279 / 497
4章 お爺ちゃんと生配信
243.お爺ちゃん達とvsヤマタノオロチ3
しおりを挟む
「ムササビ君、君どうやってマシンと肉体維持してんの?」
「そりゃ簡単なトリックだぜアキカゼさん。俺っちのメカは単純に乗り物系。変形はするけど乗組員の安全は守られる安全設計なんですわ。アウルみたいに変形メインで攻撃主体じゃなければこれくらいできるんすよ」
へぇ、メカと言っても色々できるんだ。
探偵さんがハマるわけだ。
「じゃあどうしてジキンさんはパイロット搭乗型にしてないんだろ?」
「大方そっちに頭が回ってだけじゃないっすかね? 案外見落とされること多いんすよ、この機構」
「理解した。初めからそのように想定する必要があったわけだ」
「くまー、それでくまを運んでくれるくま?」
「おうよ。俺っちのマシンはステルス付きの複座型。そしてアウルとの合体は見栄え重視で、見栄えを重視しなけりゃあいつのメカは頭なしでも戦える。なんせ本人が操ってるからな。けどちょっとお前さんデカいな。人間サイズしか想定してないからちょい狭かもな」
「くまー。小さくなることも可能くまよ」
「お、良いね。じゃあそれで乗り込んでくれ」
「了解くま」
ムササビ君のメカにくま君が乗り込むのを確認してから見送り、ブルートライダーはその機体を景色と完全に同化させた。
同時に離陸するジェットオンが聞こえ、行ってくるくまーの声がどんどんと遠ざかっていった。
「さて、目下の憂いは晴れましたね」
「そうですな」
「これからはタッグを組んで攻略に当たるということでよろしいか?」
「でしょうね。生身組の私達。お酒死守組のムササビ君達。そしてメカ組。これらでタッグを組むでしょう」
【大丈夫? 事後報告で】
【流石にそれくらいの臨機応変くらいできるだろ】
【だなー、ヤマタノオロチは初心者向けじゃねーもん】
【各陣営でランクⅢ超えてる時点で初心者じゃない件】
「大丈夫ですよ。みんな自分のやれることは弁えてる。なんとも出来なくなったら頼ってくるでしょうし、そういう未来は早々に訪れないことでしょう」
【そりゃそうだ】
【サブマスさんも諦め悪いしな】
【ムササビチームが今からどのように場を掻き乱してくれるのか期待】
【あいつにこのフィールドは狭いんじゃないか?】
【それよりくまが小さくなれる方がびっくりだよ】
【何言ってんだ。ムーは任意で大きくも小さくもなれるぞ?】
【えっ】
【多分だけど巨大化できる事しか他の陣営には知られてない件】
【あー、分からんでもない】
【巨大化してもミニマム化しても強さ変わらないもんな】
【小さくなれば小回りが利くし、大きくなればスキルの範囲が変わるだろ?】
【ミニマム化は緊急脱出には良いぞ】
【分かる。ムーの利点だよな】
コメントでは各陣営トークが繰り広げられている。
良い傾向だ。陣営が増えれば増えるほど、お互いの強みも増えてきて、見てるだけの視聴者にアトランティス以外の魅力が伝わるからね。
ただし分散したからかどうか分からないけど、私たちの方に首が二つ集中する。
【あー、よりによって茶色来た!】
【鉄壁の茶!】
【看破の灰は真っ先にメタルトライダーが処理してくれてるのでまだ平気】
【灰首絶対切るマン? 何それ怖い】
【って、えぇえええええ!? 師父さんすれ違いざまに茶首ぶった斬ったーー!?】
【ジョブブラスターに見せかけた銃剣使いで草】
「今のはレムリアの器のビームソードモードじゃよ。存外、知られておらぬがな」
「へぇ、良いですね。私にも出来ますか?」
「生憎とレムリア陣営限定の隠し設定みたいで。しかしアキカゼさんのレムリアの器は少々特殊だ。少し拝見しても?」
「ええどうぞ」
懐からレムリアの器を取り出し、師父氏に見せているその時、もう一つの黒い首が空気を吸い込む動作から紫色のブレスを吐き出し、それを見もせずにレムリアの器でビームを打ち出し対処する師父氏。撃退まではいかないけど、スキルを込めたのか紫色のブレスはその場で霧散してしまう。
【師父さんつえええええ!】
【今見ずに撃ったぞ?】
【レムリアの頭はセンサーだから、器に自動ロックオンして撃つことが可能】
【えっ?】
【意外と知られてないよな】
【忘れてるかもだけど、レムリア勢は全員がメカニックと同じプロセスで肉体動かしてるからな?】
【側が人間サイズなだけであれもロボット類だぞ】
「ふむ、どうやら可能なようじゃな。ただし出力はワシらほど出せんじゃろう。これはデバイスでもありスペースシップでもある。機能を十全に理解せねば使いこなすのも難しいじゃろうて」
「できるのだとわかりさえすれば多くは望みませんよ。そもそも陣営が違うわけですし」
「結構。そら、おかわりが来たぞ?」
「あれって霧ですよね?」
「センサーからの情報じゃ麻痺毒と猛毒が含有されているので人体には毒じゃろうな。ワシらには効かんが」
「まぁ避けるのは楽なのですが」
【でた、ショートワープ!】
【これ生身組じゃなくてワープ組じゃね?】
【それな。二人ともスキルでそれを実現してるし】
【当たり前のように空も飛ぶしな】
「こう、かな? あ、出来た」
【ぶっつけ本番で首を切るな!】
「いや、できるとは思わなかったので。でも結構難しいよ? ただでさえ攻撃系スキルを持ってないしね」
「お見事。ぶっつけ本番でそれだけできれば、あとは実践あるのみじゃな」
【この人はこの人でスパルタだし】
【本人はそう思ってなさそう】
【瞬歩で10メートルを一万回こなす人だしな】
「ええ、ビームは打つだけではなくその場に止めることもできるのですね? そして切断する内側に置くイメージで」
「ホホホ、それだけ理解してれば十分じゃて」
【本人達にしか分からない会話しないで】
【これ放送事故では?】
【アキカゼさんは見せてくれてるだけで配信ガチ勢じゃないから。暇な時だけしか相手してくれないぞ】
【それなー】
【むしろヤマタノオロチ相手にここまで余裕保てる方が稀】
【分かる。もっと手一杯になるもん】
【視聴者側はそれを理解した上で観にこなきゃだ】
【ここまでで結構な回数の情報拾えてる件】
【分かる。雑談レベルで出て良い内容じゃない】
【雑談枠でイベント発掘する人だから】
【そうだった】
私がレムリアの器で茶色い首を落としてる頃。上空では、
「ヒャッホォオオオオウ! 滑空サイコーーーー!」
「待つくま、これ滑空って速度じゃ……」
ブルートライダーに乗り込んだ森のくまが悲鳴をあげていた。
「ビビってんじゃねぇよくま助。俺っちのスピードはこんなもんじゃないぜ! ここからフルスロットルだぜッッ!!」
「くーーーまーーー、乗る飛行機間違えたくまーーー」
乗り物に乗った途端豹変するムササビの運転は中に人が乗ってる状態でするものではなかった。
それはさながらホーミングするミサイルのようで、空中で上を向きながら縦軸で回転しつつ、急にきりもみ回転しながら落下、からの後方宙返りとやりたい放題だった。
危険運転なんてものではない。
ただしここにスピードが乗れば……勘のいい読者ならお分かりいただけるだろう。
そこは安全装置が働く遊園地ではない。
墜落すれば死を免れない戦場なのだ。
なのにムササビはスピードの向こう側に行くべくアクセルを踏み込んだ。
ここは減速をするべきだろうと打診するくまの言葉など聞こえてないように、デバフを撒く緑の首とブレスを撒く赤の首を振り切る。
「オラくま助、お前もただ乗ってるだけじゃ暇だろう? 横に腕出せるスペース開けたからついでに攻撃しろ。言っとくがこのマシンに武装の類はついてねぇ!!」
「ええええええ!? なのになんでその余裕くま!?」
「バッカお前。攻撃なんて当たらなければ良いんだよ。回避特化だ馬鹿野郎。避ければどんな攻撃も無意味だって赤い人も言ってたろ?」
「どこのアニメくま!? 知らない人くまよー」
渋々と空いたスペースから手を出す森のくま。
しかし一度攻撃に集中すれば、野生の血が騒ぐのか先程までの臆病さは抜けてノリノリで腕を巨大化させて攻撃し始める。
突如生えたクマの腕はヘイトを稼ぐも、その粗い運転で狙いはつけられず、破れかぶれで放たれたスキルはクマの爪によって大蛇の首に致命傷に近いダメージを与えていた。
それを見てムササビもテンションを上げていく。
ちょうど良い攻撃手段を得て気分が上がってしまったようだ。
「おっしゃ! ナイス引っ掻き攻撃だぜくま助!」
「くまー! もうこうなったらヤケクソくま!!」
案外、この二人の相性は良いのかもしれない。
「そりゃ簡単なトリックだぜアキカゼさん。俺っちのメカは単純に乗り物系。変形はするけど乗組員の安全は守られる安全設計なんですわ。アウルみたいに変形メインで攻撃主体じゃなければこれくらいできるんすよ」
へぇ、メカと言っても色々できるんだ。
探偵さんがハマるわけだ。
「じゃあどうしてジキンさんはパイロット搭乗型にしてないんだろ?」
「大方そっちに頭が回ってだけじゃないっすかね? 案外見落とされること多いんすよ、この機構」
「理解した。初めからそのように想定する必要があったわけだ」
「くまー、それでくまを運んでくれるくま?」
「おうよ。俺っちのマシンはステルス付きの複座型。そしてアウルとの合体は見栄え重視で、見栄えを重視しなけりゃあいつのメカは頭なしでも戦える。なんせ本人が操ってるからな。けどちょっとお前さんデカいな。人間サイズしか想定してないからちょい狭かもな」
「くまー。小さくなることも可能くまよ」
「お、良いね。じゃあそれで乗り込んでくれ」
「了解くま」
ムササビ君のメカにくま君が乗り込むのを確認してから見送り、ブルートライダーはその機体を景色と完全に同化させた。
同時に離陸するジェットオンが聞こえ、行ってくるくまーの声がどんどんと遠ざかっていった。
「さて、目下の憂いは晴れましたね」
「そうですな」
「これからはタッグを組んで攻略に当たるということでよろしいか?」
「でしょうね。生身組の私達。お酒死守組のムササビ君達。そしてメカ組。これらでタッグを組むでしょう」
【大丈夫? 事後報告で】
【流石にそれくらいの臨機応変くらいできるだろ】
【だなー、ヤマタノオロチは初心者向けじゃねーもん】
【各陣営でランクⅢ超えてる時点で初心者じゃない件】
「大丈夫ですよ。みんな自分のやれることは弁えてる。なんとも出来なくなったら頼ってくるでしょうし、そういう未来は早々に訪れないことでしょう」
【そりゃそうだ】
【サブマスさんも諦め悪いしな】
【ムササビチームが今からどのように場を掻き乱してくれるのか期待】
【あいつにこのフィールドは狭いんじゃないか?】
【それよりくまが小さくなれる方がびっくりだよ】
【何言ってんだ。ムーは任意で大きくも小さくもなれるぞ?】
【えっ】
【多分だけど巨大化できる事しか他の陣営には知られてない件】
【あー、分からんでもない】
【巨大化してもミニマム化しても強さ変わらないもんな】
【小さくなれば小回りが利くし、大きくなればスキルの範囲が変わるだろ?】
【ミニマム化は緊急脱出には良いぞ】
【分かる。ムーの利点だよな】
コメントでは各陣営トークが繰り広げられている。
良い傾向だ。陣営が増えれば増えるほど、お互いの強みも増えてきて、見てるだけの視聴者にアトランティス以外の魅力が伝わるからね。
ただし分散したからかどうか分からないけど、私たちの方に首が二つ集中する。
【あー、よりによって茶色来た!】
【鉄壁の茶!】
【看破の灰は真っ先にメタルトライダーが処理してくれてるのでまだ平気】
【灰首絶対切るマン? 何それ怖い】
【って、えぇえええええ!? 師父さんすれ違いざまに茶首ぶった斬ったーー!?】
【ジョブブラスターに見せかけた銃剣使いで草】
「今のはレムリアの器のビームソードモードじゃよ。存外、知られておらぬがな」
「へぇ、良いですね。私にも出来ますか?」
「生憎とレムリア陣営限定の隠し設定みたいで。しかしアキカゼさんのレムリアの器は少々特殊だ。少し拝見しても?」
「ええどうぞ」
懐からレムリアの器を取り出し、師父氏に見せているその時、もう一つの黒い首が空気を吸い込む動作から紫色のブレスを吐き出し、それを見もせずにレムリアの器でビームを打ち出し対処する師父氏。撃退まではいかないけど、スキルを込めたのか紫色のブレスはその場で霧散してしまう。
【師父さんつえええええ!】
【今見ずに撃ったぞ?】
【レムリアの頭はセンサーだから、器に自動ロックオンして撃つことが可能】
【えっ?】
【意外と知られてないよな】
【忘れてるかもだけど、レムリア勢は全員がメカニックと同じプロセスで肉体動かしてるからな?】
【側が人間サイズなだけであれもロボット類だぞ】
「ふむ、どうやら可能なようじゃな。ただし出力はワシらほど出せんじゃろう。これはデバイスでもありスペースシップでもある。機能を十全に理解せねば使いこなすのも難しいじゃろうて」
「できるのだとわかりさえすれば多くは望みませんよ。そもそも陣営が違うわけですし」
「結構。そら、おかわりが来たぞ?」
「あれって霧ですよね?」
「センサーからの情報じゃ麻痺毒と猛毒が含有されているので人体には毒じゃろうな。ワシらには効かんが」
「まぁ避けるのは楽なのですが」
【でた、ショートワープ!】
【これ生身組じゃなくてワープ組じゃね?】
【それな。二人ともスキルでそれを実現してるし】
【当たり前のように空も飛ぶしな】
「こう、かな? あ、出来た」
【ぶっつけ本番で首を切るな!】
「いや、できるとは思わなかったので。でも結構難しいよ? ただでさえ攻撃系スキルを持ってないしね」
「お見事。ぶっつけ本番でそれだけできれば、あとは実践あるのみじゃな」
【この人はこの人でスパルタだし】
【本人はそう思ってなさそう】
【瞬歩で10メートルを一万回こなす人だしな】
「ええ、ビームは打つだけではなくその場に止めることもできるのですね? そして切断する内側に置くイメージで」
「ホホホ、それだけ理解してれば十分じゃて」
【本人達にしか分からない会話しないで】
【これ放送事故では?】
【アキカゼさんは見せてくれてるだけで配信ガチ勢じゃないから。暇な時だけしか相手してくれないぞ】
【それなー】
【むしろヤマタノオロチ相手にここまで余裕保てる方が稀】
【分かる。もっと手一杯になるもん】
【視聴者側はそれを理解した上で観にこなきゃだ】
【ここまでで結構な回数の情報拾えてる件】
【分かる。雑談レベルで出て良い内容じゃない】
【雑談枠でイベント発掘する人だから】
【そうだった】
私がレムリアの器で茶色い首を落としてる頃。上空では、
「ヒャッホォオオオオウ! 滑空サイコーーーー!」
「待つくま、これ滑空って速度じゃ……」
ブルートライダーに乗り込んだ森のくまが悲鳴をあげていた。
「ビビってんじゃねぇよくま助。俺っちのスピードはこんなもんじゃないぜ! ここからフルスロットルだぜッッ!!」
「くーーーまーーー、乗る飛行機間違えたくまーーー」
乗り物に乗った途端豹変するムササビの運転は中に人が乗ってる状態でするものではなかった。
それはさながらホーミングするミサイルのようで、空中で上を向きながら縦軸で回転しつつ、急にきりもみ回転しながら落下、からの後方宙返りとやりたい放題だった。
危険運転なんてものではない。
ただしここにスピードが乗れば……勘のいい読者ならお分かりいただけるだろう。
そこは安全装置が働く遊園地ではない。
墜落すれば死を免れない戦場なのだ。
なのにムササビはスピードの向こう側に行くべくアクセルを踏み込んだ。
ここは減速をするべきだろうと打診するくまの言葉など聞こえてないように、デバフを撒く緑の首とブレスを撒く赤の首を振り切る。
「オラくま助、お前もただ乗ってるだけじゃ暇だろう? 横に腕出せるスペース開けたからついでに攻撃しろ。言っとくがこのマシンに武装の類はついてねぇ!!」
「ええええええ!? なのになんでその余裕くま!?」
「バッカお前。攻撃なんて当たらなければ良いんだよ。回避特化だ馬鹿野郎。避ければどんな攻撃も無意味だって赤い人も言ってたろ?」
「どこのアニメくま!? 知らない人くまよー」
渋々と空いたスペースから手を出す森のくま。
しかし一度攻撃に集中すれば、野生の血が騒ぐのか先程までの臆病さは抜けてノリノリで腕を巨大化させて攻撃し始める。
突如生えたクマの腕はヘイトを稼ぐも、その粗い運転で狙いはつけられず、破れかぶれで放たれたスキルはクマの爪によって大蛇の首に致命傷に近いダメージを与えていた。
それを見てムササビもテンションを上げていく。
ちょうど良い攻撃手段を得て気分が上がってしまったようだ。
「おっしゃ! ナイス引っ掻き攻撃だぜくま助!」
「くまー! もうこうなったらヤケクソくま!!」
案外、この二人の相性は良いのかもしれない。
1
あなたにおすすめの小説
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
幻獣保護センター廃棄処理係の私、ボロ雑巾のような「ゴミ幻獣」をこっそり洗ってモフっていたら、実は世界を喰らう「終焉の獣」だった件について
いぬがみとうま🐾
ファンタジー
「魔力なしの穀潰し」――そう蔑まれ、幻獣保護センターの地下で廃棄幻獣の掃除に明け暮れる少女・ミヤコ。
実のところ、その施設は「価値のない命」を無慈悲に殺処分する地獄だった。
ある日、ミヤコの前に運ばれてきたのは、泥と油にまみれた「ボロ雑巾」のような正体不明の幻獣。
誰の目にもゴミとしか映らないその塊を、ミヤコは放っておけなかった。
「こんなに汚れたままなんて、かわいそう」
彼女が生活魔法を込めたブラシで丹念に汚れを落とした瞬間、世界を縛る最凶の封印が汚れと一緒に「流されてしまう。
現れたのは、月光を纏ったような美しい銀狼。
それは世界を喰らうと恐れられる伝説の災厄級幻獣『フェンリル・ヴォイド』だった……。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
