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三章 ゴミ拾いともふもふ融合
38 その強さ、厄災級?
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「例の問題児の躾はどれくらいかかりそうだ?」
「ああ、シルバーフォックスですか。随分と手こずってるみたいですね」
「随分と他人事じゃないか」
ギルド奥の談話室にて。
僕と兄さん、ギルドマスターとオレノーさんがテーブルを挟んで座っている。
ブリーダーズの報告から三日が経過した。
災害指定種の早期発見したまではよかった。
同じ災害指定種同士で喧嘩でもさせて話は収束するはずだった。
しかし三日経っても討伐には至れず、戦えば戦うほど怪我が増えていくことに対してギルド側が痺れを切らした。
僕を重要参考人として呼び出し、事情を知ってる物同士での話し合いの場を設けたのだ。
今回僕はロキを同席させ、実際に戦った際の手応えなんかを聞き出す役目を担っていた。
「まぁ、ロキは僕の言うことを聞きませんから」
「実際は何に対して手こずってるんだ?」
「ロキ曰く、相手は魔法特化で手数がすごく多いそうです」
「シルバーフォックスが魔法を? 三尾なんだろう?」
どうにも話が食い違っているとマスターさんが首を捻る。
「あ、それは分体だそうです。倒しても毛が一本落ちるだけで手応えが全くないんだって」
「待て、三尾クラスが分体だって?」
衝撃を受けたのはオレノーさんだ。
ギルドマスターも冷や汗をかいている。
僕だけが話についていけない。
「どういう事?」
「もしかしたらそのシルバーフォックス、九尾以上のバケモンかも知れねぇって話だ。九尾ですら分体の尻尾は一本だ。だが実際、ただの分体が三尾だ。九尾って言うのはシルバーフォックスの上位個体。だが、それ以上も存在してるって噂だ。噂は噂、世界で一度も目撃情報がないとの事だ」
「じゃあ僕達が見かけたのは九尾以上の可能性が?」
「毛一本で三尾を使役する時点で化け物だ」
兄さんが説明をしてくれたけど、よくわかんないや。
「三尾ってそもそもどれくらい強いの?」
「あぁ、そこからかぁ」
話についていけない僕に、オレノーさんが話を引き継いで説明してくれる。
「モンスターには強さによってグレードが分けられる。一般動物~知能があって武器を扱う物を兵士級。ここら辺が一般冒険者が一番相手取る範囲だ。そして大型かつ単独で村を滅ぼせるタイプを戦術級。ここまでくると相手をするには国の軍隊が出てくる。討伐隊とかもここら辺からだ。そして村どころか兵士を駐在させてる街すら蹂躙するのを災害級。ロキなんかはここら辺だ。討伐隊を組んでも高確率で返り討ちにされる」
「え、ロキってそんな上位なの?」
「ロキはまだ子供だったから戦術級だな。ビッグボアだって戦術級だからトントンだ。災害指定されるのは大人の個体なんだよ。ロキは成長途中だが、それでも近隣に住んでるってわかったら気が気じゃないな」
「はへぇ」
凄いんだね、ロキは。
「で、その上が国すら滅ぼしかねないのを傾国級と呼ぶ。九尾でここだ」
「え、じゃあそれ以上だったら?」
「厄災級。まだ世界で一度も目撃情報がない領域だが、その手の個体は身を隠すのが得意だからな。どこかで隠れ住んでいるのだろう。伝承にある龍なんかはここに類される」
え、ロキの喧嘩はそんなに、無理な戦いだったの?
あ、でも。
「ちょっとだけ、隠していたことがあります」
「何だ?」
ギルドマスターさんの眉がぴくりと上がった。
「僕はゴミ拾いをすると、スコアを稼ぐと以前お話ししましたね」
「ああ、ゴミによっては求められる消費スコアが高いんだったな? それがどうした」
「実は僕にはその先があるのです」
「先?」
「おい、言っちゃっていいのかルーク?」
「いいんだ。もしかしたらそこからシルバーフォックスの攻略の糸口が見つかればいいなって、そう思うから」
僕は獲得したスキルの概要を述べた。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ルーク
<スキル>
◆ゴミ拾いLV30
スキル使用回数【25/25】
Sスコア★100.00
スコア☆370.80
<獲得ゴミ>
埃/錆/油汚れ/カビ/根枯らし蟲/キノコ胞子/メタンガス/ヘドロ/スライム片/老廃物/ニガミ草/カンミ草/イキリ菜/ポイゾ菜/キリキ草/ギギム草/ヒリング草/ゴブリン/ボア/ブラックベアーの血/アースドラゴンの粘液/サンドローパーの体液/ソニンの抜け毛/ロキの抜け毛/プロフェンの血/プロフェンの抜け毛/プロフェンの角/シルバーフォックスの抜け毛/シルバーフォックスの血
<Sスキル>
◇獣神化・ラビット/変身(ロキ)
◇養分抽出(根枯らし草)
◇疲労回復(老廃物)
◇勇猛の歌(イキリ菜)
◇鎮静の歌(ギギム草)
◇精神集中(キリキ草)
◇伸縮(スライム片)
◇癒しの光(ヒリング草)
◇看破(ブラックベアーの血)
◇浮遊(アースドラゴンの粘液)
◇吸い寄せ(サンドローパーの体液)
◇魔力付与(ハンターラビットの抜け毛)
◇毛糸変換(ソニンの抜け毛)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
「……このスキル群を、ハンターラビットが使える? それは一体何の冗談だ」
僕が書き記したスキル群をロキも使えることを伝えると、それは最早災害級ではないとギルドマスターさんが言い切った。
「また増えたもんだなぁ?」
「あれからちょっとづつ増えてるんだ。ソニン達が踏ん張ると、普通にギルドの床が抜けちゃうからね。そこは普通でちょっと浮かせてる」
「あれ、スキルだったんか」
兄さんと普段お世話してる時の雑談を交わす。
「スキルを扱えるのはわかった。問題は同時にどれだけ使えるかだな」
「そうですねぇ、僕だったら同時に扱えますけど、ロキは一つ使うだけで精一杯かと思います。あの子、割と何も考えずに動くので」
「脳みそまで筋肉ってか?」
「見てる限りではそんな感じですね」
「問題は使用回数か」
「使用回数は25回ですね」
「25回? スキルの数より多いな。二回りしても余るくらいか」
「ちなみに効果範囲は僕のゴミ拾いの範囲と同じですね」
「今だとどれくらいだ?」
「この部屋から宿屋まで余裕で覆えます」
「ああ、あの二人と一緒に行動するのに増やした感じか?」
「うん!」
トラネが何かとプロフェンを連れ回すからね。
一緒に行動してるうちに増やすよね。
ソニンの抜け毛やプロフェンの抜け毛も出るからコストは困らない。魔力の方は倒したモンスターから奪ったりね?
「このスキルを上手く扱ってどうやって打ち勝つか……」
「僕の方でも更なるスキルの取得を考えてみます。どうか皆さんのお知恵をお貸しください」
僕は頭を下げた。
「どちらにせよ、我々には相手はできん。ロキに全てを委ねる事になるのだ。果たして藪を突いて出てくるのは傾国級か、厄災級か」
「できるならどっちも相手にしたくはないな」
ギルドマスターさんとオレノーさんが頷きあう。
話せば話すほど、胃が痛くなる。
そんな相手にタラレバで勝利を掴もうと言うのだ。
「そういやルーク、シルバーフォックスはレインボートリュフを好んで食ってたんだったよな?」
そこで兄さんが思い出したかのようにその話題を出した。
「うん、プロフェンが対抗意識燃やしてたよね」
「そっかー、なら何とかなるかもしれんぞ?」
「何か案があるのか? アスター」
「ああ、そもそもあれはめちゃくちゃ強いモンスターの糞尿の魔力の残滓を栄養にして育つキノコだからな!」
それって、ロキのうんちが原因で生えたってこと?
そんなのを口にする人が世の中にいるって考えるだけでちょっと気分が悪くなった。
「で、魔法タイプってことは魔力の供給源があるわけだ」
「そのレインボートリュフがそうだって言うのか?」
「ああ、もしそれで魔力の回復をしてるってんなら対処は簡単だ。夜中の運動をやめればいい。キノコは生えず、相手が勝手に弱体化する!」
「弱体化しても傾国級だぞ?」
「なぁに、うちのロキも傾国級にすればいい事よ。修行だ!」
兄さんは僕に修行と称して魔法使いとの戦いを教えてくれた。
僕を通してロキに魔法使いのトリッキーな戦いを学ばせたかったのだろう。
その日は修行に付き合ったおかげで満身創痍になって寝た。
ロキはその日、夜の森にストレス発散には向かわなかった。
「ああ、シルバーフォックスですか。随分と手こずってるみたいですね」
「随分と他人事じゃないか」
ギルド奥の談話室にて。
僕と兄さん、ギルドマスターとオレノーさんがテーブルを挟んで座っている。
ブリーダーズの報告から三日が経過した。
災害指定種の早期発見したまではよかった。
同じ災害指定種同士で喧嘩でもさせて話は収束するはずだった。
しかし三日経っても討伐には至れず、戦えば戦うほど怪我が増えていくことに対してギルド側が痺れを切らした。
僕を重要参考人として呼び出し、事情を知ってる物同士での話し合いの場を設けたのだ。
今回僕はロキを同席させ、実際に戦った際の手応えなんかを聞き出す役目を担っていた。
「まぁ、ロキは僕の言うことを聞きませんから」
「実際は何に対して手こずってるんだ?」
「ロキ曰く、相手は魔法特化で手数がすごく多いそうです」
「シルバーフォックスが魔法を? 三尾なんだろう?」
どうにも話が食い違っているとマスターさんが首を捻る。
「あ、それは分体だそうです。倒しても毛が一本落ちるだけで手応えが全くないんだって」
「待て、三尾クラスが分体だって?」
衝撃を受けたのはオレノーさんだ。
ギルドマスターも冷や汗をかいている。
僕だけが話についていけない。
「どういう事?」
「もしかしたらそのシルバーフォックス、九尾以上のバケモンかも知れねぇって話だ。九尾ですら分体の尻尾は一本だ。だが実際、ただの分体が三尾だ。九尾って言うのはシルバーフォックスの上位個体。だが、それ以上も存在してるって噂だ。噂は噂、世界で一度も目撃情報がないとの事だ」
「じゃあ僕達が見かけたのは九尾以上の可能性が?」
「毛一本で三尾を使役する時点で化け物だ」
兄さんが説明をしてくれたけど、よくわかんないや。
「三尾ってそもそもどれくらい強いの?」
「あぁ、そこからかぁ」
話についていけない僕に、オレノーさんが話を引き継いで説明してくれる。
「モンスターには強さによってグレードが分けられる。一般動物~知能があって武器を扱う物を兵士級。ここら辺が一般冒険者が一番相手取る範囲だ。そして大型かつ単独で村を滅ぼせるタイプを戦術級。ここまでくると相手をするには国の軍隊が出てくる。討伐隊とかもここら辺からだ。そして村どころか兵士を駐在させてる街すら蹂躙するのを災害級。ロキなんかはここら辺だ。討伐隊を組んでも高確率で返り討ちにされる」
「え、ロキってそんな上位なの?」
「ロキはまだ子供だったから戦術級だな。ビッグボアだって戦術級だからトントンだ。災害指定されるのは大人の個体なんだよ。ロキは成長途中だが、それでも近隣に住んでるってわかったら気が気じゃないな」
「はへぇ」
凄いんだね、ロキは。
「で、その上が国すら滅ぼしかねないのを傾国級と呼ぶ。九尾でここだ」
「え、じゃあそれ以上だったら?」
「厄災級。まだ世界で一度も目撃情報がない領域だが、その手の個体は身を隠すのが得意だからな。どこかで隠れ住んでいるのだろう。伝承にある龍なんかはここに類される」
え、ロキの喧嘩はそんなに、無理な戦いだったの?
あ、でも。
「ちょっとだけ、隠していたことがあります」
「何だ?」
ギルドマスターさんの眉がぴくりと上がった。
「僕はゴミ拾いをすると、スコアを稼ぐと以前お話ししましたね」
「ああ、ゴミによっては求められる消費スコアが高いんだったな? それがどうした」
「実は僕にはその先があるのです」
「先?」
「おい、言っちゃっていいのかルーク?」
「いいんだ。もしかしたらそこからシルバーフォックスの攻略の糸口が見つかればいいなって、そう思うから」
僕は獲得したスキルの概要を述べた。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ルーク
<スキル>
◆ゴミ拾いLV30
スキル使用回数【25/25】
Sスコア★100.00
スコア☆370.80
<獲得ゴミ>
埃/錆/油汚れ/カビ/根枯らし蟲/キノコ胞子/メタンガス/ヘドロ/スライム片/老廃物/ニガミ草/カンミ草/イキリ菜/ポイゾ菜/キリキ草/ギギム草/ヒリング草/ゴブリン/ボア/ブラックベアーの血/アースドラゴンの粘液/サンドローパーの体液/ソニンの抜け毛/ロキの抜け毛/プロフェンの血/プロフェンの抜け毛/プロフェンの角/シルバーフォックスの抜け毛/シルバーフォックスの血
<Sスキル>
◇獣神化・ラビット/変身(ロキ)
◇養分抽出(根枯らし草)
◇疲労回復(老廃物)
◇勇猛の歌(イキリ菜)
◇鎮静の歌(ギギム草)
◇精神集中(キリキ草)
◇伸縮(スライム片)
◇癒しの光(ヒリング草)
◇看破(ブラックベアーの血)
◇浮遊(アースドラゴンの粘液)
◇吸い寄せ(サンドローパーの体液)
◇魔力付与(ハンターラビットの抜け毛)
◇毛糸変換(ソニンの抜け毛)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
「……このスキル群を、ハンターラビットが使える? それは一体何の冗談だ」
僕が書き記したスキル群をロキも使えることを伝えると、それは最早災害級ではないとギルドマスターさんが言い切った。
「また増えたもんだなぁ?」
「あれからちょっとづつ増えてるんだ。ソニン達が踏ん張ると、普通にギルドの床が抜けちゃうからね。そこは普通でちょっと浮かせてる」
「あれ、スキルだったんか」
兄さんと普段お世話してる時の雑談を交わす。
「スキルを扱えるのはわかった。問題は同時にどれだけ使えるかだな」
「そうですねぇ、僕だったら同時に扱えますけど、ロキは一つ使うだけで精一杯かと思います。あの子、割と何も考えずに動くので」
「脳みそまで筋肉ってか?」
「見てる限りではそんな感じですね」
「問題は使用回数か」
「使用回数は25回ですね」
「25回? スキルの数より多いな。二回りしても余るくらいか」
「ちなみに効果範囲は僕のゴミ拾いの範囲と同じですね」
「今だとどれくらいだ?」
「この部屋から宿屋まで余裕で覆えます」
「ああ、あの二人と一緒に行動するのに増やした感じか?」
「うん!」
トラネが何かとプロフェンを連れ回すからね。
一緒に行動してるうちに増やすよね。
ソニンの抜け毛やプロフェンの抜け毛も出るからコストは困らない。魔力の方は倒したモンスターから奪ったりね?
「このスキルを上手く扱ってどうやって打ち勝つか……」
「僕の方でも更なるスキルの取得を考えてみます。どうか皆さんのお知恵をお貸しください」
僕は頭を下げた。
「どちらにせよ、我々には相手はできん。ロキに全てを委ねる事になるのだ。果たして藪を突いて出てくるのは傾国級か、厄災級か」
「できるならどっちも相手にしたくはないな」
ギルドマスターさんとオレノーさんが頷きあう。
話せば話すほど、胃が痛くなる。
そんな相手にタラレバで勝利を掴もうと言うのだ。
「そういやルーク、シルバーフォックスはレインボートリュフを好んで食ってたんだったよな?」
そこで兄さんが思い出したかのようにその話題を出した。
「うん、プロフェンが対抗意識燃やしてたよね」
「そっかー、なら何とかなるかもしれんぞ?」
「何か案があるのか? アスター」
「ああ、そもそもあれはめちゃくちゃ強いモンスターの糞尿の魔力の残滓を栄養にして育つキノコだからな!」
それって、ロキのうんちが原因で生えたってこと?
そんなのを口にする人が世の中にいるって考えるだけでちょっと気分が悪くなった。
「で、魔法タイプってことは魔力の供給源があるわけだ」
「そのレインボートリュフがそうだって言うのか?」
「ああ、もしそれで魔力の回復をしてるってんなら対処は簡単だ。夜中の運動をやめればいい。キノコは生えず、相手が勝手に弱体化する!」
「弱体化しても傾国級だぞ?」
「なぁに、うちのロキも傾国級にすればいい事よ。修行だ!」
兄さんは僕に修行と称して魔法使いとの戦いを教えてくれた。
僕を通してロキに魔法使いのトリッキーな戦いを学ばせたかったのだろう。
その日は修行に付き合ったおかげで満身創痍になって寝た。
ロキはその日、夜の森にストレス発散には向かわなかった。
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