劣等生のハイランカー

双葉 鳴|◉〻◉)

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奇妙な共闘

侵略者の狙い

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 黄金で彩られた煌びやかな宮殿には、一人の色男が薄い肌着を纏って幾人もの女性を侍らせていた。
 特徴的な部位はあれど見目の麗しい女達を傅かせ、何かを思い出したように男が口を開く。

「ああ、そういえば。エンヴィの奴はどうした?」

 人形遣いの妖精族の娘だ。
 力が欲しいと求めたので力を貸してやったら手下になった一人。
 久しぶりにイジメてやりたくなったと男は嗜虐な笑みを強めて女達に聞いた。

「あの子なら、ジャヴィド様の遣いに行ったきりですわ」

 艶のある黒髪を背に流す褐色肌の少女が答える。
 長い耳と聡明な顔立ちは、男の手によって蕩けてしまっているが、それでもなお美しさを際立たせている。

 遣いと言われて男は少し考え込んだ。

「何時だ?」

「30年ほど前にですわ」

「そんな前か? 全く気づかなかった。はて? 俺様はどんな命令を下しただろうか?」

 女の胸に頭を埋め、男は思いのままに舌を這わせた。
 まるでその話に興味のないようなそぶりであるが、この男の権能は【色欲】。生殖行為は日常動作の一部となっていた。
 女達も差も当然のように王の要求に応えて受け入れる。

 誰もこの行為に意見を言うものはいない。
 ジャヴィド・ウルグリアスはソウルグレード4の魔神。
 それ以下の存在に命令権を持つ事はない。

 ソウルグレード上位の者達はジャヴィドを見て人生の無駄遣いと述べるが、ジャヴィドはそうは思わなかった。
 長命種が故にその無駄な時間を享受するのは当然の権利。
 上位者が加藤種族を虐げるのに何の疑いも持っていない。

 この男にとって自分より下のソウルグレードの持ち主などおもちゃでしかないのだ。
 その上で二つの権能を持つ王。
 【色欲】と【強欲】
 性行為を行なった相手を強化し、血を使った儀式でバフを与える。
 寿命は減るが、他社に比べて圧倒的に長い寿命。

 魂奪うことで寿命を伸ばすことのできる魔神の特性は、この権能と合わせて生まれてこの方2000年、土をつけるものは存在しなかった。

 と言うのも、ジャヴィドは決して勝てない試合はしない慎重派だ。
 格上に喧嘩を売るのはコストパフォーマンスがすこぶる悪い。
 疲れる上に労力に見合わない。

 ジャヴィド・ウルグリアスにとって戦闘とは蹂躙の果てに屈服させる事が最高なのであって、辛く苦しい戦の果てに勝利をもぎ取ることではないのだ。

 特に【色欲】の権能者は一度契約を結んだ家族を何よりも大事にする。その家族に手を出したら格上でも黙っていないが、ジャヴィドより上の存在はソウルグレードが下の相手に勝負をけしかけるような無駄な事はしない。

 上位存在ほど格上を求めている。
 序列が決まって久しくランクの変動のない世界に退屈し始めているのだ。ここ数千年、活きの良い挑戦者を求めてるが、六位のジャヴィドがそれ以下を弄んでるせいで一向に序列の変動が起こる事はなかった。

 序列六位、ジャヴィド・ウルグリアスは非常に狡猾で嗜虐的だ。
 相手の嫌がる場所を突き、辱め、屈服させた上で奪う。
 尊厳さえも破壊して、従者として従える。

 中には性別すら変えさせられたものもいた。
 それでも逆らわずに付き従うのは圧倒的に強いから。
 そして故郷を人質に取られ、少しでも逆らえば故郷を消滅させると脅すのだ。

 そうやって身も心も屈服させて、契約者を増やし続ける愚王が次に目を向けたのが、地球だった。

 ソウルグレード1の人類《ヒューム》が住まう世界。
 妖精族《フェアリー》や吸血族《アーケイド》、天使《エンジェル》、女神《ゴッデス》をも従者にしてきたジャヴィドは一番下っ端の部下に下位の世界を攻略させて、うまい言葉を整えたら故郷を解放させると約束するが、一度たりとも守った事はない。

 相手に頑張らせて、それを目の前で挫く事で酒が上手くなると感じる真性のクズだった。

「シャリオはどうしている? 久しぶりにあいつの屈辱的な顔を見ながら料理を楽しみたい。あいつには妹がいたな? 犯して屈服させたらさぞかし良い顔をするだろうなぁ。誰ぞ、妹を捕らえてこないか? ハンティングの時間だ。早く捕まえて来たものには褒美を取らすぞ?」

「ではジャヴィド様、私めにお申し付けください」

「アクシアルか。ダークエルフ族を滅ぼした事を未だに根に持っていたのではないのか?」

 ジャヴィドがその濡れた黒髪に手を通して匂いを嗅ぐ。
 当時は強い嫌悪感に顔を歪ませていたアクシアルだったが、数100年の屈服生活で反逆しようと言う意思はすっかり折れてしまっていた。
 今は少しでもダークエルフの沽券を復活させるための行動に移っている。
 故郷を家族を、愛する男を目の前で殺されたアクシアルはジャヴィドの事が嫌いで仕方なかった。
 だが内側に注がれる力の源が今のアクシアルの力になってるのは確かだ。

 ただでさえそのチャンスは順番制。
 気がわりの早いジャヴィドの気を引くには夜伽の席で候補する以外の手段がないとされていた。

「ふぅん、その目が気に入らないが、俺様のが欲しくてたまらないのだろう? そう調教したからな。だから成功した暁にはたっぷりくれてやる。せいぜい励め」

「言われなくとも、所詮古き血の上に胡座をかいた小娘一人。瞬きする間に捕まえて来てみせるさ。だから……約束は違えてくれるな?」

 頬を染めて身を捩らせるアクシアルに下半身に大きく血流を激らせるジャヴィド。
 すぐに辛抱たまらなくなり、側仕えの女給に手を出していた。
 ここにいる女は女給に至るまで全てジャヴィドと肉体関係を持っている。
 そのため何時でもお手付けOKで、今か今かと待ち受けていたのだ。すぐにおっ始めてしまったジャヴィドを尻目に、アクシアルは疼く体を諫めて探索に身を入れた。


 ◇◆◇


 一方その頃シャスラ達は、故郷を包む黒き霧に頭を悩ませていた。
 今や赤ちゃんプレイにうつつを抜かせていた女児は居らず、日本で仕入れた血闘魔法によって侵略者の手から故郷と仲間を解放していった。

 作戦は順風満帆とは行かずだが、王である海斗がパワーアップする度に、シャスラにも強い耐性が得られていた。

「兄上、どうやら我が王は転移の術を手に入れたようじゃぞ?」

「ほう、あの男。シャスラを手懐けただけのことはある。が、能力の行使に以下程の血を使う?」

「29000じゃな」

「ふぅむ、その程度のコストなら我も欲しいが」

「兄上には王の権能があるではないか。妾は権能を失って久しいのじゃぞ?」

「そうであるが……む、この気配は!」

 シャリオが虚空へ意識を向けると、そこにはあまり顔を見合わせたくなかった顔馴染み……ジャヴィドの手に落ちたかつての同盟相手がいた。

「兄上、知り合いか?」

 影の中を移動して進む為、日の差す場所ならどこでも移動ができるダークエルフの種族特性。
 だから建物の優位性など関係なく、招き入れてないのにその場所に現れた漆黒の女に目を向けてシャスラは目を細めた。

「遊びはおしまいよ、シャリオ。ジャヴィド様が妹を献上せよとお達しだわ」

「妾を? どう言うことだ兄上!?」

 困惑するシャスラの前に身を挺するように前に出るシャリオ。

「へぇ、抵抗するんだ?」

「妹だけは奪わせない」

「なら、仕方ないわね。実力行使で奪わせてもらうわ」

「させん! 眷属召喚! 消化器!」

 ブシュゥーッッツツ!!

 地球で仕入れた消化器がアクシアルの口元に差し込まれると同時に粉末が勢いよく噴射される。
 未知の創造物である消化器に対し知識を持たぬアクシアルの肺の中を急激に満たし、咳き込ませる。

「なんだこれは毒か? 私に毒は効かん! 影張り!」

「何の、影操作なら我らも得意ちゅうの得意よ。兄上!」

「おうともよ!」

 シャリオは地球での暮らしを思い出していた。
 その中でもテレビで見たアニメというのに強く影響を受けたシャリオ達は、実際のルールとは大きく逸脱したサッカーアニメの必殺技を真似て、それを模倣して繰り出す練習をしていた。

「必殺の!」

「スカイトルネードアターック!!」

 空中に蹴り上げられた影で作り上げられたボールに、シャリオが変なポーズを取ってから華麗に踵落としをする。
 高速で逆回転したボールが暴風を生み、周囲を暴風が襲うおよそサッカーの競技を冒涜したアニメの必殺キックがアクシアルを襲う。

 すぐに影の中に潜るアクシアルだが、シャスラとシャリオの狙いは逃亡にあった。
 つまりこれは壮大な目眩しなのである。

「クッ、やられたわ。あの子達、何時の間にあんな知恵を。地球で成長して来たとでも言うの?」

 そこまで言いかけて、そういえばシャリオもエンヴィと共に地球攻略に当たっていたと思い出した。
 一度おっ始めたら周囲のことが気にならなくなる王が忘れたらそれこそ意識の埒外に置かれる。
 家族を大事といいながら、顔を見ないとすぐ忘れる忘れっぽい王に焦ったい思いを抱く従者は実に多かった。

「それよりもエンヴィはうまいことやってるかしら? よもやソウルグレード1の攻略に躓くなんてこと……」

 そこまで言いかけて通路の奥から二人組の男が現れた。

「御堂さん、新たな敵です。仕掛けますか?」

「ダークエルフか。大した脅威ではないな、捨て置くとしよう」

 一人は初老の、もう一人はまだ生まれて20にも満たない子供が周囲を警戒しながらやって来ている。
 エンヴィの用意したゲートを。
 彼女を討伐しないことには使うことを許可されない通路を使って。
 すぐにアクシアルは身構えた。

「お前達は王か!」

「想定が甘すぎるよ、お嬢さん。長耳なら見た目どうりの歳とは行かぬが……ふむ、僕の傀儡師《マリオネット》を防ぐか」

 初老の男の動きに、自分が何を仕掛けられたのか理解し身構える。
 今何の断りもなく意識の支配を試みられたのか?
 ジャヴィド以上の外道を前に、アクシアルはここでやり合うのはまずいと身を翻した。

 急ぎ、ジャヴィドに伝えなければいけない。
 地球の王達が結託し、攻め込んできたと。
 アクシアルは突然のことに気が動転していた。

 普通であるならば、ソウルグレードの低いヒュームが何人攻めてこようが者の数ではない。
 だが明らかなイレギュラーが発生していた。
 ダークエルフや妖精は、ソウルグレードが2とヒュームより格上の筈なのに、どうやってエンヴィの支配を潜り抜けて来たのか分からずに思考を停止してしまったのだ。

 そしてアクシアルが居なくなった後、侵略者はぐにゃりと姿を変容させた。
 そこにはスライムのなりそこないが漂っていた。
 時間切れ、オーバーヒート。
 全くの道の場所の探索を生身で行うデメリットの検証中であったのだ。


「あー、これ以上先は進めないっぽいです。何か知ってそうな長耳の女性がいましたが、もっと上手いこと話を長引かせれば良かったですね」

「敵がこちらに都合のいい情報を渡すとでも? 出会った敵は殺せ。これが長生きするコツだぞ、【暴食】の」

「肝に銘じておきます」

 なんて殺伐としてるんだ。
 海斗は先輩序列者のアドバイスを聞き流しながら、懐石を口にした。エンヴィ討伐祝勝会にて、興が乗ってジェネティックスライムの遠隔操作でどれだけ潜れるかの検証をしていた海斗達。
 もし本格的に作戦に乗り出すなら、戦力が少なすぎることに相手は注目するだろうが、それにさえ気づけない相手じゃどうせ聞くだけ無駄かと開き直る。

 未だ凛華達は学園に囚われたままである。
 エンヴィの侵攻はぴたりと止んで、また違う要因を探ってる最中でのゲートの発見と検証だったのである。
 まだ攻略の糸口は掴めていない。だが、この勝利は人類の大きな一歩であることは確かだった。

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第一部完。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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