3 / 8
世直し!
しおりを挟む
秋葉原本面に近づくに連れてビラくばりしているメイドさんが増えている。
ほうほう。
中にはメイドさんだけではなくて制服を着た女子高生もお店のビラをくばっているようですな。
しかし
時間はまだ昼過ぎ...
まだ学校が終わっていないのにこんなところでなぜこの子らはビラを配っていてるんだろうか?
もしかしてこの子たちは
授業を抜け出してきた子たちなのか?
だとすると先生は今頃とても心配しているだろう..
それに下手したら停学にもなりかねない
この子の卒業に関わる問題だ。
これは放っておけない。
教育だ。
私は今教育しなければならない立場にある。
「ええっと、ちょっといいかな」
「なに?」
「うん。単刀直入にゆおう。今頃きみの担任の先生はとても心配している。きみのお父さんもお母さんも授業を抜け出してきみが路上でビラを配っていることを知ったらとても悲しむだろう。するとどうなるだろうか?
あの楽しかった一家団らんからは笑顔が消え去りお父さんは働く意欲がなくなり仕事をやめてしまう。
そうなればお金がなくなり毎年行っていたサイパン旅行もいちご狩りも行けなくなってしまう
するとどうなるだろうか?
しまいには夜ご飯はわびしいにぼしとたくあんと明太子と...」
「コスプレだよ、おじさん」
「コス...コス?」
「そー。本物のJKじゃなくて制服のコスプレしてるだけ。なかには制服きてる本物の高校生の子もいるけど今日は平日だしこの時間はうちらみたいに制服のかっこしてるってだけの子がほとんどだよ。で、なんだっけ?たくあんだの味噌汁だの」
「うん...味噌汁は言ってないな..ていうかそうか..俺はてっきり授業抜け出してビラを配ってる不良少女かと思っててっきり..」
「えー?本気で言ってんの?おじさん面白いね。なにしてるの?」
「う、うん..まぁなにっていうか..自分探し?世直し?みたいなね..」
「へぇー!全然意味わかんないけど!でも面白いね。おじさんみたいな人あんまいないよ。てかはじめて。うちのお店よってきなよ~」
「う、うん..ぼったくる?」
「いやいや。てか第一声でぼったくるとか聞かないで。新宿じゃないんだし。ここ秋葉だよ。うち制服バーなんだぁ。今お客さん全然いないし私が接客するからさ。行こ。」
「そ、そうだね、、じゃあせっかくだし?いこうかな..」
「はーいきまり~!
あ、お客様1名入りまーす」
こうして私は人生ではじめての制服バーとやらに侵入するのであった。
周りの人たちに援助交際と勘違いされないよう..
あ、コスプレだったね。
ほうほう。
中にはメイドさんだけではなくて制服を着た女子高生もお店のビラをくばっているようですな。
しかし
時間はまだ昼過ぎ...
まだ学校が終わっていないのにこんなところでなぜこの子らはビラを配っていてるんだろうか?
もしかしてこの子たちは
授業を抜け出してきた子たちなのか?
だとすると先生は今頃とても心配しているだろう..
それに下手したら停学にもなりかねない
この子の卒業に関わる問題だ。
これは放っておけない。
教育だ。
私は今教育しなければならない立場にある。
「ええっと、ちょっといいかな」
「なに?」
「うん。単刀直入にゆおう。今頃きみの担任の先生はとても心配している。きみのお父さんもお母さんも授業を抜け出してきみが路上でビラを配っていることを知ったらとても悲しむだろう。するとどうなるだろうか?
あの楽しかった一家団らんからは笑顔が消え去りお父さんは働く意欲がなくなり仕事をやめてしまう。
そうなればお金がなくなり毎年行っていたサイパン旅行もいちご狩りも行けなくなってしまう
するとどうなるだろうか?
しまいには夜ご飯はわびしいにぼしとたくあんと明太子と...」
「コスプレだよ、おじさん」
「コス...コス?」
「そー。本物のJKじゃなくて制服のコスプレしてるだけ。なかには制服きてる本物の高校生の子もいるけど今日は平日だしこの時間はうちらみたいに制服のかっこしてるってだけの子がほとんどだよ。で、なんだっけ?たくあんだの味噌汁だの」
「うん...味噌汁は言ってないな..ていうかそうか..俺はてっきり授業抜け出してビラを配ってる不良少女かと思っててっきり..」
「えー?本気で言ってんの?おじさん面白いね。なにしてるの?」
「う、うん..まぁなにっていうか..自分探し?世直し?みたいなね..」
「へぇー!全然意味わかんないけど!でも面白いね。おじさんみたいな人あんまいないよ。てかはじめて。うちのお店よってきなよ~」
「う、うん..ぼったくる?」
「いやいや。てか第一声でぼったくるとか聞かないで。新宿じゃないんだし。ここ秋葉だよ。うち制服バーなんだぁ。今お客さん全然いないし私が接客するからさ。行こ。」
「そ、そうだね、、じゃあせっかくだし?いこうかな..」
「はーいきまり~!
あ、お客様1名入りまーす」
こうして私は人生ではじめての制服バーとやらに侵入するのであった。
周りの人たちに援助交際と勘違いされないよう..
あ、コスプレだったね。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
可愛くて巨乳で幼馴染の彼女に耳かきしてもらうだけの話
湯島二雨
青春
大好きな彼女はとなりに住んでる幼馴染で、可愛いし巨乳。
そんな彼女と適当におしゃべりしたり、のんびりまったりと耳かきしてもらうだけのイチャラブライフ。
※小説家になろう、カクヨムでも公開しております。
かつて僕を振った幼馴染に、お月見をしながら「月が綺麗ですね」と言われた件。それって告白?
久野真一
青春
2021年5月26日。「スーパームーン」と呼ばれる、満月としては1年で最も地球に近づく日。
同時に皆既月食が重なった稀有な日でもある。
社会人一年目の僕、荒木遊真(あらきゆうま)は、
実家のマンションの屋上で物思いにふけっていた。
それもそのはず。かつて、僕を振った、一生の親友を、お月見に誘ってみたのだ。
「せっかくの夜だし、マンションの屋上で、思い出話でもしない?」って。
僕を振った一生の親友の名前は、矢崎久遠(やざきくおん)。
亡くなった彼女のお母さんが、つけた大切な名前。
あの時の告白は応えてもらえなかったけど、今なら、あるいは。
そんな思いを抱えつつ、久遠と共に、かつての僕らについて語りあうことに。
そして、皆既月食の中で、僕は彼女から言われた。「月が綺麗だね」と。
夏目漱石が、I love youの和訳として「月が綺麗ですね」と言ったという逸話は有名だ。
とにかく、月が見えないその中で彼女は僕にそう言ったのだった。
これは、家族愛が強すぎて、恋愛を諦めざるを得なかった、「一生の親友」な久遠。
そして、彼女と一緒に生きてきた僕の一夜の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる