一人じゃないぼく達

あおい夜

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二章 ぼくと家族

ぼくの新しい家族

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 新しい家に引っ越して3日たった。
ぼくと空が家族はまだ少し他人行儀だ。

1日目はみんなで空のカレーライスを食べた。
海達は久しぶりに空の料理を食べてかなり嬉しかったんだろう。
陽と陰は感動するあまり泣きながらカレーを食べていた。
海と陸は嬉しさを隠しきれない笑顔でカレーを食べていた。
その後はみんなと同じ部屋で一緒に眠った。
(まぁ、この日は色々忙しくてあまり話せなかったから仕方ないよね)

2日目は朝から空のご飯で陸が洗濯と掃除を手伝っていた。
海はみんなを見守りながらゴロゴロしていて、陽と陰は山に入って色々取って来ていた。
(海以外は忙しそうだったからこの日も特に何もなく終わったんだよね。私は空の手伝いや海の尻尾に埋もれて眠ったりしてたな、、、ふかふかだったな)

そして、3日目の今日は空の朝ご飯を食べている。
ちなみに、空の今日の朝ごはんはご飯と目玉焼き(黄身はみんなの好みの焼き方だったみたい)でぼくの黄身はほとんど生だった。
それとすまし汁とたくあん(パリパリして美味しかった)と納豆だった。

みんなと仲良くなる為に今日1日はみんなの行動を見てみようと思う。

まずは海から見てみようと思ったけど、海はほとんど家でゴロゴロしながらみんなを見ているだけなので陸からにしようと思う。

陸は空の家事をいつも手伝っていて洗濯や掃除等をしている。
何で料理は手伝わないのか暇そうな海に聞くと『あいつは料理だけは破滅的に下手なんだ』って真剣な顔をして言ってた。
海の様子を見てぼくは陸に料理をさせてはいけないと心に誓った。

陽は外に出て行ってあまり家に居ない。
なのでまた暇そうにしてる海に陽は外で何をしてるのか聞くと『陽?あいつは散歩が好きなんだよ。それと、近くに俺達を害するモノがないか確かめてるんだよ』って言ってた。
陽はお土産にお花を良く摘んでくる。
綺麗なお花は空が受け取って花瓶に飾ってる。

陰は家からあまり出ないけど見えない所にいつも居るので何をしているか分からなかったので、またまた暇な海に聞くと『陰は座敷わらしみたいに家に居るだけで家に幸福を運んで来てくれるアヤカシだ。それと、猫でもあるから隅で丸まってるのが安心するんだろう』って言ってた。
それと陰は猫の姿になって今の人間達の暮らしを見てどんな物が流行ってるかも良く知ってるらしいので、人間の事で分からない事は陰に良く聞くらしい。

みんな色々やってるみたいだけど、隙を見て仲良くなってみようと思う。
最初はだれと仲良くなろうかな?





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