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87 16歳 at 王都のオーベルジュ
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「お帰りなさいませ。旦那様。レジナルド様。コリンぼっちゃま。」
久しぶりの王都邸。父は少しだけ感慨深そうに頷いた。そしてコリンは執事の言葉をくすぐったそうに、だけど毅然と受け入れた。で、僕はと言えば…
「ブロンクス、僕は疲労困憊なので休息をとる。誰が来ても部屋に入れないで。いいね、誰が来てもだよ。特に金髪碧眼の色男は絶対絶対入れないで。後の指示は父に聞いて。それじゃぁ!」
直後アルバートがやって来たのには笑うしかない。やっぱりね。思った通りだ。
そこで僕は部屋に内鍵をかけ、そのうえごっついチェストでドア前にバリケードをこしらえると一人ふて寝を決め込んだ。
アルバートの相手は僕へのお詫びとしてお父様がしたらいいんじゃないかなっ!まったく冗談じゃない…。
悪夢にうなされた一夜が過ぎるといつものようにコリンが僕の起床を待っていた。
「ふわぁぁぁ。あー目覚めが悪い…。おはようコリン。お父様は?」
「レジー様、お、…おとうさまはリビングにいらっしゃいます。」
「そう。朝食は?」
「その、家族そろって召し上がると…。お待ちになっておられます」
「ふうん…。じゃあ行こうか」
収監塔での時間はコリンと父、二人の心を近づけるのに大きく役立ったようだ。
二人はぎこちないながらも少しづつ親子として歩み寄っている。こうなってくるとむしろ、僕と父のほうが他人行儀なんじゃないか?
そう…、身を挺した陛下への陳情。僕のために領地すら返上しても良いと言いきった父の姿に、普通なら感激でむせび泣いて親子の絆は再生され…と思うじゃん?
…キュン魔力にあてられた態度なんて信用に値しない。僕はゲームの強制力による人の好意は話半分以下で理解するよう努めている。じゃないと相手が正気に返ったとき落ち込むのはこちらだからね。
そんな訳で僕と父は相変わらずの平常運転。つかず離れず。でもこれでいい。
そんな団欒の朝に乱入してきたのは三人の友人と一人の不審者。
「ひどいじゃないかレジー。昨夜は扉の前にバリケードまで築いて…。」
「…バリケードをご存じと言う言事はこじ開けようとしましたね?ほらね!ほらやっぱり!」
「アルバート…君は何をやってるんだ。失礼じゃないか」
「油断も隙もないな。ははっ」
「笑い事じゃないよ。レジー、今夜も戸締りはしっかりして」
「ありがとセザール。帰りまで気を抜かないようにするよ」
しゅんと肩を落とす金の王子様。少し可哀想かな?そうだよね…、いっぱい僕のために頑張ってくれたのに…。
「ごめんねアルバート。でも昨日は疲れてて…。優しいアルバートなら分かってくれるよね?」
「レジー…も、もちろんだ。私も気が回らなくてすまなかった。延期がショックで思わず押しかけてしまったのだ。てっきり君は私を選ぶとばかり…、だが君の体調を考慮すべきだった」
うーん、扱いやすい。
「…殿下、不躾な質問なのですが殿下は息子を、その、レジナルドを望んでおいでなのですか?王都中に何やら噂が…」
一連のやり取りを黙って見ていた父が口ごもりながらもそう口をはさむ。
「望むとか望まないとかでなく…」
うん?責務、とかでも言うつもりだろうか…。
「運命を感じる」
カクッ!驚きのあまり椅子から落ちるところだった…。運命…、僕の許可も得ずいつの間にそんなものを…。
あー、でもこれきっとあれだ。パラレルとは言え、同メーカーの同世界観の元は攻略対象者。きっと存在の根幹に〝ヒロインの相手たれ”と刻まれているんじゃなかろうか…。だとしたら自分でも抗いきれない強制力に翻弄されて…本当ならより取り見取りだろうに、うぅ…なんて不憫な…。
僕は少しだけ優しくしてあげても良いかな?と警戒心を1段階引き下げた。
「アルバート、僕は運命とは自ら切り開くものだと思ってます。だから運命なんて言葉安易に信じない。けど…、アルバートのその気持ちはちゃんと(強制力だって)分かってますから心配しないで」
「レジー…」
…ん?なんだこの空気…?
「いいさ。最後にものを言うのはレジーの気持ちだ。彼は力に屈しない…」
「何の話だ?」
「ふふ、お子様の君は知らなくていい話だよ、オスカー」
セザールは一体何に気が付いたのやら…。
あーあ、僕の完全自由化への道のりは遠く険しい…。
すったもんだの滞在期間。
アルバートやオスカーたちの案内により叔父様が作成してくれたグルメマップは三分の一ほど攻略し終えている。
そして最終日前日、今僕は右大臣のご子息、ブラッドリー氏に誘われ、城下町にある風雅なオーベルジュで夕食を共にしている。
オーベルジュ、宿泊の出来るレストラン。ブラッドリー氏は飲んだら寝る派だろうか?
恐らくエヴァの…処刑日とか処刑方法とか…、に関しての報告をしてくれるんだろうけど…律儀だな。後は好きにしてくれていいのに。流石にリアル公開処刑を見に行く気はない。
「…そう。では君は来ないのだね。」
「血なまぐさいのはちょっと…」
「ふふ。狂魔力の継承者が血を嫌うとは…誰も考えなかったに違いないよ」
「狂魔力の継承者は吸血鬼ではありませんよ?」
「君になら噛まれたいものだが…。」
「ご冗談を。悪評が上書きされたらどうするんです?」
ただでさえ狂魔力はイメージ最悪だって言うのに…。
「悪評などと…、でも残念だ。会う機会が一日減った」
「お休みとって来て下さったらいいんですよ。ウエストエンドに」
「ああ、あのヴィラは素晴らしかった。どうだろう。ぜひ次の機会は一緒に夜景を見ながら滝プールで飲まないかい?酔ったらそのまま休めばいい」
「え?ヴィラから屋敷まではすぐですし自室に戻って休みますけど?そもそも僕それほどお酒好きじゃないですし。」
「ああ…、だから先ほどからグラスが減らないのか…。」
「あっ、もしかしてそれで今日もオーベルジュを選んでいただきました?お気遣いいただきありがとうございます。でも酔うほど飲まないので部屋は遠慮なくブラッドリー様がお使いください」
出来る大人はさすが心配りがスマート。見習わなくちゃ。
「…ブラッドと、レジナルド、ブラッドと呼んでくれないか…」
「いやー、さすがにそれは。」
年上の偉い人を愛称で呼ぶとか…無理っしょ。
「ガードが堅いのだね…。残念。ではせめてブラッドリーと…」
「そうまで仰るなら…」
「機会はまだある。焦らないさ。ではこれを」ツツー
「ひゃっ!…もう!指がくすぐったいですよブラッドリー。これは?」
「宿泊予約だ。融通してくれるね?」
「ほかならぬブラッドリーの頼みなら」
おおっ!漆黒のブラッドリー氏が働き方改革推進中だ!
それにしても…、ガードとか機会とか大袈裟な…。だって親しき中にも礼儀あり、壁に耳あり障子に目ありだからね。
炎上は事前に回避する。これ鉄則。危機とは起こってからより起こる前に防いでおくんだよ。
危機管理のこれ基本だから!
久しぶりの王都邸。父は少しだけ感慨深そうに頷いた。そしてコリンは執事の言葉をくすぐったそうに、だけど毅然と受け入れた。で、僕はと言えば…
「ブロンクス、僕は疲労困憊なので休息をとる。誰が来ても部屋に入れないで。いいね、誰が来てもだよ。特に金髪碧眼の色男は絶対絶対入れないで。後の指示は父に聞いて。それじゃぁ!」
直後アルバートがやって来たのには笑うしかない。やっぱりね。思った通りだ。
そこで僕は部屋に内鍵をかけ、そのうえごっついチェストでドア前にバリケードをこしらえると一人ふて寝を決め込んだ。
アルバートの相手は僕へのお詫びとしてお父様がしたらいいんじゃないかなっ!まったく冗談じゃない…。
悪夢にうなされた一夜が過ぎるといつものようにコリンが僕の起床を待っていた。
「ふわぁぁぁ。あー目覚めが悪い…。おはようコリン。お父様は?」
「レジー様、お、…おとうさまはリビングにいらっしゃいます。」
「そう。朝食は?」
「その、家族そろって召し上がると…。お待ちになっておられます」
「ふうん…。じゃあ行こうか」
収監塔での時間はコリンと父、二人の心を近づけるのに大きく役立ったようだ。
二人はぎこちないながらも少しづつ親子として歩み寄っている。こうなってくるとむしろ、僕と父のほうが他人行儀なんじゃないか?
そう…、身を挺した陛下への陳情。僕のために領地すら返上しても良いと言いきった父の姿に、普通なら感激でむせび泣いて親子の絆は再生され…と思うじゃん?
…キュン魔力にあてられた態度なんて信用に値しない。僕はゲームの強制力による人の好意は話半分以下で理解するよう努めている。じゃないと相手が正気に返ったとき落ち込むのはこちらだからね。
そんな訳で僕と父は相変わらずの平常運転。つかず離れず。でもこれでいい。
そんな団欒の朝に乱入してきたのは三人の友人と一人の不審者。
「ひどいじゃないかレジー。昨夜は扉の前にバリケードまで築いて…。」
「…バリケードをご存じと言う言事はこじ開けようとしましたね?ほらね!ほらやっぱり!」
「アルバート…君は何をやってるんだ。失礼じゃないか」
「油断も隙もないな。ははっ」
「笑い事じゃないよ。レジー、今夜も戸締りはしっかりして」
「ありがとセザール。帰りまで気を抜かないようにするよ」
しゅんと肩を落とす金の王子様。少し可哀想かな?そうだよね…、いっぱい僕のために頑張ってくれたのに…。
「ごめんねアルバート。でも昨日は疲れてて…。優しいアルバートなら分かってくれるよね?」
「レジー…も、もちろんだ。私も気が回らなくてすまなかった。延期がショックで思わず押しかけてしまったのだ。てっきり君は私を選ぶとばかり…、だが君の体調を考慮すべきだった」
うーん、扱いやすい。
「…殿下、不躾な質問なのですが殿下は息子を、その、レジナルドを望んでおいでなのですか?王都中に何やら噂が…」
一連のやり取りを黙って見ていた父が口ごもりながらもそう口をはさむ。
「望むとか望まないとかでなく…」
うん?責務、とかでも言うつもりだろうか…。
「運命を感じる」
カクッ!驚きのあまり椅子から落ちるところだった…。運命…、僕の許可も得ずいつの間にそんなものを…。
あー、でもこれきっとあれだ。パラレルとは言え、同メーカーの同世界観の元は攻略対象者。きっと存在の根幹に〝ヒロインの相手たれ”と刻まれているんじゃなかろうか…。だとしたら自分でも抗いきれない強制力に翻弄されて…本当ならより取り見取りだろうに、うぅ…なんて不憫な…。
僕は少しだけ優しくしてあげても良いかな?と警戒心を1段階引き下げた。
「アルバート、僕は運命とは自ら切り開くものだと思ってます。だから運命なんて言葉安易に信じない。けど…、アルバートのその気持ちはちゃんと(強制力だって)分かってますから心配しないで」
「レジー…」
…ん?なんだこの空気…?
「いいさ。最後にものを言うのはレジーの気持ちだ。彼は力に屈しない…」
「何の話だ?」
「ふふ、お子様の君は知らなくていい話だよ、オスカー」
セザールは一体何に気が付いたのやら…。
あーあ、僕の完全自由化への道のりは遠く険しい…。
すったもんだの滞在期間。
アルバートやオスカーたちの案内により叔父様が作成してくれたグルメマップは三分の一ほど攻略し終えている。
そして最終日前日、今僕は右大臣のご子息、ブラッドリー氏に誘われ、城下町にある風雅なオーベルジュで夕食を共にしている。
オーベルジュ、宿泊の出来るレストラン。ブラッドリー氏は飲んだら寝る派だろうか?
恐らくエヴァの…処刑日とか処刑方法とか…、に関しての報告をしてくれるんだろうけど…律儀だな。後は好きにしてくれていいのに。流石にリアル公開処刑を見に行く気はない。
「…そう。では君は来ないのだね。」
「血なまぐさいのはちょっと…」
「ふふ。狂魔力の継承者が血を嫌うとは…誰も考えなかったに違いないよ」
「狂魔力の継承者は吸血鬼ではありませんよ?」
「君になら噛まれたいものだが…。」
「ご冗談を。悪評が上書きされたらどうするんです?」
ただでさえ狂魔力はイメージ最悪だって言うのに…。
「悪評などと…、でも残念だ。会う機会が一日減った」
「お休みとって来て下さったらいいんですよ。ウエストエンドに」
「ああ、あのヴィラは素晴らしかった。どうだろう。ぜひ次の機会は一緒に夜景を見ながら滝プールで飲まないかい?酔ったらそのまま休めばいい」
「え?ヴィラから屋敷まではすぐですし自室に戻って休みますけど?そもそも僕それほどお酒好きじゃないですし。」
「ああ…、だから先ほどからグラスが減らないのか…。」
「あっ、もしかしてそれで今日もオーベルジュを選んでいただきました?お気遣いいただきありがとうございます。でも酔うほど飲まないので部屋は遠慮なくブラッドリー様がお使いください」
出来る大人はさすが心配りがスマート。見習わなくちゃ。
「…ブラッドと、レジナルド、ブラッドと呼んでくれないか…」
「いやー、さすがにそれは。」
年上の偉い人を愛称で呼ぶとか…無理っしょ。
「ガードが堅いのだね…。残念。ではせめてブラッドリーと…」
「そうまで仰るなら…」
「機会はまだある。焦らないさ。ではこれを」ツツー
「ひゃっ!…もう!指がくすぐったいですよブラッドリー。これは?」
「宿泊予約だ。融通してくれるね?」
「ほかならぬブラッドリーの頼みなら」
おおっ!漆黒のブラッドリー氏が働き方改革推進中だ!
それにしても…、ガードとか機会とか大袈裟な…。だって親しき中にも礼儀あり、壁に耳あり障子に目ありだからね。
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