Vanargand

アズルド

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Epilogue

Love And Peace

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 シメオンの街頭演説には女性ファンも大勢、集まっていた。

「キャ~ッ!ステファノ様~。こっち向いて~」

 ビーチェとフェンもシメオンの傍で演説に耳を傾けている。コンクラーヴェの前にビーチェは城に戻って一番綺麗なドレスを着ていた。

「シメオンはどんな演説をするのかしら?楽しみだわ!」

「まあシメオンの事だから、上手い事言って信者の心を鷲掴みにするだろうさ」

 噴水広場の前は黒山の人だかりで、騎士団員も大勢出動して、パトロールを強化していた。シメオンの演説が始まるのを固唾を飲んで見守っている。

「皆様、本日はお集まりいただきまして、誠にありがとうございます」

 シメオンが演説を始めたので、ざわついていた聴衆は一斉にお喋りを辞めて、シーンと静まり返った。カーディナルたちも馬車の中から見ている。フェンはシメオンが暗殺されないか細心の注意を払っていた。シメオンはいつものように淡々とした口調で頭の中に記憶した原稿を読み上げる。

「私はアーチビショップだった頃、民衆の幸せだけを考えておりました。しかし、ここにいる護衛のヴァナルガンドに、自分の幸せを考えていないと言われて、ハッとしたのです…」

 いつものシメオンらしくない、単純な言葉の演説に少し聴衆はどよめくが、シメオンは気にせずに演説を続ける。

「私は自分の気持ちに、ずっと嘘をつき続けて来ました。アーチビショップになる為に、恋愛禁止の戒律を守らなければならないと思っていたからです…」

 ビーチェにはシメオンが何を言いたいのかわからなかった。

「しかしアーチビショップを辞めた私にはもう戒律を守る必要などありません。私は今ここにいるベアトリーチェ様を…いや、ビーチェを心から愛しています!私と結婚してください…」

 突然、気絶する女性信者が現れて、噴水広場は騒然となったが、騎士団員に担架で運ばれて、プリーストたちが女性信者を治療している。しかし男性信者は祝福ムードで大喜びしていた。カーディナルたちはシメオンの演説が失敗したと思いほくそ笑んでいる。

「ふ、ふざけないで!今までステファノ様にお布施をたくさんして来たのに裏切られたわ…」

「おお!ステファノ様はベアトリーチェ様が好きだったのか?」

「いいぞ、いいぞ!ステファノ様とベアトリーチェ様、結婚しちまえよ?」

「ステファノ殿。挙式はいつですか?」

 ビーチェは顔を真っ赤にして腹を立てている。

「な、な、な、な、何を馬鹿な事、言ってんの?シメオンはもっと頭の良い人だと思ってたのに…」

「やりやがったな…シメオンの奴。こんな公衆の面前でビーチェに告るとは…」

 シメオンはいつもの爽やかな笑顔で近付いて来ると、ルビーの指輪を差し出して跪く。

「結婚は…考えさせて頂戴?今すぐには決められないから…」

「すぐに返事がもらえないのはわかっています。この指輪だけでも受け取ってもらえませんか?」

 ビーチェはシメオンから指輪の入ったケースを受け取った。

「この指輪…なんだか高そうだけど…」

「婚約指輪なので奮発しました。こんな高価な装飾品を買ったのは、生まれて初めてでしたが…」

 噴水広場の大騒ぎを鎮める為に騎士団員はてんやわんやだったが、何とかシメオンの街頭演説は終わって、宮殿のビーチェの部屋に戻り、フェンとビーチェは二人っきりになった。

「返事はどうするつもりなんだ?」

「わからない…。シメオンがあんな事するなんて…予想もしてなくてビックリして…頭の中が真っ白なの…」

「確かに…俺の予想の斜め上を行く演説だったが…、他の候補者の演説は何言ってたかすら覚えてねぇな…」

「他の候補者の演説なんてつまんなくて、欠伸が出そうだったわよ?」

「何だか都合の良い話が多かったが、私利私欲に走ろうとしてるってのは、見え見えだったからな…」

「シメオンの演説を聞いてる聴衆が一番、多かったから人気はあるのよ…」

「ただ女性信者がカンカンだったから、投票してもらえねぇ可能性はある」

「なんでコンクラーヴェであんな馬鹿な事を言ったのか…私には理解できない」

「そうか?俺にはシメオンの気持ちがわかる気がするけど…」

「フェンは…私とは…結婚したくないのよね?」

「結婚したくねぇんじゃなくて、結婚しても無意味だからさ?結婚は生涯、専属の性奴隷にするって言う、契約みたいなもんだろ…」

「そんな契約、絶対に結びたくないわ」

「でも実際にそうだろ?馬鹿馬鹿しい」

「シメオンは私を性奴隷にしたがってる…訳がないわよね…」

「本気で惚れてるんだと思うぜ?俺の鼻は誤魔化せない」

「私は…結婚は…家族を作る為にするものだと思うのよ」

「それならシメオンと結婚してガキを作る方が良いだろ?俺の事は番犬として雇えば良いんだよ」

「そんな奴隷みたいな事はしたくないの!あなたはペットじゃなくて家族みたいな存在なんだから…」

「俺も家族って言ってくれるんだな…」

「あなたがいないこの先の人生なんて、考えられないのよ!」

「シメオンが居なくなっても嫌だろ?」

「そうね…。シメオンが女性信者と結婚しても…他の女性信者が腹を立てて…その妻が暗殺されるかもしれないし…、シメオンが傷付く事になるわ…」

「ビーチェを暗殺しようとする奴は俺がぶちのめすから安心しろ」

「どうしたら良いの?もう本当に頭が痛くて割れそう…」

「ビーチェは俺と出逢う前はシメオンが好きだったんだろ?」

「そうなんだけど…。あまりにも女に興味が無さ過ぎて…、私の事なんて何とも思ってないんだ…と思ったから諦めたのよ」

「今のビーチェの気持ち…俺の鼻は…わかってんだぜ?」

「その鼻…本当に困るわ…。あなたには隠し事ができない…」

「嬉しくて堪らないって匂いがする…」

「だって…あのシメオンが…あんな馬鹿な事…言うなんて思わなかったから…」

「男は惚れた女の前では地上最強の馬鹿になるんだよ?」

「シメオンは馬鹿よ…。コンクラーヴェの後で言えば良いじゃない?なんでコンクラーヴェの真っ最中に言うの…」

 ビーチェは嗚咽を漏らしながら、言葉を絞り出す。

「私…シメオンと結婚しても良いの?」

「ビーチェの好きなようにしろ。俺はずっとビーチェのそばにいるから…」

「ありがとう…。フェンの事も大好き」

「元々、俺はヴァナルガンドだから、ビーチェとは結婚できないって、最初っからわかってたんだ…」

「でも私…本気で好きだったんだ…。フェンじゃなくて…ヴァンの事が…」

「俺よりなぜかモテるんだ。ヴァンは」

「自分の気持ちに素直だからじゃない?フェンは可愛げがないもん!」

 その頃、シメオンは大聖堂で跪いて神に祈りを捧げていた。そこへビーチェがやって来たので、足音に気付いてシメオンが振り返ると、ビーチェは左手の薬指に婚約指輪を嵌めている。

「答えを聞かせてもらえますか?」

「私も…ずっと前から…シメオンが好きだった」

「フェンに…いや、ヴァンにあなたの心を奪われてしまったから…、もうダメかと思いました…」

「ヴァンの事は好きだったけど…、シメオンの事はもっと好きなの…」

「ヴァンが現れなければ…私はおそらく…永遠にあなたに想いを告げようと思わなかったと思います」

「ヴァンのおかげなの?」

「満月の夜に彼と話すのが、密かな楽しみになっていました」

「そうだったんだ…。男同士でどんな話をしてたのかしら?」

「彼と話す時だけ私は本音で語り合えたんです」

「羨ましいわ…。私には本音で語り合える親友がいないから」

「次の満月の夜も彼を拘束魔法で封印しなければ…」

「でも拘束魔法ってめちゃくちゃ痛いんでしょ?フェンから聞いたわ」

「ええ、私も一度かけられた事があるのでわかっています…」

「そんな魔法かけないで欲しいんだけど…どうしてもダメなの?」

「私の妻に手を出されては困りますから、今度は絶対に拘束魔法は解きませんよ?」

「ふふ…。ヤキモチ妬いてるの?」

「拘束魔法はその昔、大天使ミカエルが魔王ルシファーを封印して倒したと言われる光属性、最強の魔法と言われていますが、あまりにも難解な為、使用できる者はあまりいません」

「えっ…そんなすごい魔法だったの?」

「私は大天使ミカエルではなく魔王ルシファーを心の中では信仰していました」

「それって…邪教崇拝なんじゃない?」

「もしかすると私はルシファーの生まれ変わりで、ビーチェがリリスの生まれ変わりなのではないかと、考えてしまう時があります」

「でもリリスって、とんでもない悪女だって習ったんだけど、私ってそんな悪女なのかな?」

「リリスは悪女ではありません…。あまりにも美しくて、魔王ルシファーですら恋に落ちてしまった…と言うだけなのです」

「そうなの?私はそこまで美しくはないけどね」

「いいえ、あなたは世界一美しいです」

 この日の晩、シメオンは初めてビーチェを抱いた。そして次の満月の夜が訪れる。

「よお、シメオン。ビーチェと結婚したんだって?」

「ええ、お陰様で今はとても幸せです」

「しかも議長にも当選しちまったなんて…すげぇじゃねぇか?」

「絶対に落選する…と思ってたんですが、意外にも投票してくれる信者が多くて、感謝しております」

「そりゃあんな面白ぇ演説されたらなぁ…俺だってお前に投票したくなるぜ?」

「ヴァンから私は嫌われている…と思ってたのですけどね?」

「俺とフェンは一心同体なんだぜ?フェンが親友だと思ってるなら、俺にとっても親友だ…」

「あなたからも親友だと思っていただけてたなんて光栄ですよ?」

「ところでさ…シメオン。ビーチェを抱いた…感想を聞かせろ…」

「あまり下品な話はしたくないのですが…なぜ感想を聞きたいのですか?」

「ビーチェは名器だからな…。一度抱いたら忘れられなくなる…」

「ビーチェ以外の女性は知りませんが…確かに最高でした…」

「ちくしょう!俺だってもう一度…抱きたいんだ…。拘束魔法を解いてくれ…」

「いいえ、今夜は絶対に解きません!」

「お前がその気になりゃ…俺を殺すなんて簡単な事だろ?拘束魔法は…最強の封印魔法なんだからさ」

「あなたを殺したらビーチェに嫌われてしまいます」

「ビーチェに嫌われるのが怖くて…俺を殺せねぇのか?」

「あなたを殺したら私は妻と親友を両方いっぺんに失うのです。私には何のメリットもありませんよ?」

「クソッ!フェンの奴がもっと素直になりゃ…ビーチェは俺の女になったのに…シメオンなんかに…惚れた女をくれてやるなんて…バカめ!」

「フェンはなぜ私にビーチェを譲ってくれたのか…今でもわからないのです…」

「あいつは馬鹿だからさ?自分の幸せより惚れた女を幸せにしたいって思ってる…」

「フェンがビーチェと結婚したとしても幸せになれたと思いますけどね…」

「ビーチェが子供が作れなくて泣く事になるのが嫌だったらしい。昔の女が泣いてて辛かったようだからな…」

「惚れた女の涙に弱いですからね…。彼のような漢は…」

 それから半年以上が過ぎて、ビーチェのお腹が大きくなってくる。宮殿はシメオン議長会館と名前を変えて、ビーチェとフェンとシメオンは一緒に暮らしていた。

「痛い!お腹を蹴ってるわ…」

「お腹を蹴るのは男だな」

「男の子が生まれたらフェンに鍛えてもらおうかしら?」

「シメオンに魔法を習った方が良いと思うぜ?」

「両方出来る方が便利じゃない?」

 シメオンは議長の仕事が忙しくて帰りが遅くなっても、愛妻家なのでビーチェは大事にされていた。フェンがそばにいるので寂しくはないが、デートをする暇もない。

「シメオンとはデートなんか一度もせずに結婚してしまったから、普通のデートがしてみたかったわ」

「今度まとまった休みが取れたら温泉にでも行きましょうか」

「温泉?混浴なのかしら」

「混浴なのでフェンも入れますよ」

「俺もデートについて行くのか?ビーチェは夫婦水入らずで二人っきりになりたいんじゃねぇの」

「暗殺の危険性がありますので、フェンにはビーチェの近くにいてもらわないと…」

「暗殺しようとしてる奴がいれば匂いでわかるから俺は外で待ってるが?」

「温泉は硫黄の匂いがしますので、匂いがわかりづらくないでしょうか?」

「それならお前の魔法で何とか出来るだろが?」

「確かに結界は張れますが、魔法にしか効果がないので、物理攻撃…毒の弓矢などで狙われたら…一発でアウトです」

「物理攻撃なんて簡単に避けられるだろ?魔法の方が避けづらい」

「私には逆に物理攻撃の方が避けづらいのです」

「フェンも来れば良いじゃない?なんで遠慮してるのよ」

「遠慮してるっつーか、あんまり二人がイチャイチャしてんの見たくねぇんだ」

「そうでしたか。それは申し訳なかったです…」

「はぁ…俺がヴァナルガンドじゃなくて…普通の人間だったらなぁ…。今頃、俺とビーチェが…いや、何でもない…」

「まだそんな事言ってるの?自分がシメオンと結婚しろって言った癖に…」

「最近、頭の中でヴァンの奴がうるさくて敵わんのだ。俺と人格を交代してこの体を乗っ取るとか言ってる…」

「もし乗っ取られたら、満月の夜以外もヴァンになってしまうのでしょうか?」

「多分な…。そんな事は絶対にさせん」

「私はヴァンの方が好きなんだけど?」

「私もヴァンと話す方が楽しいですね」

「みんなで俺を邪魔者扱いするのか?酷ぇな…」

「二人が合体して一人になる事はできないの?」

「それは…無理だと思う。今までの嫌な記憶全部、俺に戻ってくる事になるから…」

「多重人格は防衛本能です。無理に一人に合体させるのは危険だと言われています」

「ガキの頃に俺が一番、辛かった時…ヴァンが生まれて来たんだ。それからずっと二人で生きて来た…」

「ヴァンがフェンを守る護衛をしていたから、あなたは生きて来られたわけですね」

「ヴァンのしでかした事の後始末が大変だったけどな…。そもそも昔の女もヴァンが口説いて落としたんだ…」

「フェンは口下手だから女を口説くの下手そうだもんね」

「満月の夜に街に行って、女と遊んでたらしい…。それで昔の女がレイプされてて、助けたのがきっかけだったそうだ」

「やっぱりヴァンはフェミニストだったのね?」

「無理やり女を襲った事はないそうだが、合意の上でやったと言ってた…」

「私も合意の上だったわ。無理やり襲われたりしてないから、間違いなくフェミニストよね」

「この国のヴァナルガンドも満月の夜に、街に来てるようですよ?」

「でもヴァナルガンドにレイプされたって通報は一件もないわよ?」

「ええ、合意の上のようですから、問題になってないようです」

「チーフも渋くて素敵な感じだったし、モテそうだなと思ったのよ」

「ビーチェはヴァナルガンドの方が好みのタイプなのか?」

「そうね、見た目はシメオンよりヴァナルガンドの方が好きだわ。モフモフだし!」

「私の見た目が好きではないと言われたのは…ビーチェが初めてですよ…」

「シメオンは頭が良いところが好きよ」

「私よりフェンの方が頭が良いと思いますけどね…」

「おい、シメオン。それは何の冗談だ?俺の方が頭が悪いとわかるだろ!」

「女心のような難しいものを理解されているからです。私にはわからなかったビーチェの本音を言い当てていました」

「女心は俺にもサッパリわからんぞ?」

fin

ご愛読ありがとうございました。もし好評でしたら第二部を書くかもしれませんが、とりあえずこれにて完結とさせていただきます。
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