27 / 147
ダンジョンチルドレン
ウロボロスの眼光
しおりを挟む
階層が進んでくると、パイセン達は装備を整える。
出現モンスターがFからEに変わったからだ。
D→Fに与えるダメージは1.5倍。
しかしランクが上がってD→Eに上がると1.25倍とダメージ量が下がる。
100%通じる時点で十分だが、この人達は無双をしにここにきてるので中途半端に仕留めそこねると気分が悪くなるのかもしれないな。
そこで俺はサポートに入る。
投石をしてモンスターの気を俺の方に逸らし、武技発動の硬直時間を稼ぐ。
「海斗、助かる!」
「スラッシュ! 光となれ!」
勿論光=消滅を意味する。
一撃で死んでくれと言う祈りを込めての攻撃だ。
クリティカル時に一瞬光る意味も入ってるのかもね。
幹二パイセンが撃ち漏らしても三雄パイセンが構えているので釣る数が一匹ならそうそう逃げ惑うことはない。
ただEランクは敵意がチェインするモンスターが多く、一匹釣るのにダメージを与える能力は厳禁だ。
「先輩、一息入れましょう。スポーツドリンクです。俺の特別製ですよ」
「ただのスポドリだろ? って、おい。消費された武技回数が回復したんだが!」
「何! マジじゃん! 魔法回数まで回復したぞ。これ原料なんだ?」
「企業秘密です。って言いたいところですが、実はさっきドロップしたFランクモンスターの素材を組み合わせて作ってます。配合は秘匿させてもらいますが、ご贔屓にして貰えばお替わりも差し上げますよ?」
「く、恭弥さんができる奴だって言うだけあるか。しかしこんなの学園の授業じゃ習わなかったぞ?」
「僕はFクラスでしたので。なんでも口に入れて検証した結果ですよ。空腹を満たすのにスライムコアを食べたりしたり、あの時は厳しかったなぁ」
「あぁ、Fって貧乏だもんな。俺らは親が金出してくれたから贅沢できてたんだって今になって思うわ」
「ほんとほんと。そろそろ引き返すかなって思ってたけど、これがあるならもうちょっと進めるかな?」
「だな。ドロップ拾いは任せて良いか?」
「それが仕事ですからね。期待しててください。空腹解消と消耗した体力の回復、色々バリエーションがあるんです」
パイセン達が頷き合う。
その日は陽が傾くまでFランクダンジョンで過ごした。
「いやぁ、あんなに効率が上がるもんだとはな」
「海斗のサポートがうまく回ったよな。欲しいタイミングでモンスターの気を逸らしてくれるから無駄打ちがなくなるのが嬉しいよ」
「差し出されるスポドリも市販のより美味いしな!」
「それもあるけど、それ以上にこの総額TPだよ」
パイセン達は総額を見上げて口を大きく上げている。
Fランクダンジョンだと、無双前提で稼げても日に5万。
けど今日だけで50万。山分けでも25万。
普段の十倍である。三人で分けても18万。
日給で考えれば破格だ。
「本当に海斗はTP受け取らなくて良いのか? 正直俺らじゃここまで稼げなかったぞ?」
「実はまだライセンスの受け取りをしてないので。儲かったと思ったら晩飯奢ってくれたら嬉しいです」
「奢る奢る。美味い焼き鳥屋知ってるんだ」
「あ、俺まだ16なんで居酒屋は……」
「っと、高校生だったな。つっても俺らも最近飲めるようになったばっかだ。フランチャイズのレストランでいいか?」
俺たちは近場のレストランに向かった。
メニューを見ながらそれぞれが口を開く。
「肉食おうぜ、肉。初日でこれなら数日はのんびり暮らせるぞ?」
「そういやギルド社宅の月謝はどれぐらいなんです? あ、俺チキン南蛮頼んでいいっすか?」
「そんなケチケチしなくたっていいのによ。でも月謝か、そういや俺ら払ったことねーな?」
ギルドで管理してると言っても、まさか無料で住まわせてくれるわけでもあるまい。
それとも昨日の稼ぎで数カ月分は持つのか?
何人いるかはわからんが、まだまだ貢献しておく必要がありそうだ。
「だなぁ。物になるまでは世話してくれるって世話になりっぱなしだ」
「いいギルドですね」
「ああ。でも新進気鋭だからか古参のギルドから舐められるんだよ。俺らがもっと強ければ見返してやれるのにさ」
あの時Dランクダンジョンに向かえなかった理由はここにあるのか?
ギルド同士の衝突か。同級生の因縁でなく、そっちなら手段を選ばないだろうな。それは厄介だ。でも恭弥さんはランク高かったよな?
ケンカ売ってきて報復は考えないのか?
「でもAランクだと聞きましたよ?」
「恭弥さんや勝也さんはな。ギルドランクはまだCなんだ。TPの総額でなら文句言えないくらいの稼ぎなんだけど、ギルドを立ち上げてからの総額が低くてさ。ランクは低くても人数が多いところはコネがあるのか横暴でさ、参るぜ」
「例のダンジョンが混むってやつですか?」
「そうそう、あれについては封鎖に近いよな。今日は貸切だーって。別にお前らの私有地じゃねーのに幅利かせて嫌になるよ」
成る程なー。そう言う面倒な連中がいるのね。
「じゃあ当分はFで時間稼ぎですか?」
「向こうの連中からしてもこんなに稼げるってわかったら黙っちゃいなそうだけどな」
「いや、人数揃えたら取り分低くなるからこの稼ぎは無理っしょ」
「ほぼ海斗のおかげだけどな。デザートも頼んでいいぞ?」
「ゴチになりまーす」
その日はそれで上がりとなり、翌日はフリーとなった。
早朝から恭弥さんがチャイムを連打して起こされる。
なんてメンバーの扱いが酷いギルドだ。
昨日は良いギルドと言ったが早速撤回させてもらおう。
「海斗、ライセンス貰いに行くぞ!」
あれ? それ時間がかかるって話じゃ。
「受け取りは二週間後じゃないでしたっけ?」
「金を積んで急がせた。お前の噂、出回ってるぜ?」
「噂、ですか?」
「幹二と三雄の羽振りが良いと出回ってる。一緒にいた見知らぬお前がフリーなら受け取りたいと指名が出てる。だからウチが既に唾つけてるって他のギルドに見せつけるんだ。ウチのギルド員であると触れ回れば下手なギルドは手を出してこないだろうからな。フリーならどこが手に入れようと勝手なんだ。全く、お前という奴は。あれ程本気は出すなって言ったよな?」
いや、これっぽっちも本気は出してない。
だいたい昨日の今日だぞ?
しかもまだ朝だ。
あれから何時間も経ってない。どれだけ嫉妬に塗れてるんだ、この業界?
揃いも揃って僻み根性丸出しすぎやしないか?
「……上位ギルドからは?」
「ケチな稼ぎに興味は持たんだろ。ただ、お前が本気を出せば動くから気をつけろ」
「了解」
ライセンスの取得は探索者協会で。
ギルド員の登録はダンジョン協会でそれぞれ行われた。
そこへゾロゾロとメンバーを引き連れた女性が現れる。
嫌な雰囲気だ。もしかして例のクレームをつけてきたギルドがアレか?
なにやら会話が通じなさそうなオーラを纏っている。
激しくお付き合いを遠慮させてもらいたい限りだ。
「チッ、随分と目敏いね。早すぎる男は嫌われるよ?」
「誰が早漏だボケ。こいつは既にウチのギルド員だよ。三雄と幹二が一緒にいる時点でわかるだろうが!」
「でも折半はしてないようだった。手に入れるなら今だと思った。そう勘繰られてもおかしくない事実は認めるのね?」
「そう言う狡っからいことしてるから嫌われるんだぜ? お前」
「お知り合いですか?」
「学園の同級生だよ。獅童朱音。やり手のDランクギルド『ウロボロス』のマスターだ」
「同級生という事は、Aクラス生ですか?」
「なんだい、随分とクラスを気にする子だねぇ。そんなに上位クラスは珍しいかい?」
「そりゃコイツは才能の覚醒が出来ずに学園を自主退学してるからな」
「ふぅん、それでもサポートには向いているのならウチにも欲しいわ。昔のよしみで譲ってくれたりなんて?」
「悪いがこいつは相棒のお気に入りなんだ。お前の頼みでも譲れねえな」
「交渉決裂、かしら?」
「初めから横取りする気満々で交渉する気もねぇ癖によく言うぜ」
「ふふふ。私、非常に諦めが悪いのよ。坊や、人気の少ない場所では気をつけることね?」
「坊主、今日はダンジョンに潜るのやめとけよ? こわーいお姉さんが監視してるかもしれないからな」
獅童さんは妖艶な笑みを浮かべてメンバーを引き連れて出ていった。恭弥さんは会いたくない顔に会ってしまったと大きなため息を吐いて釘を刺してくる。
ヨシ、早速今日潜るか!
どうせ絡まれるんなら遅かれ早かれだ!
出現モンスターがFからEに変わったからだ。
D→Fに与えるダメージは1.5倍。
しかしランクが上がってD→Eに上がると1.25倍とダメージ量が下がる。
100%通じる時点で十分だが、この人達は無双をしにここにきてるので中途半端に仕留めそこねると気分が悪くなるのかもしれないな。
そこで俺はサポートに入る。
投石をしてモンスターの気を俺の方に逸らし、武技発動の硬直時間を稼ぐ。
「海斗、助かる!」
「スラッシュ! 光となれ!」
勿論光=消滅を意味する。
一撃で死んでくれと言う祈りを込めての攻撃だ。
クリティカル時に一瞬光る意味も入ってるのかもね。
幹二パイセンが撃ち漏らしても三雄パイセンが構えているので釣る数が一匹ならそうそう逃げ惑うことはない。
ただEランクは敵意がチェインするモンスターが多く、一匹釣るのにダメージを与える能力は厳禁だ。
「先輩、一息入れましょう。スポーツドリンクです。俺の特別製ですよ」
「ただのスポドリだろ? って、おい。消費された武技回数が回復したんだが!」
「何! マジじゃん! 魔法回数まで回復したぞ。これ原料なんだ?」
「企業秘密です。って言いたいところですが、実はさっきドロップしたFランクモンスターの素材を組み合わせて作ってます。配合は秘匿させてもらいますが、ご贔屓にして貰えばお替わりも差し上げますよ?」
「く、恭弥さんができる奴だって言うだけあるか。しかしこんなの学園の授業じゃ習わなかったぞ?」
「僕はFクラスでしたので。なんでも口に入れて検証した結果ですよ。空腹を満たすのにスライムコアを食べたりしたり、あの時は厳しかったなぁ」
「あぁ、Fって貧乏だもんな。俺らは親が金出してくれたから贅沢できてたんだって今になって思うわ」
「ほんとほんと。そろそろ引き返すかなって思ってたけど、これがあるならもうちょっと進めるかな?」
「だな。ドロップ拾いは任せて良いか?」
「それが仕事ですからね。期待しててください。空腹解消と消耗した体力の回復、色々バリエーションがあるんです」
パイセン達が頷き合う。
その日は陽が傾くまでFランクダンジョンで過ごした。
「いやぁ、あんなに効率が上がるもんだとはな」
「海斗のサポートがうまく回ったよな。欲しいタイミングでモンスターの気を逸らしてくれるから無駄打ちがなくなるのが嬉しいよ」
「差し出されるスポドリも市販のより美味いしな!」
「それもあるけど、それ以上にこの総額TPだよ」
パイセン達は総額を見上げて口を大きく上げている。
Fランクダンジョンだと、無双前提で稼げても日に5万。
けど今日だけで50万。山分けでも25万。
普段の十倍である。三人で分けても18万。
日給で考えれば破格だ。
「本当に海斗はTP受け取らなくて良いのか? 正直俺らじゃここまで稼げなかったぞ?」
「実はまだライセンスの受け取りをしてないので。儲かったと思ったら晩飯奢ってくれたら嬉しいです」
「奢る奢る。美味い焼き鳥屋知ってるんだ」
「あ、俺まだ16なんで居酒屋は……」
「っと、高校生だったな。つっても俺らも最近飲めるようになったばっかだ。フランチャイズのレストランでいいか?」
俺たちは近場のレストランに向かった。
メニューを見ながらそれぞれが口を開く。
「肉食おうぜ、肉。初日でこれなら数日はのんびり暮らせるぞ?」
「そういやギルド社宅の月謝はどれぐらいなんです? あ、俺チキン南蛮頼んでいいっすか?」
「そんなケチケチしなくたっていいのによ。でも月謝か、そういや俺ら払ったことねーな?」
ギルドで管理してると言っても、まさか無料で住まわせてくれるわけでもあるまい。
それとも昨日の稼ぎで数カ月分は持つのか?
何人いるかはわからんが、まだまだ貢献しておく必要がありそうだ。
「だなぁ。物になるまでは世話してくれるって世話になりっぱなしだ」
「いいギルドですね」
「ああ。でも新進気鋭だからか古参のギルドから舐められるんだよ。俺らがもっと強ければ見返してやれるのにさ」
あの時Dランクダンジョンに向かえなかった理由はここにあるのか?
ギルド同士の衝突か。同級生の因縁でなく、そっちなら手段を選ばないだろうな。それは厄介だ。でも恭弥さんはランク高かったよな?
ケンカ売ってきて報復は考えないのか?
「でもAランクだと聞きましたよ?」
「恭弥さんや勝也さんはな。ギルドランクはまだCなんだ。TPの総額でなら文句言えないくらいの稼ぎなんだけど、ギルドを立ち上げてからの総額が低くてさ。ランクは低くても人数が多いところはコネがあるのか横暴でさ、参るぜ」
「例のダンジョンが混むってやつですか?」
「そうそう、あれについては封鎖に近いよな。今日は貸切だーって。別にお前らの私有地じゃねーのに幅利かせて嫌になるよ」
成る程なー。そう言う面倒な連中がいるのね。
「じゃあ当分はFで時間稼ぎですか?」
「向こうの連中からしてもこんなに稼げるってわかったら黙っちゃいなそうだけどな」
「いや、人数揃えたら取り分低くなるからこの稼ぎは無理っしょ」
「ほぼ海斗のおかげだけどな。デザートも頼んでいいぞ?」
「ゴチになりまーす」
その日はそれで上がりとなり、翌日はフリーとなった。
早朝から恭弥さんがチャイムを連打して起こされる。
なんてメンバーの扱いが酷いギルドだ。
昨日は良いギルドと言ったが早速撤回させてもらおう。
「海斗、ライセンス貰いに行くぞ!」
あれ? それ時間がかかるって話じゃ。
「受け取りは二週間後じゃないでしたっけ?」
「金を積んで急がせた。お前の噂、出回ってるぜ?」
「噂、ですか?」
「幹二と三雄の羽振りが良いと出回ってる。一緒にいた見知らぬお前がフリーなら受け取りたいと指名が出てる。だからウチが既に唾つけてるって他のギルドに見せつけるんだ。ウチのギルド員であると触れ回れば下手なギルドは手を出してこないだろうからな。フリーならどこが手に入れようと勝手なんだ。全く、お前という奴は。あれ程本気は出すなって言ったよな?」
いや、これっぽっちも本気は出してない。
だいたい昨日の今日だぞ?
しかもまだ朝だ。
あれから何時間も経ってない。どれだけ嫉妬に塗れてるんだ、この業界?
揃いも揃って僻み根性丸出しすぎやしないか?
「……上位ギルドからは?」
「ケチな稼ぎに興味は持たんだろ。ただ、お前が本気を出せば動くから気をつけろ」
「了解」
ライセンスの取得は探索者協会で。
ギルド員の登録はダンジョン協会でそれぞれ行われた。
そこへゾロゾロとメンバーを引き連れた女性が現れる。
嫌な雰囲気だ。もしかして例のクレームをつけてきたギルドがアレか?
なにやら会話が通じなさそうなオーラを纏っている。
激しくお付き合いを遠慮させてもらいたい限りだ。
「チッ、随分と目敏いね。早すぎる男は嫌われるよ?」
「誰が早漏だボケ。こいつは既にウチのギルド員だよ。三雄と幹二が一緒にいる時点でわかるだろうが!」
「でも折半はしてないようだった。手に入れるなら今だと思った。そう勘繰られてもおかしくない事実は認めるのね?」
「そう言う狡っからいことしてるから嫌われるんだぜ? お前」
「お知り合いですか?」
「学園の同級生だよ。獅童朱音。やり手のDランクギルド『ウロボロス』のマスターだ」
「同級生という事は、Aクラス生ですか?」
「なんだい、随分とクラスを気にする子だねぇ。そんなに上位クラスは珍しいかい?」
「そりゃコイツは才能の覚醒が出来ずに学園を自主退学してるからな」
「ふぅん、それでもサポートには向いているのならウチにも欲しいわ。昔のよしみで譲ってくれたりなんて?」
「悪いがこいつは相棒のお気に入りなんだ。お前の頼みでも譲れねえな」
「交渉決裂、かしら?」
「初めから横取りする気満々で交渉する気もねぇ癖によく言うぜ」
「ふふふ。私、非常に諦めが悪いのよ。坊や、人気の少ない場所では気をつけることね?」
「坊主、今日はダンジョンに潜るのやめとけよ? こわーいお姉さんが監視してるかもしれないからな」
獅童さんは妖艶な笑みを浮かべてメンバーを引き連れて出ていった。恭弥さんは会いたくない顔に会ってしまったと大きなため息を吐いて釘を刺してくる。
ヨシ、早速今日潜るか!
どうせ絡まれるんなら遅かれ早かれだ!
21
お気に入りに追加
212
あなたにおすすめの小説
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!
ダンジョン世界で俺は無双出来ない。いや、無双しない
鐘成
ファンタジー
世界中にランダムで出現するダンジョン
都心のど真ん中で発生したり空き家が変質してダンジョン化したりする。
今までにない鉱石や金属が存在していて、1番低いランクのダンジョンでさえ平均的なサラリーマンの給料以上
レベルを上げればより危険なダンジョンに挑める。
危険な高ランクダンジョンに挑めばそれ相応の見返りが約束されている。
そんな中両親がいない荒鐘真(あらかねしん)は自身初のレベルあげをする事を決意する。
妹の大学まで通えるお金、妹の夢の為に命懸けでダンジョンに挑むが……
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
無名のレベル1高校生、覚醒して最強無双
絢乃
ファンタジー
無類の強さを誇る高校二年生・ヤスヒコ。
彼の日課は、毎週水曜日にレベル1のダンジョンを攻略すること。
そこで手に入れた魔石を売ることで生活費を立てていた。
ある日、彼の学校にTVの企画でアイドルのレイナが来る。
そこでレイナに一目惚れしたヤスヒコは、なんと生放送中に告白。
だが、レイナは最強の男にしか興味がないと言って断る。
彼女の言う最強とは、誰よりもレベルが高いことを意味していた。
レイナと付き合いたいヤスヒコはレベル上げを開始。
多くの女子と仲良くなりながら、着実にレベルを上げていく。
無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった
さくらはい
ファンタジー
主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ――
【不定期更新】
1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。
性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。
良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。
最強の職業は付与魔術師かもしれない
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界から異世界に召喚された5人の勇者。彼等は同じ高校のクラスメイト同士であり、彼等を召喚したのはバルトロス帝国の3代目の国王だった。彼の話によると現在こちらの世界では魔王軍と呼ばれる組織が世界各地に出現し、数多くの人々に被害を与えている事を伝える。そんな魔王軍に対抗するために帝国に代々伝わる召喚魔法によって異世界から勇者になれる素質を持つ人間を呼びだしたらしいが、たった一人だけ巻き込まれて召喚された人間がいた。
召喚された勇者の中でも小柄であり、他の4人には存在するはずの「女神の加護」と呼ばれる恩恵が存在しなかった。他の勇者に巻き込まれて召喚された「一般人」と判断された彼は魔王軍に対抗できないと見下され、召喚を実行したはずの帝国の人間から追い出される。彼は普通の魔術師ではなく、攻撃魔法は覚えられない「付与魔術師」の職業だったため、この職業の人間は他者を支援するような魔法しか覚えられず、強力な魔法を扱えないため、最初から戦力外と判断されてしまった。
しかし、彼は付与魔術師の本当の力を見抜き、付与魔法を極めて独自の戦闘方法を見出す。後に「聖天魔導士」と名付けられる「霧崎レナ」の物語が始まる――
※今月は毎日10時に投稿します。
呪われ少年魔法師、呪いを解除して無双する〜パーティを追放されたら、貴族の令嬢や王女と仲良くなりました〜
桜 偉村
ファンタジー
瀬川空也(せがわ くうや)は魔力量が極端に少ない魔法師だった。
それでも一級品である【索敵(さくてき)】スキルで敵の攻撃を予測したり、ルート決めや作戦立案をするなど、冒険者パーティ【流星(メテオロ)】の裏方を担っていたが、あるとき「雑用しかできない雑魚はいらない」と追放されてしまう、
これが、空也の人生の分岐点となった。
ソロ冒険者となった空也は魔物に襲われていた少女を助けるが、その少女は有数の名家である九条家(くじょうけ)の一人娘だった。
娘を助けた見返りとして九条家に保護された空也は、衝撃の事実を知る。空也は魔力量が少ないわけではなく、禁術とされていた呪いをかけられ、魔力を常に吸い取られていたのだ。
呪いを解除すると大量の魔力が戻ってきて、冒険者の頂点であるSランク冒険者も驚愕するほどの力を手に入れた空也は最強魔法師へと変貌を遂げるが、そんな彼の周囲では「禁術の横行」「元パーティメンバーの異変」「生態系の変化」「魔物の凶暴化」など、次々に不可解な現象が起きる。それらはやがて一つの波を作っていって——
これは、最強少年魔法師とその仲間が世界を巻き込む巨大な陰謀に立ち向かう話。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる