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121 彼と壁画と絵画と壺と
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「ふわぁぁ~ぁ…ああ眠い…」
あれからケネスは急ぎ王都へと戻っていった。良い兄としての一面を見れたのは意外だったが悪くはない。
性善説など信じちゃいないが、『中国古典とその思想』そこで唱えられる荀子の性悪説、思想の根幹が同じなら、大切なのは何より調和!
そうとも。人間、ちょっとした瞬間に悪へも善へも傾くもの。
前世の祖母は言っていた。
「草花の手入れに大切なのは調和です。色の調和。高さの調和。寄せ植えるのか単一で植えるのか、そして成長周期のバランス。予算とのバランス。そしてなにより家事に費やす時間とのバランス。それらすべてを管理してこそ真の園芸家!」
ならばこうして、配置の調和、才能の調和、団体部署か単独部署か、そして成長周期のバランス、経費とのバランス、そしてなにより領地に費やす時間とのバランス、厄介な宮廷を管理してこそ真の変革者!
大公の治める新しい聖王国の為にお役に立たなくては…。だって僕はビジネスパートナー。お互いの豊かな未来のために力を合わせてこその相棒。
大公がユーリの暮らしやすい国を作ってくれるなら、僕は大公の足を引っ張るおかしな呪いを徹底的に消し去るのみ!
そのための第一歩が今日一日にかかってるのだ。
「おはよう教授。ショーグレン子爵。朝食食べたら領都へ行こう。話し合いより先に壁画を見てもらいたいんだ」
「うむ。壁画か。さて、何が出るか…」
「歴史的価値はどうでしょうねぇ」
「エスター、パズルはどれくらい完成した?もうかなり読み解ける?」」
「君が急かせるからかなりがんばったさ。結合は終わった。後は重ねて読み解くだけさ。特別報酬あっても良いんじゃないかい?」
「…報酬って言うか掛け金ユーリから貰ったでしょ。それもエスターだけけっこうな額。じゃ、ノールさんは借りるからラストスパート頼んだよ!」
ごちゃごちゃうるさいエスターは無視して教授と子爵、ノールさんを伴い、僕ら一行は領都の倉庫へ向かう事に。
せっかくだからと思ったのに、地下道を使うという案はユーリによりあっさり却下された。
どうしてここまで頑なに嫌がるのか?…拉致のトラウマは僕よりもユーリに発生したようだ。
まぁ、馬車で行った方が速いしいいか。この二人は化学反応により3倍喧しいし…。
「それでだなイェルドよ、あの木偶人形の中身は空洞になっており、そこには呪詛が刻まれておって…」
「ブッケ教授、あれはご覧になりましたか?例の掛け軸。あの貴重な掛け軸に描かれた女性の眼からは涙が…」
「怖い!怖いよ!もうやめて!夜寝れなくなっちゃう!」
「ご、ごめんねアッシュ君。父上まで一緒になって…、もうっ!」
2人とも好き勝手話してお互いの話半分も聞いてないじゃないかっ!
そんな心の叫びがピークに達した頃、馬車が到着したのは立ち入り禁止の例の倉庫。
ギギィ…
誰も近づくなとにらみを利かせる初代様の鍵を外せば…
「お、おおっ、これは…」
「なんと…」
ごちゃごちゃした見せかけ用の置物。それらを手に取り興味深そうな二人を思わず押し退け、どうしたんだろう?ノールさんがいきなり壁画に駆け寄った!
「えっ?まさか⁉ アッシュ君、この壁画、色彩が濃くなってる!」
「うそっ?」
「間違いないよ!ここに来る前、あの日複製した壁画、確認してきたばかりなんだ!あの複製品はもっと淡い色合いだった!色が…どうして?何故?」
絵画も壁画も、複製品はあくまで複製した時点の状態で維持される…。ってことは、この壁画が濃くなったという事…。ユングリング家の絵が薄まった分、この壁画が濃くなったんだ…。
色が吸収されてる…ってことか…?
「アッシュよ。めでたい報告をしてやろう」
「嫌な予感しかしない…」
「この壁画は見事、まごう事無き呪物だ!」
「…全っ然めでたくない…。え?どゆこと?だってあの絵画も屋敷に置いてある壁画の複製もは呪いじゃないって言ったじゃん!」
「あれら絵画から呪は感じなかった。そして複製された壁画からもだ。この原型壁画だけだ。呪を感じるのは」
ノールさんの造形複製。あれはユーリのスキルによる毒を複製することは出来なかった…。ノールさんによる複製は、念的なものまで複製できない…。
その思考をぶった切って、子爵からのダメ押しが僕のライフを奪っていく…。
「私の手に入れようとしたあの壷。あの壷とこの壁画の鑑定結果は同じものだ。『鑑定 真作 この壷を手にせし者 命を以て清算せよ』同じ文言が浮かぶ…。つまりここに描かれた壷とあの日見た壷は、形は違えど同じ物…」
ぎょっとする僕を尻目につぶやきはまだまだ続く。もうやめて。僕のライフはもう0だよ…。
「だがあの壷は役目を終えているように見えた…。だからこそ一骨董として市場に流れたのだ…」
「ふむ。ならばそれは役目を終えたのでなく、この壁画に引き継いだのであろう」
引き継いだ…?どういうことだ?答えを見つけたノールさんまでもがそこに言葉を連ねていく。
「そうだよ。ここに描かれた時代を考えてごらんよ。王家が高貴なる一族と呼ばれてたような、そんな古とは思えない。描かれた服装も調度品も、せいぜいよくて数百年前だ。」
「だが壷は古代の壷…。ならばその事実も壁画が呪いを引き継いだという事実を後押ししよう…」
「幾人も亡くなれば馬鹿でもそのうち因果に気づく。そうしていつしかその壷は封印されたのかもしれぬな。だがそれを良しとしない何者かが呪いをこの壁画に引き継いだのだ。巧妙に…そうとは分からぬよう水差しの後ろに隠して描いてな…。こんなうっすらとした影によく気付いたなアッシュ」
こ、細かい部分に目端が利くのがおたくの習性ですからね…。別作品のキャラがモブにいたり、監督がこそっと混ざってたり…そういうこともあるから一応じっくり…とは言え…
「で、ですが教授、絵画に呪いは無いと…違うのですか?」
「ノールや。よく見なさい。お前自身で気付いた通り、この壁画は与える側で絵画は受け取る側だ。つまりあれら絵画は呪いを受け取るただの媒体…」
こっ!これは!あれだっ!貞〇さんがテレビから出てくるあのホラーと一緒。呪いはテレビを通じてやってくるけどテレビが呪いな訳じゃない…。ただあのホラーと違うのは、この場合、標的が無差別じゃないと言うこと。その目印こそがこの絵画…
僕の質問に教授は恐らくそうだろうと言った。
壷を通して届けられる呪い。発病するのは常に一人。当主と後継者を12家からランダムに狙い撃ちしていつかその家系から全ての継承者が途絶えるまで…。待てよ…?だとしても発症にはきっかけがあるはず。例のホラーだって〇〇というきっかけが…
その謎は今から解き明かされるだろうか?12家との話し合い…その席で…。
「あれらの絵画、あそこにはスキルがかけられているはずだ。そのスキルとは恐らく…」
「「転移!」」
「おお…さすがお二方。すばらしいひらめきですな。」
「呪術師たちは術を操る代わりにスキルは使えない。てことは、呪術師に加担した第三者が居たってことか。また面倒な…」
高貴なる一族と呪術師の戦い。
滅ぼされる呪術師。
呪術師は3つの呪いをかけた。長と末子とその他の一族に。
長と末子は細く長く、生かして苦しめる陰険な呪いだ。まさに未来永劫続く呪い…。
だけど一族の呪いにはうっかり壷の封印という逃げ道があった。それをさせまいとしている誰かが居るって事か?でも誰が?
「まぁいいや…。思った以上の収穫だった。いったん戻ろうか…。うん?教授?」
「いや。これをなんとかして持って帰れぬかと…」
「壁だから!それ!」
「ではせめてこの欠け落ちた壁の欠片を…」
「往生際の悪い…、ん?子爵?」
「いや、さっきから気になっていたのだよ。このイスパニアの焼き物…ここに置いておくには惜しいと…」
「僕もそう思ってました。複雑にして難解なこの模様…なんて素晴らしい…」
「行くよ!ショーグレン親子!」
まったくこれだから収集家は…油断も隙も無い。
あれからケネスは急ぎ王都へと戻っていった。良い兄としての一面を見れたのは意外だったが悪くはない。
性善説など信じちゃいないが、『中国古典とその思想』そこで唱えられる荀子の性悪説、思想の根幹が同じなら、大切なのは何より調和!
そうとも。人間、ちょっとした瞬間に悪へも善へも傾くもの。
前世の祖母は言っていた。
「草花の手入れに大切なのは調和です。色の調和。高さの調和。寄せ植えるのか単一で植えるのか、そして成長周期のバランス。予算とのバランス。そしてなにより家事に費やす時間とのバランス。それらすべてを管理してこそ真の園芸家!」
ならばこうして、配置の調和、才能の調和、団体部署か単独部署か、そして成長周期のバランス、経費とのバランス、そしてなにより領地に費やす時間とのバランス、厄介な宮廷を管理してこそ真の変革者!
大公の治める新しい聖王国の為にお役に立たなくては…。だって僕はビジネスパートナー。お互いの豊かな未来のために力を合わせてこその相棒。
大公がユーリの暮らしやすい国を作ってくれるなら、僕は大公の足を引っ張るおかしな呪いを徹底的に消し去るのみ!
そのための第一歩が今日一日にかかってるのだ。
「おはよう教授。ショーグレン子爵。朝食食べたら領都へ行こう。話し合いより先に壁画を見てもらいたいんだ」
「うむ。壁画か。さて、何が出るか…」
「歴史的価値はどうでしょうねぇ」
「エスター、パズルはどれくらい完成した?もうかなり読み解ける?」」
「君が急かせるからかなりがんばったさ。結合は終わった。後は重ねて読み解くだけさ。特別報酬あっても良いんじゃないかい?」
「…報酬って言うか掛け金ユーリから貰ったでしょ。それもエスターだけけっこうな額。じゃ、ノールさんは借りるからラストスパート頼んだよ!」
ごちゃごちゃうるさいエスターは無視して教授と子爵、ノールさんを伴い、僕ら一行は領都の倉庫へ向かう事に。
せっかくだからと思ったのに、地下道を使うという案はユーリによりあっさり却下された。
どうしてここまで頑なに嫌がるのか?…拉致のトラウマは僕よりもユーリに発生したようだ。
まぁ、馬車で行った方が速いしいいか。この二人は化学反応により3倍喧しいし…。
「それでだなイェルドよ、あの木偶人形の中身は空洞になっており、そこには呪詛が刻まれておって…」
「ブッケ教授、あれはご覧になりましたか?例の掛け軸。あの貴重な掛け軸に描かれた女性の眼からは涙が…」
「怖い!怖いよ!もうやめて!夜寝れなくなっちゃう!」
「ご、ごめんねアッシュ君。父上まで一緒になって…、もうっ!」
2人とも好き勝手話してお互いの話半分も聞いてないじゃないかっ!
そんな心の叫びがピークに達した頃、馬車が到着したのは立ち入り禁止の例の倉庫。
ギギィ…
誰も近づくなとにらみを利かせる初代様の鍵を外せば…
「お、おおっ、これは…」
「なんと…」
ごちゃごちゃした見せかけ用の置物。それらを手に取り興味深そうな二人を思わず押し退け、どうしたんだろう?ノールさんがいきなり壁画に駆け寄った!
「えっ?まさか⁉ アッシュ君、この壁画、色彩が濃くなってる!」
「うそっ?」
「間違いないよ!ここに来る前、あの日複製した壁画、確認してきたばかりなんだ!あの複製品はもっと淡い色合いだった!色が…どうして?何故?」
絵画も壁画も、複製品はあくまで複製した時点の状態で維持される…。ってことは、この壁画が濃くなったという事…。ユングリング家の絵が薄まった分、この壁画が濃くなったんだ…。
色が吸収されてる…ってことか…?
「アッシュよ。めでたい報告をしてやろう」
「嫌な予感しかしない…」
「この壁画は見事、まごう事無き呪物だ!」
「…全っ然めでたくない…。え?どゆこと?だってあの絵画も屋敷に置いてある壁画の複製もは呪いじゃないって言ったじゃん!」
「あれら絵画から呪は感じなかった。そして複製された壁画からもだ。この原型壁画だけだ。呪を感じるのは」
ノールさんの造形複製。あれはユーリのスキルによる毒を複製することは出来なかった…。ノールさんによる複製は、念的なものまで複製できない…。
その思考をぶった切って、子爵からのダメ押しが僕のライフを奪っていく…。
「私の手に入れようとしたあの壷。あの壷とこの壁画の鑑定結果は同じものだ。『鑑定 真作 この壷を手にせし者 命を以て清算せよ』同じ文言が浮かぶ…。つまりここに描かれた壷とあの日見た壷は、形は違えど同じ物…」
ぎょっとする僕を尻目につぶやきはまだまだ続く。もうやめて。僕のライフはもう0だよ…。
「だがあの壷は役目を終えているように見えた…。だからこそ一骨董として市場に流れたのだ…」
「ふむ。ならばそれは役目を終えたのでなく、この壁画に引き継いだのであろう」
引き継いだ…?どういうことだ?答えを見つけたノールさんまでもがそこに言葉を連ねていく。
「そうだよ。ここに描かれた時代を考えてごらんよ。王家が高貴なる一族と呼ばれてたような、そんな古とは思えない。描かれた服装も調度品も、せいぜいよくて数百年前だ。」
「だが壷は古代の壷…。ならばその事実も壁画が呪いを引き継いだという事実を後押ししよう…」
「幾人も亡くなれば馬鹿でもそのうち因果に気づく。そうしていつしかその壷は封印されたのかもしれぬな。だがそれを良しとしない何者かが呪いをこの壁画に引き継いだのだ。巧妙に…そうとは分からぬよう水差しの後ろに隠して描いてな…。こんなうっすらとした影によく気付いたなアッシュ」
こ、細かい部分に目端が利くのがおたくの習性ですからね…。別作品のキャラがモブにいたり、監督がこそっと混ざってたり…そういうこともあるから一応じっくり…とは言え…
「で、ですが教授、絵画に呪いは無いと…違うのですか?」
「ノールや。よく見なさい。お前自身で気付いた通り、この壁画は与える側で絵画は受け取る側だ。つまりあれら絵画は呪いを受け取るただの媒体…」
こっ!これは!あれだっ!貞〇さんがテレビから出てくるあのホラーと一緒。呪いはテレビを通じてやってくるけどテレビが呪いな訳じゃない…。ただあのホラーと違うのは、この場合、標的が無差別じゃないと言うこと。その目印こそがこの絵画…
僕の質問に教授は恐らくそうだろうと言った。
壷を通して届けられる呪い。発病するのは常に一人。当主と後継者を12家からランダムに狙い撃ちしていつかその家系から全ての継承者が途絶えるまで…。待てよ…?だとしても発症にはきっかけがあるはず。例のホラーだって〇〇というきっかけが…
その謎は今から解き明かされるだろうか?12家との話し合い…その席で…。
「あれらの絵画、あそこにはスキルがかけられているはずだ。そのスキルとは恐らく…」
「「転移!」」
「おお…さすがお二方。すばらしいひらめきですな。」
「呪術師たちは術を操る代わりにスキルは使えない。てことは、呪術師に加担した第三者が居たってことか。また面倒な…」
高貴なる一族と呪術師の戦い。
滅ぼされる呪術師。
呪術師は3つの呪いをかけた。長と末子とその他の一族に。
長と末子は細く長く、生かして苦しめる陰険な呪いだ。まさに未来永劫続く呪い…。
だけど一族の呪いにはうっかり壷の封印という逃げ道があった。それをさせまいとしている誰かが居るって事か?でも誰が?
「まぁいいや…。思った以上の収穫だった。いったん戻ろうか…。うん?教授?」
「いや。これをなんとかして持って帰れぬかと…」
「壁だから!それ!」
「ではせめてこの欠け落ちた壁の欠片を…」
「往生際の悪い…、ん?子爵?」
「いや、さっきから気になっていたのだよ。このイスパニアの焼き物…ここに置いておくには惜しいと…」
「僕もそう思ってました。複雑にして難解なこの模様…なんて素晴らしい…」
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