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決断の時編
仲間同士のざれ言
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何がどうしてどうなった?アデル様すら知らないうちにいつの間にかナイジェルがコンセプトカフェの担当になってた。
あわてふためきながらアデル様が問いただす。
「えっ?っど、どうしてまた一体…初耳ですけど?」
「セオドアが馬場の運営に関して自分のほうが上手くやれると言い張るものだから…ムカつきまして」
「は、はぁ…ダメとは言わないですけどね。でもナイジェルさんこういうの大丈夫ですか?ナイジェルさんのメニューもあったりしますよ?」
「一向に構いませんよ。俺の好物を出したからって別に一緒に食べる訳でなし。むしろジョッシュ辺りに給仕でもさせたらどうです?ますます好評を博すんじゃないですか」
お、おう。頼もしいな。それにしてもジョッシュ辺りってお前、そう簡単に言うなよっ。
「馬鹿を言うな、ナイジェル。こいつに給仕なんかさせられる訳ないだろう。」
「ならお前がやったらどうだ、マカフィー。何でもいいから売り上げをあげろ!セオドアの馬場に客入りで負けるわけにはいかないんだよっ!」
競い合って高みを目指す。いいことだけどな。だけど馬場とは規模が違うだろ?客入りで競うのはどうかと思うよ。
「あっちは入場料しか計上されないが、ここは飲食代、小物の売り上げ、写真の売り上げ、計上出来るぶつがたくさんあるからな。顔の良い隊員連れてきて握手でもさせるのはどうだ…」
「すっ、すごい企画力…握手会の存在なんて知らないはずなのに…ナイジェルさん、恐ろしい…」
あのアデル様を引かせるとは…、ナイジェルすごいなお前…
「そういう訳で…どうなってんのセオドア。あいつどう言っても聞かないんだけど」
「アデル様から伝言だ「ナイジェルさん2か月ほどお借りしますね。すみません」だと。アデル様に頭を下げさせるなど、まったく!」
「ああ、悪い、あいつホント負けず嫌いで。俺もついムキになった。しかしアデル様にまでご迷惑かけるとは、しょうのない奴だな」
「いやいや、むしろカフェ的には助かってるみたいよ?それより馬場だって佳境なのに大丈夫か?」
「ほとんどの采配は済んでる。当分は職人に頑張ってもらうんで問題ない。それよりもあいつに伝えといてくれ?お前のレイピア俺に渡す前によく磨いとけって。」
「ふーん。賭けの戦利品…ね?セオドアさんは何賭けたって言ってたの?」
「身体」「ブーーーーっ!ゴホッガハッ」「アデル様っ⁉」
「好きなだけ演習つきあってやるんだってさ」「ああ、そういう…」
閣下の居ない夜は時々こうしてマカフィーと共に夕食へ招待される。ラフとアベニア様も一緒の円卓はワイワイと騒がしい。はじめはいい顔してなかったトマス殿も今では慣れたもんだ。参加することだってあるんだから驚きだ。
「まったくナイジェルの奴、本気で俺に給仕させようとしてましたからね。あり得ませんよ」
「俺ちょっとやってみたいけど?」
「お前もダメに決まってるだろう。大丈夫だ。ナイジェルには俺から断っておいた」
俺のことをなんでお前が決めるんだよ。文句の一つも言おうとしたところアデル様の爆弾発言に遮られちまった。
「じゃぁ僕が給仕しちゃおっかな?フリフリのエプロン付けて。初日の特典、みたいな?」
「「閣下が店を貸切る未来しか見えない…」」
バーガンディも平和になったもんだな。
あわてふためきながらアデル様が問いただす。
「えっ?っど、どうしてまた一体…初耳ですけど?」
「セオドアが馬場の運営に関して自分のほうが上手くやれると言い張るものだから…ムカつきまして」
「は、はぁ…ダメとは言わないですけどね。でもナイジェルさんこういうの大丈夫ですか?ナイジェルさんのメニューもあったりしますよ?」
「一向に構いませんよ。俺の好物を出したからって別に一緒に食べる訳でなし。むしろジョッシュ辺りに給仕でもさせたらどうです?ますます好評を博すんじゃないですか」
お、おう。頼もしいな。それにしてもジョッシュ辺りってお前、そう簡単に言うなよっ。
「馬鹿を言うな、ナイジェル。こいつに給仕なんかさせられる訳ないだろう。」
「ならお前がやったらどうだ、マカフィー。何でもいいから売り上げをあげろ!セオドアの馬場に客入りで負けるわけにはいかないんだよっ!」
競い合って高みを目指す。いいことだけどな。だけど馬場とは規模が違うだろ?客入りで競うのはどうかと思うよ。
「あっちは入場料しか計上されないが、ここは飲食代、小物の売り上げ、写真の売り上げ、計上出来るぶつがたくさんあるからな。顔の良い隊員連れてきて握手でもさせるのはどうだ…」
「すっ、すごい企画力…握手会の存在なんて知らないはずなのに…ナイジェルさん、恐ろしい…」
あのアデル様を引かせるとは…、ナイジェルすごいなお前…
「そういう訳で…どうなってんのセオドア。あいつどう言っても聞かないんだけど」
「アデル様から伝言だ「ナイジェルさん2か月ほどお借りしますね。すみません」だと。アデル様に頭を下げさせるなど、まったく!」
「ああ、悪い、あいつホント負けず嫌いで。俺もついムキになった。しかしアデル様にまでご迷惑かけるとは、しょうのない奴だな」
「いやいや、むしろカフェ的には助かってるみたいよ?それより馬場だって佳境なのに大丈夫か?」
「ほとんどの采配は済んでる。当分は職人に頑張ってもらうんで問題ない。それよりもあいつに伝えといてくれ?お前のレイピア俺に渡す前によく磨いとけって。」
「ふーん。賭けの戦利品…ね?セオドアさんは何賭けたって言ってたの?」
「身体」「ブーーーーっ!ゴホッガハッ」「アデル様っ⁉」
「好きなだけ演習つきあってやるんだってさ」「ああ、そういう…」
閣下の居ない夜は時々こうしてマカフィーと共に夕食へ招待される。ラフとアベニア様も一緒の円卓はワイワイと騒がしい。はじめはいい顔してなかったトマス殿も今では慣れたもんだ。参加することだってあるんだから驚きだ。
「まったくナイジェルの奴、本気で俺に給仕させようとしてましたからね。あり得ませんよ」
「俺ちょっとやってみたいけど?」
「お前もダメに決まってるだろう。大丈夫だ。ナイジェルには俺から断っておいた」
俺のことをなんでお前が決めるんだよ。文句の一つも言おうとしたところアデル様の爆弾発言に遮られちまった。
「じゃぁ僕が給仕しちゃおっかな?フリフリのエプロン付けて。初日の特典、みたいな?」
「「閣下が店を貸切る未来しか見えない…」」
バーガンディも平和になったもんだな。
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