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交陰遊戯―こういんゆうぎ―
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しおりを挟む子供に諭すように述べると、天宮くんの浴衣の帯を外していく。着物を脱がすと天宮くんの白い肌が、蝋燭の淡い光に晒され艷やかに影を落とす。天宮くんは屈辱に耐え忍ぶように、唇を噛み締めていた。
「そんなに怯えることはないし、恥じることもないのだよ。君の体を僕は既に知り尽くしているのだからね」
寝台の下から隠しておいた縄を取り出すと、天宮くんを押し倒す。僕はその上に馬乗りになると、寝台の頭の部分に上げさせた天宮くんの両腕を縄で縛り付けていく。
「な、何をするんですか!」
流石の天宮くんも耐えられなくなったようで、抗議の声を上げた。
「君は縛られるのが好きではないか。別段、問題はないだろ。さっきも言ったが、別に置き去りにするつもりもない。僕がそんな危険を犯すように、君は見えるのかい?」
天宮くんの抵抗が止まるも、信用はしていないと噛み締めた唇が示していた。
「君だって普通に飽き飽きして、遊戯を始めたのだろう? 此処を縛ったりして――」
天宮くんの雄を優しく撫でるも、天宮くんの恐怖を示すかのように縮こまっていた。
「怯えているのかい? 確かに無理はないね」
僕は頬に手をやり、今度はゆっくりと唇を重ねていく。唇を噛み締めていたせいか、ほんのりと鉄のような味が口の中に広がる。
緊張を解きほぐすように天宮くんの唇に舌を這わせ、滑らかな脇腹を擦る。
「ふっ……はぁっ……」
微かに溢れる吐息を奪うように舌を差入れ、指先で天宮くんの胸の突起を優しく撫でてやる。
「んぅ……っ……」
天宮くんの体が小さく跳ね上がる。僕は舌を滑らせ首筋から鎖骨にかけて所有物の証をつけ、辿り着いた胸の突起にしゃぶりつく。
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