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88 彼の苦痛
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「ユーリウスよ。まずはお前の釈明を聞こうか。あの解毒剤とはなんだ。お前の毒から作られたと聞いたが、どうやって制約を逃れた。わしが納得いくよう説明して見せよ。」
「制約を破ってはおりません。あれは…、あれは陛下も存じておられる私の毒素、毒素を用いたものです。」
「毒素…、お前が公爵家の王都邸でその昔まき散らしたというあれか。」
謁見の間、その一番後ろに控え様子を伺い見るしか出来ない自分。
散々待たされ、ようやく姿を現した聖王は静かに、そして尊大にかまえ、ユーリウス様のその頭をいつまでも上げさせることは無い。
これが聖王、なんというオーラだ。心が萎縮していく。そして彼が言葉を発するたび感じる、この王にひれ伏したいという何とも言えぬ感情…。
何を考えている!しっかりするんだ!アッシュ君に言われたはずだ!
「聖王は支配のスキル持ちだ。恐らくその言葉にスキルを乗せるはず。耳を閉じるか心を閉じるんだ。僕はある意味心を閉ざすの得意なんだけどね。アレクシさんはどうかな?とにかくまともに聞いちゃダメだ!いざとなったらこれを使って」
彼はそう言って、私にコットンの綿毛をまるめて持たせた。これがその聖王のスキル。
実際私にとっては初めての聖王の御前。何故ならユーリウス様をここへ連れだったのはいつでも大公閣下だった。あまりにも不躾な視線が多く、大公以外は彼を守ることなど出来なかったから…。
聖王はユーリウス様にねめつけるように視線をやると、礼儀としての声すらかけず矢継ぎ早に問いかけていく。
「まぁよい。その毒素とやらがいつもの毒でないとして、それはどうやって出すのだ。そしてどうやって使うのだ。そこからどうやって解毒剤を作り出した!」
「それは…」
「口ごもるでない。このわしに隠しごとは出来ぬ。分かっておるな。わしの言葉には逆らえぬ。さぁ答えよ。」
「う…、くっ、あれは…私の怒りによって吐き出されるもの…。感情の暴走がそうさせるのです。平常心で出せるものではありません…。」
ユーリウス様はそのスキルに屈しながらも、全てを明かさぬよう慎重に言葉を選ぶ。
「ふむ…。暴走か…。ならば解毒剤について答えよ。あれはどの程度の効果なのだ。持参したもの以外にまだ隠し持っておるんではないな?」
「解毒剤は…う、うぅ…」
ユーリウス様が苦しんでいる。陛下のスキルに逆らおうとしているのだ。支配のスキル…、なんという恐ろしいスキルだ。
王家はいつでもユーリウス様を悍ましいと蔑むが、私に言わせればこのスキルこそが悍ましい。人の自我を奪うなどあってはならない事ではないか。
「答えよユーリウス!」
「くっ!…あれは私のアッシュ、…が、彼が作ったのです。私はそれを作るところも何も見てはいない。その経過すら聞いてはいない。ぅ…何も…、なにも知らないのです…。」
「そうか…、ならばもう用済みだ。後ろに下がれ、わしの近くに寄るでない。誰か!あの子供を連れて参れ!」
ついた膝から崩れ落ち荒い息を繰り返すユーリウス様。その表情は苦悩に満ちている…。
急ぎ駆け寄り、その身体を支え後退する。これ以上陛下の不興を買ってはユーリウス様だけでなく、アッシュ君にも影響が及んでしまう…。
「ああ…、アッシュの名を出すなどと…私は…私はなんと弱い人間なんだ!言いたくは無かった!彼の名を言いたくは無かったんだ!」
「陛下のスキルに逆らおうとすれば相当の苦痛が伴う…。それは私も共有しました。ユーリウス様はけっして弱い訳ではございません。仕方のない事だったのです…。アッシュ君を信じましょう。彼は任せろと言った。彼ならきっと何か秘策を隠しているはず。彼はいつだってそうだったでしょう?彼なら、きっと彼なら…」
陛下に聞こえぬよう小声で交わされる会話。ユーリウス様の引き絞るような声を最後にそれすら近衛から咎められる…。
「アッシュ…、どうか無事に…」
絶体絶命の中、僕はスパコン並みの速さで解決策をひねり出す。
色々秘策は考えてはいた。いたけど…、これは想定外だ!こんないたいけな子供に…こ、この外道めっ。
だけどこんな奴に理屈が通じるもんか!見ろ!この軽薄そうなチャラい態度を!僕の大っ嫌いなタイプだ。
まともに話は通じない…、道徳心不在の王子に常識でやりあったって話になるもんか!
「なんだ。一人で服も脱げないのか。仕方ない。そのままでいいから早く来い。まあ脱がすのも一興か。」
「い、いやだっ…」
「お前の意志など必要ない。どうせユーリウスにも可愛がられてるんだ。今更だろう?」
ふざけんな!僕のユーリはお前と違って清らかなんだ!純粋なんだ!僕と〇〇したいとか、お前みたいなこんないやらしいこと考えてるはず無いだろうがっ!って、声を大にして言えたらどれだけ良いか…うぅ…
「そうだ。比べてみるというのはどうだ?」
「へっ?何を…?」
「私とユーリウス、どちらが良いかだ。ハハハッ!いくら身体が大きくなったところで成人前の子供。比べるまでもないだろうがな!」
ふ、ふざけるな…、ユーリだって経験さえ積めばお前なんかより…、違う!今大事なのはそこじゃなくて…
「ううう…一応聞くけど何する気?」
「私に奉仕させてやる。その身体を使ってな。王族に奉仕が出来るのだ。どうだ、光栄であろう」
「…っ!」
こ、この場で言われる奉仕とは多分僕の知ってる勤労奉仕とは違う訳で…、あ、ああ…あああ!
「心配するな、いい思いもさせてやる。早く来い。来るんだ!」
「あああああー!スイカズラー!」シュルリ
「おいっ!そんな勢いで!うわっ!」
バサッ!ガッ!グルグルグル、ぎゅぅぅぅ!
もうどうなったって構うもんかっ!!!
「おいっ!何の真似だこれは!ほどk、むぐっ」
仕上げは猿ぐつわっと。はぁはぁ…、ち、力技で縛り上げてやった…。ざまあみろ…。『江戸奉行 捕縄術の全て』は伊達じゃ無いんだよ…。はぁはぁはぁ…子供だと思って侮ったのが敗因だ、馬鹿め、この2年間の腹筋は無駄じゃなかった。大体農作業は筋トレだ!はぁはぁは、ああー…、けどどうしよう…
「んんー!ふぐぐー!」
「う、うるさい!僕におかしな真似しようなんて考えるからこうなるんだよ。ムカつく!大体王子の制約スキルなんて補助スキルじゃないか。相手の同意が無きゃかけられないなんて…、この無能め!役立たず!へっぽこ!!エロガッパ!!!」
「はんはほー!ひーはがははへー!」
「椅子のくせにしゃべんな!じっとしててよねっ!まったく座り心地の悪い…」
だけどこれでは何の解決にもならない。むしろ…さっきより悪化している…。この新たなる危機からどう脱出すれば…、し、仕方ない、援軍を呼ぶか…。
「あー、ゴホン。んんっ! 「おいっ!そこに子供の子守は居るか!」」
ー 控えてございますっ ー
「今すぐその子守を部屋に放り込め!なかなかのものらしいじゃないか!」
ー ええっ!で、でもっ、あっ、やめ、そんなっ ー
「早くしろ!興が醒める!」
ー ええい!四の五の言わずに入らんか! ー
ドンッ! バタンッ!
「ひっ!って、…あ、あれ?アッシュ君…」
「しー。「いいかっ!今からお楽しみだ!誰もここへは近づけるな!わかったな!」」
ー ははっ! ー
どうだ!僕のこの声真似は!
これぞ…、いつ合コンのお誘いあってもいいよう『今日からあなたも物まね王』で身につけた秘密兵器だ!
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「毒素…、お前が公爵家の王都邸でその昔まき散らしたというあれか。」
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「聖王は支配のスキル持ちだ。恐らくその言葉にスキルを乗せるはず。耳を閉じるか心を閉じるんだ。僕はある意味心を閉ざすの得意なんだけどね。アレクシさんはどうかな?とにかくまともに聞いちゃダメだ!いざとなったらこれを使って」
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実際私にとっては初めての聖王の御前。何故ならユーリウス様をここへ連れだったのはいつでも大公閣下だった。あまりにも不躾な視線が多く、大公以外は彼を守ることなど出来なかったから…。
聖王はユーリウス様にねめつけるように視線をやると、礼儀としての声すらかけず矢継ぎ早に問いかけていく。
「まぁよい。その毒素とやらがいつもの毒でないとして、それはどうやって出すのだ。そしてどうやって使うのだ。そこからどうやって解毒剤を作り出した!」
「それは…」
「口ごもるでない。このわしに隠しごとは出来ぬ。分かっておるな。わしの言葉には逆らえぬ。さぁ答えよ。」
「う…、くっ、あれは…私の怒りによって吐き出されるもの…。感情の暴走がそうさせるのです。平常心で出せるものではありません…。」
ユーリウス様はそのスキルに屈しながらも、全てを明かさぬよう慎重に言葉を選ぶ。
「ふむ…。暴走か…。ならば解毒剤について答えよ。あれはどの程度の効果なのだ。持参したもの以外にまだ隠し持っておるんではないな?」
「解毒剤は…う、うぅ…」
ユーリウス様が苦しんでいる。陛下のスキルに逆らおうとしているのだ。支配のスキル…、なんという恐ろしいスキルだ。
王家はいつでもユーリウス様を悍ましいと蔑むが、私に言わせればこのスキルこそが悍ましい。人の自我を奪うなどあってはならない事ではないか。
「答えよユーリウス!」
「くっ!…あれは私のアッシュ、…が、彼が作ったのです。私はそれを作るところも何も見てはいない。その経過すら聞いてはいない。ぅ…何も…、なにも知らないのです…。」
「そうか…、ならばもう用済みだ。後ろに下がれ、わしの近くに寄るでない。誰か!あの子供を連れて参れ!」
ついた膝から崩れ落ち荒い息を繰り返すユーリウス様。その表情は苦悩に満ちている…。
急ぎ駆け寄り、その身体を支え後退する。これ以上陛下の不興を買ってはユーリウス様だけでなく、アッシュ君にも影響が及んでしまう…。
「ああ…、アッシュの名を出すなどと…私は…私はなんと弱い人間なんだ!言いたくは無かった!彼の名を言いたくは無かったんだ!」
「陛下のスキルに逆らおうとすれば相当の苦痛が伴う…。それは私も共有しました。ユーリウス様はけっして弱い訳ではございません。仕方のない事だったのです…。アッシュ君を信じましょう。彼は任せろと言った。彼ならきっと何か秘策を隠しているはず。彼はいつだってそうだったでしょう?彼なら、きっと彼なら…」
陛下に聞こえぬよう小声で交わされる会話。ユーリウス様の引き絞るような声を最後にそれすら近衛から咎められる…。
「アッシュ…、どうか無事に…」
絶体絶命の中、僕はスパコン並みの速さで解決策をひねり出す。
色々秘策は考えてはいた。いたけど…、これは想定外だ!こんないたいけな子供に…こ、この外道めっ。
だけどこんな奴に理屈が通じるもんか!見ろ!この軽薄そうなチャラい態度を!僕の大っ嫌いなタイプだ。
まともに話は通じない…、道徳心不在の王子に常識でやりあったって話になるもんか!
「なんだ。一人で服も脱げないのか。仕方ない。そのままでいいから早く来い。まあ脱がすのも一興か。」
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「お前の意志など必要ない。どうせユーリウスにも可愛がられてるんだ。今更だろう?」
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「そうだ。比べてみるというのはどうだ?」
「へっ?何を…?」
「私とユーリウス、どちらが良いかだ。ハハハッ!いくら身体が大きくなったところで成人前の子供。比べるまでもないだろうがな!」
ふ、ふざけるな…、ユーリだって経験さえ積めばお前なんかより…、違う!今大事なのはそこじゃなくて…
「ううう…一応聞くけど何する気?」
「私に奉仕させてやる。その身体を使ってな。王族に奉仕が出来るのだ。どうだ、光栄であろう」
「…っ!」
こ、この場で言われる奉仕とは多分僕の知ってる勤労奉仕とは違う訳で…、あ、ああ…あああ!
「心配するな、いい思いもさせてやる。早く来い。来るんだ!」
「あああああー!スイカズラー!」シュルリ
「おいっ!そんな勢いで!うわっ!」
バサッ!ガッ!グルグルグル、ぎゅぅぅぅ!
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「おいっ!何の真似だこれは!ほどk、むぐっ」
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「んんー!ふぐぐー!」
「う、うるさい!僕におかしな真似しようなんて考えるからこうなるんだよ。ムカつく!大体王子の制約スキルなんて補助スキルじゃないか。相手の同意が無きゃかけられないなんて…、この無能め!役立たず!へっぽこ!!エロガッパ!!!」
「はんはほー!ひーはがははへー!」
「椅子のくせにしゃべんな!じっとしててよねっ!まったく座り心地の悪い…」
だけどこれでは何の解決にもならない。むしろ…さっきより悪化している…。この新たなる危機からどう脱出すれば…、し、仕方ない、援軍を呼ぶか…。
「あー、ゴホン。んんっ! 「おいっ!そこに子供の子守は居るか!」」
ー 控えてございますっ ー
「今すぐその子守を部屋に放り込め!なかなかのものらしいじゃないか!」
ー ええっ!で、でもっ、あっ、やめ、そんなっ ー
「早くしろ!興が醒める!」
ー ええい!四の五の言わずに入らんか! ー
ドンッ! バタンッ!
「ひっ!って、…あ、あれ?アッシュ君…」
「しー。「いいかっ!今からお楽しみだ!誰もここへは近づけるな!わかったな!」」
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