44 / 47
三章 箱庭
コモーノ、マーナの悩みを聞く
しおりを挟む
茶会の席で、いつになく真剣な表情の王女様に、何かお悩みでもあるんですかと尋ねた。
「ここでは耳が多いから」
「僕にも言えないことかい?」
アルフの擬鎧ver.のルードがマーナを気遣うが、マーナは首を横に振るばかりだ。
「どうもここ数日お父様のご様子がおかしいの。今までは継承争いでピリピリしてたのは知ってるでしょ?」
「今は違うと?」
「まるで意思のない人形の様に目は空で、語る内容もチグハグ。まるで誰かに操られてるみたい」
「それはマーナも時々なるよね?」
「えっ?」
「えっ?」
アルフの合いの手に、マーナはそうなの? と眉を顰める。
「しょっちゅう頻繁になってるよ。そういうごっこ遊びかと思ってた」
「そんなわけ……」
「それについては僕から一言、良い?」
「どうぞ」
気づいたらことがあると挙手したのはアルフだ。
「どうも最近、寝起きに体に巻き付く何かがあるんだよ。もしかしてそれのせいかなって、魔力を無理やり通して外したら、気分が晴れ渡る様になってる」
「それが私にも?」
「可能性は高いよね」
気落ちするマーナ。セレを唯一気遣うのは同性のカーミぐらいだ。この場の男どもはマーナがそんなに弱いとは思ってないので無視である。とはいえ、もし自分が操られていると知ったら正気でいられるだろうか?
そういう配慮がないのは“別に操られてても、自分なら解除できる”という自信があるからだ。
か弱いマーナにはそれが出来ないとは考えない。
自分で解除するためにいくらでも手を貸すつもりでいるが、手を差し伸べないのはその道が生半可な努力では至れぬ道であるからだ。
軍閥のスグエンキルの基準を一般人と比べるのは愚の骨頂。
ましてやそれを蝶よ花よと育てられた王女に施すとなったら血反吐を吐く思いだろう。
ルードに通じなかったのは、王になる為の教育が施されていたがゆえである。国を繋ぐ為の駒であるマーナにそんな過酷な真似は出来ない、というよりする必要がなかった。
「本当にこの国の男どもときたら……マーナ様がお可哀想だわ」
「えーん、よくしてくれるのはカーミだけよ」
(嘘泣きだ)
(嘘泣きだね)
兄弟の思いは満場一致でマーナに白い目を向ける。
それはそれとして、コモーノは身の保身に走る。
言われっぱなしでは後にどんなレッテルを貼られるかわかったものではない。
「事実無根な嘘で堕とすのはやめてくれ。別に助けないとは言ってない。アルフ、助けてくれ」
「これはコモーノ様も悪いと思いますよ?」
「おま、裏切るのか?」
「僕は公平な立場からの判断を下しているまでです。それと今はルードなのですから、そっちの名前で呼ばないでください」
「お前の擬態が完璧すぎて、本当にアルフなのか心配でな」
「それでバレたら事です。防音の魔術で外に声が聴こえないとはいえ……」
バレたらどうするつもりだったんだと追求され、悪かったよと両手を挙げるコモーノ。
その一連のやり取りを聞いて、マーナとカーミが目を丸くした。
「防音の魔術、ですの?」
「ああ、聞かれちゃまずいお話の場合はよく多用する。こいつは昔からこの手の小細工が得意でな」
「コモーノ様に比べたら児戯に等しいですよ。僕には魔術を菓子作りに応用できない。あれこそ精緻の魔術操作だ」
「そう言えばあれも魔術なのよね?」
さっきまで泣いてたのにケロッとしながら混ざってくる。
やっぱり嘘泣きじゃないか。
「と、言っても所詮は魔術。精密機械の真似事は無理だよ。こうやってアイスクリームの元をアイスにすのが精一杯さ」
コモーノは瓶の中に詰めたアイスクリーム液を冷やしながらシェイクする。すっかり肌が蒸れる様になった季節には嬉しい采配だ。
「ルード様、器を」
「ああ、用意してるよ」
どこからか取り出した器は、氷の魔術で形成されていた。
手で持つには冷たすぎるそれは、魔力操作で手に触れずとも持ち上げることができる。
この場で魔力操作に慣れていないものはいない。
魔術とは、王族であればあるほど威力が高まり、魔力操作もお手のもの。
貴族の爵位でもその得意分野に大きな隔たりが生まれるものだ。
カーミは男爵家でありながら聖女のジョブを授かった時点で王族に1番近い。
ルードに至っては第一王子。今現在擬鎧で操作してるアルフレッドも王の采配のジョブで実質王族。
マーナも王族。
この中で1番適性のない者はコモーノである筈なのだが……魔剣の扱いより、王族を出し抜くほどの魔力操作をする異端者でもあった。
「いつ見ても魔法なのよね。無から有を作る出す錬金術よ」
「タネも仕掛けもあるんですけどね」
「ではお姫様方、どうぞ」
コモーノが取り出したのは細長い金属の板。
それは手の熱でアイスクリームを掬い取るのに適したスプーンである。王宮で見られるカトラリーの中のスプーンとは比べるまでもない無骨さ。
しかしその飾り気のなさが、逆に食事を夢中にさせる。
最初こそはしっかり冷やされたアイスだったが、熱伝導によって指の温度がスプーンに伝わり、救いやすくなるのだ。
氷の器である以上、ずっと冷やされ続ける。
その為のスプーンを用意したコモーノ。
しかもそのスプーンすら魔法で作り出したというのだからマーナは興奮気味だ。
「ああ、ここでの食事が唯一の癒しです」
カーミに至っては聖女になってから教会関連の仕事で忙殺される毎日だという。
「そう言えば、例の噂だが」
「ああ、解決しました?」
「あれの出所、教会だろ? カーミ嬢、あなた知ってて俺に声かけしましたね?」
困ったように眉を下げるカーミ。
コモーノは仕方がないとばかりに肩を竦める。
「どこもきな臭いわね」
「教会も地位復権に執心しておられるのでしょう」
「お父様の代で権力を剥奪したのが余程堪えたのね」
「ルード様の代で現れた聖女、これは担いで権力を取り戻すチャンスだと思ったのでは?」
「マリオン王がそれを予測してないとは思えないけどね?」
アルフがアイスをパクパク食べ進めながら言う。
「むしろ残党を潰すつもりで泳がせてる?」
「そう言えばシット家のバカ息子がその件で槍玉に挙げられてたわね」
「ファルキン様ですか?」
「バカよねー、あなたに勝負を仕掛けて勝てると思ってたんでしょうね。スイーツを作る様を見て、なぜ魔法が使えないと思うのかしら?」
「それは私が軍閥だからでは?」
「額縁通りに受け取って良い相手じゃないと気づけなかったのかしら?」
「まぁ私が戦闘が不得意なのは概ね事実ですし。それに魔剣士の真骨頂は魔剣ですから」
「コモーノ様は魔剣を使わない方が強いまであるので、謙遜しすぎないほうがいいですよ?」
「む、そうなのか?」
自覚してないのか、と呆れ気味にアルフは呟く。
コモーノはまだアルフレッドの全力に打ち勝ててないことを気に病んでいた。
どう考えてもアルフレッドの強さがおかしいのだが、それを打ち負かそうとしているコモーノが世界基準で弱いわけもなかった。
そもそもスグエンキル家の基準が世界から乖離してると言っても良い。メイドの戦闘力が凄腕冒険者クラス。
下っ端ですら一騎当千。それがスグエンキル侯爵家の基準だった。それを従える当主ナリアガルもまた、英雄として活躍していた。
「それはともかくとして、マーナ様がよろしかったら我が家に遊びにきませんか? ルード様の様になり変わりまでさせられませんが、息抜きくらいは必要でしょう」
「コモーノ様! わたくしもご一緒していいでしょうか!」
コモーノのちょっとした提案に、シュバッと後乗りするカーミ。
「いや、カーミ嬢は聖女のお仕事が忙しいでしょう?」
「姫様が行かれるのでしたら、毒見係のわたくしが同行するのが道理。じゃなきゃ有る事無い事教会に言いふらしますよ!」
「何でそこまでしてウチに来たいんだ? マーナ様はルード様と相談の一つもしたいだろうと思っての相談でな」
「だったら私も相談していただきたいことが!」
はいはい、はーいといつになく元気なカーミに圧倒される様にコモーノは飲み込む形になる。
しかし今すぐにとは行かないので、王様に取り次いでからという形になる。
日は一週間後。
お迎えしたマーナ様は、どこか空な瞳をコモーノに向けていた。その伽藍堂な瞳の奥には、得体の知れない何かが映り込んでいた気がした。
「ここでは耳が多いから」
「僕にも言えないことかい?」
アルフの擬鎧ver.のルードがマーナを気遣うが、マーナは首を横に振るばかりだ。
「どうもここ数日お父様のご様子がおかしいの。今までは継承争いでピリピリしてたのは知ってるでしょ?」
「今は違うと?」
「まるで意思のない人形の様に目は空で、語る内容もチグハグ。まるで誰かに操られてるみたい」
「それはマーナも時々なるよね?」
「えっ?」
「えっ?」
アルフの合いの手に、マーナはそうなの? と眉を顰める。
「しょっちゅう頻繁になってるよ。そういうごっこ遊びかと思ってた」
「そんなわけ……」
「それについては僕から一言、良い?」
「どうぞ」
気づいたらことがあると挙手したのはアルフだ。
「どうも最近、寝起きに体に巻き付く何かがあるんだよ。もしかしてそれのせいかなって、魔力を無理やり通して外したら、気分が晴れ渡る様になってる」
「それが私にも?」
「可能性は高いよね」
気落ちするマーナ。セレを唯一気遣うのは同性のカーミぐらいだ。この場の男どもはマーナがそんなに弱いとは思ってないので無視である。とはいえ、もし自分が操られていると知ったら正気でいられるだろうか?
そういう配慮がないのは“別に操られてても、自分なら解除できる”という自信があるからだ。
か弱いマーナにはそれが出来ないとは考えない。
自分で解除するためにいくらでも手を貸すつもりでいるが、手を差し伸べないのはその道が生半可な努力では至れぬ道であるからだ。
軍閥のスグエンキルの基準を一般人と比べるのは愚の骨頂。
ましてやそれを蝶よ花よと育てられた王女に施すとなったら血反吐を吐く思いだろう。
ルードに通じなかったのは、王になる為の教育が施されていたがゆえである。国を繋ぐ為の駒であるマーナにそんな過酷な真似は出来ない、というよりする必要がなかった。
「本当にこの国の男どもときたら……マーナ様がお可哀想だわ」
「えーん、よくしてくれるのはカーミだけよ」
(嘘泣きだ)
(嘘泣きだね)
兄弟の思いは満場一致でマーナに白い目を向ける。
それはそれとして、コモーノは身の保身に走る。
言われっぱなしでは後にどんなレッテルを貼られるかわかったものではない。
「事実無根な嘘で堕とすのはやめてくれ。別に助けないとは言ってない。アルフ、助けてくれ」
「これはコモーノ様も悪いと思いますよ?」
「おま、裏切るのか?」
「僕は公平な立場からの判断を下しているまでです。それと今はルードなのですから、そっちの名前で呼ばないでください」
「お前の擬態が完璧すぎて、本当にアルフなのか心配でな」
「それでバレたら事です。防音の魔術で外に声が聴こえないとはいえ……」
バレたらどうするつもりだったんだと追求され、悪かったよと両手を挙げるコモーノ。
その一連のやり取りを聞いて、マーナとカーミが目を丸くした。
「防音の魔術、ですの?」
「ああ、聞かれちゃまずいお話の場合はよく多用する。こいつは昔からこの手の小細工が得意でな」
「コモーノ様に比べたら児戯に等しいですよ。僕には魔術を菓子作りに応用できない。あれこそ精緻の魔術操作だ」
「そう言えばあれも魔術なのよね?」
さっきまで泣いてたのにケロッとしながら混ざってくる。
やっぱり嘘泣きじゃないか。
「と、言っても所詮は魔術。精密機械の真似事は無理だよ。こうやってアイスクリームの元をアイスにすのが精一杯さ」
コモーノは瓶の中に詰めたアイスクリーム液を冷やしながらシェイクする。すっかり肌が蒸れる様になった季節には嬉しい采配だ。
「ルード様、器を」
「ああ、用意してるよ」
どこからか取り出した器は、氷の魔術で形成されていた。
手で持つには冷たすぎるそれは、魔力操作で手に触れずとも持ち上げることができる。
この場で魔力操作に慣れていないものはいない。
魔術とは、王族であればあるほど威力が高まり、魔力操作もお手のもの。
貴族の爵位でもその得意分野に大きな隔たりが生まれるものだ。
カーミは男爵家でありながら聖女のジョブを授かった時点で王族に1番近い。
ルードに至っては第一王子。今現在擬鎧で操作してるアルフレッドも王の采配のジョブで実質王族。
マーナも王族。
この中で1番適性のない者はコモーノである筈なのだが……魔剣の扱いより、王族を出し抜くほどの魔力操作をする異端者でもあった。
「いつ見ても魔法なのよね。無から有を作る出す錬金術よ」
「タネも仕掛けもあるんですけどね」
「ではお姫様方、どうぞ」
コモーノが取り出したのは細長い金属の板。
それは手の熱でアイスクリームを掬い取るのに適したスプーンである。王宮で見られるカトラリーの中のスプーンとは比べるまでもない無骨さ。
しかしその飾り気のなさが、逆に食事を夢中にさせる。
最初こそはしっかり冷やされたアイスだったが、熱伝導によって指の温度がスプーンに伝わり、救いやすくなるのだ。
氷の器である以上、ずっと冷やされ続ける。
その為のスプーンを用意したコモーノ。
しかもそのスプーンすら魔法で作り出したというのだからマーナは興奮気味だ。
「ああ、ここでの食事が唯一の癒しです」
カーミに至っては聖女になってから教会関連の仕事で忙殺される毎日だという。
「そう言えば、例の噂だが」
「ああ、解決しました?」
「あれの出所、教会だろ? カーミ嬢、あなた知ってて俺に声かけしましたね?」
困ったように眉を下げるカーミ。
コモーノは仕方がないとばかりに肩を竦める。
「どこもきな臭いわね」
「教会も地位復権に執心しておられるのでしょう」
「お父様の代で権力を剥奪したのが余程堪えたのね」
「ルード様の代で現れた聖女、これは担いで権力を取り戻すチャンスだと思ったのでは?」
「マリオン王がそれを予測してないとは思えないけどね?」
アルフがアイスをパクパク食べ進めながら言う。
「むしろ残党を潰すつもりで泳がせてる?」
「そう言えばシット家のバカ息子がその件で槍玉に挙げられてたわね」
「ファルキン様ですか?」
「バカよねー、あなたに勝負を仕掛けて勝てると思ってたんでしょうね。スイーツを作る様を見て、なぜ魔法が使えないと思うのかしら?」
「それは私が軍閥だからでは?」
「額縁通りに受け取って良い相手じゃないと気づけなかったのかしら?」
「まぁ私が戦闘が不得意なのは概ね事実ですし。それに魔剣士の真骨頂は魔剣ですから」
「コモーノ様は魔剣を使わない方が強いまであるので、謙遜しすぎないほうがいいですよ?」
「む、そうなのか?」
自覚してないのか、と呆れ気味にアルフは呟く。
コモーノはまだアルフレッドの全力に打ち勝ててないことを気に病んでいた。
どう考えてもアルフレッドの強さがおかしいのだが、それを打ち負かそうとしているコモーノが世界基準で弱いわけもなかった。
そもそもスグエンキル家の基準が世界から乖離してると言っても良い。メイドの戦闘力が凄腕冒険者クラス。
下っ端ですら一騎当千。それがスグエンキル侯爵家の基準だった。それを従える当主ナリアガルもまた、英雄として活躍していた。
「それはともかくとして、マーナ様がよろしかったら我が家に遊びにきませんか? ルード様の様になり変わりまでさせられませんが、息抜きくらいは必要でしょう」
「コモーノ様! わたくしもご一緒していいでしょうか!」
コモーノのちょっとした提案に、シュバッと後乗りするカーミ。
「いや、カーミ嬢は聖女のお仕事が忙しいでしょう?」
「姫様が行かれるのでしたら、毒見係のわたくしが同行するのが道理。じゃなきゃ有る事無い事教会に言いふらしますよ!」
「何でそこまでしてウチに来たいんだ? マーナ様はルード様と相談の一つもしたいだろうと思っての相談でな」
「だったら私も相談していただきたいことが!」
はいはい、はーいといつになく元気なカーミに圧倒される様にコモーノは飲み込む形になる。
しかし今すぐにとは行かないので、王様に取り次いでからという形になる。
日は一週間後。
お迎えしたマーナ様は、どこか空な瞳をコモーノに向けていた。その伽藍堂な瞳の奥には、得体の知れない何かが映り込んでいた気がした。
0
お気に入りに追加
85
あなたにおすすめの小説

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。

僕だけレベル1~レベルが上がらず無能扱いされた僕はパーティーを追放された。実は神様の不手際だったらしく、お詫びに最強スキルをもらいました~
いとうヒンジ
ファンタジー
ある日、イチカ・シリルはパーティーを追放された。
理由は、彼のレベルがいつまでたっても「1」のままだったから。
パーティーメンバーで幼馴染でもあるキリスとエレナは、ここぞとばかりにイチカを罵倒し、邪魔者扱いする。
友人だと思っていた幼馴染たちに無能扱いされたイチカは、失意のまま家路についた。
その夜、彼は「カミサマ」を名乗る少女と出会い、自分のレベルが上がらないのはカミサマの所為だったと知る。
カミサマは、自身の不手際のお詫びとしてイチカに最強のスキルを与え、これからは好きに生きるようにと助言した。
キリスたちは力を得たイチカに仲間に戻ってほしいと懇願する。だが、自分の気持ちに従うと決めたイチカは彼らを見捨てて歩き出した。
最強のスキルを手に入れたイチカ・シリルの新しい冒険者人生が、今幕を開ける。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【後日談完結】10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
ばいむ
ファンタジー
剣と魔法の世界であるライハンドリア・・・。魔獣と言われるモンスターがおり、剣と魔法でそれを倒す冒険者と言われる人達がいる世界。
高校の休み時間に突然その世界に行くことになってしまった。この世界での生活は10日間と言われ、混乱しながらも楽しむことにしたが、なぜか戻ることができなかった。
特殊な能力を授かるわけでもなく、生きるための力をつけるには自ら鍛錬しなければならなかった。魔獣を狩り、いろいろな遺跡を訪ね、いろいろな人と出会った。何度か死にそうになったこともあったが、多くの人に助けられながらも少しずつ成長していった。
冒険をともにするのは同じく異世界に転移してきた女性・ジェニファー。彼女と出会い、そして・・・。
初投稿というか、初作品というか、まともな初執筆品です。
今までこういうものをまともに書いたこともなかったのでいろいろと変なところがあるかもしれませんがご了承ください。
誤字脱字等あれば連絡をお願いします。
感想やレビューをいただけるととてもうれしいです。書くときの参考にさせていただきます。
おもしろかっただけでも励みになります。
2021/6/27 無事に完結しました。
2021/9/10 後日談の追加開始
2022/2/18 後日談完結

最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる