イケメン大好きドルオタは異世界でも推し活する

kozzy

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エンタメ充実編

母子の再会 ②

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お母様に生誕珠の成長具合をお見せ…しようと思ったらグラナダ様からNGが出たよ。えぇ~、お母様だけど~?

「すみませんお母様。グラナダ様ちょっと心が狭くて…」
「こほん、アデル何という事を。良い旦那様ではありませんか。それだけ貴方を想っていると言う事でしょう」
「服の上から触って!ほら、少し大きくなってきてるの分かる?グラナダ様がたくさん栄養くれるから成長早いんだよ」
「栄養?…ですか?」
「あっ、その…せ、むにゅむにゅ…」

「アデル様、後ほどその件について詳しく聞かせていただけますかな」

トマスさんがとても良い笑顔でそう言った。


お母様をパーラーにお通しして親子の団らんを楽しんでいると着替えを済ませたグラナダ様が戻ってきた。

「何の話をしていたのだアデル」
「おほほ、辺境伯様がどれほどアデルを愛していらっしゃるかという話ですわ」
「ははは、だがお義母上、アデルはそれ以上に私を愛しておるのだがな」

グラナダ様はすぐに愛され自慢をする。可愛いな。

「それが証拠に、ふむ、アデルから属性の話はもう?」
「え、いいえ、どうかしましたか?」

グラナダ様が僕の異常な属性をお母様に説明する。僕が話すとみんな混乱するから静かにしてるようにって釘を刺されちゃった。

「アデル曰く私への愛を源泉として発現する属性だという事だ。」
「ま、まあ。それで、それは一体どのような…」
「基本は本来持つ回復系であるが、付与であればほとんどの属性が使える」
「なんですって!」
「えへへ、グラナダ様をお助けしたくって」
「まだ未完ではあるが転移も習得しかけておる」
「まさか!」
「え、へへ、グラナダ様の行く所どこへでも付いて行きたくって」
「メタモルやインビジブルも習得しておる」
「ありえない…」
「え、へ…、グラナダ様のお仕事とうばつ見学したくって」

お母様絶句である。オタクの一念岩をも通しちゃったんだよ。ホントびっくりだね。てへ。
でも、教育熱心なお母様的にはとてもお喜びいただけたみたい。カマーフィールドのアデルはあまり修練に熱心じゃなかったみたいだから余計に嬉しいのかな?

「これも辺境伯様のおかげでございますね」

グラナダ様の株が勝手に上がっていくようだ。…事実は闇の中に葬っておこう。
それにしても、僕の誕生日に合わせてお母様を招待してくれるなんて…大好きグラナダ様♡






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