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5章 お爺ちゃんと聖魔大戦
336.お爺ちゃんと古代獣慣らし④
しおりを挟む 次に奈月が目を覚ましたのは、空が白くなり出した頃。時間を確かめたかったけど、首元と腰に回された侑李の手でガッチリホールドされて身動きが取れない。少しだけ顔を動かしてみると、スヤスヤと寝息を立てる侑李の顔があって心臓が跳ねた。
寝起きにイケメンの寝顔は心臓に悪い。だが、そこから目が離せなくなって、ついガン見してしまう。
彫りの深い整った顔。長いまつ毛に縁取られた瞼は、今は閉じているがその下には綺麗なブルーの瞳がある。薄らと開き、吐息を吐く唇はピンク色だが、少し乾燥しているようだった。
この唇が昨日、自分の唇に触れた。キスの感触が蘇り、恥ずかしくなって目の前の彼の胸元におでこを付ける。すると、頭上からクスッと笑い声が聞こえた。
恐る恐る顔を上げると、いつの間に起きていたのか、ブルーの瞳が奈月を見ている。
「おはようございます」
「っ……おはよう、ございます」
ビシリと音を立てて固まった奈月の頭を撫でた侑李は、嬉しそうに目を細める。
「よく眠れた?」
「はい……」
頭を撫でられながら、奈月はゆっくり顔を伏せる。すると、侑李の唇がおでこに触れ、チュと軽く音を立ててキスされた。
「ひゃ……」
「じーっと見てたけど、俺の顔に何かついてた?」
クスクス笑いながら言われて、奈月は自分の顔がどんどん熱くなるのを感じた。見惚れてた上に、昨日のキスを思い出していたなんて、恥ずかしくて言えるわけがない。
「奈月さん?」
「うー……」
穴があったら入りたい。でも穴はないので、代わりに布団の中へ沈んでいった。中で丸まっていると、侑李が優しく声をかけてくる。
「ごめん、意地悪し過ぎたかな。出てきて、奈月さん」
今、顔を見られるのはちょっと恥ずかしい。そう思っていると、布団ごと抱き締められる。
「ごめんね、あんまり可愛い顔して見つめてくるから」
寝起きにイケメンの寝顔は心臓に悪い。だが、そこから目が離せなくなって、ついガン見してしまう。
彫りの深い整った顔。長いまつ毛に縁取られた瞼は、今は閉じているがその下には綺麗なブルーの瞳がある。薄らと開き、吐息を吐く唇はピンク色だが、少し乾燥しているようだった。
この唇が昨日、自分の唇に触れた。キスの感触が蘇り、恥ずかしくなって目の前の彼の胸元におでこを付ける。すると、頭上からクスッと笑い声が聞こえた。
恐る恐る顔を上げると、いつの間に起きていたのか、ブルーの瞳が奈月を見ている。
「おはようございます」
「っ……おはよう、ございます」
ビシリと音を立てて固まった奈月の頭を撫でた侑李は、嬉しそうに目を細める。
「よく眠れた?」
「はい……」
頭を撫でられながら、奈月はゆっくり顔を伏せる。すると、侑李の唇がおでこに触れ、チュと軽く音を立ててキスされた。
「ひゃ……」
「じーっと見てたけど、俺の顔に何かついてた?」
クスクス笑いながら言われて、奈月は自分の顔がどんどん熱くなるのを感じた。見惚れてた上に、昨日のキスを思い出していたなんて、恥ずかしくて言えるわけがない。
「奈月さん?」
「うー……」
穴があったら入りたい。でも穴はないので、代わりに布団の中へ沈んでいった。中で丸まっていると、侑李が優しく声をかけてくる。
「ごめん、意地悪し過ぎたかな。出てきて、奈月さん」
今、顔を見られるのはちょっと恥ずかしい。そう思っていると、布団ごと抱き締められる。
「ごめんね、あんまり可愛い顔して見つめてくるから」
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