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202 断罪の舞台よさらば
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ルテティアの基本はシナリオライターの気分で日本方式がちょいちょい採用されている。よって卒業式も三月初め。これが終わるとみんなしばしのお休みを満喫して、その後お家の意向に沿って領地へ行ったりリアム君たちみたいにお式をあげたり、学生の身分に別れを告げ社会人としての生活を始めるのだ。
が、冬休み以降の登校は自主登校のため、実質半分以上の学生がとっくの昔に羽を伸ばしている。僕もその一人だ。
と言っても、僕に関しては何ならこの三年間で最も忙しい二か月だったことはご存じの通りだ。
そんななかでも比較的時間のあったアリソン君は、学院に通い式典の準備を手伝ったりとかしていたようだ。
在校生の準備委員会にはカーティス君がメンバーに名を連ねている。クリスマス会以降チョコチョコ親睦を計っているようで実にいい傾向だ。
実は合間を縫ってカーティス君がこっそり僕に会いに来たことはアリソン君にはナイショだ。いやー、ビックリしたよ。でも若さゆえの積極性はアリよりのアリだ。健気だねぇ…
それからもうすぐ女王様になる王妃様に会いに行ったり、相変わらず僕の日常はバタバタしている。
そんな風にして過ごすうちに、今日は卒業式。思った通り卒業生の両親、つまり各ご当主たちの注目は僕と家族席のシェイナに注がれている…
ザワザワ…
「あれが『神託』シャノン様によって奇跡の成長を遂げたプリチャード家のご息女…」
「何でも命を助けるために、とある献身的な伯爵が八年分の寿命を差し出したそうですわ」
いや、寿命を縮めたわけじゃないんだけどね…むしろ追加?
ザワザワ…
「その大恩に報いるため、プリチャード候はその伯爵とご息女の婚約を取り結んだようですよ」
「うーん、それは残念…。我が家の息子は年頃も似合いだったのですが…」
「それは今年成人になるわたくし共の嫡男もですわ。まだ早いと控えていればこのような…」
「いやいや家もです。そうと分かっていれば…この機会を逃しはしませんでしたのに」
あ…っぶなかった…。やはりお父様の言った通りか…
お父様はこうなることを危惧して、あの時さっさと宮廷に婚約届を提出してしまった。これで手を出そうものなら、手を出した不届き者は法の下厳正に罰せられる。それが王家と国教会の定めた婚姻関係の法律だ。
ザワザワ…
「それよりお聞きになりましたか?『神託』シャノン様はこの奇跡で『神子の欠片』を使い切ってしまわれたそうだ」
「まあ!それは本当ですの!」
「残念な話だ…。だが『神託』の称号は王家の意向で残されるそうだ」
そう。残念ながらその輝かしい称号は永久欠番として残されるようだ。王様がどうしても!といいうのだから仕方がない。これが赤髪の呪いか、はた迷惑な…
「なあに我々には闘神の使いコンラッド様と直に軍神となられるローグ様がおられる」
「旅立ちのパレードが楽しみですわね」
四月一日、前世で言うエイプリルフールの日。
この日女王爆誕の即位式が行われ、その流れで女王に見送られて城郭の大正門をくぐるのが、南へ向かうのが元帥となった王様(軍神の称号はコンラッドが戻ってからだよ)と第三側妃、難行に挑むコンラッド、そして巡礼に出るアーロンだ。
翌日は王城で女王祝いの大晩餐会が行われるが、晩餐会が出立の翌日なのは王様、コンラッド、両名の意向だ。建て前はともかく、ここまできたら疲れるだけの晩餐会なんか面倒だったんだろう。
その席でトレヴァー君とローザちゃんの婚約が公けにされ、夏頃を目安に婚約式を行う予定なのだとか。
いやーめでたいめでたい。
そんなことをツラツラと考えている間にも、檀上ではコンラッドが卒業生代表として何かをスピーチしている。
コンラッドとも色々あったが一年後の再会が実は楽しみだったりする。どうせロアン侯爵となるコンラッドとは義兄弟として切っても切れない腐れ縁が続くのだ。せいぜい仲良くしてやろうじゃないか。
「シャノン様、式典が終わりましたら最後にサロンでお茶などいかがでしょう?」
「リアム様…、そ、それいいですね!」ぱぁぁぁぁ!
シャノンにとっては孤独の象徴だったサロン、でも僕にとっては異世界初の友人と温かい友情をはぐくんだ思い出のサロン。
一緒に食事して、おしゃべりに花を咲かせて、課題も一緒にやったし、アーロンのことでは一緒に頭も悩ませた。ああそう言えば、みんなで一服盛られたこともあったっけ。今となっては笑い話だけど。
明日から僕たちは部外者となり、用も無いのにフラフラと学院へ出入りはできなくなるのだ。ちょっと寂しい…
「あ、じゃあロイド様も呼びますか?」
「いえ。彼らは彼らでアーロンを交え四人で歓談されるようですよ」
「アレイスターは?」
「ふふ、秘密の小部屋で思い出に浸るそうですわ。お淋しいんですの?」
「い、いいえぇ~?全然~?」
「いいではないですか。私たち水入らずで楽しみましょう」
「さあ、参りましょうシャノン様!」
「わ!ひっぱらないでみんな!」
こうして最後のお茶会を四人で楽しみ私物を片付け、思い出を語らいながら廊下を進んだ先には…
「あ」
「シャノン」
音楽室の前に居たのは目を細めたアレイスター。
「何してるの?」
「いや、あの時踊ったダンスを思い出していたんだ」
あ…、そう言えばそんなこともあったっけ。あれは…、スン…アーロンに襲われかけた時か。
「思えばあれは私のファーストダンスだ」
「え、うそ」
「本当だ。あの当時私はまだ夜会へ出席していなかったのでね。君もだろう?」
「僕は…」
そっか…。シャノンの誕生を祝う記念すべき初夜会はアーロンを同伴したコンラッドにより台無しになった。その後は僕と入れ替わったから…僕もあれが初めてのダンス…
「シャルウィダンス?この手をどうか、シャノン」
「え?」
くっそ恥ずかしい…。舞踏会でもないのに無人の廊下で踊るとか…ないわー。
「いいではありませんの、ほらシャノン様」
「ではミーガン、私たちも一緒に」
もじもじする背を押したのはいつも僕を励まし続けてくれたミーガン嬢。
率先して踊り出すリアム君とミーガン嬢に促され…
アリソン君が「無音では寂しいでしょう」と音楽室のバイオリンを弾き始めるものだからますます雰囲気は上々で…いつの間にかアレイスターのリードでクルクル回っていたりする。
単純だなあ…でもすっかりダンスは僕の特技だ。
「あの時はこんな結末を迎えるなんて…思いもよりませんでしたよ」
「そう?私が君への想いを自覚したのは…まさにこの時だったよ」
「へ、へえー…」
満更でもない…
こうして僕のDK生活は愛と友情と笑顔に囲まれ、大満足の中で幕を閉じた。
が、冬休み以降の登校は自主登校のため、実質半分以上の学生がとっくの昔に羽を伸ばしている。僕もその一人だ。
と言っても、僕に関しては何ならこの三年間で最も忙しい二か月だったことはご存じの通りだ。
そんななかでも比較的時間のあったアリソン君は、学院に通い式典の準備を手伝ったりとかしていたようだ。
在校生の準備委員会にはカーティス君がメンバーに名を連ねている。クリスマス会以降チョコチョコ親睦を計っているようで実にいい傾向だ。
実は合間を縫ってカーティス君がこっそり僕に会いに来たことはアリソン君にはナイショだ。いやー、ビックリしたよ。でも若さゆえの積極性はアリよりのアリだ。健気だねぇ…
それからもうすぐ女王様になる王妃様に会いに行ったり、相変わらず僕の日常はバタバタしている。
そんな風にして過ごすうちに、今日は卒業式。思った通り卒業生の両親、つまり各ご当主たちの注目は僕と家族席のシェイナに注がれている…
ザワザワ…
「あれが『神託』シャノン様によって奇跡の成長を遂げたプリチャード家のご息女…」
「何でも命を助けるために、とある献身的な伯爵が八年分の寿命を差し出したそうですわ」
いや、寿命を縮めたわけじゃないんだけどね…むしろ追加?
ザワザワ…
「その大恩に報いるため、プリチャード候はその伯爵とご息女の婚約を取り結んだようですよ」
「うーん、それは残念…。我が家の息子は年頃も似合いだったのですが…」
「それは今年成人になるわたくし共の嫡男もですわ。まだ早いと控えていればこのような…」
「いやいや家もです。そうと分かっていれば…この機会を逃しはしませんでしたのに」
あ…っぶなかった…。やはりお父様の言った通りか…
お父様はこうなることを危惧して、あの時さっさと宮廷に婚約届を提出してしまった。これで手を出そうものなら、手を出した不届き者は法の下厳正に罰せられる。それが王家と国教会の定めた婚姻関係の法律だ。
ザワザワ…
「それよりお聞きになりましたか?『神託』シャノン様はこの奇跡で『神子の欠片』を使い切ってしまわれたそうだ」
「まあ!それは本当ですの!」
「残念な話だ…。だが『神託』の称号は王家の意向で残されるそうだ」
そう。残念ながらその輝かしい称号は永久欠番として残されるようだ。王様がどうしても!といいうのだから仕方がない。これが赤髪の呪いか、はた迷惑な…
「なあに我々には闘神の使いコンラッド様と直に軍神となられるローグ様がおられる」
「旅立ちのパレードが楽しみですわね」
四月一日、前世で言うエイプリルフールの日。
この日女王爆誕の即位式が行われ、その流れで女王に見送られて城郭の大正門をくぐるのが、南へ向かうのが元帥となった王様(軍神の称号はコンラッドが戻ってからだよ)と第三側妃、難行に挑むコンラッド、そして巡礼に出るアーロンだ。
翌日は王城で女王祝いの大晩餐会が行われるが、晩餐会が出立の翌日なのは王様、コンラッド、両名の意向だ。建て前はともかく、ここまできたら疲れるだけの晩餐会なんか面倒だったんだろう。
その席でトレヴァー君とローザちゃんの婚約が公けにされ、夏頃を目安に婚約式を行う予定なのだとか。
いやーめでたいめでたい。
そんなことをツラツラと考えている間にも、檀上ではコンラッドが卒業生代表として何かをスピーチしている。
コンラッドとも色々あったが一年後の再会が実は楽しみだったりする。どうせロアン侯爵となるコンラッドとは義兄弟として切っても切れない腐れ縁が続くのだ。せいぜい仲良くしてやろうじゃないか。
「シャノン様、式典が終わりましたら最後にサロンでお茶などいかがでしょう?」
「リアム様…、そ、それいいですね!」ぱぁぁぁぁ!
シャノンにとっては孤独の象徴だったサロン、でも僕にとっては異世界初の友人と温かい友情をはぐくんだ思い出のサロン。
一緒に食事して、おしゃべりに花を咲かせて、課題も一緒にやったし、アーロンのことでは一緒に頭も悩ませた。ああそう言えば、みんなで一服盛られたこともあったっけ。今となっては笑い話だけど。
明日から僕たちは部外者となり、用も無いのにフラフラと学院へ出入りはできなくなるのだ。ちょっと寂しい…
「あ、じゃあロイド様も呼びますか?」
「いえ。彼らは彼らでアーロンを交え四人で歓談されるようですよ」
「アレイスターは?」
「ふふ、秘密の小部屋で思い出に浸るそうですわ。お淋しいんですの?」
「い、いいえぇ~?全然~?」
「いいではないですか。私たち水入らずで楽しみましょう」
「さあ、参りましょうシャノン様!」
「わ!ひっぱらないでみんな!」
こうして最後のお茶会を四人で楽しみ私物を片付け、思い出を語らいながら廊下を進んだ先には…
「あ」
「シャノン」
音楽室の前に居たのは目を細めたアレイスター。
「何してるの?」
「いや、あの時踊ったダンスを思い出していたんだ」
あ…、そう言えばそんなこともあったっけ。あれは…、スン…アーロンに襲われかけた時か。
「思えばあれは私のファーストダンスだ」
「え、うそ」
「本当だ。あの当時私はまだ夜会へ出席していなかったのでね。君もだろう?」
「僕は…」
そっか…。シャノンの誕生を祝う記念すべき初夜会はアーロンを同伴したコンラッドにより台無しになった。その後は僕と入れ替わったから…僕もあれが初めてのダンス…
「シャルウィダンス?この手をどうか、シャノン」
「え?」
くっそ恥ずかしい…。舞踏会でもないのに無人の廊下で踊るとか…ないわー。
「いいではありませんの、ほらシャノン様」
「ではミーガン、私たちも一緒に」
もじもじする背を押したのはいつも僕を励まし続けてくれたミーガン嬢。
率先して踊り出すリアム君とミーガン嬢に促され…
アリソン君が「無音では寂しいでしょう」と音楽室のバイオリンを弾き始めるものだからますます雰囲気は上々で…いつの間にかアレイスターのリードでクルクル回っていたりする。
単純だなあ…でもすっかりダンスは僕の特技だ。
「あの時はこんな結末を迎えるなんて…思いもよりませんでしたよ」
「そう?私が君への想いを自覚したのは…まさにこの時だったよ」
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