄い力を感じる。捕まったら危ない)
兼太を先頭にしてぼく達はあの女の子から逃げた。
『は~ち、きゅ~う、10、もうい~かい?今から追いかけるからね?、、、クスクス、捕まえたら何して一緒に遊ぼうかな?』
ゆっくりと本当に遊んでいるみたいにこの子はぼく達を追いかけて来た。
この子は力があり得ないくらい強いみたいでネックレスの力でも拓己達の姿を隠す事は出来なかったみたいだ。
ただ、この時はまだこの子はぼくの事を認識していなかった。
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