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明るい家族計画編
~閑話~ アデルの属性
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問題の件はあとで問いただすことに決め、気を取り直して帰路につくことにする。
神殿を出ようとしたその時大聖堂横の区切られた部屋に気が付いた。
身なりの良い親子が時々入っていく。
「あの部屋ってなんですか?」
「あれは属性をお調べする水晶の間でございます。」
「そういえば…アデルの属性は一体なんなんだ!お義父上からは光だと聞いているが…違うであろう?あれは…まったく理解の及ばぬ力だ」
え、そんなこと僕に言われても…でも、回復系の魔法が使えるのはアデルの光だと思うんだけどな?
「グラナダ様のお役に立ちたくて必死に試行錯誤した結果ですよ?もとは回復くらいしか出来なかった…ん?」
「私への愛の力と言うことか。ふふ、では私もいずれ他の属性に目覚めるかもしれぬな?」
「えぇ~、僕の愛に敵いますか?グラナダ様、あ、ちょ、ここ神殿…んちゅ、もうっ!」
変化が表れているかもしれないということで、念のため属性の再チェックをすることに…そこまで言うならグラナダ様もしたらいいんじゃないかな。きっと僕の勝ちだけどね。
「ではこの水晶に手をかざしゆっくりと魔力をお流しください。ほんの少しでかまいませんので」
「はい」
透明な水晶が僕の魔力でピンクベージュに染まる。
「ほう…奥方様の魔力には色がついているのですね桃色とは…大変珍しい…」
え、そうなの?だっていつもピンクの光がワンセットだったけど?
「出たな。どれ、うん?なんだこれは?」
「な、なにか変ですか?ダメな奴ですか?」
属性 クーデレ
副属性 闇落ち(但し二次元に限る)
「あばばばばば!それは属性は属性でも萌え属性ですからっ!」
「なんだそれは?何を言っておる?」
属性とは、魔力の根源が何であるかと言うこと…あっ、僕の魔力の根源は…
「せっ、説明はムズカシイナ…あ、でも、世界を平和に導く属性ですよ?むしろより広く布教したい」
「教義なのか?」
「…帰ったら説明しますね、ここではちょっと…バチがあたりそうで…」
話の誤魔化しついでにグラナダ様の属性も見ることになった。どうかな?どうかな?
属性 炎
副属性 闇 [初級/嫉妬・中級/束縛・上級/軟禁]
ヒィィィィッ!
「ふっ、面白いものが生えておるな」「え、ちっとも面白くないですけど…」
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「はい」
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属性 炎
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