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四章 ゴミ拾いと流行り病
48 流行り病
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ほんの少し料理に夢中になって、それなりにできるようになってバファリンに変えるとなぜか街の様子がおかしかった。
全員がどこか気怠げで、顔を赤くしている。
「どうしたんだろう? みんな咳き込んでる」
「お前のにいちゃんは?」
「そう言えば見かけないね。コエンさんなら何か知ってるかも!」
そう思ってギルドに向かうと。
「帰ってきたか、ブリーダーズ。早速で悪いがクエストを頼みたい」
扉を開けば腕を組んで出迎えてくれるコエンさん。
外の人たちと違って元気そうだ。
「これは一体? 原因がわかってるんですか?」
「それはさっぱりなんだ。不思議とギルド内はなんともなくてな」
「もしかしたら僕の分体がやたらゴミを回収してるのと何か関係があるかもしれません」
「ふむ、詳しく教えてくれ」
僕達は談話室へと案内される。
そこで僕にだけ聞こえる声でルエンザが呟く。
『厄龍の気配がするわ。こんなに濃い気配、なぜみんな気が付かないの?』
厄龍って何?
「そこの九尾はなんと?」
コエンさんがルエンザの鳴き声に気がついた。
僕がそれを聞いてから考え込んだのを見て察したみたいだ。
相変わらずよく見てる人だな。
「龍の、厄龍の気配がすると」
「厄龍だって!?」
コエンさんは心当たりがあるようだ。
「知ってるんですか?」
「これもまた伝承の一説にある言い伝えに過ぎないが、龍がその地域に降り立つ時、強大な魔力によって自然災害が起こるのだとか」
「じゃあ今の状況は災厄種の到来と状況が似ているんですね?」
「ああ、龍と聞いて思い当たる節がある」
コエンさんが戸棚から地図を取り出し、テーブルの上に開いた。
ここら辺の周辺地図ではなく、大陸と大陸が描かれる世界地図だ。
コインを一枚取り出し、そこを僕達のいる大陸と指し示す。
そこから海を挟んで東に位置する大陸には龍が住まう大陸があるという。
「聖龍教会。ここに住む神官は人でありながら龍の力を宿す神罰執行者と聞く」
「神罰執行者? なぜそんな人たちがここへ?」
「分からん。分からんことばかりだ。力試しを罪人でしているという噂もあるくらい、素行が悪いそうだ。しかしうちのギルドにそんな奴はいないからな」
「まず間違いなく、九尾関連でしょう」
「ああ、居たなそんなの」
本人を目の前にしてコエンさんは昔のことのように懐かしむ。
それだけ今のインフもルエンザも脅威から程遠い存在になった。
恐怖よりも先に愛嬌が勝る。
というよりトラネやキサムがいるから本当のことは言えないんだけどね。
もう半年以上も昔の話だ。
「そんなのとは言ってくれるわね!」
「インフィ、話が進まないから黙って」
「くっ」
コエンさんの話では九尾を始末しにきた神官達が、九尾が見つからなかった腹いせにここら辺に病原菌をばら撒いたんじゃないかということだ。
「腹いせって。神罰執行者が罪を犯して良いんですか?」
「あー……なんと説明すれば良いか」
ボリボリと後頭部を掻きつつ、困りきったようにいう。
「まず最初に、龍の説明からするべきか。お前ら、龍って一体なんだと思う」
僕に、というよりその場にいる全員に向けた質問。
よく伝承やおとぎ話に出てくる弱肉強食の頂点に立つもの。
そんなイメージが思い浮かぶ。
ただ同時にその強さを讃えて神聖視する人も少なくない。
「強さの象徴でしょうか?」
「そういう見方もあるな」
トラネの答えに半分正解、もう半分は不正解だみたいに答える。コエンさん。
「俺がわからんな。太古から人類が絶対に勝てないシンボルを総じて龍と扱って恐れてきたって話も聞く」
キサムの答えに、それだ。とコエンさんが確定させる。
「龍とはな、人が恐怖し、恐れてきたものを具現化したものだ。神聖視する声もあるが、その正体を知ったらまず崇拝しない恐怖の代行者。そいつを好き好んで崇拝する変人集団がいる」
「それが、聖龍教会?」
「ああ、おかげであいつらが現れるところは決まって疫病が流布する。神罰執行者なんて名乗っちゃいるが、あいつらこそが疫病神。何せその病原菌を撒き散らした本人だからな」
「原因はわかってるのにどうして対処しないんですか?」
「わかってても対処しようがないんだよ。病原菌っていうのは人の視力で見えるもんじゃねぇ。何か仕掛けてくるまで判明できず、判明したら下で手遅れ。そういった物を俺たち人間は最も恐怖する。だが……これをなんとかできそうな相手を知っている」
コエンさんが僕をまっすぐ見た。真剣な瞳だ。
「クエストというのは、やはり?」
「ああ、無理なお願いをしているのは理解している。でも、この街に蔓延した花粉を即座に解決させた坊や。いや、勇敢な男をいつまでも子供だからと一括りにするのはダメだな。ルーク、お前なら出来る。いいや、お前じゃなきゃ誰がやる? なぁに、責任は俺が取る。失敗せずともどうせ何もしなきゃ全滅だ。病気に罹ったらなす術もなく滅ぼされる。龍とは、厄災種そういう奴らの総称だ」
「わかりました。でもクエストを受ける前に、幾つか質問を宜しいでしょうか?」
「ああ、判明してる範囲でならいくらでも聞いてくれ。むしろそれぐらいでしかお役に立てそうもないがな」
コエンさんに許可をもらい、なぜ龍は人を襲わずに病原菌を周囲一体に撒き散らすかの理由を聞いた。
「魔力を高めるためだな」
「病気にするとどうして魔力が高まるんです?」
「あいつらはとある病原菌を起源としている。人の体内に入り、増殖することでその領域で最大のポテンシャルを誇るんだ。九尾の狐の分体と似たようなものだな。ただ一点違うところがあるとすれば、あいつらは人間がいくら死のうとなんともないって事か。九尾はまだ自分の毛を媒体にするだけ温情がある」
「本当に厄災そのものですね」
「存在そのものが禁忌。それに自らが望んでなった奴らだ。対話など通じないと思ってことに当たって欲しい」
「………」
今回のクエストは九尾以上に骨が折れそうだ。
『でもさ、その病原菌さえ奪っちまえばパワーアップはしないんだろ? あるじの得意分野じゃんよ、そういうの』
そう考える僕に、ロキが九尾戦の時のことを語ってくれる。
そういえばあの時も九尾のパワーアップアイテムであるレインボートリュフを駆逐したんだっけ?
そう考えれば今回のクエストもそう難しくないのかもね。
「ならば僕のやるべきことは、分体の設置くらいですか」
「頼めるか? 街中を丸々となれば相当の数が必要だろう? 職員を回す。必要なことがあるなら言ってくれ!」
全員が一丸となりクエストに取り掛かる。
そこで冒険者の中に兄さんの姿を見かけないことに気がついた。
「そういえば兄さんは?」
「あいつなら里帰りするってお前がパブロンに行ってる間にギルドに書き置き残して旅立ったぞ。去る前にルークに何も言ってかなかったのか?」
僕は首を横に振るう。
「そう言えばここの筆頭冒険者であるオレノーさんは?」
「国に戻ったよ。こうも立て続けに事件が起こったら隠居なんてしてらんないだろう?」
その事件の原因の殆どは僕か。
度々お世話になってたので当たり前のように頼ってたけど、次に会うときにはたくさんお礼を言っておこう。
でもその前に、ちょっと調子に乗ってる神官を懲らしめないとね?
まずは病原菌の採取。水路から入り込まれてても困るので、外から水を組み込む場所に一体起き、街の出入り口に一体づつ。
ただし分体ではあるが人型ではない。生きているタイプではないとゴミ拾いスキルが発動しないので、道中で遭遇して仕留めたモンスターを伸縮して配置する。石壁の中に封じ込めておけば見つけられる心配もない。
「よし、あらかた設置は終わったな」
「雨だわ。早く屋内に戻りましょ」
設置が終わる頃、急に降り出した雨から逃れるように屋内に。
雨季に入るにしては時期が早すぎる。
いや、この雨やけにスコアがたまるな。もしかして!
屋外に出て外を見上げると、上空に影が落ちた。
空は雨雲ひとつなく青空が広がっている。
ではなぜ雨が?
いや、違う。これが攻撃なんだ。
『みぃつけた♡』
恐怖の代行者が、三日月を思わせる笑みを浮かべる。
ただその笑みを受け取っただけで、僕達以外のみんながその場の縫い付けられたかのように凍りついた。
全員がどこか気怠げで、顔を赤くしている。
「どうしたんだろう? みんな咳き込んでる」
「お前のにいちゃんは?」
「そう言えば見かけないね。コエンさんなら何か知ってるかも!」
そう思ってギルドに向かうと。
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扉を開けば腕を組んで出迎えてくれるコエンさん。
外の人たちと違って元気そうだ。
「これは一体? 原因がわかってるんですか?」
「それはさっぱりなんだ。不思議とギルド内はなんともなくてな」
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「ふむ、詳しく教えてくれ」
僕達は談話室へと案内される。
そこで僕にだけ聞こえる声でルエンザが呟く。
『厄龍の気配がするわ。こんなに濃い気配、なぜみんな気が付かないの?』
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「そこの九尾はなんと?」
コエンさんがルエンザの鳴き声に気がついた。
僕がそれを聞いてから考え込んだのを見て察したみたいだ。
相変わらずよく見てる人だな。
「龍の、厄龍の気配がすると」
「厄龍だって!?」
コエンさんは心当たりがあるようだ。
「知ってるんですか?」
「これもまた伝承の一説にある言い伝えに過ぎないが、龍がその地域に降り立つ時、強大な魔力によって自然災害が起こるのだとか」
「じゃあ今の状況は災厄種の到来と状況が似ているんですね?」
「ああ、龍と聞いて思い当たる節がある」
コエンさんが戸棚から地図を取り出し、テーブルの上に開いた。
ここら辺の周辺地図ではなく、大陸と大陸が描かれる世界地図だ。
コインを一枚取り出し、そこを僕達のいる大陸と指し示す。
そこから海を挟んで東に位置する大陸には龍が住まう大陸があるという。
「聖龍教会。ここに住む神官は人でありながら龍の力を宿す神罰執行者と聞く」
「神罰執行者? なぜそんな人たちがここへ?」
「分からん。分からんことばかりだ。力試しを罪人でしているという噂もあるくらい、素行が悪いそうだ。しかしうちのギルドにそんな奴はいないからな」
「まず間違いなく、九尾関連でしょう」
「ああ、居たなそんなの」
本人を目の前にしてコエンさんは昔のことのように懐かしむ。
それだけ今のインフもルエンザも脅威から程遠い存在になった。
恐怖よりも先に愛嬌が勝る。
というよりトラネやキサムがいるから本当のことは言えないんだけどね。
もう半年以上も昔の話だ。
「そんなのとは言ってくれるわね!」
「インフィ、話が進まないから黙って」
「くっ」
コエンさんの話では九尾を始末しにきた神官達が、九尾が見つからなかった腹いせにここら辺に病原菌をばら撒いたんじゃないかということだ。
「腹いせって。神罰執行者が罪を犯して良いんですか?」
「あー……なんと説明すれば良いか」
ボリボリと後頭部を掻きつつ、困りきったようにいう。
「まず最初に、龍の説明からするべきか。お前ら、龍って一体なんだと思う」
僕に、というよりその場にいる全員に向けた質問。
よく伝承やおとぎ話に出てくる弱肉強食の頂点に立つもの。
そんなイメージが思い浮かぶ。
ただ同時にその強さを讃えて神聖視する人も少なくない。
「強さの象徴でしょうか?」
「そういう見方もあるな」
トラネの答えに半分正解、もう半分は不正解だみたいに答える。コエンさん。
「俺がわからんな。太古から人類が絶対に勝てないシンボルを総じて龍と扱って恐れてきたって話も聞く」
キサムの答えに、それだ。とコエンさんが確定させる。
「龍とはな、人が恐怖し、恐れてきたものを具現化したものだ。神聖視する声もあるが、その正体を知ったらまず崇拝しない恐怖の代行者。そいつを好き好んで崇拝する変人集団がいる」
「それが、聖龍教会?」
「ああ、おかげであいつらが現れるところは決まって疫病が流布する。神罰執行者なんて名乗っちゃいるが、あいつらこそが疫病神。何せその病原菌を撒き散らした本人だからな」
「原因はわかってるのにどうして対処しないんですか?」
「わかってても対処しようがないんだよ。病原菌っていうのは人の視力で見えるもんじゃねぇ。何か仕掛けてくるまで判明できず、判明したら下で手遅れ。そういった物を俺たち人間は最も恐怖する。だが……これをなんとかできそうな相手を知っている」
コエンさんが僕をまっすぐ見た。真剣な瞳だ。
「クエストというのは、やはり?」
「ああ、無理なお願いをしているのは理解している。でも、この街に蔓延した花粉を即座に解決させた坊や。いや、勇敢な男をいつまでも子供だからと一括りにするのはダメだな。ルーク、お前なら出来る。いいや、お前じゃなきゃ誰がやる? なぁに、責任は俺が取る。失敗せずともどうせ何もしなきゃ全滅だ。病気に罹ったらなす術もなく滅ぼされる。龍とは、厄災種そういう奴らの総称だ」
「わかりました。でもクエストを受ける前に、幾つか質問を宜しいでしょうか?」
「ああ、判明してる範囲でならいくらでも聞いてくれ。むしろそれぐらいでしかお役に立てそうもないがな」
コエンさんに許可をもらい、なぜ龍は人を襲わずに病原菌を周囲一体に撒き散らすかの理由を聞いた。
「魔力を高めるためだな」
「病気にするとどうして魔力が高まるんです?」
「あいつらはとある病原菌を起源としている。人の体内に入り、増殖することでその領域で最大のポテンシャルを誇るんだ。九尾の狐の分体と似たようなものだな。ただ一点違うところがあるとすれば、あいつらは人間がいくら死のうとなんともないって事か。九尾はまだ自分の毛を媒体にするだけ温情がある」
「本当に厄災そのものですね」
「存在そのものが禁忌。それに自らが望んでなった奴らだ。対話など通じないと思ってことに当たって欲しい」
「………」
今回のクエストは九尾以上に骨が折れそうだ。
『でもさ、その病原菌さえ奪っちまえばパワーアップはしないんだろ? あるじの得意分野じゃんよ、そういうの』
そう考える僕に、ロキが九尾戦の時のことを語ってくれる。
そういえばあの時も九尾のパワーアップアイテムであるレインボートリュフを駆逐したんだっけ?
そう考えれば今回のクエストもそう難しくないのかもね。
「ならば僕のやるべきことは、分体の設置くらいですか」
「頼めるか? 街中を丸々となれば相当の数が必要だろう? 職員を回す。必要なことがあるなら言ってくれ!」
全員が一丸となりクエストに取り掛かる。
そこで冒険者の中に兄さんの姿を見かけないことに気がついた。
「そういえば兄さんは?」
「あいつなら里帰りするってお前がパブロンに行ってる間にギルドに書き置き残して旅立ったぞ。去る前にルークに何も言ってかなかったのか?」
僕は首を横に振るう。
「そう言えばここの筆頭冒険者であるオレノーさんは?」
「国に戻ったよ。こうも立て続けに事件が起こったら隠居なんてしてらんないだろう?」
その事件の原因の殆どは僕か。
度々お世話になってたので当たり前のように頼ってたけど、次に会うときにはたくさんお礼を言っておこう。
でもその前に、ちょっと調子に乗ってる神官を懲らしめないとね?
まずは病原菌の採取。水路から入り込まれてても困るので、外から水を組み込む場所に一体起き、街の出入り口に一体づつ。
ただし分体ではあるが人型ではない。生きているタイプではないとゴミ拾いスキルが発動しないので、道中で遭遇して仕留めたモンスターを伸縮して配置する。石壁の中に封じ込めておけば見つけられる心配もない。
「よし、あらかた設置は終わったな」
「雨だわ。早く屋内に戻りましょ」
設置が終わる頃、急に降り出した雨から逃れるように屋内に。
雨季に入るにしては時期が早すぎる。
いや、この雨やけにスコアがたまるな。もしかして!
屋外に出て外を見上げると、上空に影が落ちた。
空は雨雲ひとつなく青空が広がっている。
ではなぜ雨が?
いや、違う。これが攻撃なんだ。
『みぃつけた♡』
恐怖の代行者が、三日月を思わせる笑みを浮かべる。
ただその笑みを受け取っただけで、僕達以外のみんながその場の縫い付けられたかのように凍りついた。
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