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Chapter 1
10*双子の新たな挑戦
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感動の再会を果たした後は、久しぶりの王都を満喫していた。
…と、いってもまだ屋敷の中だけである。
広大な敷地を持つ辺境伯家の本邸には及ばずとも、王都に構える屋敷も十分に広大な敷地を誇っていた。
その為、ついて早々旅の疲れもさることながら、2人は庭の散策や王都の屋敷に駐在する騎士達の訓練の様子を眺めたり、姉のエリザベスとお茶をしたりと、とても有意義に過ごしていた。
そして、夕食時には兄のダニエルも戻り、久々の家族団欒を楽しむ予定だったのだが…
急遽、兄より「急ぎの仕事が入ったため今日は帰れそうにない」といった伝言が届いたのである。
これには、皆が残念がっていたのだが、特に肩を落としたのは姉のエリザベスだった。
実は、家族の中で唯一、兄のダニエルだけが全く双子に会っていないからである。
基本的に、年に数回は領地に戻るのだが、丁度双子が前世の記憶を取り戻しBeforeAfterに目覚めた頃、兄の昇進が決まったのだ。王太子付近衛隊の隊長である。その為、ここ数年は領地を往き来する時間がとれなかったのだ。
エリザベスとは、手紙で何度もやり取りをしていたのだが、いくら勘の鋭い兄であっても妹たちのこの激変ぶりには驚くだろうと踏んで、サプライズドッキリを計画していたのだ。
もちろん、その話しを聞いたマーサを始めとする使用人達もノリノリで準備を進めていた。
「あぁ~、残念だわ‥お兄様の驚く顔を見るチャンスでしたのに‥」
女神の様に美しく、所作一つとっても上品なのだが…
この姉、なかなかの曲者である。
そして、そんな姉の悪巧み‥もとい、サプライズに全力で便乗しようとしていた双子にとっても残念な結果となった。
しかし!!!新生ツインズはこんなことでは諦めない!
兄からの手紙には、今日は帰れない旨と併せて、明日着替えを届けさせるよう伝言が残されていたのだ。
それに目をつけない姉と双子ではない。
翌朝、双子は嬉々として兄の待つ王城へと出かけていったのだ。
もちろん、本日もトータルコーディネート済である。
登城時には、ドレスの着用が義務付られているが、今回は城内で働く家族への訪問なので前世でいえば"キレイめ"程度で問題ない。
それでも、双子のスタイルの良さが際立つ必要があったため、姉と共に夜通しで対策を立てた。
名付けて…
【妹だと気づかせない年齢不詳作戦】
である。
ネーミングセンスからして大変残念なのだが、作戦内容だけはしっかりと練られていた。
イメージとしては、"姉とその友人"である。
登城するのは、姉のエリザベスと双子の3人。エリザベスの後ろに、同じ顔の2人がいると直ぐに妹だと分かってしまう為、由希によるメイクテクニックで2人の印象をガラリと変えたのだ。
アシュリーには大人っぽく、ナタリーは可愛らしく見えるよう仕上げた。
もちろん、それに併せ髪型も変えた。
大人っぽく見せたアシュリーは、全体的に緩く巻き上げサイドに流しアンニュイな感じに‥
可愛らしくみせたいナタリーは、長い髪にリボンを編み込んで柔らかい印象に纏め上げた。
そして、衣装に関しては‥
やり手実業家の母の一声でお出かけ様の簡易ドレスのデザインも手掛けることとなった。
しかし、今回はあまりにも急なため、手持ちのドレスを簡単リフォームすることに‥
そこで大活躍したのが、マーサ率いるお針子さん達である。手を加えるドレスを横に、由佳が簡単なイメージ画を書き上げていく。それに目を通したお針子さん達が、あっという間に手直しをしてくれたのだ。
あまりの手早さに、由佳と由希は拍手を贈っていた。
そうして、出来上がったドレス…というよりも、前世で言うワンピースは2人のイメージにぴったりの物となった。
アシュリーの、大人っぽさを引き立てるようなデザインは、ヌーディーカラーの裏地の上に落ち着いた色合いのレースを重ねたミディ丈ワンピース。タイトなデザインは優美でクラシカルな印象を与え、袖と裾はレースのみになっているため、そこから除く肌の色がより美しくセクシーに見えるよう仕上がった。
可愛らしく見せたいナタリーのデザインは、透け感のあるレースとチュール生地を重ね、フリルやプリーツで柔らかい印象を与えるふんわりとしたシルエットのミモレ丈のワンピース。手の込んだレイヤードからうまれる淡い色合いが、女性らしい透明感のある印象になるように仕上げた。
正真正銘、どちらもお針子さん達による力作である!
もちろん、一緒に向かうのだから!と、姉のドレスも一新した。
兄の元に向かうなら、きっと話しを聞きつけた姉大好きの婚約者サイラスも来ると踏んで、「一緒に驚かせよう!」と言うことになったのだ。
普段は、淡い色味のドレスを好んでいた姉なのだが、今回双子が淡い色を使ったので姉には発色の良い色味を使うことになった。
お姉様にも、そのスタイルの良さを十分に発揮して貰わなければならない!
姉に選んだデザイン…それは、大胆にも胸あきがセクシーなミディ丈のワンピースだ。胸元に大胆にカットを入れ、肌触りの良い生地を使用し、ボディラインを美しくみえるデザインにこだわった。サイドに入れたギャザーと深めに入れたスリットで、艶やかな印象に仕上げたのだ。
間違いなく、周りの目を惹きつけるデザインだろう。
兄の反応もさることながら、姉の姿をみた婚約者殿の反応が楽しみで仕方が無い双子だった。
…と、いってもまだ屋敷の中だけである。
広大な敷地を持つ辺境伯家の本邸には及ばずとも、王都に構える屋敷も十分に広大な敷地を誇っていた。
その為、ついて早々旅の疲れもさることながら、2人は庭の散策や王都の屋敷に駐在する騎士達の訓練の様子を眺めたり、姉のエリザベスとお茶をしたりと、とても有意義に過ごしていた。
そして、夕食時には兄のダニエルも戻り、久々の家族団欒を楽しむ予定だったのだが…
急遽、兄より「急ぎの仕事が入ったため今日は帰れそうにない」といった伝言が届いたのである。
これには、皆が残念がっていたのだが、特に肩を落としたのは姉のエリザベスだった。
実は、家族の中で唯一、兄のダニエルだけが全く双子に会っていないからである。
基本的に、年に数回は領地に戻るのだが、丁度双子が前世の記憶を取り戻しBeforeAfterに目覚めた頃、兄の昇進が決まったのだ。王太子付近衛隊の隊長である。その為、ここ数年は領地を往き来する時間がとれなかったのだ。
エリザベスとは、手紙で何度もやり取りをしていたのだが、いくら勘の鋭い兄であっても妹たちのこの激変ぶりには驚くだろうと踏んで、サプライズドッキリを計画していたのだ。
もちろん、その話しを聞いたマーサを始めとする使用人達もノリノリで準備を進めていた。
「あぁ~、残念だわ‥お兄様の驚く顔を見るチャンスでしたのに‥」
女神の様に美しく、所作一つとっても上品なのだが…
この姉、なかなかの曲者である。
そして、そんな姉の悪巧み‥もとい、サプライズに全力で便乗しようとしていた双子にとっても残念な結果となった。
しかし!!!新生ツインズはこんなことでは諦めない!
兄からの手紙には、今日は帰れない旨と併せて、明日着替えを届けさせるよう伝言が残されていたのだ。
それに目をつけない姉と双子ではない。
翌朝、双子は嬉々として兄の待つ王城へと出かけていったのだ。
もちろん、本日もトータルコーディネート済である。
登城時には、ドレスの着用が義務付られているが、今回は城内で働く家族への訪問なので前世でいえば"キレイめ"程度で問題ない。
それでも、双子のスタイルの良さが際立つ必要があったため、姉と共に夜通しで対策を立てた。
名付けて…
【妹だと気づかせない年齢不詳作戦】
である。
ネーミングセンスからして大変残念なのだが、作戦内容だけはしっかりと練られていた。
イメージとしては、"姉とその友人"である。
登城するのは、姉のエリザベスと双子の3人。エリザベスの後ろに、同じ顔の2人がいると直ぐに妹だと分かってしまう為、由希によるメイクテクニックで2人の印象をガラリと変えたのだ。
アシュリーには大人っぽく、ナタリーは可愛らしく見えるよう仕上げた。
もちろん、それに併せ髪型も変えた。
大人っぽく見せたアシュリーは、全体的に緩く巻き上げサイドに流しアンニュイな感じに‥
可愛らしくみせたいナタリーは、長い髪にリボンを編み込んで柔らかい印象に纏め上げた。
そして、衣装に関しては‥
やり手実業家の母の一声でお出かけ様の簡易ドレスのデザインも手掛けることとなった。
しかし、今回はあまりにも急なため、手持ちのドレスを簡単リフォームすることに‥
そこで大活躍したのが、マーサ率いるお針子さん達である。手を加えるドレスを横に、由佳が簡単なイメージ画を書き上げていく。それに目を通したお針子さん達が、あっという間に手直しをしてくれたのだ。
あまりの手早さに、由佳と由希は拍手を贈っていた。
そうして、出来上がったドレス…というよりも、前世で言うワンピースは2人のイメージにぴったりの物となった。
アシュリーの、大人っぽさを引き立てるようなデザインは、ヌーディーカラーの裏地の上に落ち着いた色合いのレースを重ねたミディ丈ワンピース。タイトなデザインは優美でクラシカルな印象を与え、袖と裾はレースのみになっているため、そこから除く肌の色がより美しくセクシーに見えるよう仕上がった。
可愛らしく見せたいナタリーのデザインは、透け感のあるレースとチュール生地を重ね、フリルやプリーツで柔らかい印象を与えるふんわりとしたシルエットのミモレ丈のワンピース。手の込んだレイヤードからうまれる淡い色合いが、女性らしい透明感のある印象になるように仕上げた。
正真正銘、どちらもお針子さん達による力作である!
もちろん、一緒に向かうのだから!と、姉のドレスも一新した。
兄の元に向かうなら、きっと話しを聞きつけた姉大好きの婚約者サイラスも来ると踏んで、「一緒に驚かせよう!」と言うことになったのだ。
普段は、淡い色味のドレスを好んでいた姉なのだが、今回双子が淡い色を使ったので姉には発色の良い色味を使うことになった。
お姉様にも、そのスタイルの良さを十分に発揮して貰わなければならない!
姉に選んだデザイン…それは、大胆にも胸あきがセクシーなミディ丈のワンピースだ。胸元に大胆にカットを入れ、肌触りの良い生地を使用し、ボディラインを美しくみえるデザインにこだわった。サイドに入れたギャザーと深めに入れたスリットで、艶やかな印象に仕上げたのだ。
間違いなく、周りの目を惹きつけるデザインだろう。
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