18 / 88
二章 ゴミ拾いともふもふ生活
18 兄妹/兄弟
しおりを挟む
何日かあの子ウサギの元へ通い続けた結果。
名前はないのは困るなとたどり着く。
兄、つまり変身中の僕をロキとし、実はメスだった相手をソニンとした。つまり妹だったってこと。
いつまでも種族名で通すのは失礼だからね。
変身時間はあれから絆LVを上げるごとに上昇した。
LV5の最長変身時間は60分だ。
それと絆LVが5を超えて変身/解除が即時可能となった。
ありがたい。
服の方は僕の体に応じて伸び縮みするスキル『収縮』を獲得することでなんとかしてる。
これはスライム片から獲得したスキルだ。おかげで服を着るハンターラビットととしてソニンから白い目で見られているが、気にしないでおく。
『お兄ちゃん、どうして一緒にいられる時間が少ないの? もっと一緒にいてよ』
『無茶言わないでよ。それと僕は君のお兄さんじゃないと何度も行ってるだろう?』
『嘘! その毛色はどう見たってお兄ちゃんだもん!』
との一点張りで僕はソニンから兄として見られている。
ロキとしてはもっと一緒に居てあげたく、ソニンの要望を叶えるたびに絆レベルが上昇する形となっていた。
おかげで僕はお忍びの旅を強いられている。
変身解除中は僕にロキ程の身体能力は備わってない以上、動く時はどうしてもロキになる必要があった。
『さて、今日はこの辺で失礼するよ。くれぐれも浅瀬に来ないように』
『どうして?』
『怖い人間達が死に物狂いで僕たちを狙ってるんだ。僕はその人間達をどうにかする為に身を隠す必要がある』
『人間って餌でしょ? あんまり美味しくないけど。大丈夫、返り討ちにするから!』
ハンターラビットとと言うのはどうしてこう、野蛮なのか。
『やめておいた方がいいよ。僕や、君のお兄さんは油断してこっ酷くやられた。単体で弱くても、大勢でかかられたらソニンだってすぐやられる。人間はずる賢いんだ。だからここで大人しくしてて』
『ぶー』
ソニンは聞き分けが悪くて随分と手を焼いていた。
まるで僕の言うことを聞く気がない様子。
それでも大人しくしてくれてるのは、僕の毛色が兄を思わせるからだそうだ。
けど、絆LVの上昇にはソニンの協力が必要不可欠。
僕の戦闘力は実質ロキに変身できる時間にかかっていると言ってもいい。
そして絆LVが上がる基準は、いかにソニンが早まった真似をせずに延命できるかが鍵となっていた。
要は食事だけでなく生存戦略を同時に行わなければならなかった。
人間と違ってモンスターは全方位に敵を持つ。
安全地帯なんてなく、心休まる時もない。
なのでロキはソニンが心配でならないみたいだ。
『では行ってくる。またいつもの時間に落ち合おう』
シュバッとその場から姿をかき消す。
僕はロキの戦闘能力を実際に見た事はないけど、今の敏捷力と腕力があるのならボア相手に戦争を吹っ掛けてもおかしくないと思うのだった。
▼▼▼
「ごめーん、兄さん。急にお腹の調子が悪くなちゃって」
「遅い! こっちは待ちくたびれたんだぞ」
森の中で待たせた兄さん達がぷりぷりと怒っている。
結局遠征は空振り。旅費で溜め込んだ現金が尽きて、ホームでの生活が忘れられないと一週間で帰ってきていた。
要は僕が居ないことで起こるデメリットが浪費の原因となったらしい。
シャワー代と武器の磨き代、それが蓄積されて首が回らなくなったんだって。なのでお腹が痛いと少し時間を取ると、ピリピリした空気を感じた。
帰ってきてからずっとこんな感じだ。
「腹の中のものは老廃物で取り除けないのかい?」
「それが、体内のものは対象外みたいなんだ」
ミキリーさんの質問に、僕はすっとぼけた。
これは嘘。僕はおしっこもうんちもゴミ拾いで拾える。
でもそれを伝えたら僕をあちこち連れ回そうとするし、それをされるとソニンに会える時間がなくなっちゃうから仕方なく嘘をつく。
「ここら辺は浅瀬とはいえ、そこら辺に生えてる植物で毒を持つものもいる。尻を拭く紙代わりに触った植物がその系統だと、怪我じゃ済まない時があるんだ」
「そう言うのはあらかじめゴミに設定するようにしてるから」
おかげで僕の用を足すスポットは丸く刈り込まれてる。
しゃがんだ場所がスキルを発動した場所。
これをあえて残すのは、そこにいましたよと言う合図なのだ。
そしてそこに踏み込まれても構わないように手頃な岩に僕の服を着せる偽装もしておく。
結局対象が居ないと護衛としての面目が立たなくなるからね。
なので帰ったら精一杯チップを奮発するつもりだ。
昨日まで貧しい食事事情だったからこそ、思いっきり当てにされてるのはその表情から見て取れてたから。
「ルーク、またいつもの頼めるかい?」
散々飲み食いした帰り、宿の女将さんからいつものコップいっぱいの水を頼まれる。こっちもすっかりビジネスになっている。
「かー、この一杯のために生きてる!」
感情の伴った声。大袈裟だなぁと思いつつ、兄さんの瞳が僕の手元のコップを凝視する。
「ルーク、なんだその水。何がどうなるとああなるんだ?」
疲れ切った女将さんが元気溌剌とばかりに厨房に引っ込んだ姿を見送り、兄さんはそう質問する。
「それは体験してみればわかるんじゃない? はい」
女将さんにお水のおかわりを頼み【疲労抽出】スキルを付与。
それを飲んだ兄さんは目を見開いた。
そして僕の両肩をがっしり握り、頭を下げてくる。
「ルーク、これは売れる! 兄ちゃんに任せてくれないか?」
「僕の手は一つしかないよ?」
金に困ってる兄さんは、さっそくビジネスを思いついたように言うけど、これには明確な弱点があるんだ。
自室に戻り、弱点をお披露目する。
それと言うのは付与して1時間で効果が切れるのだ。
一時間経てばただの水。
僕は兄さんの遠征にそれを持たせてあげるつもりだったけど、そんな上手い話はないのだなと思う知ったばかりである。
名前はないのは困るなとたどり着く。
兄、つまり変身中の僕をロキとし、実はメスだった相手をソニンとした。つまり妹だったってこと。
いつまでも種族名で通すのは失礼だからね。
変身時間はあれから絆LVを上げるごとに上昇した。
LV5の最長変身時間は60分だ。
それと絆LVが5を超えて変身/解除が即時可能となった。
ありがたい。
服の方は僕の体に応じて伸び縮みするスキル『収縮』を獲得することでなんとかしてる。
これはスライム片から獲得したスキルだ。おかげで服を着るハンターラビットととしてソニンから白い目で見られているが、気にしないでおく。
『お兄ちゃん、どうして一緒にいられる時間が少ないの? もっと一緒にいてよ』
『無茶言わないでよ。それと僕は君のお兄さんじゃないと何度も行ってるだろう?』
『嘘! その毛色はどう見たってお兄ちゃんだもん!』
との一点張りで僕はソニンから兄として見られている。
ロキとしてはもっと一緒に居てあげたく、ソニンの要望を叶えるたびに絆レベルが上昇する形となっていた。
おかげで僕はお忍びの旅を強いられている。
変身解除中は僕にロキ程の身体能力は備わってない以上、動く時はどうしてもロキになる必要があった。
『さて、今日はこの辺で失礼するよ。くれぐれも浅瀬に来ないように』
『どうして?』
『怖い人間達が死に物狂いで僕たちを狙ってるんだ。僕はその人間達をどうにかする為に身を隠す必要がある』
『人間って餌でしょ? あんまり美味しくないけど。大丈夫、返り討ちにするから!』
ハンターラビットとと言うのはどうしてこう、野蛮なのか。
『やめておいた方がいいよ。僕や、君のお兄さんは油断してこっ酷くやられた。単体で弱くても、大勢でかかられたらソニンだってすぐやられる。人間はずる賢いんだ。だからここで大人しくしてて』
『ぶー』
ソニンは聞き分けが悪くて随分と手を焼いていた。
まるで僕の言うことを聞く気がない様子。
それでも大人しくしてくれてるのは、僕の毛色が兄を思わせるからだそうだ。
けど、絆LVの上昇にはソニンの協力が必要不可欠。
僕の戦闘力は実質ロキに変身できる時間にかかっていると言ってもいい。
そして絆LVが上がる基準は、いかにソニンが早まった真似をせずに延命できるかが鍵となっていた。
要は食事だけでなく生存戦略を同時に行わなければならなかった。
人間と違ってモンスターは全方位に敵を持つ。
安全地帯なんてなく、心休まる時もない。
なのでロキはソニンが心配でならないみたいだ。
『では行ってくる。またいつもの時間に落ち合おう』
シュバッとその場から姿をかき消す。
僕はロキの戦闘能力を実際に見た事はないけど、今の敏捷力と腕力があるのならボア相手に戦争を吹っ掛けてもおかしくないと思うのだった。
▼▼▼
「ごめーん、兄さん。急にお腹の調子が悪くなちゃって」
「遅い! こっちは待ちくたびれたんだぞ」
森の中で待たせた兄さん達がぷりぷりと怒っている。
結局遠征は空振り。旅費で溜め込んだ現金が尽きて、ホームでの生活が忘れられないと一週間で帰ってきていた。
要は僕が居ないことで起こるデメリットが浪費の原因となったらしい。
シャワー代と武器の磨き代、それが蓄積されて首が回らなくなったんだって。なのでお腹が痛いと少し時間を取ると、ピリピリした空気を感じた。
帰ってきてからずっとこんな感じだ。
「腹の中のものは老廃物で取り除けないのかい?」
「それが、体内のものは対象外みたいなんだ」
ミキリーさんの質問に、僕はすっとぼけた。
これは嘘。僕はおしっこもうんちもゴミ拾いで拾える。
でもそれを伝えたら僕をあちこち連れ回そうとするし、それをされるとソニンに会える時間がなくなっちゃうから仕方なく嘘をつく。
「ここら辺は浅瀬とはいえ、そこら辺に生えてる植物で毒を持つものもいる。尻を拭く紙代わりに触った植物がその系統だと、怪我じゃ済まない時があるんだ」
「そう言うのはあらかじめゴミに設定するようにしてるから」
おかげで僕の用を足すスポットは丸く刈り込まれてる。
しゃがんだ場所がスキルを発動した場所。
これをあえて残すのは、そこにいましたよと言う合図なのだ。
そしてそこに踏み込まれても構わないように手頃な岩に僕の服を着せる偽装もしておく。
結局対象が居ないと護衛としての面目が立たなくなるからね。
なので帰ったら精一杯チップを奮発するつもりだ。
昨日まで貧しい食事事情だったからこそ、思いっきり当てにされてるのはその表情から見て取れてたから。
「ルーク、またいつもの頼めるかい?」
散々飲み食いした帰り、宿の女将さんからいつものコップいっぱいの水を頼まれる。こっちもすっかりビジネスになっている。
「かー、この一杯のために生きてる!」
感情の伴った声。大袈裟だなぁと思いつつ、兄さんの瞳が僕の手元のコップを凝視する。
「ルーク、なんだその水。何がどうなるとああなるんだ?」
疲れ切った女将さんが元気溌剌とばかりに厨房に引っ込んだ姿を見送り、兄さんはそう質問する。
「それは体験してみればわかるんじゃない? はい」
女将さんにお水のおかわりを頼み【疲労抽出】スキルを付与。
それを飲んだ兄さんは目を見開いた。
そして僕の両肩をがっしり握り、頭を下げてくる。
「ルーク、これは売れる! 兄ちゃんに任せてくれないか?」
「僕の手は一つしかないよ?」
金に困ってる兄さんは、さっそくビジネスを思いついたように言うけど、これには明確な弱点があるんだ。
自室に戻り、弱点をお披露目する。
それと言うのは付与して1時間で効果が切れるのだ。
一時間経てばただの水。
僕は兄さんの遠征にそれを持たせてあげるつもりだったけど、そんな上手い話はないのだなと思う知ったばかりである。
140
お気に入りに追加
2,446
あなたにおすすめの小説
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~
小狸日
ファンタジー
交通事故に巻き込まれて、異世界に転移した拓(タク)と浩司(コウジ)
そこは、剣と魔法の世界だった。
2千年以上昔の勇者の物語、そこに出てくる勇者の遺産。
新しい世界で遺跡探検と異世界料理を楽しもうと思っていたのだが・・・
気に入らない異世界の常識に小さな喧嘩を売ることにした。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
異世界召喚されたら無能と言われ追い出されました。~この世界は俺にとってイージーモードでした~
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
1~8巻好評発売中です!
※2022年7月12日に本編は完結しました。
◇ ◇ ◇
ある日突然、クラスまるごと異世界に勇者召喚された高校生、結城晴人。
ステータスを確認したところ、勇者に与えられる特典のギフトどころか、勇者の称号すらも無いことが判明する。
晴人たちを召喚した王女は「無能がいては足手纏いになる」と、彼のことを追い出してしまった。
しかも街を出て早々、王女が差し向けた騎士によって、晴人は殺されかける。
胸を刺され意識を失った彼は、気がつくと神様の前にいた。
そしてギフトを与え忘れたお詫びとして、望むスキルを作れるスキルをはじめとしたチート能力を手に入れるのであった──
ハードモードな異世界生活も、やりすぎなくらいスキルを作って一発逆転イージーモード!?
前代未聞の難易度激甘ファンタジー、開幕!

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる