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ダンジョン学園
Fクラス生の境遇
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「お兄、あたしの為に無理させてごめんね?」
「良いんだよ、どうせ俺には他に道がない。これ以上この場所に居座っても光明が見えてこない。だったらそっちに希望を見出しても良いかと思ったんだ」
俺、六濃海斗とその妹明海は幼くして両親を亡くし、今は親戚の五味家に養子として引き取られていた。
しかし親戚は俺の父親の才能に嫉妬しており、引き取ってからは育児放棄に親の遺産を食い潰す悪行三昧。
本当ならとっくに警察のお世話になってても良い頃だが、この世界には決定的なルールがある。
それこそが探索者優遇。
30年前に突如世界に現れた渦。
モンスターが湧き出る渦によって世界は壊滅的ダメージを負い、同時期に超常現象を引き起こす才能に覚醒した者がこれらを撃退した。
原因解明の為渦の中を調査していくうち、一つの結果を持ち帰る。
それこそが異世界へ通じる扉と未知の品々だった。
やがて渦は異界へ繋がるゲートと呼ばれるようになり、その内側の世界を人々はダンジョンと名づける。
異世界を探索し、遺物を持ち帰る者を探索者と呼んで優遇した。
実際にモンスターの脅威から俺たち一般人を護ってくれてる探索者……なんだけど、中にはどうしようもない屑のろくでなしもいる。
それが世話になってる五味家。
親もひどければ子供達も似たり寄ったり。
妹は五年前から未だ発症例の多くない未知の病〝魔石病〟にかかり、それは好都合だと親戚達が病院に押し込めた。
養育費も入院費も払いたくないが金は欲しい親戚連中は、都合のいいモルモットとして扱って良い代わりに僅かな謝礼金を受け取る算段を得る。
俺はその境遇から妹を助けるために年齢を偽ってアルバイトをしてるが、業突く張りの親戚から世話代として8割以上を中抜きされていた。
このままじゃ何もできずに死んでしまう。
だから意を決して、とある学園への入学を決意した。
そこは若くして探索者を目指す若者達の登竜門。
──都立周王学園。
殆ど探索者の二世が幅を利かせている現状だが、一般人でも入れる特別枠が存在する。
それが表向き奨学金枠として入学できる出世払いコースだ。
学園では二世の探索者を優遇する為か、それより格下の一般人を一定数取り込んで雑務を押し付ける底辺クラスが存在する。
表向きは学園生として扱うが、裏ではいじめの温床になっていると聞く。
入学できても才能が芽生えずに自主退学する生徒が後をたたないのだそうだが、今の俺にとってそれは今の現状と地続き。
僅かにでもチャンスがあるのなら、そこに身を置くのはやぶさかではない。
しかし妹は、自分の病気が原因で俺がその場所に向かう事を快く思っていなかった。
ずっと苦労をかけてきた。
その兄が、また苦労しにいくのを引き止めたいのだろう。返す言葉はどこか沈んだ様子だ。
「でも、お兄。昔から鈍臭かったから心配だよ」
「それでも才能さえ勝ち取ればワンチャンあるだろ?」
「でも、無理しちゃヤだよ? これ以上家族を失うのは嫌だもん」
これ以上妹を心配させまいと明るく振る舞うが、俺としても学園内での噂は知れば知るほど億劫だった。
だが妹を助けるには治療費の『一億円』と一般病棟に移すための入院費を稼ぐ必要がある。
一般人と探索者では生涯年収に大きな隔たりがある。
特に探索者は手に入れたトレジャーに税金が課せられない。
その分危険も多いが、それを差し引いても縋る人は多いのだ。
俺もまた、その一人だった。
◇
「あなた、今朝会った顔ね」
晴れて学園に入学して案内されたFクラス。
A~Eクラスは成績順で振り分けされており、しかしFクラスとは決定的な違いがある。
それこそが才能の覚醒をしているかどうか。
Fクラスの生徒はまだ才能の覚醒をしていない生徒、言わば探索者の原石だった。
そのため出席番号も何も存在せず、居ない者扱いされている。
同級生達は後ろ暗い噂は知らずに、ここに入れれば明るい未来が待っていると信じて疑わない連中が多いように見えた。
それぞれ事情があるのか、誰もが他人を踏み台にする気満々で話しかけてくる。
俺の隣の席に座る彼女、佐咲寧々もその一人。
何処か気高い感じで近寄りがたい雰囲気を醸し出す。
他人を利用してきたのだろう、その目はお前も利用してやると物語っていた。
俺は親戚から迫害されているうちに身につけた処世術でやり過ごすことにした。
通称『僕』モード。
妹の前では頼れる兄貴で居ようと俺のままでいるが、こちらを利用しようとする目上の者や関わり合いを持ちたくない他人と線引きしたい場合に用いるモード、要は演技である。
「そういう君こそ、同じ列に並んでいた……」
同じ奨学金、出世払いコースで出会った仲である。
だというのにマウントを取りたがる。
というより、この中で自分だけ特別だと思っていそうだ。
あまり関わり合いになるのはやめておこう。
そんな態度を見せていると、お小言をもらった。
「あなた、あまり気の弱い素振りを学園内で見せるべきでないわ。この学園では弱者をターゲットにする者も少なくない。いいえ、その多くが自分より弱い者を足蹴にするでしょうね」
「ご忠告どうも。そういう君は随分と自信があるようだけど?」
「私は、なんとしてでもてっぺんに上り詰めて見返す相手が居るの。だから悪いけどあなたに構っている暇はあまり無いのよ。悪く思わないで」
早々に見切りをつけられてしまったが、計画通り。
才能の覚醒は早い者勝ちだ。
俺も足手纏いになる人間の面倒を見ている余裕はないのだ。
ただでさえ妹の残された時間はあと二年。それまでに一億円稼がなくちゃならない。
入院代も考慮すればもっとだ。
しかしそんな希望は早々に打ち砕かれることになる。
Fクラスには教員が現れることはない。
たまに寄っては憂さを晴らす。
文字通りの生贄なのだ。
なので学園側からの取り決めや日程なんかは知らされない。
だから全校生徒の前でその無知を晒させることで存在意義を保っていた。
授業は渡された教科書からの独学。勿論借金だ。
俺たちは一般の生徒よりもマイナス収支でスタートしている為、より稼がなければいけない境遇に立たされていた。
皆が皆、獣のように周囲を見渡して出し抜くチャンスを窺っていた。
実技の授業では同学年の上位クラス生からの度を超えたイジメがある。それはちょっとした気分転換だったり、憂さ晴らし。
俺達Fクラス生は彼らにとって都合のいいサンドバッグだった。
才能を覚醒した生徒の中にはダンジョンで活躍できない憂さを、俺たちで晴らす奴も少なくなかった。
これが俺たちにとっての日常。
痛めつけた相手が苦しめば苦しむほど、相手の溜飲が下がる。その為だけの犠牲者。
誰もが早くこの地獄から抜け出すことを思っていたことだろう。
ダンジョンに入ってモンスターを倒すには才能の覚醒が必要不可欠とされる学園で、才能が無いだけでここまで酷い扱いを受けるなんて知らなかったとクラスメイトは早くも意気消沈していた。
中には入学三日で自主退学を検討する者も居る。
それが現実。
けど俺はこの環境が日常茶飯事だった為に余裕すら持っていた。
余裕は流石にないが、プロの探索者である親戚から受けた暴力と比べれば、脇の甘い攻撃に思えた。
「良いんだよ、どうせ俺には他に道がない。これ以上この場所に居座っても光明が見えてこない。だったらそっちに希望を見出しても良いかと思ったんだ」
俺、六濃海斗とその妹明海は幼くして両親を亡くし、今は親戚の五味家に養子として引き取られていた。
しかし親戚は俺の父親の才能に嫉妬しており、引き取ってからは育児放棄に親の遺産を食い潰す悪行三昧。
本当ならとっくに警察のお世話になってても良い頃だが、この世界には決定的なルールがある。
それこそが探索者優遇。
30年前に突如世界に現れた渦。
モンスターが湧き出る渦によって世界は壊滅的ダメージを負い、同時期に超常現象を引き起こす才能に覚醒した者がこれらを撃退した。
原因解明の為渦の中を調査していくうち、一つの結果を持ち帰る。
それこそが異世界へ通じる扉と未知の品々だった。
やがて渦は異界へ繋がるゲートと呼ばれるようになり、その内側の世界を人々はダンジョンと名づける。
異世界を探索し、遺物を持ち帰る者を探索者と呼んで優遇した。
実際にモンスターの脅威から俺たち一般人を護ってくれてる探索者……なんだけど、中にはどうしようもない屑のろくでなしもいる。
それが世話になってる五味家。
親もひどければ子供達も似たり寄ったり。
妹は五年前から未だ発症例の多くない未知の病〝魔石病〟にかかり、それは好都合だと親戚達が病院に押し込めた。
養育費も入院費も払いたくないが金は欲しい親戚連中は、都合のいいモルモットとして扱って良い代わりに僅かな謝礼金を受け取る算段を得る。
俺はその境遇から妹を助けるために年齢を偽ってアルバイトをしてるが、業突く張りの親戚から世話代として8割以上を中抜きされていた。
このままじゃ何もできずに死んでしまう。
だから意を決して、とある学園への入学を決意した。
そこは若くして探索者を目指す若者達の登竜門。
──都立周王学園。
殆ど探索者の二世が幅を利かせている現状だが、一般人でも入れる特別枠が存在する。
それが表向き奨学金枠として入学できる出世払いコースだ。
学園では二世の探索者を優遇する為か、それより格下の一般人を一定数取り込んで雑務を押し付ける底辺クラスが存在する。
表向きは学園生として扱うが、裏ではいじめの温床になっていると聞く。
入学できても才能が芽生えずに自主退学する生徒が後をたたないのだそうだが、今の俺にとってそれは今の現状と地続き。
僅かにでもチャンスがあるのなら、そこに身を置くのはやぶさかではない。
しかし妹は、自分の病気が原因で俺がその場所に向かう事を快く思っていなかった。
ずっと苦労をかけてきた。
その兄が、また苦労しにいくのを引き止めたいのだろう。返す言葉はどこか沈んだ様子だ。
「でも、お兄。昔から鈍臭かったから心配だよ」
「それでも才能さえ勝ち取ればワンチャンあるだろ?」
「でも、無理しちゃヤだよ? これ以上家族を失うのは嫌だもん」
これ以上妹を心配させまいと明るく振る舞うが、俺としても学園内での噂は知れば知るほど億劫だった。
だが妹を助けるには治療費の『一億円』と一般病棟に移すための入院費を稼ぐ必要がある。
一般人と探索者では生涯年収に大きな隔たりがある。
特に探索者は手に入れたトレジャーに税金が課せられない。
その分危険も多いが、それを差し引いても縋る人は多いのだ。
俺もまた、その一人だった。
◇
「あなた、今朝会った顔ね」
晴れて学園に入学して案内されたFクラス。
A~Eクラスは成績順で振り分けされており、しかしFクラスとは決定的な違いがある。
それこそが才能の覚醒をしているかどうか。
Fクラスの生徒はまだ才能の覚醒をしていない生徒、言わば探索者の原石だった。
そのため出席番号も何も存在せず、居ない者扱いされている。
同級生達は後ろ暗い噂は知らずに、ここに入れれば明るい未来が待っていると信じて疑わない連中が多いように見えた。
それぞれ事情があるのか、誰もが他人を踏み台にする気満々で話しかけてくる。
俺の隣の席に座る彼女、佐咲寧々もその一人。
何処か気高い感じで近寄りがたい雰囲気を醸し出す。
他人を利用してきたのだろう、その目はお前も利用してやると物語っていた。
俺は親戚から迫害されているうちに身につけた処世術でやり過ごすことにした。
通称『僕』モード。
妹の前では頼れる兄貴で居ようと俺のままでいるが、こちらを利用しようとする目上の者や関わり合いを持ちたくない他人と線引きしたい場合に用いるモード、要は演技である。
「そういう君こそ、同じ列に並んでいた……」
同じ奨学金、出世払いコースで出会った仲である。
だというのにマウントを取りたがる。
というより、この中で自分だけ特別だと思っていそうだ。
あまり関わり合いになるのはやめておこう。
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「あなた、あまり気の弱い素振りを学園内で見せるべきでないわ。この学園では弱者をターゲットにする者も少なくない。いいえ、その多くが自分より弱い者を足蹴にするでしょうね」
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「私は、なんとしてでもてっぺんに上り詰めて見返す相手が居るの。だから悪いけどあなたに構っている暇はあまり無いのよ。悪く思わないで」
早々に見切りをつけられてしまったが、計画通り。
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ただでさえ妹の残された時間はあと二年。それまでに一億円稼がなくちゃならない。
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俺達Fクラス生は彼らにとって都合のいいサンドバッグだった。
才能を覚醒した生徒の中にはダンジョンで活躍できない憂さを、俺たちで晴らす奴も少なくなかった。
これが俺たちにとっての日常。
痛めつけた相手が苦しめば苦しむほど、相手の溜飲が下がる。その為だけの犠牲者。
誰もが早くこの地獄から抜け出すことを思っていたことだろう。
ダンジョンに入ってモンスターを倒すには才能の覚醒が必要不可欠とされる学園で、才能が無いだけでここまで酷い扱いを受けるなんて知らなかったとクラスメイトは早くも意気消沈していた。
中には入学三日で自主退学を検討する者も居る。
それが現実。
けど俺はこの環境が日常茶飯事だった為に余裕すら持っていた。
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