4 / 497
1章 お爺ちゃんとVR
004.お爺ちゃん、犬獣人に声をかけられる
しおりを挟む
人伝てに聞いて歩くこと15分。
大通りに面した建物に様々な種族が出入りする木造建築が建っている。おおよその外観から察するにあそこが『冒険者ギルド』であるのだろう。種族専用の窓口とかもあるのだろう、空を飛ぶ種族は上空からヘリポートのような場所に降り立っていくのが見えた。すぐ横には川が流れており、たまにその川から身を上げるものが居たりする。
目があってしまって何と言っていいかわからず、会釈しながら同じ歩みで中に入る。
どんな種族でも入れるようにと扉は押すだけで開くスイングドア系式。入り口周りはすっきりとしているが、そこから先は雑多というか賑やかな雰囲気。
わいのわいのと多種多様な人種が入り乱れて情報を交換しあっている。全員が違う容姿なのに言語が日本語だから違和感がすごい。
「あれかな?」
孫娘から聞いた話では受付カウンターの左側にブログ閲覧コーナーというのがある。そこでいくつかブログを覗くと、またも電子音がピコンと頭の中で響く。
[ブログ情報が開示されました。以降、システム内からいつでもブログの発信と閲覧が可能になります]
どうやらこれであっていたようだ。情報発信といえば掲示板のようなBBS形式が流行っているが、今の私についていける自信はない。
なにせみんなが思考インプット形式の猛者。読むどころか目に止めるのも無理だろう。
だからこういう自分目線で書き込めるブログがありがたい。
覗いて見た限りでは結構世代の近い人が多いようでいくつかお気に入り登録した。
やはりみんな冒険しにきていないのがなんとも自分と似ていて、釣り好きが高じてゲーム内の釣り情報を上げている人もいた。
その中に私も入り込むのだが、ううむ何だか今から緊張してしまうな。果たして受け入れられるだろうか?
いいや、そもそも誰かに読まれたくて書き込むわけではない。これはあくまでも自己満足。私はここにいるぞという決意表明だ。
そうと決まればネタ探しに出かけよう。
と、その前にギルドに登録して戦わずともお駄賃を稼げるようにしておかないと。自分で欲しいものはあまりないが、次に孫にあった時の資金は必要だからな。
そこでいくつか見繕ったのがどぶさらいとゴミ拾いだ。
持っててよかった持久力UP。
心は60歳でも、こちらの肉体は若いのですぐに疲れないのがまたいい。ゴミを拾って行ってきれいになっていく経過が楽しくなって、気づけば予定の時間を大幅に過ぎていた。
クエストは拾ったゴミでポイント分けされており、取れば取るほど高得点というミニゲームのようなものだった。
どぶさらいも同様、ぬかるんだ足元に感じる感触でゴミかそうでないかを判別して探り当てる宝探しの気分を味わえる。
それでも二つ合わせて今日消費した金額の半分くらいなので、もう一つくらい受けておこうかとギルドでクエストを探しているところで背後から声をかけられた。
「もし?」
「はい? 私でしょうか?」
「そうですそうです。ああ、申し遅れました。私はジキンと言います。皆が冒険に明け暮れる中、一人でゴミ拾いに集中しているようでしたのでどうされたのかと心配になって声かけしました」
ご迷惑でしたか? そう付け加えてジキンさんは会釈する。
彼は人型ではあるが獣の種族が混じった獣人と呼ばれる種族だろう。
垂れた犬耳、薄茶の毛皮。皮の防具を身に纏っている。
見た目は獣だけど理性の色を宿した瞳で人間臭い動きをするのだからNPCではなくプレイヤーだと窺い知れる。
「いいえ。やはり珍しいですか?」
「あまり見かけませんね」
「そうなのですか。実は──」
恥ずかしながら事の経緯をかいつまんで話すと、彼は納得したように頷いてくれた。そして私の名前を聞いて「ははぁ、その名前をチョイスする辺り結構なお年ですよね」と返される。
「ではジキンさんも?」
「はい。状況はハヤテさんとは違いますが、親族から誘われる形で参加しました」
「なるほど、なるほど。奇妙な縁もあったものですね。あ、迷惑でなかったらフレンド宜しいですか?」
「こちらこそ。右も左もわからぬ新参ですが」
ジキンさんは私のスキルビルドに大変興味を示していた。
彼は親族からの誘いで戦闘スキルに偏ったビルドを勧められてそのままやったのだが、案の定頭がついていかなかったらしい。
子供や孫にとっては当たり前に扱えるスキルも、彼にとっては全くの未知。言葉の組み合わせでパッと思い付かずに戦力から追いやられてしまったらしい。
ずっとゲームに浸っていたのならまた別かもしれないが、私と同じで社会人になってからその手のゲームには手をつけてこなかったのだ。
立場は違うが一歩間違えば私もそうなっていたのかもしれないのだ。それに見過ごせないという気持ちも高い。
「もし宜しければ私と組みませんか?」
「良いのですか?」
「勿論です。断る理由はありませんし、何しろ世代も近いでしょう。若人たちの話についていけないという点ではお互いに理があると思います。どうでしょう?」
「こちらからお願いしたいくらいです」
「ではパーティ申請送ります」
「受諾しました」
「ありがとうございます」
あらかじめ申請と受諾のやり方は孫娘から聞いている。
年寄り扱いされているが、ゲームくらいはやったことがあるのだ。
ただしそれらは画面の向こう側にアバターがあるゲーム。
こうやって精神が入り込むのは初めてというだけ。
「ではジキンさん、ブログのネタ探しにご協力して貰えますか?」
「ほほう、ハヤテさんはブロガーでしたか?」
「まだ始めてませんが、趣旨は決まってます」
「差し支えなければ聞いても宜しいでしょうか?」
「ええ。風景写真を撮ろうと思いまして」
「へぇ、良いんじゃないですか」
「あまりご興味が無いですか?」
「どうでしょう、あまりそっちは得意じゃないものでして」
「ならばその魅力に取り憑かせてあげましょう」
「はは、お手柔らかに」
相手が過去の自分のような状況と知り、俄然やる気が出てくる。
まずはこの街をぐるりと囲う外壁の天辺に登る。それを目標として私達は歩き出した。
大通りに面した建物に様々な種族が出入りする木造建築が建っている。おおよその外観から察するにあそこが『冒険者ギルド』であるのだろう。種族専用の窓口とかもあるのだろう、空を飛ぶ種族は上空からヘリポートのような場所に降り立っていくのが見えた。すぐ横には川が流れており、たまにその川から身を上げるものが居たりする。
目があってしまって何と言っていいかわからず、会釈しながら同じ歩みで中に入る。
どんな種族でも入れるようにと扉は押すだけで開くスイングドア系式。入り口周りはすっきりとしているが、そこから先は雑多というか賑やかな雰囲気。
わいのわいのと多種多様な人種が入り乱れて情報を交換しあっている。全員が違う容姿なのに言語が日本語だから違和感がすごい。
「あれかな?」
孫娘から聞いた話では受付カウンターの左側にブログ閲覧コーナーというのがある。そこでいくつかブログを覗くと、またも電子音がピコンと頭の中で響く。
[ブログ情報が開示されました。以降、システム内からいつでもブログの発信と閲覧が可能になります]
どうやらこれであっていたようだ。情報発信といえば掲示板のようなBBS形式が流行っているが、今の私についていける自信はない。
なにせみんなが思考インプット形式の猛者。読むどころか目に止めるのも無理だろう。
だからこういう自分目線で書き込めるブログがありがたい。
覗いて見た限りでは結構世代の近い人が多いようでいくつかお気に入り登録した。
やはりみんな冒険しにきていないのがなんとも自分と似ていて、釣り好きが高じてゲーム内の釣り情報を上げている人もいた。
その中に私も入り込むのだが、ううむ何だか今から緊張してしまうな。果たして受け入れられるだろうか?
いいや、そもそも誰かに読まれたくて書き込むわけではない。これはあくまでも自己満足。私はここにいるぞという決意表明だ。
そうと決まればネタ探しに出かけよう。
と、その前にギルドに登録して戦わずともお駄賃を稼げるようにしておかないと。自分で欲しいものはあまりないが、次に孫にあった時の資金は必要だからな。
そこでいくつか見繕ったのがどぶさらいとゴミ拾いだ。
持っててよかった持久力UP。
心は60歳でも、こちらの肉体は若いのですぐに疲れないのがまたいい。ゴミを拾って行ってきれいになっていく経過が楽しくなって、気づけば予定の時間を大幅に過ぎていた。
クエストは拾ったゴミでポイント分けされており、取れば取るほど高得点というミニゲームのようなものだった。
どぶさらいも同様、ぬかるんだ足元に感じる感触でゴミかそうでないかを判別して探り当てる宝探しの気分を味わえる。
それでも二つ合わせて今日消費した金額の半分くらいなので、もう一つくらい受けておこうかとギルドでクエストを探しているところで背後から声をかけられた。
「もし?」
「はい? 私でしょうか?」
「そうですそうです。ああ、申し遅れました。私はジキンと言います。皆が冒険に明け暮れる中、一人でゴミ拾いに集中しているようでしたのでどうされたのかと心配になって声かけしました」
ご迷惑でしたか? そう付け加えてジキンさんは会釈する。
彼は人型ではあるが獣の種族が混じった獣人と呼ばれる種族だろう。
垂れた犬耳、薄茶の毛皮。皮の防具を身に纏っている。
見た目は獣だけど理性の色を宿した瞳で人間臭い動きをするのだからNPCではなくプレイヤーだと窺い知れる。
「いいえ。やはり珍しいですか?」
「あまり見かけませんね」
「そうなのですか。実は──」
恥ずかしながら事の経緯をかいつまんで話すと、彼は納得したように頷いてくれた。そして私の名前を聞いて「ははぁ、その名前をチョイスする辺り結構なお年ですよね」と返される。
「ではジキンさんも?」
「はい。状況はハヤテさんとは違いますが、親族から誘われる形で参加しました」
「なるほど、なるほど。奇妙な縁もあったものですね。あ、迷惑でなかったらフレンド宜しいですか?」
「こちらこそ。右も左もわからぬ新参ですが」
ジキンさんは私のスキルビルドに大変興味を示していた。
彼は親族からの誘いで戦闘スキルに偏ったビルドを勧められてそのままやったのだが、案の定頭がついていかなかったらしい。
子供や孫にとっては当たり前に扱えるスキルも、彼にとっては全くの未知。言葉の組み合わせでパッと思い付かずに戦力から追いやられてしまったらしい。
ずっとゲームに浸っていたのならまた別かもしれないが、私と同じで社会人になってからその手のゲームには手をつけてこなかったのだ。
立場は違うが一歩間違えば私もそうなっていたのかもしれないのだ。それに見過ごせないという気持ちも高い。
「もし宜しければ私と組みませんか?」
「良いのですか?」
「勿論です。断る理由はありませんし、何しろ世代も近いでしょう。若人たちの話についていけないという点ではお互いに理があると思います。どうでしょう?」
「こちらからお願いしたいくらいです」
「ではパーティ申請送ります」
「受諾しました」
「ありがとうございます」
あらかじめ申請と受諾のやり方は孫娘から聞いている。
年寄り扱いされているが、ゲームくらいはやったことがあるのだ。
ただしそれらは画面の向こう側にアバターがあるゲーム。
こうやって精神が入り込むのは初めてというだけ。
「ではジキンさん、ブログのネタ探しにご協力して貰えますか?」
「ほほう、ハヤテさんはブロガーでしたか?」
「まだ始めてませんが、趣旨は決まってます」
「差し支えなければ聞いても宜しいでしょうか?」
「ええ。風景写真を撮ろうと思いまして」
「へぇ、良いんじゃないですか」
「あまりご興味が無いですか?」
「どうでしょう、あまりそっちは得意じゃないものでして」
「ならばその魅力に取り憑かせてあげましょう」
「はは、お手柔らかに」
相手が過去の自分のような状況と知り、俄然やる気が出てくる。
まずはこの街をぐるりと囲う外壁の天辺に登る。それを目標として私達は歩き出した。
11
お気に入りに追加
1,986
あなたにおすすめの小説
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
VRMMOで神様の使徒、始めました。
一 八重
SF
真崎宵が高校に進学して3ヶ月が経過した頃、彼は自分がクラスメイトから避けられている事に気がついた。その原因に全く心当たりのなかった彼は幼馴染である夏間藍香に恥を忍んで相談する。
「週末に発売される"Continued in Legend"を買うのはどうかしら」
これは幼馴染からクラスメイトとの共通の話題を作るために新作ゲームを勧められたことで、再びゲームの世界へと戻ることになった元動画配信者の青年のお話。
「人間にはクリア不可能になってるって話じゃなかった?」
「彼、クリアしちゃったんですよね……」
あるいは彼に振り回される運営やプレイヤーのお話。
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
Select Life Online~最後にゲームをはじめた出遅れ組
瑞多美音
SF
福引の景品が発売分最後のパッケージであると運営が認め話題になっているVRMMOゲームをたまたま手に入れた少女は……
「はあ、農業って結構重労働なんだ……筋力が足りないからなかなか進まないよー」※ STRにポイントを振れば解決することを思いつきません、根性で頑張ります。
「なんか、はじまりの街なのに外のモンスター強すぎだよね?めっちゃ、死に戻るんだけど……わたし弱すぎ?」※ここははじまりの街ではありません。
「裁縫かぁ。布……あ、畑で綿を育てて布を作ろう!」※布を売っていることを知りません。布から用意するものと思い込んでいます。
リアルラックが高いのに自分はついてないと思っている高山由莉奈(たかやまゆりな)。ついていないなーと言いつつ、ゲームのことを知らないままのんびり楽しくマイペースに過ごしていきます。
そのうち、STRにポイントを振れば解決することや布のこと、自身がどの街にいるか知り大変驚きますが、それでもマイペースは変わらず……どこかで話題になるかも?しれないそんな少女の物語です。
出遅れ組と言っていますが主人公はまったく気にしていません。
○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
※VRMMO物ですが、作者はゲーム物執筆初心者です。つたない文章ではありますが広いお心で読んで頂けたら幸いです。
※1話約2000〜3000字程度です。時々長かったり短い話もあるかもしれません。
Bless for Travel ~病弱ゲーマーはVRMMOで無双する~
NotWay
SF
20xx年、世に数多くのゲームが排出され数多くの名作が見つかる。しかしどれほどの名作が出ても未だに名作VRMMOは発表されていなかった。
「父さんな、ゲーム作ってみたんだ」
完全没入型VRMMOの発表に世界中は訝、それよりも大きく期待を寄せた。専用ハードの少数販売、そして抽選式のβテストの両方が叶った幸運なプレイヤーはゲームに入り……いずれもが夜明けまでプレイをやめることはなかった。
「第二の現実だ」とまで言わしめた世界。
Bless for Travel
そんな世界に降り立った開発者の息子は……病弱だった。
モノ作りに没頭していたら、いつの間にかトッププレイヤーになっていた件
こばやん2号
ファンタジー
高校一年生の夏休み、既に宿題を終えた山田彰(やまだあきら)は、美人で巨乳な幼馴染の森杉保奈美(もりすぎほなみ)にとあるゲームを一緒にやらないかと誘われる。
だが、あるトラウマから彼女と一緒にゲームをすることを断った彰だったが、そのゲームが自分の好きなクラフト系のゲームであることに気付いた。
好きなジャンルのゲームという誘惑に勝てず、保奈美には内緒でゲームを始めてみると、あれよあれよという間にトッププレイヤーとして認知されてしまっていた。
これは、ずっと一人でプレイしてきたクラフト系ゲーマーが、多人数参加型のオンラインゲームに参加した結果どうなるのかと描いた無自覚系やらかしVRMMO物語である。
※更新頻度は不定期ですが、よければどうぞ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる