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とある公爵家令嬢の私
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アルビノ帝国
この国には王族を筆頭に公爵家が三家、
伯爵家が六家
帝国を囲むように諸外国があるため辺境伯爵家が五家
その下に爵位を買ったものなど含めた男爵家と子爵家が連なる。
サンクティ・ルークス公爵令嬢
ルークス公爵家の嫡女の名前だ。
父、母と2つ上に兄がいる。
金色にパールパウダーを振りかけた髪色に純度の高いアウイナイトの瞳
黄金の森林に静かに出来上がった泉のようだ。
『こんなに美しい子だ。必ず正妃にしてあげよう』
彼女が誕生し1番初めに聞いた言葉がこれだ。
父である公爵の言葉である。
それからと言うもの彼女を取り巻く環境はピリついていた。
素手で触れてはならない。
公爵や公爵夫人、兄含め全ての者はシルクの上質でやわかな手袋をはめた。
傷をつけてはならないとありとあらゆるものを片付けた。
部屋を飾る花瓶を撤去
水差しやコップも割れたら危険、哺乳瓶もやはり危険で撤去
シルクの布が彼女のコップ代わりとなった。
ベビーベッドに手が当たると危険という事で彼女の四方八方をクッションで埋められる。
転倒したら危険、落下したら危険
危険、危険、危険、危険、危険
目につくもの全てが危険で撤去
物心つく頃には彼女の部屋は何も無いため殺風景で生活感がない。
それでも彼女の美貌だけで部屋は明るく見えた。
殺風景だからこそ活かされたのかのかもしれない。
彼女が10歳の頃、公爵家念願の王太子婚約者に決まった。
公爵夫人が管理という名の監視が始まった。
朝の5時起床
身体サイズ確認から始まる。
髪の長さから足指周りまで徹底的に計られた。
サイズ確認が終われば朝食
サイズのアップダウンにより量が変わる。
例えばサイズアップの時は
少量のサラダ、少量のスープ、肉一切れ、半切りのパン
サイズダウンの時は
サラダとスープが少し多めに貰える。
肉や魚は一切れ、パンも半切りで変わることはない。
肌にカサつきがあればサラダドレッシングの量が多めになる。
これはあくまでも1部である。
好きな物を好きな様に食すことは許されない
ティータイムのデザート、ランチやディナーも同じように管理される。
食事が終われば勉強の始まりである。
教育係が来る時間まで図書室で自習
教育係が来たらお任せする。。。
ではない。
何故なら、教育係が躾と題した鞭打ちを阻止するため。
神経をすり減らし傷1つ無く育てたのにここで簡単に傷をつけられたら全て台無しだからだ。
本来、王城で行われる正妃教育も教育者を公爵家へ招き行われた。
唯一、王妃とのお茶会だけは介入出来なかった。
王妃は行き過ぎた公爵家の扱いに眉間に皺を寄せた。
がしかし、当の本人に変えようとする意思が見えず。
呆れて茶会は廃止となった。
こうして朝7時から22時までは公爵夫人が監視をして、22時から7時までは侍女長または侍女が監視をする交代制の生活が16歳の3月まで続いた。
この国では学園入学前にデビュータントを行い、学友を作るキッカケとしていた。
公爵も公爵夫人も悪影響を与える者を近づけさせたくなくて参加しなくても良いと考えていた。
がしかし、婚約者の王太子からエスコート出来ない代わりにとドレスや靴、アクセサリーが贈られてきて参加せざるおえなくなった。
後に、定期的に送られた手紙や花束、そして今回の贈り物は王妃からの贈り物だったとデビュータントの時に王太子から拒絶の意と共に知らされた。
王妃との最後の茶会が頭をよぎる。
彼女の中の奥の奥がチクリと傷んだ。
彼女には初めての痛みだった。
この痛みは何なのか。
何処から痛むのか。
いつまで痛み続けるのか。
全く理解できなかった。
初めて向けられた悪意と拒絶
公爵家という籠から与えられる物は愛情と称した強制
彼女は知らない感情を初めて感じた。
強制の世界に拒絶は無かった。
むしろ私が拒絶をうみだし、
公爵家に与える事が出来た。
初めて気づいた。
彼女にとってデビュータントは何かに気づくキッカケになった。
16歳の4月 彼女は学園に入学した。
学園に入っても監視は続いた。
さすがに公爵夫人は学園に入れないため同じ年齢の侍女を複数名入学させた。
寮には入れず公爵家から通わせた。
公爵夫人は今まで通りとはいかずとも娘をコントロール出来ると信じていた。
だが、思い通りにコントロールは出来なかった。
デビュータントをキッカケに学園は彼女の心を灯す材料で溢れていた。
授業中も聞き耳を立てて令息令嬢のコソコソ話を盗み聞き。
食事後の残り時間はテラス席へ移動し盗み聞き。
自習に訪れた図書室でも盗み聞き。
どこそこの伯爵令息は婚約者がいるにも関わらず平民上がりの子爵令嬢に現を抜かしている。だの、どこそこのカフェに新作のケーキが販売された。だの、うちの領地にはあれだこれだ。と、まぁあらゆる情報が行き交っている。
今まで自室から出ることが少なかった。
自室から出れても教育係がいる部屋だけ。
外に出れたとして自室のテラスのみ。
閉塞生活だった彼女にはとても刺激的だった。
流行りの観劇やストーリー小説など観たことも読んだこともない彼女には噂話や雑談が冒険物やロマンス物の世界に飛び込んだ気分になってしまうのだ。
本を読むフリをしているが、楽しさのあまり僅かに瞳が揺らめく。
自然と両方の口角が上がった。
監視の目を光らせる侍女に見抜かれた。
その日、帰宅早々、公爵夫人が怒り狂って出迎えた。
正妃になるために。。。
正妃になれば。。。
王族となれば。。。
言葉を発する第一声は必ずこの3つのどれかから始まる。
その日、彼女は初めて気だるさを感じた。
全てが鬱陶しくて、うんざりした。
逃げたいとは今この気持ちのことを言うんだろうと自然と理解出来た。
功を奏したのか、公爵夫人も反省していると勘違いしてくれてお説教からはそうそうに開放された。
自室に戻り、教科書とノートを取り出し課題を始めた。
ふと思った。
(正妃になればいいんだよね?
正妃になったら終わりじゃん!?)
心の中では学園に通う子達と同じ言葉遣いになっていた。
こうしてとある公爵家令嬢は正妃になることをゴールとし、その後のことはその後にゆっくり考えることを心の支えにしたのでした。
この国には王族を筆頭に公爵家が三家、
伯爵家が六家
帝国を囲むように諸外国があるため辺境伯爵家が五家
その下に爵位を買ったものなど含めた男爵家と子爵家が連なる。
サンクティ・ルークス公爵令嬢
ルークス公爵家の嫡女の名前だ。
父、母と2つ上に兄がいる。
金色にパールパウダーを振りかけた髪色に純度の高いアウイナイトの瞳
黄金の森林に静かに出来上がった泉のようだ。
『こんなに美しい子だ。必ず正妃にしてあげよう』
彼女が誕生し1番初めに聞いた言葉がこれだ。
父である公爵の言葉である。
それからと言うもの彼女を取り巻く環境はピリついていた。
素手で触れてはならない。
公爵や公爵夫人、兄含め全ての者はシルクの上質でやわかな手袋をはめた。
傷をつけてはならないとありとあらゆるものを片付けた。
部屋を飾る花瓶を撤去
水差しやコップも割れたら危険、哺乳瓶もやはり危険で撤去
シルクの布が彼女のコップ代わりとなった。
ベビーベッドに手が当たると危険という事で彼女の四方八方をクッションで埋められる。
転倒したら危険、落下したら危険
危険、危険、危険、危険、危険
目につくもの全てが危険で撤去
物心つく頃には彼女の部屋は何も無いため殺風景で生活感がない。
それでも彼女の美貌だけで部屋は明るく見えた。
殺風景だからこそ活かされたのかのかもしれない。
彼女が10歳の頃、公爵家念願の王太子婚約者に決まった。
公爵夫人が管理という名の監視が始まった。
朝の5時起床
身体サイズ確認から始まる。
髪の長さから足指周りまで徹底的に計られた。
サイズ確認が終われば朝食
サイズのアップダウンにより量が変わる。
例えばサイズアップの時は
少量のサラダ、少量のスープ、肉一切れ、半切りのパン
サイズダウンの時は
サラダとスープが少し多めに貰える。
肉や魚は一切れ、パンも半切りで変わることはない。
肌にカサつきがあればサラダドレッシングの量が多めになる。
これはあくまでも1部である。
好きな物を好きな様に食すことは許されない
ティータイムのデザート、ランチやディナーも同じように管理される。
食事が終われば勉強の始まりである。
教育係が来る時間まで図書室で自習
教育係が来たらお任せする。。。
ではない。
何故なら、教育係が躾と題した鞭打ちを阻止するため。
神経をすり減らし傷1つ無く育てたのにここで簡単に傷をつけられたら全て台無しだからだ。
本来、王城で行われる正妃教育も教育者を公爵家へ招き行われた。
唯一、王妃とのお茶会だけは介入出来なかった。
王妃は行き過ぎた公爵家の扱いに眉間に皺を寄せた。
がしかし、当の本人に変えようとする意思が見えず。
呆れて茶会は廃止となった。
こうして朝7時から22時までは公爵夫人が監視をして、22時から7時までは侍女長または侍女が監視をする交代制の生活が16歳の3月まで続いた。
この国では学園入学前にデビュータントを行い、学友を作るキッカケとしていた。
公爵も公爵夫人も悪影響を与える者を近づけさせたくなくて参加しなくても良いと考えていた。
がしかし、婚約者の王太子からエスコート出来ない代わりにとドレスや靴、アクセサリーが贈られてきて参加せざるおえなくなった。
後に、定期的に送られた手紙や花束、そして今回の贈り物は王妃からの贈り物だったとデビュータントの時に王太子から拒絶の意と共に知らされた。
王妃との最後の茶会が頭をよぎる。
彼女の中の奥の奥がチクリと傷んだ。
彼女には初めての痛みだった。
この痛みは何なのか。
何処から痛むのか。
いつまで痛み続けるのか。
全く理解できなかった。
初めて向けられた悪意と拒絶
公爵家という籠から与えられる物は愛情と称した強制
彼女は知らない感情を初めて感じた。
強制の世界に拒絶は無かった。
むしろ私が拒絶をうみだし、
公爵家に与える事が出来た。
初めて気づいた。
彼女にとってデビュータントは何かに気づくキッカケになった。
16歳の4月 彼女は学園に入学した。
学園に入っても監視は続いた。
さすがに公爵夫人は学園に入れないため同じ年齢の侍女を複数名入学させた。
寮には入れず公爵家から通わせた。
公爵夫人は今まで通りとはいかずとも娘をコントロール出来ると信じていた。
だが、思い通りにコントロールは出来なかった。
デビュータントをキッカケに学園は彼女の心を灯す材料で溢れていた。
授業中も聞き耳を立てて令息令嬢のコソコソ話を盗み聞き。
食事後の残り時間はテラス席へ移動し盗み聞き。
自習に訪れた図書室でも盗み聞き。
どこそこの伯爵令息は婚約者がいるにも関わらず平民上がりの子爵令嬢に現を抜かしている。だの、どこそこのカフェに新作のケーキが販売された。だの、うちの領地にはあれだこれだ。と、まぁあらゆる情報が行き交っている。
今まで自室から出ることが少なかった。
自室から出れても教育係がいる部屋だけ。
外に出れたとして自室のテラスのみ。
閉塞生活だった彼女にはとても刺激的だった。
流行りの観劇やストーリー小説など観たことも読んだこともない彼女には噂話や雑談が冒険物やロマンス物の世界に飛び込んだ気分になってしまうのだ。
本を読むフリをしているが、楽しさのあまり僅かに瞳が揺らめく。
自然と両方の口角が上がった。
監視の目を光らせる侍女に見抜かれた。
その日、帰宅早々、公爵夫人が怒り狂って出迎えた。
正妃になるために。。。
正妃になれば。。。
王族となれば。。。
言葉を発する第一声は必ずこの3つのどれかから始まる。
その日、彼女は初めて気だるさを感じた。
全てが鬱陶しくて、うんざりした。
逃げたいとは今この気持ちのことを言うんだろうと自然と理解出来た。
功を奏したのか、公爵夫人も反省していると勘違いしてくれてお説教からはそうそうに開放された。
自室に戻り、教科書とノートを取り出し課題を始めた。
ふと思った。
(正妃になればいいんだよね?
正妃になったら終わりじゃん!?)
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