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暗躍する嫉妬
合同訓練 2
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「お・い・ひ~。幸せ~」
小休止中、頬を落とさんばかりに騒ぎ立てたのは他ならぬ久遠だった。凛華や寧々はお行儀よく食べてるが、やはり食の暴力の前には黙ってられない久遠である。
調理人からしてみれば、久遠の行動は最高の褒め言葉なのであまり咎めることはしたくないのでヨシ。
「あんた達、毎回こんなの食べてるの?」
出された軽食を凝視しながら左近時さんが唸る。
本日のメニューはカニクリームコロッケサンド。
ハンバーガースタイルより、コッペパンに挟んだ方が食べやすいだろうとサラダ多めに仕上げて提供した。
他にはさっきドロップしたゴールドジェリーのコアを使ってちょっと大人味のウィスキーボンボンなど。こいつは大人組への提供だ。
学生組には作り置きのトリュフチョコレートなどを提供した。
ドリンクは熱った体を冷やすフルーツシェイク。
喉も潤せるし、栄養も満たせるので本当に重宝してる。
特にこうやって女性陣が多い場合は絶賛されることが多いのだ。
カロリー? それは動けば消費されるのでむしろ多めに取らせてるよ。
特に今回のメンツは動き回るやつが多いからな。
魔法使い用のメニューはまた別に用意してるが、今回はある意味で全員が前衛なのでカロリー重々メニューにしてみた。
今回のは偶然ランクを大きく超えなかったのでそこまで大したモンスターが生まれなかったからな。
え、十分強いって?
確かに学生が学園滞在時に対面するモンスターじゃないことだけは確かだ。
しかし仮想敵は凛華の親父さんが焦るほどの厄災。
まだ脅威の程を俺が知らないので、ランクB9くらい余裕で捌けるくらいになって欲しいと言うのが講師としての望みか。
もし敵がAランクを超えてきた時、俺じゃどうしようもないからな。
「毎回、では無いですよ? 海斗さんがワーカーとしてレベルアップする度に豪華になっていくのは本当ですが」
補足するように凛華がシェイクを啜って相槌を打つ。
「そうね、彼の能力は抜きん出ているわ。ワーカーのお仕事も頑張ってると聞くし……でも、毎度こんなご褒美がつくとなるとやる気が出るのも仕方ないわね」
「失礼、貴女は海斗と以前同行したことが?」
麒麟字さんが表の顔での行動をうっかり漏らして寧々に追撃されている。
寧々の誰にでも食いつく問題児っぷりは健在だ。
これで今から上級生になると言うのだから心配で仕方ない。
妹はそんな寧々にも心を開きつつある。
ま、警戒心が強いのはいいことだと思うぞ。
どうみたって今の麒麟字さん、左近時さんは不審者然としてるからな。
なのでここは俺が助け舟を出す。
「昔な、三重のダンジョンに長居してた時に出された捜索隊の中で彼女と出会ったんだよ。な?」
出会った、と言うか最初からいたけど。嘘は言ってない。
「え、ええ。だからあの時よりフォローが充実してるから驚いてるの。モンスターを操れるのを知ったのは今日が初めてよ。ワーカーなのにどうしてって本気で疑問だったけど、この実力ならAランクダンジョンに潜れても不思議では無いわね」
若干吃りながらも俺の話に乗っかる麒麟字さん。
それを不承不承ながらも飲み込む寧々。
「そうなのね。Aランクダンジョンの捜索隊に駆り出されるほどの実力者か。腑に落ちたわ。あっちの黄色いのもそう?」
「あの子は私の噂話に乗っかって興味を示したのよ。ぜひ会いたいって」
それが本当かわからないが、北海道から帰ったタイミングで襲われたのでルートはまた別だろう。あと二人お仲間がいるって言うし。
「それは光栄ですね。でも俺はまだ駆け出し探索者ですよ?」
俺はワーカーであること以外に探索者になった事をそれとなくみんなに発表した。
「海斗さん、そのお話は本当ですか?」
お替わりのカニクリームコロッケサンドをパクついてた凛華が真顔で急接近してくる。そのあとすぐに破顔したので、喜んでくれているようだ。
「嘘言ってどうすんだよ、本当だって。あとは順次ランクを上げていけば箔がつくだろ? つってもワーカーは魂のジョブなので辞めるつもりは毛頭ない。探索者はあくまで例のパーティー向けの箔付だよ」
凛華の前にEランクのライセンスを翳しながら説明をする。
「確かにこれほどの腕前まで鍛え上げたワーカー業ををわざわざ手放す必要もありませんものね。それに私達はすっかり海斗さんの出す料理に夢中です。これがなくなってしまったらと思うと残念でなりませんから」
凛華の言葉は重みが違うなぁ。
御堂グループのお嬢さんならもっと美味いのいっぱい食ってるだろうに。でもありがとうなって頭を撫でると、嬉しそうに受け止めていた。
「あー、ムックン! 凛華ばかりずるいよ! うちも」
「時と場合を考えずにイチャつくのを辞めなさいって。今日はお客様も来てるのよ?」
一人幸せを享受する凛華に対抗心を燃やす久遠。
寧々に至ってはジト目で凛華を嗜めている。
頼まれたら断れない主義の俺は、久遠の頭もぽんぽんと撫でてやり、凛華どころか俺にまで凝視を向け始めた寧々の頭も撫でてようやく落ち着きを見せる。
「モテモテね?」
「お陰様で頼られまくってるよ。凛華は彼女だからいいとしても、他の二人は友達だ。早くいい人見つけて欲しいと思うばかりなんだけど」
「そりゃ、貴方と比べられたらどんな超人も見劣りするわよ」
ジト目で麒麟字さんから嗜められる。
いや、まぁそうなんですが。
わかっちゃいるが、法律が一夫多妻制を認めちゃくれないだろ?
俺としても切ないんだよ。
「シャワー借りてきたわ。やっぱり汗をかくからこういうアフターケアはありがたいわね。おトイレもあるから緊急時にも困らないし、至れり尽くせりってこううことを言うのね?」
「所詮は訓練ですからね。経験値を積む以外に旨みがないので、その隙間はケアしないと誰もついてこなくなるとわかってますから」
「本当に、貴方にとってダンジョンは庭なのね。その余裕面をどうにかして崩してやりたくなるわ」
意地の悪い顔をする左近時さん。
このタイプはまだ出会ったことないので対応に困るな。
強者ゆえのマウントをとりにきたのに、簡単にマウントを取られ返して必死に背伸びしてるやつ?
未来の妹の姿を幻視する。
年上のはずなのにおかしいな?
「さて、そろそろ休息も十分でしょう。次の訓練は二体出しますのでみんな注意してくれ。合成はランダムだから何がきても恨まないでくれよ? 今回初顔のお二人も、本気出したほうがいいですよ。俺も本気で使役しますから。一応ユグドラシルも設置しておきますから、欠損を気にせず、死ぬ気で来てください。今日は8ラウンドまでありますから、凛華達も気を抜くなよ?」
「唐突ね?」
「ライセンス取得と同時に、同時使役枠が+5されたんだよ。だから門番の使役以外の8枠を自由に組み合わせるつもりでやる。寧々も3体同時には慣れてきたろ?」
「慣れてきたっていうか、死に物狂いで討伐したと言う方が正しいわね。今日はその先がある、という認識でいいかしら?」
そこで恐る恐る挙手をする麒麟字さん。
「ねぇ、もしかして序盤に戦力を温存してたのって?」
「この訓練のためですね。彼女達が一匹目にそこまで手札を晒さなかった理由は二戦目、三戦目に備えてです。一度自分の限界を超える相手に対峙すると、恐怖耐性がグンと上がるんですよ。彼女達にはそんな訓練をかれこれ3ヶ月は経験して貰ってます」
まさに絶句という顔をされた。
でもこれくらいやらないと訓練にならないのだ。
余力を残して勝利、いかに素早く倒すのとは別次元の選択肢。
それは次の戦闘を見据えての余裕を持ってもらうことにある。
「あれですらスタートなのね、私切り札一回使っちゃったわよ!」
「じゃあ次は使わずに倒せるようになればいいですね?」
ニコリと微笑みかければ、キッと睨み返される。
その顔には先に説明しろと書かれていた。
勝手に学生だからと舐めてかかったのはそっちだろうに。
なんで俺が怒られなきゃならんのだろうね?
「はいはい、ごちゃごちゃ言ってないで抽選を始めますよ。さっきは4体合成だったので同様に4体合成で二匹、選別してくぞー」
俺の軽い掛け声。
ついで取り出したのは抽選機。要は福引きで出た棚の色で組み合わせを選ぶのだ。二体目以上はこうやって相手に引かせることで公平性を保たせる。
みんなの祈りはAランク出るなというもの。
普通は逆の思想だが、この抽選機で選ばれるモンスターは自分が相手をするモンスターなのだ。実際に戦う側からしたら悪夢以外のなんでもない。
さらに描かれた数字はグレードなので、それが高ければ高いほど合成時のモンスター成功率が爆上がりする。ただ、成功しても組み合わせる前より弱くなるパターンもあるので、そこは運だな。
今日は五人いるので一人お休みだが、三戦目からは抽選に参加してもらう。まさに運命共同体って奴だ。
自分の引いたモンスターが強ければ強いほど、引け目を感じて必死になって戦う。
他のみんなも死にたくないから戦う。
これぞ俺流の訓練法だ。
普通なら嫌われかねない訓練なので、アフターケアをバッチリにすることで信頼関係が生まれている。
さぁて、今日は何戦持つかなぁ?
俺はランダム合成をしながら、誕生したモンスターを迎えた。
小休止中、頬を落とさんばかりに騒ぎ立てたのは他ならぬ久遠だった。凛華や寧々はお行儀よく食べてるが、やはり食の暴力の前には黙ってられない久遠である。
調理人からしてみれば、久遠の行動は最高の褒め言葉なのであまり咎めることはしたくないのでヨシ。
「あんた達、毎回こんなの食べてるの?」
出された軽食を凝視しながら左近時さんが唸る。
本日のメニューはカニクリームコロッケサンド。
ハンバーガースタイルより、コッペパンに挟んだ方が食べやすいだろうとサラダ多めに仕上げて提供した。
他にはさっきドロップしたゴールドジェリーのコアを使ってちょっと大人味のウィスキーボンボンなど。こいつは大人組への提供だ。
学生組には作り置きのトリュフチョコレートなどを提供した。
ドリンクは熱った体を冷やすフルーツシェイク。
喉も潤せるし、栄養も満たせるので本当に重宝してる。
特にこうやって女性陣が多い場合は絶賛されることが多いのだ。
カロリー? それは動けば消費されるのでむしろ多めに取らせてるよ。
特に今回のメンツは動き回るやつが多いからな。
魔法使い用のメニューはまた別に用意してるが、今回はある意味で全員が前衛なのでカロリー重々メニューにしてみた。
今回のは偶然ランクを大きく超えなかったのでそこまで大したモンスターが生まれなかったからな。
え、十分強いって?
確かに学生が学園滞在時に対面するモンスターじゃないことだけは確かだ。
しかし仮想敵は凛華の親父さんが焦るほどの厄災。
まだ脅威の程を俺が知らないので、ランクB9くらい余裕で捌けるくらいになって欲しいと言うのが講師としての望みか。
もし敵がAランクを超えてきた時、俺じゃどうしようもないからな。
「毎回、では無いですよ? 海斗さんがワーカーとしてレベルアップする度に豪華になっていくのは本当ですが」
補足するように凛華がシェイクを啜って相槌を打つ。
「そうね、彼の能力は抜きん出ているわ。ワーカーのお仕事も頑張ってると聞くし……でも、毎度こんなご褒美がつくとなるとやる気が出るのも仕方ないわね」
「失礼、貴女は海斗と以前同行したことが?」
麒麟字さんが表の顔での行動をうっかり漏らして寧々に追撃されている。
寧々の誰にでも食いつく問題児っぷりは健在だ。
これで今から上級生になると言うのだから心配で仕方ない。
妹はそんな寧々にも心を開きつつある。
ま、警戒心が強いのはいいことだと思うぞ。
どうみたって今の麒麟字さん、左近時さんは不審者然としてるからな。
なのでここは俺が助け舟を出す。
「昔な、三重のダンジョンに長居してた時に出された捜索隊の中で彼女と出会ったんだよ。な?」
出会った、と言うか最初からいたけど。嘘は言ってない。
「え、ええ。だからあの時よりフォローが充実してるから驚いてるの。モンスターを操れるのを知ったのは今日が初めてよ。ワーカーなのにどうしてって本気で疑問だったけど、この実力ならAランクダンジョンに潜れても不思議では無いわね」
若干吃りながらも俺の話に乗っかる麒麟字さん。
それを不承不承ながらも飲み込む寧々。
「そうなのね。Aランクダンジョンの捜索隊に駆り出されるほどの実力者か。腑に落ちたわ。あっちの黄色いのもそう?」
「あの子は私の噂話に乗っかって興味を示したのよ。ぜひ会いたいって」
それが本当かわからないが、北海道から帰ったタイミングで襲われたのでルートはまた別だろう。あと二人お仲間がいるって言うし。
「それは光栄ですね。でも俺はまだ駆け出し探索者ですよ?」
俺はワーカーであること以外に探索者になった事をそれとなくみんなに発表した。
「海斗さん、そのお話は本当ですか?」
お替わりのカニクリームコロッケサンドをパクついてた凛華が真顔で急接近してくる。そのあとすぐに破顔したので、喜んでくれているようだ。
「嘘言ってどうすんだよ、本当だって。あとは順次ランクを上げていけば箔がつくだろ? つってもワーカーは魂のジョブなので辞めるつもりは毛頭ない。探索者はあくまで例のパーティー向けの箔付だよ」
凛華の前にEランクのライセンスを翳しながら説明をする。
「確かにこれほどの腕前まで鍛え上げたワーカー業ををわざわざ手放す必要もありませんものね。それに私達はすっかり海斗さんの出す料理に夢中です。これがなくなってしまったらと思うと残念でなりませんから」
凛華の言葉は重みが違うなぁ。
御堂グループのお嬢さんならもっと美味いのいっぱい食ってるだろうに。でもありがとうなって頭を撫でると、嬉しそうに受け止めていた。
「あー、ムックン! 凛華ばかりずるいよ! うちも」
「時と場合を考えずにイチャつくのを辞めなさいって。今日はお客様も来てるのよ?」
一人幸せを享受する凛華に対抗心を燃やす久遠。
寧々に至ってはジト目で凛華を嗜めている。
頼まれたら断れない主義の俺は、久遠の頭もぽんぽんと撫でてやり、凛華どころか俺にまで凝視を向け始めた寧々の頭も撫でてようやく落ち着きを見せる。
「モテモテね?」
「お陰様で頼られまくってるよ。凛華は彼女だからいいとしても、他の二人は友達だ。早くいい人見つけて欲しいと思うばかりなんだけど」
「そりゃ、貴方と比べられたらどんな超人も見劣りするわよ」
ジト目で麒麟字さんから嗜められる。
いや、まぁそうなんですが。
わかっちゃいるが、法律が一夫多妻制を認めちゃくれないだろ?
俺としても切ないんだよ。
「シャワー借りてきたわ。やっぱり汗をかくからこういうアフターケアはありがたいわね。おトイレもあるから緊急時にも困らないし、至れり尽くせりってこううことを言うのね?」
「所詮は訓練ですからね。経験値を積む以外に旨みがないので、その隙間はケアしないと誰もついてこなくなるとわかってますから」
「本当に、貴方にとってダンジョンは庭なのね。その余裕面をどうにかして崩してやりたくなるわ」
意地の悪い顔をする左近時さん。
このタイプはまだ出会ったことないので対応に困るな。
強者ゆえのマウントをとりにきたのに、簡単にマウントを取られ返して必死に背伸びしてるやつ?
未来の妹の姿を幻視する。
年上のはずなのにおかしいな?
「さて、そろそろ休息も十分でしょう。次の訓練は二体出しますのでみんな注意してくれ。合成はランダムだから何がきても恨まないでくれよ? 今回初顔のお二人も、本気出したほうがいいですよ。俺も本気で使役しますから。一応ユグドラシルも設置しておきますから、欠損を気にせず、死ぬ気で来てください。今日は8ラウンドまでありますから、凛華達も気を抜くなよ?」
「唐突ね?」
「ライセンス取得と同時に、同時使役枠が+5されたんだよ。だから門番の使役以外の8枠を自由に組み合わせるつもりでやる。寧々も3体同時には慣れてきたろ?」
「慣れてきたっていうか、死に物狂いで討伐したと言う方が正しいわね。今日はその先がある、という認識でいいかしら?」
そこで恐る恐る挙手をする麒麟字さん。
「ねぇ、もしかして序盤に戦力を温存してたのって?」
「この訓練のためですね。彼女達が一匹目にそこまで手札を晒さなかった理由は二戦目、三戦目に備えてです。一度自分の限界を超える相手に対峙すると、恐怖耐性がグンと上がるんですよ。彼女達にはそんな訓練をかれこれ3ヶ月は経験して貰ってます」
まさに絶句という顔をされた。
でもこれくらいやらないと訓練にならないのだ。
余力を残して勝利、いかに素早く倒すのとは別次元の選択肢。
それは次の戦闘を見据えての余裕を持ってもらうことにある。
「あれですらスタートなのね、私切り札一回使っちゃったわよ!」
「じゃあ次は使わずに倒せるようになればいいですね?」
ニコリと微笑みかければ、キッと睨み返される。
その顔には先に説明しろと書かれていた。
勝手に学生だからと舐めてかかったのはそっちだろうに。
なんで俺が怒られなきゃならんのだろうね?
「はいはい、ごちゃごちゃ言ってないで抽選を始めますよ。さっきは4体合成だったので同様に4体合成で二匹、選別してくぞー」
俺の軽い掛け声。
ついで取り出したのは抽選機。要は福引きで出た棚の色で組み合わせを選ぶのだ。二体目以上はこうやって相手に引かせることで公平性を保たせる。
みんなの祈りはAランク出るなというもの。
普通は逆の思想だが、この抽選機で選ばれるモンスターは自分が相手をするモンスターなのだ。実際に戦う側からしたら悪夢以外のなんでもない。
さらに描かれた数字はグレードなので、それが高ければ高いほど合成時のモンスター成功率が爆上がりする。ただ、成功しても組み合わせる前より弱くなるパターンもあるので、そこは運だな。
今日は五人いるので一人お休みだが、三戦目からは抽選に参加してもらう。まさに運命共同体って奴だ。
自分の引いたモンスターが強ければ強いほど、引け目を感じて必死になって戦う。
他のみんなも死にたくないから戦う。
これぞ俺流の訓練法だ。
普通なら嫌われかねない訓練なので、アフターケアをバッチリにすることで信頼関係が生まれている。
さぁて、今日は何戦持つかなぁ?
俺はランダム合成をしながら、誕生したモンスターを迎えた。
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