17 / 147
ダンジョン学園
ごっこ遊び
しおりを挟む
ダンジョンから帰ってきたら、新しいクラスメイトがいた件。
新しく編入してきた人達かとカマをかけたら違うと即答された。
そして何やら揉めたあと、突然自己紹介が始まった。
「あーしは犬飼真希、関西二年Aクラスの首席をやっとる。よろしゅう!」
ちょっとヤンキーの入ったギャルが名乗る。
なんで他校の生徒がここに?
しかも二年生だ。
トップなら何しても良いってのか?
優遇制度ここに極まれりだな。
そしてもう一人。
「知っているでしょうけど、私は御堂凛華。貴方と同じ学年の首席をやらせてもらっています」
大和撫子を絵に描いたような凛とした少女が名乗りを上げた。
ちょっと偉そうな感じが鼻につく。
どこか有名どころな探索者さんのお嬢様だったのだろうか?
生憎と心当たりはない。
なんせ俺は探索者で生きていくつもりはなく、ここでお金を稼ぐ為に在籍しているからな。
知ってるだろ? みたいに言われたって困るのだ。
それとも探索者を目指す学生なら知ってて当たり前の情報だったか?
マズったな。ここにきて勉強不足が仇になった。
しかし、知らないと言おうものなら余計なやっかみを産みかねない。ええい、ここは知ってるフリして誤魔化してしまえ。
「犬飼さんに御堂さんですね。お噂は予々。僕はFクラス生の唯一の生き残り、六濃海斗と申します。六つのむに、濃霧警報の、のうで六濃。才能がいつまで経っても覚醒しないもんだからみんなからは無能の方で呼ばれてるよ、よろしく」
「六濃君ね」
「でもアンタ、TPランキングじゃトップなんやろ?」
「何のことですか? たった一人しかいないFクラス生。ダンジョンだって一人きり。どうやって学年首席の御堂さんを追い抜けると?」
この犬飼さん、どこで俺がランキングトップだって気がついたんだ?
バレたら大ごとになりそうだ。
俺は『僕』モードで形を潜めて潜伏する。
「私もずっと不思議に思っていました。でも貴方は既に才能を開花させている。違いありませんね?」
学年首席にバレてるのは分からんでもない。
なんせ自分より上がいるんだからな。
ただどうして、俺だってバレたのか? そこが謎である。
他にもたくさんいるんじゃないの?
それとも消去法で俺の所に来たか?
どちらにせよ、バレてるなら開き直るしかない。
そこから先は向こう次第。
「その件についてはここではお話しできません。その前に、僕の生徒手帳をご確認くだされば納得がいくと思います」
「またTP総額が増えています」
「やっぱりお前が犯人やったんか!」
「でも、おかしいです。才能の記載場所に何一つ書かれておりません。取得スキルもです!」
「ほんまや! やっぱりアンタは無能なんか?」
「それが僕の一番困っているところでもあります。ではダンジョンに移りましょう。そこで僕の才能をお見せします」
二人を誘ってダンジョンへ。
再び手帳を二人へ見せる。
「ダンジョンテイマー?」
「突然現れたぞ?」
「これが六濃君が学園から才能の覚醒がされてないと認定されてる理由なんですね?」
御堂さんはようやく不信感を拭い去った様な顔をした。
俺がキチンと才能の覚醒をしていたと知れたのが良かったのだろう。
それだけを確認したかった様だ。
しかしもう一人は違う。
増えていくスキル欄に興味津々だ。
スキルと言っても俺の書き込んだ考察とモンスターデータ。
攻略法、etc、etc。
「ちょいちょいちょいちょい、凛華ちゃん、これを見てみい!」
「誰が凛華ちゃんですか。どれどれ、使役モンスターリスト? 嘘、Aクラスのブラックドラゴンまで?」
「中にも学園じゃ見たこともないモンスターまで多数いるわ。六濃君、これは一体?」
「それは僕が討伐してきたモンスター一覧ですよ。一見して有能に見えるダンジョンテイマーですが、僕の血と涙、苦労の結晶です。誰かのために使おうなんては思いませんね」
「は? 使役可能するモンスターは一度討伐する必要があるんか? ちゅー事はこのブラックドラゴンも?」
「倒すのに一週間かかったけど、まあ。なんせ手持ちはDやCばかり。犬飼さんは二年生の主席と聞きます。五階層のボスはどのランクのモンスターが出ました?」
「あーしの時か? ウチは6人パーティやったから、それでもBランクのキマイラやったな」
「なるほど、パーティなら出現ボスのランクが下がるんですね?」
良いこと聞いた。むしろソロの方がランクが上がるのか。
じゃあ別のダンジョンに潜る際はソロの方が出現モンスターが出る可能性が出る場合があるのか?
「六濃君、その言い振りだと踏破したと聞こえるのだけど、もしかしてブラックドラゴンは初回到達時のボスだったりする?」
御堂さんには見透かされてるか。
なら本当のことを語ろう。
「そうですね、かれこれ25回くらいは。僕の後にクリアする方には申し訳ないですが、討伐してもゴミみたいな報酬とドロップですよ。クリアしすぎてCランクにまで下がってしまいました。なので、今の僕の稼ぎ場所は五階層ではなく、四階層になります」
「アッハ! アンタやばいなー。才能を聞いた時に強いかどうかは微妙やと思っとったのに、ソロでの踏破回数が常識を逸しとるわ! Fで5000万行くだけあるな!」
「能力は何事も使いようですよ? ですよね、御堂さん」
「え、ええ……」
御堂さんの額から汗がたらりと流れる。
おや? 学年首席というからてっきり踏破くらいはしてると思って話しかけてるのに実は違ったか?
「あれー? 凛華ちゃんまだ五階層踏破しとらんかったんじゃ?」
「ちょ、真希さん。それは言わない約束です!」
「にゃはは、凛華ちゃんは嘘がつけへん性格やなー」
「だいたい、一年生の二学期で踏破してるのがおかしいんです!」
「いや、踏破したのは一年の一学期だよ。僕の能力はパーティプレイに向かないからね。クラスメイトを全員上のクラスに追い上げて、それからだよ」
「つまり、貴方がダンジョンに潜るために自分以外のクラスメイトを上位クラスに押し上げて居た? それは何の為に?」
「──僕はなるべくなら早く大金を稼がなくてはならない」
「何故ですか?」
「妹の治療費を稼ぐ為だ」
「そう、妹さんがいるの。でもそれだったらみんなに協力して貰ったらもっと早く貯まるのではないですか?
「その金額が一億と莫大でも?」
「……一億!? 治療費が、ですか?」
「待って、凛華ちゃん。あーしその病名に心当たりあるかも。もしかして六濃君の妹さんの病名って?」
「〝魔石病〟。担当医からは持ってあと二年だと言われてる。僕が焦ってる理由はお分かりいただけたかな? 僕にとって妹は唯一の肉親。幼い頃に両親を亡くした僕たちは、親戚の家を転々としてきた。その時に妹は魔石病にかかり、お金がないからと病院にモルモット同然にベッドに繋がれている」
「「…………」」
さっきまで言い淀んでいた御堂さんに犬飼さん。
俺の最優先順位は変わらない。
妹の病からの解放。
その為の手伝いを誰かに任せるつもりはなかった。
「だから御堂さんや犬飼さんには悪いけど、僕は君たちとごっこ遊びに興じてる暇はないんだ」
それだけ言って、俺は二人を置いてダンジョンを後にした。
新しく編入してきた人達かとカマをかけたら違うと即答された。
そして何やら揉めたあと、突然自己紹介が始まった。
「あーしは犬飼真希、関西二年Aクラスの首席をやっとる。よろしゅう!」
ちょっとヤンキーの入ったギャルが名乗る。
なんで他校の生徒がここに?
しかも二年生だ。
トップなら何しても良いってのか?
優遇制度ここに極まれりだな。
そしてもう一人。
「知っているでしょうけど、私は御堂凛華。貴方と同じ学年の首席をやらせてもらっています」
大和撫子を絵に描いたような凛とした少女が名乗りを上げた。
ちょっと偉そうな感じが鼻につく。
どこか有名どころな探索者さんのお嬢様だったのだろうか?
生憎と心当たりはない。
なんせ俺は探索者で生きていくつもりはなく、ここでお金を稼ぐ為に在籍しているからな。
知ってるだろ? みたいに言われたって困るのだ。
それとも探索者を目指す学生なら知ってて当たり前の情報だったか?
マズったな。ここにきて勉強不足が仇になった。
しかし、知らないと言おうものなら余計なやっかみを産みかねない。ええい、ここは知ってるフリして誤魔化してしまえ。
「犬飼さんに御堂さんですね。お噂は予々。僕はFクラス生の唯一の生き残り、六濃海斗と申します。六つのむに、濃霧警報の、のうで六濃。才能がいつまで経っても覚醒しないもんだからみんなからは無能の方で呼ばれてるよ、よろしく」
「六濃君ね」
「でもアンタ、TPランキングじゃトップなんやろ?」
「何のことですか? たった一人しかいないFクラス生。ダンジョンだって一人きり。どうやって学年首席の御堂さんを追い抜けると?」
この犬飼さん、どこで俺がランキングトップだって気がついたんだ?
バレたら大ごとになりそうだ。
俺は『僕』モードで形を潜めて潜伏する。
「私もずっと不思議に思っていました。でも貴方は既に才能を開花させている。違いありませんね?」
学年首席にバレてるのは分からんでもない。
なんせ自分より上がいるんだからな。
ただどうして、俺だってバレたのか? そこが謎である。
他にもたくさんいるんじゃないの?
それとも消去法で俺の所に来たか?
どちらにせよ、バレてるなら開き直るしかない。
そこから先は向こう次第。
「その件についてはここではお話しできません。その前に、僕の生徒手帳をご確認くだされば納得がいくと思います」
「またTP総額が増えています」
「やっぱりお前が犯人やったんか!」
「でも、おかしいです。才能の記載場所に何一つ書かれておりません。取得スキルもです!」
「ほんまや! やっぱりアンタは無能なんか?」
「それが僕の一番困っているところでもあります。ではダンジョンに移りましょう。そこで僕の才能をお見せします」
二人を誘ってダンジョンへ。
再び手帳を二人へ見せる。
「ダンジョンテイマー?」
「突然現れたぞ?」
「これが六濃君が学園から才能の覚醒がされてないと認定されてる理由なんですね?」
御堂さんはようやく不信感を拭い去った様な顔をした。
俺がキチンと才能の覚醒をしていたと知れたのが良かったのだろう。
それだけを確認したかった様だ。
しかしもう一人は違う。
増えていくスキル欄に興味津々だ。
スキルと言っても俺の書き込んだ考察とモンスターデータ。
攻略法、etc、etc。
「ちょいちょいちょいちょい、凛華ちゃん、これを見てみい!」
「誰が凛華ちゃんですか。どれどれ、使役モンスターリスト? 嘘、Aクラスのブラックドラゴンまで?」
「中にも学園じゃ見たこともないモンスターまで多数いるわ。六濃君、これは一体?」
「それは僕が討伐してきたモンスター一覧ですよ。一見して有能に見えるダンジョンテイマーですが、僕の血と涙、苦労の結晶です。誰かのために使おうなんては思いませんね」
「は? 使役可能するモンスターは一度討伐する必要があるんか? ちゅー事はこのブラックドラゴンも?」
「倒すのに一週間かかったけど、まあ。なんせ手持ちはDやCばかり。犬飼さんは二年生の主席と聞きます。五階層のボスはどのランクのモンスターが出ました?」
「あーしの時か? ウチは6人パーティやったから、それでもBランクのキマイラやったな」
「なるほど、パーティなら出現ボスのランクが下がるんですね?」
良いこと聞いた。むしろソロの方がランクが上がるのか。
じゃあ別のダンジョンに潜る際はソロの方が出現モンスターが出る可能性が出る場合があるのか?
「六濃君、その言い振りだと踏破したと聞こえるのだけど、もしかしてブラックドラゴンは初回到達時のボスだったりする?」
御堂さんには見透かされてるか。
なら本当のことを語ろう。
「そうですね、かれこれ25回くらいは。僕の後にクリアする方には申し訳ないですが、討伐してもゴミみたいな報酬とドロップですよ。クリアしすぎてCランクにまで下がってしまいました。なので、今の僕の稼ぎ場所は五階層ではなく、四階層になります」
「アッハ! アンタやばいなー。才能を聞いた時に強いかどうかは微妙やと思っとったのに、ソロでの踏破回数が常識を逸しとるわ! Fで5000万行くだけあるな!」
「能力は何事も使いようですよ? ですよね、御堂さん」
「え、ええ……」
御堂さんの額から汗がたらりと流れる。
おや? 学年首席というからてっきり踏破くらいはしてると思って話しかけてるのに実は違ったか?
「あれー? 凛華ちゃんまだ五階層踏破しとらんかったんじゃ?」
「ちょ、真希さん。それは言わない約束です!」
「にゃはは、凛華ちゃんは嘘がつけへん性格やなー」
「だいたい、一年生の二学期で踏破してるのがおかしいんです!」
「いや、踏破したのは一年の一学期だよ。僕の能力はパーティプレイに向かないからね。クラスメイトを全員上のクラスに追い上げて、それからだよ」
「つまり、貴方がダンジョンに潜るために自分以外のクラスメイトを上位クラスに押し上げて居た? それは何の為に?」
「──僕はなるべくなら早く大金を稼がなくてはならない」
「何故ですか?」
「妹の治療費を稼ぐ為だ」
「そう、妹さんがいるの。でもそれだったらみんなに協力して貰ったらもっと早く貯まるのではないですか?
「その金額が一億と莫大でも?」
「……一億!? 治療費が、ですか?」
「待って、凛華ちゃん。あーしその病名に心当たりあるかも。もしかして六濃君の妹さんの病名って?」
「〝魔石病〟。担当医からは持ってあと二年だと言われてる。僕が焦ってる理由はお分かりいただけたかな? 僕にとって妹は唯一の肉親。幼い頃に両親を亡くした僕たちは、親戚の家を転々としてきた。その時に妹は魔石病にかかり、お金がないからと病院にモルモット同然にベッドに繋がれている」
「「…………」」
さっきまで言い淀んでいた御堂さんに犬飼さん。
俺の最優先順位は変わらない。
妹の病からの解放。
その為の手伝いを誰かに任せるつもりはなかった。
「だから御堂さんや犬飼さんには悪いけど、僕は君たちとごっこ遊びに興じてる暇はないんだ」
それだけ言って、俺は二人を置いてダンジョンを後にした。
20
お気に入りに追加
220
あなたにおすすめの小説

スキル:浮遊都市 がチートすぎて使えない。
赤木 咲夜
ファンタジー
世界に30個のダンジョンができ、世界中の人が一人一つスキルを手に入れた。
そのスキルで使える能力は一つとは限らないし、そもそもそのスキルが固有であるとも限らない。
変身スキル(ドラゴン)、召喚スキル、鍛冶スキルのような異世界のようなスキルもあれば、翻訳スキル、記憶スキルのように努力すれば同じことができそうなスキルまで無数にある。
魔法スキルのように魔力とレベルに影響されるスキルもあれば、絶対切断スキルのようにレベルも魔力も関係ないスキルもある。
すべては気まぐれに決めた神の気分
新たな世界競争に翻弄される国、次々と変わる制度や法律、スキルおかげで転職でき、スキルのせいで地位を追われる。
そんななか16歳の青年は世界に一つだけしかない、超チートスキルを手に入れる。
不定期です。章が終わるまで、設定変更で細かい変更をすることがあります。
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。

八百長試合を引き受けていたが、もう必要ないと言われたので圧勝させてもらいます
海夏世もみじ
ファンタジー
月一に開催されるリーヴェ王国最強決定大会。そこに毎回登場するアッシュという少年は、金をもらう代わりに対戦相手にわざと負けるという、いわゆる「八百長試合」をしていた。
だが次の大会が目前となったある日、もうお前は必要ないと言われてしまう。八百長が必要ないなら本気を出してもいい。
彼は手加減をやめ、“本当の力”を解放する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる