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第九章 政府軍を全滅させた少年
第10話 ロベルトの記憶
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「どうする?逃げ場は無いぞ」
ロベルトは火柱に囲まれその場に立ち尽くす姫妃さんを見てチャンスとばかり、炎の威力を増大させる。
「不味い、姫妃さん!」
そのピンチに声を上げ思わず飛び出そうとした。が、、。
「大丈夫じゃ」
真城に肩を捕まれ止められた。
「よく見ろ。あれだけの火柱を集め超高熱を作り出しているが、姫妃はこの熱風の中でも悠々と立っているだろ。姫妃にはあの攻撃は効いてない」
「それよりあなたそこに立っていて大丈夫なのか?」
「!!」
一瞬、美玖が何を言わんとしているのか分からなかった。
そういえばさっきまでは熱に煽られ真城の背に隠れ様子を伺うのがやっとだった。
俺さっきまで、戦いの余波を受けただけで煽られ尻餅をついていたよな?
「姫妃のピンチに無意識のうちにオーラをコントロール出来るようになったようだな」
俺にもオーラが内在している。防御出来るようるくらいの力を発揮できたということか?
この力がコントロール出来れば俺でも抗えるのか?
「ミックリーディーフ」
そうしている間にロベルトはより強大な火炎球を出現させた。
「何と!もう一つ火炎球を出すとわ。奴のオーラは底無しか!」
その威力は姫妃さんの赤い霧をどんどん蒸発させて行く。煙となり立ち上って消えて行く。
そして覆っていた火柱が姫妃さんを押し潰すようにのし掛かってきた。
「姫妃さーーん!」
一瞬火柱に押し潰されてしまったんじゃないかと思ってヒヤッとしたが、姫妃さんは火柱を突き破り飛び出てきた。そして距離をおき、ロベルトを睨み付け再び剣を構える。
「スゲー、スゲーよ姫妃さんあんなの喰らって無事だなんて!」
しかしピンチは去ってなかった。
ロベルトは火炎球から次々と火柱を上げ姫妃さんに向け放つ。
「テメー!それしか出来ねーのかよ!」
同じ攻撃を繰り返すロベルトに皮肉混じりに言ってやった。
「なんだ!火柱が止まっただと!?」
繰り返し襲い続けてきていた火柱が、停止ボタンでも押したかのように急停止したようだった。
目の前で起きた現象に驚きを隠せずロベルトは表情を強張らせる。
「何!!火柱だけでなく俺の体も動かないだと!?」
ロベルトは体に力を込めているのだろう、プルプルと小刻みに振動させていた。
「私は血液にオーラを込めておいてそれを応用し攻防に利用している。ってあなたさっき言ってたでしょ」
姫妃さんはそう得意満面に言った。
「何?動けないのは、貴様の仕業だというのか?バ、バカな!貴様の血液は全て蒸発させたはずだぞ」
「あなたが蒸発させたのは水分だけよ。下をよーく見てみなさい。もうあなたは私の結界の中よ」
「何だと!何だ!?この奇怪な模様は!!」
足下には赤い紋章のような紋様が広がっていた。
「喰らいなさい。高熱血風魔法!」
「ぎゃーっ!」
姫妃さんが腕を振り上げ、そして下ろした瞬間、ロベルトは紋様から放たれた衝撃波になすすべもなく舞い上げられ地面に叩きつけられた。
姫妃さんの必殺技が炸裂したようだ。
普段は血の霧にオーラを呼応させ衝撃波を繰り出すそうだが、今回は乾燥した血液で地面に結界を作りそれを起点に衝撃波を生み出したのだそうだ。
「スゲー、スゲーよ。姫妃さん!」
これがオーラをコントロールした戦い。心が震えた。鳥肌がたった。俺も使いこなせるようになりたい。そんな思いが沸々と沸き上がって来る。
ロベルトは気絶したのだろうか、倒れ込んだまま動かなくなっていた。
*
俺はその日、ユースサッカーのアフリカ大会の決勝に挑んでいた。相手は優勝候補ナンバーワンのアフリカの雄ナイジェリアだ。
本当に厳しい試合だった。
ボールは完全に支配され防戦一方。ワントップだった俺はセンターサークル付近で味方が必死で耐え忍んでいる姿を歯痒い思いで見ていた。
「バッキャロー、お前までディフェンスに参加したら誰が攻撃すんだよ。こっちは任せて向こうで待ってろ!」
見兼ねてディフェンスに参加したらそう怒鳴られてしまった。
今日の作戦はディフェンスに主体を置き、終盤まで耐え凌ぎ、焦って前のめりになってきたところを、縦パス一本で裏に走り、カウンターで得点をし勝利を勝ち取る。そうなっていた。
俺の役目はいつボールが来てもいいように、心の準備と体の状態を整えておくこと。自分の役目は分かっているつもりだが、必死で戦っている仲間の姿に、自分だけ何の役にもたっていないような疎外感に襲われていた。
チャンスは来るのだろうか、そんな思いが込み上げてくる。
味方は俺の攻撃力を信じ『良いパスさえ渡せれば何とかしてくれるはず』との思いで必死で耐え凌いでいるんだ。
俺も信じるんだ。きっとチャンスは来る。味方を信じるんだ。
そして、全員が延長戦を意識しだした後半のロスタイムに遂にその時は来た。
向こうの選手が一瞬、金縛りにでも合ったかのように動きが止まったように見えた。
次の瞬間、俺の足下にボールが飛び込んできた。
俺は高鳴る鼓動を抑え村を出発するときに貰った首飾りを握りしめ走り出した。
そこからの事はよく覚えていない。無我夢中で蹴り込んだボールは相手チームのネットを揺らしていた。
気が付いたら相手キーパーが悔しそうに地面を叩いている姿が見えた。
呆然として立ち竦んでいるところに「ヤりやがってこのやろー」やら「こんちきしょー良いとこ持っていきやがって」やら皮肉混じりの賛辞が飛び交った。
それが決勝点となり俺達は勝利することとなった。
皆んなが俺を称えてくれた。皆んな、俺をヒーロー扱いしてくれた。でも本当のヒーローは90分間耐え凌いでくれた他の皆んなだ。
皆んなと一緒なら何でも出来ると思っていた。何でも乗り越えられると思っていた。
その時の俺は何事も信じて貫けば何でも出来ると思っていた。
ロベルトは火柱に囲まれその場に立ち尽くす姫妃さんを見てチャンスとばかり、炎の威力を増大させる。
「不味い、姫妃さん!」
そのピンチに声を上げ思わず飛び出そうとした。が、、。
「大丈夫じゃ」
真城に肩を捕まれ止められた。
「よく見ろ。あれだけの火柱を集め超高熱を作り出しているが、姫妃はこの熱風の中でも悠々と立っているだろ。姫妃にはあの攻撃は効いてない」
「それよりあなたそこに立っていて大丈夫なのか?」
「!!」
一瞬、美玖が何を言わんとしているのか分からなかった。
そういえばさっきまでは熱に煽られ真城の背に隠れ様子を伺うのがやっとだった。
俺さっきまで、戦いの余波を受けただけで煽られ尻餅をついていたよな?
「姫妃のピンチに無意識のうちにオーラをコントロール出来るようになったようだな」
俺にもオーラが内在している。防御出来るようるくらいの力を発揮できたということか?
この力がコントロール出来れば俺でも抗えるのか?
「ミックリーディーフ」
そうしている間にロベルトはより強大な火炎球を出現させた。
「何と!もう一つ火炎球を出すとわ。奴のオーラは底無しか!」
その威力は姫妃さんの赤い霧をどんどん蒸発させて行く。煙となり立ち上って消えて行く。
そして覆っていた火柱が姫妃さんを押し潰すようにのし掛かってきた。
「姫妃さーーん!」
一瞬火柱に押し潰されてしまったんじゃないかと思ってヒヤッとしたが、姫妃さんは火柱を突き破り飛び出てきた。そして距離をおき、ロベルトを睨み付け再び剣を構える。
「スゲー、スゲーよ姫妃さんあんなの喰らって無事だなんて!」
しかしピンチは去ってなかった。
ロベルトは火炎球から次々と火柱を上げ姫妃さんに向け放つ。
「テメー!それしか出来ねーのかよ!」
同じ攻撃を繰り返すロベルトに皮肉混じりに言ってやった。
「なんだ!火柱が止まっただと!?」
繰り返し襲い続けてきていた火柱が、停止ボタンでも押したかのように急停止したようだった。
目の前で起きた現象に驚きを隠せずロベルトは表情を強張らせる。
「何!!火柱だけでなく俺の体も動かないだと!?」
ロベルトは体に力を込めているのだろう、プルプルと小刻みに振動させていた。
「私は血液にオーラを込めておいてそれを応用し攻防に利用している。ってあなたさっき言ってたでしょ」
姫妃さんはそう得意満面に言った。
「何?動けないのは、貴様の仕業だというのか?バ、バカな!貴様の血液は全て蒸発させたはずだぞ」
「あなたが蒸発させたのは水分だけよ。下をよーく見てみなさい。もうあなたは私の結界の中よ」
「何だと!何だ!?この奇怪な模様は!!」
足下には赤い紋章のような紋様が広がっていた。
「喰らいなさい。高熱血風魔法!」
「ぎゃーっ!」
姫妃さんが腕を振り上げ、そして下ろした瞬間、ロベルトは紋様から放たれた衝撃波になすすべもなく舞い上げられ地面に叩きつけられた。
姫妃さんの必殺技が炸裂したようだ。
普段は血の霧にオーラを呼応させ衝撃波を繰り出すそうだが、今回は乾燥した血液で地面に結界を作りそれを起点に衝撃波を生み出したのだそうだ。
「スゲー、スゲーよ。姫妃さん!」
これがオーラをコントロールした戦い。心が震えた。鳥肌がたった。俺も使いこなせるようになりたい。そんな思いが沸々と沸き上がって来る。
ロベルトは気絶したのだろうか、倒れ込んだまま動かなくなっていた。
*
俺はその日、ユースサッカーのアフリカ大会の決勝に挑んでいた。相手は優勝候補ナンバーワンのアフリカの雄ナイジェリアだ。
本当に厳しい試合だった。
ボールは完全に支配され防戦一方。ワントップだった俺はセンターサークル付近で味方が必死で耐え忍んでいる姿を歯痒い思いで見ていた。
「バッキャロー、お前までディフェンスに参加したら誰が攻撃すんだよ。こっちは任せて向こうで待ってろ!」
見兼ねてディフェンスに参加したらそう怒鳴られてしまった。
今日の作戦はディフェンスに主体を置き、終盤まで耐え凌ぎ、焦って前のめりになってきたところを、縦パス一本で裏に走り、カウンターで得点をし勝利を勝ち取る。そうなっていた。
俺の役目はいつボールが来てもいいように、心の準備と体の状態を整えておくこと。自分の役目は分かっているつもりだが、必死で戦っている仲間の姿に、自分だけ何の役にもたっていないような疎外感に襲われていた。
チャンスは来るのだろうか、そんな思いが込み上げてくる。
味方は俺の攻撃力を信じ『良いパスさえ渡せれば何とかしてくれるはず』との思いで必死で耐え凌いでいるんだ。
俺も信じるんだ。きっとチャンスは来る。味方を信じるんだ。
そして、全員が延長戦を意識しだした後半のロスタイムに遂にその時は来た。
向こうの選手が一瞬、金縛りにでも合ったかのように動きが止まったように見えた。
次の瞬間、俺の足下にボールが飛び込んできた。
俺は高鳴る鼓動を抑え村を出発するときに貰った首飾りを握りしめ走り出した。
そこからの事はよく覚えていない。無我夢中で蹴り込んだボールは相手チームのネットを揺らしていた。
気が付いたら相手キーパーが悔しそうに地面を叩いている姿が見えた。
呆然として立ち竦んでいるところに「ヤりやがってこのやろー」やら「こんちきしょー良いとこ持っていきやがって」やら皮肉混じりの賛辞が飛び交った。
それが決勝点となり俺達は勝利することとなった。
皆んなが俺を称えてくれた。皆んな、俺をヒーロー扱いしてくれた。でも本当のヒーローは90分間耐え凌いでくれた他の皆んなだ。
皆んなと一緒なら何でも出来ると思っていた。何でも乗り越えられると思っていた。
その時の俺は何事も信じて貫けば何でも出来ると思っていた。
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