258 / 277
連載
おまけ ⑩
しおりを挟む
雪解けの水もまだ冷たいある早春。雪解けと言っても直に5月だ。
だがこの雪解けを心待ちにしていた僕が居る。それは何故か。
じゃじゃーん!
遂にキャラベル船の出航だ!…っていっても河だけど…。いいやっ!この川は向こう岸が見えない程の大河だ!そしてこの手の大河はとても流れが穏やかなのだ。山から流れてくる急流とは全くの別物。ほとんど海と言っても過言ではない!
そこに住む生物以外は…。
ああ…、これが海じゃないばかりにカニとか…ウニとか…、本当だったら回らないカウンターで食べたかった食材の数々を味わえないのが血を吐くほど無念だっ…。
だがしかし!この航海ならぬ航河が上手くいけば…!
この河はこの国を超えて、不毛の地と獣人の国を隔てる辺りを突っ切って、そのまた向こうの海へとはるか遠くまで続いていく。この航行が上手くいけば、やたら関税の高い亜人種の国ボルティスを通らなくったって海産物が手に入るかも知れない…。
大公の治世に代わったことで亜人種との国交も今まさに開かんと協議しているまっ最中ではあるけれど、まだその準備は整っていない。
こちらサイドにもあちらサイドにもだ。
命綱になる塩だけは辺境伯の力によって、ほとんどぼったくりに近い関税を支払って何とか手に入れているっていうのがのが実情なのだ。
だからこそリッターホルムオリジナルの『伯方の塩』ならぬ『アッシュの塩』でさえスゴイ高値で取引されてるんだけどね。塩生植物バンザイ!
脱線したが、最終目標はそこだ。遊覧事業なんてただのおまけ、遠洋漁業へと至る試金石でしかない。そして無事それが叶えられた暁にはサーダさんのシーフード料理が…ついにテーブルを埋め尽くす!
…恐ろしいほど完璧な計画だ…。
その進水式がこの4月にあるのだが、そこには何と…、いつも通りケネス、…でなく大公が出席する。だってこの国で初めての大型船だからね。世紀の一瞬だもん。王さまが来るぐらいの快挙ってことだよ!
そんなわけで大公が王妃様を伴って久しぶりにリッターホルムへとやって来るのだ!
「楽しみだな。大公ってばリッターホルムは何時ぶりだろう?あまりの発展ぶりにびっくりしちゃうよ、きっと」
「そうだね。声も出ない程驚かれるに違いない。大叔父上はそのまま大公領へも寄られるとの事だが」
「初めて王妃様を連れていくんだもん、領のみんなも大喜びだね。そうだ。お式の事だけど…」
実はこの進水式には大きな目玉がある。それはなんと…
アルパ君の婚姻式典をこの船上でやっちゃおう!ってことだ。何故そんなことをするのか。それには二つのの理由がある。
まず一つは、近々のうちに二度も遠方の方々をリッターホルムまでお呼びするのが申し訳ないって事。
初の大型船と公爵家二男の結婚式、どちらも無視はできない重要案件だ。かと言って今年は夏過ぎにケネスの結婚式も王都で控えている。みんな大変じゃない?だからリッターホルムへの訪問ぐらいは一度で済むようにね。
そしてもう一つ。
これは大きなマーケティングでもある。大型船の可能性を大きく知らしめる機会だ。人や物を運ぶキャリーとしての役目だけでない。アクティビティ、そしてバンケットとして利用でますよ、って言う可能性だ。
「大叔父上をはじめ、ミットン河に面した領のご当主はそのまま君がお送りするのだったね?」
「そうそう。ユーリも大公領までは付いて来るでしょ?アルパ君たちは新婚旅行って事でそのまま国境付近まで行って折返してくるから僕はそっちについてく。ユーリは大公領でのんびりしてて。タピオ兄さんは向こうの方が近いから東の川岸に来るって。そこで少しだけ会ってくるね。」
「どの領も河沿いには庶民も多く観に来るだろう。それに合わせて商人も屋台を出すだろうとアレクシが言っていたが…大変な賑わいになりそうだ。」
この国初の幾つもの領を跨いだ共同事業。これで東西はぐっと距離が縮まるし南北は既に気球が縮めている。
大公の国が、ケネスの国が大きな輪になっていく!
「ワクワクするね」
「…君の目が私以外を向くことに妬けてしまうな。ほどほどに。いいね」
ユーリってば昔っから言う事変わらないんだから…。
「アッシュ様、…がお見えになりました。サロンにてお待ちでいらっしゃいます。」
「やっと来たー!すぐ行く!」
なんかよく聞こえなかったけどヴェストさんが僕を呼びに来る来客なんて大公に決まってる!
バーン!
「お待たせ大公!って言うか待ってたよ!」
「騒々しい!静かにせぬか!」
「ゲッ!ご老公…」
「むっ…」
「はっはっは、許してやってくれコルトバ侯。これはこの小生意気さこそ持ち味なのだ」
「大公居た…。良かった。小生意気…随分だなぁ…」
「褒めておるのだ。さあアッシュ、ここは王城ではない。そこに座るがいい」
しっかし…、まさかコルトバ侯、命名ご老公が親戚になっちゃうとはね。うるさ型の親戚ってやつ。めんどくさい…。
「お前もアルパ殿もなかなか見る目がある。並みいる令嬢の中からあの精霊の様な孫娘を選ぶとはな。」
「精霊…、言い過ぎだって、」
「なんだ?」
「いいえ精霊です。妖精と言ってもいい。」
「そうであろう」
目の前にはユーリとアルパ君、そしてその奥様になる少女が居る。若夫婦は初々しすぎて付き合いたての学生カップルにしか見えないのはご愛敬…。それから大公夫妻にご老公、王城を守るケネスとシグリット姫がここにいないのは少し残念。でも幸せな家族の姿がここにある。
カメラ…、カメラが欲しい!ああ…なんて悔しい…
「アッシュ様、画家を呼んでございます」
「ヴェ、ヴェストさん…。グッジョブ…」
おや、そういえば。
付き合いたてのカップルならここにも居たよ。仕方ない、大公領まで連れてってあげるとするか…。
だがこの雪解けを心待ちにしていた僕が居る。それは何故か。
じゃじゃーん!
遂にキャラベル船の出航だ!…っていっても河だけど…。いいやっ!この川は向こう岸が見えない程の大河だ!そしてこの手の大河はとても流れが穏やかなのだ。山から流れてくる急流とは全くの別物。ほとんど海と言っても過言ではない!
そこに住む生物以外は…。
ああ…、これが海じゃないばかりにカニとか…ウニとか…、本当だったら回らないカウンターで食べたかった食材の数々を味わえないのが血を吐くほど無念だっ…。
だがしかし!この航海ならぬ航河が上手くいけば…!
この河はこの国を超えて、不毛の地と獣人の国を隔てる辺りを突っ切って、そのまた向こうの海へとはるか遠くまで続いていく。この航行が上手くいけば、やたら関税の高い亜人種の国ボルティスを通らなくったって海産物が手に入るかも知れない…。
大公の治世に代わったことで亜人種との国交も今まさに開かんと協議しているまっ最中ではあるけれど、まだその準備は整っていない。
こちらサイドにもあちらサイドにもだ。
命綱になる塩だけは辺境伯の力によって、ほとんどぼったくりに近い関税を支払って何とか手に入れているっていうのがのが実情なのだ。
だからこそリッターホルムオリジナルの『伯方の塩』ならぬ『アッシュの塩』でさえスゴイ高値で取引されてるんだけどね。塩生植物バンザイ!
脱線したが、最終目標はそこだ。遊覧事業なんてただのおまけ、遠洋漁業へと至る試金石でしかない。そして無事それが叶えられた暁にはサーダさんのシーフード料理が…ついにテーブルを埋め尽くす!
…恐ろしいほど完璧な計画だ…。
その進水式がこの4月にあるのだが、そこには何と…、いつも通りケネス、…でなく大公が出席する。だってこの国で初めての大型船だからね。世紀の一瞬だもん。王さまが来るぐらいの快挙ってことだよ!
そんなわけで大公が王妃様を伴って久しぶりにリッターホルムへとやって来るのだ!
「楽しみだな。大公ってばリッターホルムは何時ぶりだろう?あまりの発展ぶりにびっくりしちゃうよ、きっと」
「そうだね。声も出ない程驚かれるに違いない。大叔父上はそのまま大公領へも寄られるとの事だが」
「初めて王妃様を連れていくんだもん、領のみんなも大喜びだね。そうだ。お式の事だけど…」
実はこの進水式には大きな目玉がある。それはなんと…
アルパ君の婚姻式典をこの船上でやっちゃおう!ってことだ。何故そんなことをするのか。それには二つのの理由がある。
まず一つは、近々のうちに二度も遠方の方々をリッターホルムまでお呼びするのが申し訳ないって事。
初の大型船と公爵家二男の結婚式、どちらも無視はできない重要案件だ。かと言って今年は夏過ぎにケネスの結婚式も王都で控えている。みんな大変じゃない?だからリッターホルムへの訪問ぐらいは一度で済むようにね。
そしてもう一つ。
これは大きなマーケティングでもある。大型船の可能性を大きく知らしめる機会だ。人や物を運ぶキャリーとしての役目だけでない。アクティビティ、そしてバンケットとして利用でますよ、って言う可能性だ。
「大叔父上をはじめ、ミットン河に面した領のご当主はそのまま君がお送りするのだったね?」
「そうそう。ユーリも大公領までは付いて来るでしょ?アルパ君たちは新婚旅行って事でそのまま国境付近まで行って折返してくるから僕はそっちについてく。ユーリは大公領でのんびりしてて。タピオ兄さんは向こうの方が近いから東の川岸に来るって。そこで少しだけ会ってくるね。」
「どの領も河沿いには庶民も多く観に来るだろう。それに合わせて商人も屋台を出すだろうとアレクシが言っていたが…大変な賑わいになりそうだ。」
この国初の幾つもの領を跨いだ共同事業。これで東西はぐっと距離が縮まるし南北は既に気球が縮めている。
大公の国が、ケネスの国が大きな輪になっていく!
「ワクワクするね」
「…君の目が私以外を向くことに妬けてしまうな。ほどほどに。いいね」
ユーリってば昔っから言う事変わらないんだから…。
「アッシュ様、…がお見えになりました。サロンにてお待ちでいらっしゃいます。」
「やっと来たー!すぐ行く!」
なんかよく聞こえなかったけどヴェストさんが僕を呼びに来る来客なんて大公に決まってる!
バーン!
「お待たせ大公!って言うか待ってたよ!」
「騒々しい!静かにせぬか!」
「ゲッ!ご老公…」
「むっ…」
「はっはっは、許してやってくれコルトバ侯。これはこの小生意気さこそ持ち味なのだ」
「大公居た…。良かった。小生意気…随分だなぁ…」
「褒めておるのだ。さあアッシュ、ここは王城ではない。そこに座るがいい」
しっかし…、まさかコルトバ侯、命名ご老公が親戚になっちゃうとはね。うるさ型の親戚ってやつ。めんどくさい…。
「お前もアルパ殿もなかなか見る目がある。並みいる令嬢の中からあの精霊の様な孫娘を選ぶとはな。」
「精霊…、言い過ぎだって、」
「なんだ?」
「いいえ精霊です。妖精と言ってもいい。」
「そうであろう」
目の前にはユーリとアルパ君、そしてその奥様になる少女が居る。若夫婦は初々しすぎて付き合いたての学生カップルにしか見えないのはご愛敬…。それから大公夫妻にご老公、王城を守るケネスとシグリット姫がここにいないのは少し残念。でも幸せな家族の姿がここにある。
カメラ…、カメラが欲しい!ああ…なんて悔しい…
「アッシュ様、画家を呼んでございます」
「ヴェ、ヴェストさん…。グッジョブ…」
おや、そういえば。
付き合いたてのカップルならここにも居たよ。仕方ない、大公領まで連れてってあげるとするか…。
261
あなたにおすすめの小説
なぜ処刑予定の悪役子息の俺が溺愛されている?
詩河とんぼ
BL
前世では過労死し、バース性があるBLゲームに転生した俺は、なる方が珍しいバットエンド以外は全て処刑されるというの世界の悪役子息・カイラントになっていた。処刑されるのはもちろん嫌だし、知識を付けてそれなりのところで働くか婿入りできたらいいな……と思っていたのだが、攻略対象者で王太子のアルスタから猛アプローチを受ける。……どうしてこうなった?
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も皆の小話もあがります。
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。
キュートなモブ令息に転生したボク。可愛さと前世の知識で悪役令息なお義兄さまを守りますっ!
をち。「もう我慢なんて」書籍発売中
BL
これは、あざと可愛い悪役令息の義弟VS.あざと主人公のおはなし。
ボクの名前は、クリストファー。
突然だけど、ボクには前世の記憶がある。
ジルベスターお義兄さまと初めて会ったとき、そのご尊顔を見て
「あああ!《《この人》》、知ってるう!悪役令息っ!」
と思い出したのだ。
あ、この人ゲームの悪役じゃん、って。
そう、俺が今いるこの世界は、ゲームの中の世界だったの!
そして、ボクは悪役令息ジルベスターの義弟に転生していたのだ!
しかも、モブ。
繰り返します。ボクはモブ!!「完全なるモブ」なのだ!
ゲームの中のボクには、モブすぎて名前もキャラデザもなかった。
どおりで今まで毎日自分の顔をみてもなんにも思い出さなかったわけだ!
ちなみに、ジルベスターお義兄さまは悪役ながら非常に人気があった。
その理由の第一は、ビジュアル!
夜空に輝く月みたいにキラキラした銀髪。夜の闇を思わせる深い紺碧の瞳。
涼やかに切れ上がった眦はサイコーにクール!!
イケメンではなく美形!ビューティフル!ワンダフォー!
ありとあらゆる美辞麗句を並び立てたくなるくらいに美しい姿かたちなのだ!
当然ながらボクもそのビジュアルにノックアウトされた。
ネップリももちろんコンプリートしたし、アクスタももちろん手に入れた!
そんなボクの推しジルベスターは、その無表情のせいで「人を馬鹿にしている」「心がない」「冷酷」といわれ、悪役令息と呼ばれていた。
でもボクにはわかっていた。全部誤解なんだって。
ジルベスターは優しい人なんだって。
あの無表情の下には確かに温かなものが隠れてるはずなの!
なのに誰もそれを理解しようとしなかった。
そして最後に断罪されてしまうのだ!あのピンク頭に惑わされたあんぽんたんたちのせいで!!
ジルベスターが断罪されたときには悔し涙にぬれた。
なんとかジルベスターを救おうとすべてのルートを試し、ゲームをやり込みまくった。
でも何をしてもジルベスターは断罪された。
ボクはこの世界で大声で叫ぶ。
ボクのお義兄様はカッコよくて優しい最高のお義兄様なんだからっ!
ゲームの世界ならいざしらず、このボクがついてるからには断罪なんてさせないっ!
最高に可愛いハイスぺモブ令息に転生したボクは、可愛さと前世の知識を武器にお義兄さまを守りますっ!
⭐︎⭐︎⭐︎
ご拝読頂きありがとうございます!
コメント、エール、いいねお待ちしております♡
「もう我慢なんてしません!家族からうとまれていた俺は、家を出て冒険者になります!」書籍発売中!
連載続いておりますので、そちらもぜひ♡
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。