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169 彼と水臭い彼
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「司祭様。アッシュ様から蜂蜜酒を受け取るよう言い付かって参りました。」
やってきたのはリッターホルム公爵家の執事として、今では辣腕を振るう私の可愛い末の弟ヴェストである。
叙階を受け、ようやく司祭となった私を大司教はこのリッターホルム公爵領へと派遣なされた。ああ…、これも神の御心、信心ゆえの幸運であろうか。
「ヴェスト…、司祭様などと随分他人行儀じゃないか。いつものように兄さんと呼んでくれないかい?」
「いえ、教会内には養蜂に従事する修道女の方もいますので。」
おや、なんと立派な心配りだろうか。私の立場を慮っているのだね。優しい弟だ。
「そうかい?成長したんだねヴェスト、兄さんは嬉しいよ。ではどうだろう、少し掛けてお茶をしていかないかい?」
「少しだけなら。ゆっくりしてくるようにと時間を頂きましたので」
何の感情も乗せずそう言うが、断らないこと、それ自体が彼の感情を表している。他の誰に分からなくても私たち家族になら容易く分かる。これこそが絆だ。だがその絆はあのお屋敷で少しづつその向かう先を増やしている。兄としてそれがどれほど嬉しいか…。
その結ばれた先の一つがヴェストの口にしたアッシュ君だ。
「アッシュ様が不自由は無いかと気にしておいででしたがいかがでしょう」
「まったく問題は無いよ。ここの居住部分は私のために随分手を入れて下さったようだね、公爵様の温かい歓迎の意を強く感じるよ。なんと窓際には私の好きなヘリオトロープが飾ってあって…ね、…まさか…、ヴェスト、お前の指示かい?そうかい?そうなのかい?」
私の好きな青のヘリオトロープ。それを知るのは家族と限られた友人だけ…それはつまり…
「いえあれは」
「そうなんだね!ああ!とても嬉しいよ。そうか、お前も兄さんを歓迎してくれていたんだね。ふふふ、これを聞いたらヴィーゴがヤキモチを妬きそうだ。」
「…アッシュ様が居住の快適性を高めるようにと仰ったので…」
「だがヘリオトロープを飾れとは言われていないだろう?」
「それが居住性を高めるかと…」
「嬉しいよヴェスト」
私の自慢がまた一つ増えてしまった。
「あら。お屋敷の執事様よ。司祭様の弟様なんですって。」
「まぁ…なんてお綺麗な方。司祭様が自慢げにお話しされる訳ね」
「…あの話が始まると微笑ましいけど長いのよね…」
「本当にあれが無ければとても良い司祭様なのだけどね…」
「あら、あなた、その醸造中の蜂蜜酒はそこではないわ。そちらの天窓の下に置いてちょうだい。アッシュ様から指示を頂いているの。新月の晩は灯した蜜蝋で周りを囲んで月の灯りを浴びせるように、と。」
「変わった指示ね」
「そうねぇ。でもここはとても居心地が良いんですもの。それっぽっちの手間ですむなら軽いものだわ」
ユーリと僕の食後のひと時、それはこの時期大抵ガーベラの下がお決まりだ。良い風なんだよねぇ…、気持ちいい。
そしてそこで振舞われるのが、ユーリには蜂蜜酒、僕には蜂蜜をたっぷり入れたレモネード。
12家の呪いに対抗する血清。それはユーリの毒から作られる。だけど絵画をこの屋敷に運び入れた今、一応の小休止状態になっている。
そして呪いの基となった壁画は今、あの煉瓦の倉庫の中で徹底的に浄化を試みているところだ。
周りを水晶で囲みセージを敷き詰め、天窓の月の灯りもちょうど壁画に当たるよう鏡を使って調整した。
『運命を変えるパワーストーン』その浄化の項目に載ってたものではあるけれど…、恐らく気休めだということは分かっている。けど藁をも掴みたい気分だったのだ…。
浄化のアイテム、月の光。
蜂蜜酒は新月の光によって浄化の力を強化しパワーストーンは月の光によって溜め込んだ邪気を払う。
月…浄化…、ああ、やっぱり長の末子は、ユーリは浄化を司る月の美神…。ウットリ…
「じっと見てどうかした?何かついてるかい?」
「ううん、何もついてな、あ、すごく整った目と鼻と口がついてる」
「ふふ、それは良かった」
いや本当に…。
「そうそうユーリ、蜂蜜酒の追加分はヴェストさんに取りに行ってもらったよ」
「ヴェストに?」
「こうでもしないとなかなかスヴェンさんに会いに行かないから。せっかくお兄さんがリッターホルムの司祭様になったって言うのにね…、水臭いよ。」
「休みは適度に取るよう言ってあるのだが…」
「勤労意欲が高すぎるのも考え物だよね。でも兄弟は仲良くしないと」
「君とタピオ君のようにかい?」
「そうだよ。タピオ兄さんはちょっとスパルタだけどとっても頼りになるんだ。ユーリもなにか困ったら兄さんに言ったらいいよ。きっと力になってくれる」
マァの村にいるタピオ兄さんはタフでおおらかな僕自慢の兄さんだ。
木のぼりやロッククライミング、川での魚獲り(釣りではない)からウサギ狩りまで(可哀想だからやめようと泣いて懇願した)何でも教えてくれるし何でも仕留めてくれる、頼りがいのある兄さんだ。
母さんが渋るちょっとやんちゃな僕の行動もいつだって後押ししてくれた理解のある兄さん。僕はタピオ兄さんが大好きだ。
「ふふ、タピオ君は良い兄なんだね。少し妬けてしまうな」
「バカだなぁユーリは。僕の兄さんって事はユーリの兄さんでもあるんだよ?変なヤキモチ妬かないでね」
「それなら次の誕生日にはその兄さんを招待しようか?婚姻の式典の際はあまり水入らずで過ごせなかったのだろう?」
「僕の誕生日はダメだよ。農家の8月は忙しいから。ユーリの誕生日にしようよ。収穫後なら少しは時間が取れるかも。」
「そうか…、では冬の間に呼べばよかったね。」
「う~ん、冬はいつも王都に行くから無理かなって…」
「君こそ水臭いじゃないか。私たちは夫夫だろう?どんなわがままも私には言って欲しい。いいね」
王都に行く事になるのはまさにその僕のわがままのせいなんだけどね…。
やってきたのはリッターホルム公爵家の執事として、今では辣腕を振るう私の可愛い末の弟ヴェストである。
叙階を受け、ようやく司祭となった私を大司教はこのリッターホルム公爵領へと派遣なされた。ああ…、これも神の御心、信心ゆえの幸運であろうか。
「ヴェスト…、司祭様などと随分他人行儀じゃないか。いつものように兄さんと呼んでくれないかい?」
「いえ、教会内には養蜂に従事する修道女の方もいますので。」
おや、なんと立派な心配りだろうか。私の立場を慮っているのだね。優しい弟だ。
「そうかい?成長したんだねヴェスト、兄さんは嬉しいよ。ではどうだろう、少し掛けてお茶をしていかないかい?」
「少しだけなら。ゆっくりしてくるようにと時間を頂きましたので」
何の感情も乗せずそう言うが、断らないこと、それ自体が彼の感情を表している。他の誰に分からなくても私たち家族になら容易く分かる。これこそが絆だ。だがその絆はあのお屋敷で少しづつその向かう先を増やしている。兄としてそれがどれほど嬉しいか…。
その結ばれた先の一つがヴェストの口にしたアッシュ君だ。
「アッシュ様が不自由は無いかと気にしておいででしたがいかがでしょう」
「まったく問題は無いよ。ここの居住部分は私のために随分手を入れて下さったようだね、公爵様の温かい歓迎の意を強く感じるよ。なんと窓際には私の好きなヘリオトロープが飾ってあって…ね、…まさか…、ヴェスト、お前の指示かい?そうかい?そうなのかい?」
私の好きな青のヘリオトロープ。それを知るのは家族と限られた友人だけ…それはつまり…
「いえあれは」
「そうなんだね!ああ!とても嬉しいよ。そうか、お前も兄さんを歓迎してくれていたんだね。ふふふ、これを聞いたらヴィーゴがヤキモチを妬きそうだ。」
「…アッシュ様が居住の快適性を高めるようにと仰ったので…」
「だがヘリオトロープを飾れとは言われていないだろう?」
「それが居住性を高めるかと…」
「嬉しいよヴェスト」
私の自慢がまた一つ増えてしまった。
「あら。お屋敷の執事様よ。司祭様の弟様なんですって。」
「まぁ…なんてお綺麗な方。司祭様が自慢げにお話しされる訳ね」
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「あら、あなた、その醸造中の蜂蜜酒はそこではないわ。そちらの天窓の下に置いてちょうだい。アッシュ様から指示を頂いているの。新月の晩は灯した蜜蝋で周りを囲んで月の灯りを浴びせるように、と。」
「変わった指示ね」
「そうねぇ。でもここはとても居心地が良いんですもの。それっぽっちの手間ですむなら軽いものだわ」
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12家の呪いに対抗する血清。それはユーリの毒から作られる。だけど絵画をこの屋敷に運び入れた今、一応の小休止状態になっている。
そして呪いの基となった壁画は今、あの煉瓦の倉庫の中で徹底的に浄化を試みているところだ。
周りを水晶で囲みセージを敷き詰め、天窓の月の灯りもちょうど壁画に当たるよう鏡を使って調整した。
『運命を変えるパワーストーン』その浄化の項目に載ってたものではあるけれど…、恐らく気休めだということは分かっている。けど藁をも掴みたい気分だったのだ…。
浄化のアイテム、月の光。
蜂蜜酒は新月の光によって浄化の力を強化しパワーストーンは月の光によって溜め込んだ邪気を払う。
月…浄化…、ああ、やっぱり長の末子は、ユーリは浄化を司る月の美神…。ウットリ…
「じっと見てどうかした?何かついてるかい?」
「ううん、何もついてな、あ、すごく整った目と鼻と口がついてる」
「ふふ、それは良かった」
いや本当に…。
「そうそうユーリ、蜂蜜酒の追加分はヴェストさんに取りに行ってもらったよ」
「ヴェストに?」
「こうでもしないとなかなかスヴェンさんに会いに行かないから。せっかくお兄さんがリッターホルムの司祭様になったって言うのにね…、水臭いよ。」
「休みは適度に取るよう言ってあるのだが…」
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「君とタピオ君のようにかい?」
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