265 / 277
連載
ごく普通な農家の息子は勘当息子を溺愛する?④
しおりを挟む
その船旅は驚くほど快適だった。
船内での飲食は全て乗船料に含まれ、乗客たちは皆船の上とは思えない程豪華な食事に舌鼓を売っている。そうして釣りをしたり、凧を上げたり、甲板で日光浴をしたりと、普段よりものんびりした時間を思い思いに過ごす。
そんな中、退屈しのぎなのか思いのほか僕の似顔絵はお呼びがかかり、油絵で描く肖像画と違って、パステルで描く少し単純なその似顔絵は苦情が出ることも無く皆笑顔で、気が付くと僕のポケットは銀貨でパンパンになっていた。
「タピオさん、これ…」
「ん?なんだ?」
「王都でお支払いいただいた僕の食事や馬車代です。それでも全部じゃないですが…」
「馬鹿だな。カミーユはホントに馬鹿だ。俺はそんなの受け取らないよ。恩に着せるくらいなら最初から面倒なんか見ない」
「でも…」
「感謝の気持ちがあるなら早く一人前になれ。それで今度はお前が困った人を助けるんだ。いいか?」
「は、はいっ!」
すごい…、大人の男だ。かっこいい…。ぼ、僕もいつかこんな風に…。タピオさんと居ればきっと立派な男になれ…、ああっ!
その時ふと気が付いた。
あと二日で最東に着く。そうしたらタピオさんは下船してしまう…。ど、どうしよう…。僕はきっとまた無力で無能なダメダメになる…。
「どうした?」
「た、タピオさん、降りないで。降りちゃヤダ。一緒に折り返しましょう」
「無理言うなよ。早く帰らないとただでさえ無理言って出てきたのに…」
「で、でも」
「このままこの部屋使う許可は貰ってあるから、な?折り返しも頑張れ。そうしたらまとまった金になるだろう?」
「そうですけど…タピオさんが居ないとダメになっちゃう…う…ヤダヤダ!」
「こら引っ張んな!あっ!」
ぐずぐずと彼の腕をつかんで離さなかったばかりに、勢い余って彼を引っ張りこんでしまった。
僕は倒れないよう彼を受け止めようと…、でも僕より大きいタピオさんを支える事は出来なくて。
結局二人して床に倒れ込むことになったその時口に触れたのは…何か柔らかい…
「く、口が!唇に!口づけ、僕の初めての口づけ…。あ、ああどうしよう。タピオさん!ど、どうしてくれるんですか!?」
「俺が悪いのか?」
「だってこっちに振り向くから…。口と口がこう、ぶちゅっと…」
「大げさだな。こんなのぶつかっただけだろ?それに口ならもうとっくに何度も付けてる」
「え…、なんですかそれ…」
「何ですかも何も。お前が熱でうなされてる間、誰が薬飲ませてやったと思ってるんだ」
「それはタピオさんが…。こう上体を起こして…」
「少しの力も入らなかったろ?ぐにゃぐにゃして。口移しで飲ませたに決まってるじゃないか。それに夜着を着替えさせたのも俺だ。全身裸にして汗も拭いてやったろ?何にも覚えてないのか?ここも、とか、あそこもとか、散々注文つけたくせに。」
「覚えてない…、って事は、僕はタピオさんと口付けを交したうえ一糸まとわぬ姿を見られて…そのうえあろうことか全身触られたんですか!?」
「まあな」
「そ…、そんなの…、そんなの…、初めてを全部奪われて…、恥ずかしい姿まで見られて…、僕…僕もうお婿に行けない!僕は清い身体だったんですよ!責任!責任取ってください!」
「うるさい奴だな。はいはい。どう責任取れって?」
「その前に一つお聞かせください。タ、タピオさんはどういうつもりでそうしたんですか?く、口づけとか…肌に触れたりとか…」
「どうって…普通するだろ?病人、」
「そのっ!僕のことを、その…、こ、好ま、ここ、好ましい…と思ったからそうしたんですか?」
「う~ん。まぁそうだな。(弟みたいで)好ましいと思ってるよ。(小動物みたいで)可愛いとも思ってるし」
「そっ…!そうなんですか!? そうなんですね…。気づかなかった…。ううん、そ、それなら…いいです。実は僕も…。えっと、それじゃぁ…」
「さっきからお前大丈夫か?」
「せ、責任取ってお婿に貰ってもらいますからね!」
「おっと、そうきたか。…ほんとに面白い奴だなお前は。ははっ、えーと、ま、いいか。好きにしろよ」
「え?ほんとに?ほんとに好きにしていいんですか?」
「やれやれ。家を追い出されても絵を止められなかったって?さてはお前頑固者だな?どうせ言い出したらきかないんだろ?ホントそう言うところも弟と同じだ。なら気が済むまで好きにしろ。俺は困らない」
「え…?や…、やったぁ!」
「ぷっ!ほんっと弟にそっくりだ」
知らないうちに不埒な真似をされていたのは憤慨ものだが、それよりも重要なのはタピオさんから許可を貰った事だ。
出会ってまだ10日ほどだというのに仕事どころか添い遂げる相手が決まってしまった…。
で、でも仕方ない。これはおじい様おばあ様からもきつく言い聞かされていた事なんだから。
「いいですか。うかつな相手と肌を合わせて子供を盾に婚姻を迫られでもしたら困るのは貴方です。我が家は小さくとも領地をもつ立派な子爵家。父や兄に迷惑をかけてはいけません。肌を合わせていいのは婚姻を誓った相手だけですよ!貴方はぼんやりしているのですからそれだけは肝に銘じておきなさい!」
だからこそ僕はこの歳までちゃんと言いつけを守り清い身体でいたのに初めて肌を許した相手がタピオさんになるなんて…。予定外だったけど…い、いいよね?
性別にはどう仰るかわからないけど…
で、でも、近頃は同性同士の婚姻だって普通の事で…。そ、そうだよ、リッターホルム公爵だって同性の妻を娶ったのだし僕だって…。
それにタピオさんは僕をか、可愛い、好ましいって…そ、そんな風に思ってたなんて知らなかったけど…
そ、それなら僕だって、実は初めて会ったあの晩からタピオさんの事をずっと優しくて頼りがいのある、す、すて、素敵な人だって思ってて…ひゃぁぁ恥ずかしい…。
と、とにかくこうなった以上一緒に村まで行ってご両親にご挨拶をしなければ!
「下船するのか?」
「しますよ。タピオさんについて行きます。ご両親に会わないと」
「へえ?」
どうしよう。こんなに心が沸き立ったのは初めてだ。ワクワクするというかドキドキするというか。
タピオさんのご両親…きちんと挨拶しなくては…。気に入っていただけるだろうか…。仲がいいって言う弟さんにも会ってみたいし、あー、落ち着かない!
「ホントにお前は見てて飽きないな。ん?手に持ってるのは何だ?」
「あ、これ。ご両親に差し上げようかと思って。僕の描いたタピオさんです。」
「どれどれ。…へー…」
「どうですか?上手く描けたと思うんですけど…」
「お前これ何枚あるんだ…。まぁいいけど。恥ずかしい奴」
「なんでですかっ!それより…」
「ん?」
「手つないでいいですか?」
船内での飲食は全て乗船料に含まれ、乗客たちは皆船の上とは思えない程豪華な食事に舌鼓を売っている。そうして釣りをしたり、凧を上げたり、甲板で日光浴をしたりと、普段よりものんびりした時間を思い思いに過ごす。
そんな中、退屈しのぎなのか思いのほか僕の似顔絵はお呼びがかかり、油絵で描く肖像画と違って、パステルで描く少し単純なその似顔絵は苦情が出ることも無く皆笑顔で、気が付くと僕のポケットは銀貨でパンパンになっていた。
「タピオさん、これ…」
「ん?なんだ?」
「王都でお支払いいただいた僕の食事や馬車代です。それでも全部じゃないですが…」
「馬鹿だな。カミーユはホントに馬鹿だ。俺はそんなの受け取らないよ。恩に着せるくらいなら最初から面倒なんか見ない」
「でも…」
「感謝の気持ちがあるなら早く一人前になれ。それで今度はお前が困った人を助けるんだ。いいか?」
「は、はいっ!」
すごい…、大人の男だ。かっこいい…。ぼ、僕もいつかこんな風に…。タピオさんと居ればきっと立派な男になれ…、ああっ!
その時ふと気が付いた。
あと二日で最東に着く。そうしたらタピオさんは下船してしまう…。ど、どうしよう…。僕はきっとまた無力で無能なダメダメになる…。
「どうした?」
「た、タピオさん、降りないで。降りちゃヤダ。一緒に折り返しましょう」
「無理言うなよ。早く帰らないとただでさえ無理言って出てきたのに…」
「で、でも」
「このままこの部屋使う許可は貰ってあるから、な?折り返しも頑張れ。そうしたらまとまった金になるだろう?」
「そうですけど…タピオさんが居ないとダメになっちゃう…う…ヤダヤダ!」
「こら引っ張んな!あっ!」
ぐずぐずと彼の腕をつかんで離さなかったばかりに、勢い余って彼を引っ張りこんでしまった。
僕は倒れないよう彼を受け止めようと…、でも僕より大きいタピオさんを支える事は出来なくて。
結局二人して床に倒れ込むことになったその時口に触れたのは…何か柔らかい…
「く、口が!唇に!口づけ、僕の初めての口づけ…。あ、ああどうしよう。タピオさん!ど、どうしてくれるんですか!?」
「俺が悪いのか?」
「だってこっちに振り向くから…。口と口がこう、ぶちゅっと…」
「大げさだな。こんなのぶつかっただけだろ?それに口ならもうとっくに何度も付けてる」
「え…、なんですかそれ…」
「何ですかも何も。お前が熱でうなされてる間、誰が薬飲ませてやったと思ってるんだ」
「それはタピオさんが…。こう上体を起こして…」
「少しの力も入らなかったろ?ぐにゃぐにゃして。口移しで飲ませたに決まってるじゃないか。それに夜着を着替えさせたのも俺だ。全身裸にして汗も拭いてやったろ?何にも覚えてないのか?ここも、とか、あそこもとか、散々注文つけたくせに。」
「覚えてない…、って事は、僕はタピオさんと口付けを交したうえ一糸まとわぬ姿を見られて…そのうえあろうことか全身触られたんですか!?」
「まあな」
「そ…、そんなの…、そんなの…、初めてを全部奪われて…、恥ずかしい姿まで見られて…、僕…僕もうお婿に行けない!僕は清い身体だったんですよ!責任!責任取ってください!」
「うるさい奴だな。はいはい。どう責任取れって?」
「その前に一つお聞かせください。タ、タピオさんはどういうつもりでそうしたんですか?く、口づけとか…肌に触れたりとか…」
「どうって…普通するだろ?病人、」
「そのっ!僕のことを、その…、こ、好ま、ここ、好ましい…と思ったからそうしたんですか?」
「う~ん。まぁそうだな。(弟みたいで)好ましいと思ってるよ。(小動物みたいで)可愛いとも思ってるし」
「そっ…!そうなんですか!? そうなんですね…。気づかなかった…。ううん、そ、それなら…いいです。実は僕も…。えっと、それじゃぁ…」
「さっきからお前大丈夫か?」
「せ、責任取ってお婿に貰ってもらいますからね!」
「おっと、そうきたか。…ほんとに面白い奴だなお前は。ははっ、えーと、ま、いいか。好きにしろよ」
「え?ほんとに?ほんとに好きにしていいんですか?」
「やれやれ。家を追い出されても絵を止められなかったって?さてはお前頑固者だな?どうせ言い出したらきかないんだろ?ホントそう言うところも弟と同じだ。なら気が済むまで好きにしろ。俺は困らない」
「え…?や…、やったぁ!」
「ぷっ!ほんっと弟にそっくりだ」
知らないうちに不埒な真似をされていたのは憤慨ものだが、それよりも重要なのはタピオさんから許可を貰った事だ。
出会ってまだ10日ほどだというのに仕事どころか添い遂げる相手が決まってしまった…。
で、でも仕方ない。これはおじい様おばあ様からもきつく言い聞かされていた事なんだから。
「いいですか。うかつな相手と肌を合わせて子供を盾に婚姻を迫られでもしたら困るのは貴方です。我が家は小さくとも領地をもつ立派な子爵家。父や兄に迷惑をかけてはいけません。肌を合わせていいのは婚姻を誓った相手だけですよ!貴方はぼんやりしているのですからそれだけは肝に銘じておきなさい!」
だからこそ僕はこの歳までちゃんと言いつけを守り清い身体でいたのに初めて肌を許した相手がタピオさんになるなんて…。予定外だったけど…い、いいよね?
性別にはどう仰るかわからないけど…
で、でも、近頃は同性同士の婚姻だって普通の事で…。そ、そうだよ、リッターホルム公爵だって同性の妻を娶ったのだし僕だって…。
それにタピオさんは僕をか、可愛い、好ましいって…そ、そんな風に思ってたなんて知らなかったけど…
そ、それなら僕だって、実は初めて会ったあの晩からタピオさんの事をずっと優しくて頼りがいのある、す、すて、素敵な人だって思ってて…ひゃぁぁ恥ずかしい…。
と、とにかくこうなった以上一緒に村まで行ってご両親にご挨拶をしなければ!
「下船するのか?」
「しますよ。タピオさんについて行きます。ご両親に会わないと」
「へえ?」
どうしよう。こんなに心が沸き立ったのは初めてだ。ワクワクするというかドキドキするというか。
タピオさんのご両親…きちんと挨拶しなくては…。気に入っていただけるだろうか…。仲がいいって言う弟さんにも会ってみたいし、あー、落ち着かない!
「ホントにお前は見てて飽きないな。ん?手に持ってるのは何だ?」
「あ、これ。ご両親に差し上げようかと思って。僕の描いたタピオさんです。」
「どれどれ。…へー…」
「どうですか?上手く描けたと思うんですけど…」
「お前これ何枚あるんだ…。まぁいいけど。恥ずかしい奴」
「なんでですかっ!それより…」
「ん?」
「手つないでいいですか?」
241
お気に入りに追加
5,686
あなたにおすすめの小説

王家の影一族に転生した僕にはどうやら才能があるらしい。
薄明 喰
BL
アーバスノイヤー公爵家の次男として生誕した僕、ルナイス・アーバスノイヤーは日本という異世界で生きていた記憶を持って生まれてきた。
アーバスノイヤー公爵家は表向きは代々王家に仕える近衛騎士として名を挙げている一族であるが、実は陰で王家に牙を向ける者達の処分や面倒ごとを片付ける暗躍一族なのだ。
そんな公爵家に生まれた僕も将来は家業を熟さないといけないのだけど…前世でなんの才もなくぼんやりと生きてきた僕には無理ですよ!!
え?
僕には暗躍一族としての才能に恵まれている!?
※すべてフィクションであり実在する物、人、言語とは異なることをご了承ください。
色んな国の言葉をMIXさせています。
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)


義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。
※(3/14)ストック更新終わりました!幕間を挟みます。また本筋練り終わりましたら再開します。待っててくださいね♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。
【完結】悪役令息の従者に転職しました
*
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく、舞踏会編、はじめましたー!
他のお話を読まなくても大丈夫なようにお書きするので、気軽に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。