83 / 95
七章 探索! 並行世界
マスター会議
しおりを挟む
ダンジョンの力を手にしてから、やたらと頭の中が騒がしくなる。
やれ、人間を殺せだの。モンスターを強化しろだの。
どうにも命令口調でいけない。
俺は自由にやりたいんだ。お小言は嫌だと。
謎のメッセージを既読無視する事数週間。
しびれを切らして向こうのほうから現れる。
「いい加減にしろ! いるのはわかってるんだぞ、マスター!」
それはコボルドとは比べるのも烏滸がましいほどの愛らしいフォルム。女の子型の使い魔だ。
だがいかんせん、その目は暗黒に染まっており、瞳の赤さが特徴的。
「はいはい、聞こえてますよ。しかしどうしてそんな焦ってるんだよ。ゆっくり生きようぜ? 時間はまだあるんだ」
「どうしてプレイヤーってのはこうして短絡的思考をしてるんでしょうかね、まるで意味がわかりません。貴方は選ばれしプレイヤーの中からさらに選抜されたエリートなんですよ? もっとその自覚を持ってください!」
プリプリと怒る使い魔のシャマルは、俺の顔の周りをひらひら飛んでは真夏の蚊の如く俺の不快指数を爆上げする。
俺が嫌がるとわかっていてやるのだこいつは。
ちなみにこいつは他のプレイヤー、つまりはシーカーから認識できない。
つまりはダンジョンのサポーター的立ち位置を有している。
ちなみに俺のダンジョンは今日も元気に営業中だ。
もし協会から俺がダンジョン側の手先だとしられたら怒られるだけでは済まされないだろう。
それくらいの違反行為。
それ以前に搾取しようと矛先を向けられるのがオチだ。
逆に俺以外のマスターの面を拝んでみたいものである。
シャマルの言い分では、ダンジョンを攻略したプレイヤーに贈られるボーナスがダンジョンマスターの地位だと言うんだから、この世界は欺瞞に満ちている。
ダンジョン側は明確な敵意を持ってこの地球を侵略しにきているのに、シーカー側がエネルギー資源の採掘ぐらいにしか対応していないのだ。
その上でダンジョンコア達成者は悉くダンジョンに捕らわれる。
これでは負のスパイラル。
目の前に餌をちらつかされて喜んでる間に人類は着々と魔族によって支配されてしまうだろう。
ま、悪の手先の俺が言っても説得力はないが。
「で、マスター会議だっけか? 出席しなくちゃいけないのか?」
「当然です。これからマスター達は人間をどの様に攻略するかで協力し合うんですから」
「協力ねぇ」
果たして率先してシーカーになりたがる破滅主義者が足並み揃えて一緒に協力しようだなんて言うだろうか?
力を持つものの末路をいくつも見てきた俺は断言できるが、大体利用しようとするのが目に見えている。
そう言う奴こそ饒舌に手の内を明かす様に命令してくる。
俺は詳しいんだ。
と、そうそう。
シーカーにランクがあるように、ダンジョンにもレベルがあってランクもある。
それらはダンジョンの難易度や、人間をどれほど効率的に始末するかでポイントを取得し、そのポイントを使ってレベルを上昇させるのだ。
戦略によっては少ないレベルでも人間を殺す事はできるが、誰がそんな危険なダンジョンに好き好んで足を運ぶだろうか?
そういう意味では効率を求めすぎるとポイントの入手手段が詰むのだ。
ではどうするか?
レベルの高いシーカーを少しづつ間引いてやれば良い。
俺は転移でポイントを荒稼ぎしている。
普通に稼ぐのは難しいが、ダンジョンポイント的に怪しいが、俺のダンジョンは不正対象者を厳罰に取り締まっている。
先ほども転移チケットを密造して売り捌いていたとされる主犯グループを特定してお仕置き部屋送りにしたところだ。
悪人は放っておくとつけあがるからな。
そいつが力をつけると被害が拡大する。
だから即座に処分してしまう。
今のところ田中は尻尾を見せないが、あいつも捏造に一枚噛んでるっぽいんだよな。
まず間違いなく。
だが隠すのが上手いのか俺を警戒してるのか、友人を装って近づいてくる。
俗物である事はお互い隠しもしないくせに。
と、思考が逸れたな。
「聞いてますか、マスター?」
「聞いてる、聞いてるって。これから集まる場所では揺るぎない態度が必要なんだろ?」
「そうです! マスターは抜けてるから心配なんです! 上に掛け合って今からでも交代して欲しいくらいですよ!」
「まあそういうな。全て俺の掌の上だよ。どんな奴が来ても負けないから心配するな」
「その自信はどこからくるんですかー?」
シャマルは心配性だなぁ。
俺は案内された扉を開け、既に集まって腰掛けてる面々を一瞥すると、空いてる席に腰掛けた。
わかっていたが全てが人を辞めている独特のフォルム。
俺のように亜人として生きている奴はいないようだ。
皆が悪魔的な特徴を頭、ないし背中、足元に持っている。
「揃ったか。ではこれよりマスター会議を始める。司会進行役は我が行う。良いな?」
恰幅の良い、上半身がやたら分厚い一つ目の鬼が司会進行を請け負った。
俺以外はお互いを牽制しながら誰を利用するべきか思案した。
やれ、人間を殺せだの。モンスターを強化しろだの。
どうにも命令口調でいけない。
俺は自由にやりたいんだ。お小言は嫌だと。
謎のメッセージを既読無視する事数週間。
しびれを切らして向こうのほうから現れる。
「いい加減にしろ! いるのはわかってるんだぞ、マスター!」
それはコボルドとは比べるのも烏滸がましいほどの愛らしいフォルム。女の子型の使い魔だ。
だがいかんせん、その目は暗黒に染まっており、瞳の赤さが特徴的。
「はいはい、聞こえてますよ。しかしどうしてそんな焦ってるんだよ。ゆっくり生きようぜ? 時間はまだあるんだ」
「どうしてプレイヤーってのはこうして短絡的思考をしてるんでしょうかね、まるで意味がわかりません。貴方は選ばれしプレイヤーの中からさらに選抜されたエリートなんですよ? もっとその自覚を持ってください!」
プリプリと怒る使い魔のシャマルは、俺の顔の周りをひらひら飛んでは真夏の蚊の如く俺の不快指数を爆上げする。
俺が嫌がるとわかっていてやるのだこいつは。
ちなみにこいつは他のプレイヤー、つまりはシーカーから認識できない。
つまりはダンジョンのサポーター的立ち位置を有している。
ちなみに俺のダンジョンは今日も元気に営業中だ。
もし協会から俺がダンジョン側の手先だとしられたら怒られるだけでは済まされないだろう。
それくらいの違反行為。
それ以前に搾取しようと矛先を向けられるのがオチだ。
逆に俺以外のマスターの面を拝んでみたいものである。
シャマルの言い分では、ダンジョンを攻略したプレイヤーに贈られるボーナスがダンジョンマスターの地位だと言うんだから、この世界は欺瞞に満ちている。
ダンジョン側は明確な敵意を持ってこの地球を侵略しにきているのに、シーカー側がエネルギー資源の採掘ぐらいにしか対応していないのだ。
その上でダンジョンコア達成者は悉くダンジョンに捕らわれる。
これでは負のスパイラル。
目の前に餌をちらつかされて喜んでる間に人類は着々と魔族によって支配されてしまうだろう。
ま、悪の手先の俺が言っても説得力はないが。
「で、マスター会議だっけか? 出席しなくちゃいけないのか?」
「当然です。これからマスター達は人間をどの様に攻略するかで協力し合うんですから」
「協力ねぇ」
果たして率先してシーカーになりたがる破滅主義者が足並み揃えて一緒に協力しようだなんて言うだろうか?
力を持つものの末路をいくつも見てきた俺は断言できるが、大体利用しようとするのが目に見えている。
そう言う奴こそ饒舌に手の内を明かす様に命令してくる。
俺は詳しいんだ。
と、そうそう。
シーカーにランクがあるように、ダンジョンにもレベルがあってランクもある。
それらはダンジョンの難易度や、人間をどれほど効率的に始末するかでポイントを取得し、そのポイントを使ってレベルを上昇させるのだ。
戦略によっては少ないレベルでも人間を殺す事はできるが、誰がそんな危険なダンジョンに好き好んで足を運ぶだろうか?
そういう意味では効率を求めすぎるとポイントの入手手段が詰むのだ。
ではどうするか?
レベルの高いシーカーを少しづつ間引いてやれば良い。
俺は転移でポイントを荒稼ぎしている。
普通に稼ぐのは難しいが、ダンジョンポイント的に怪しいが、俺のダンジョンは不正対象者を厳罰に取り締まっている。
先ほども転移チケットを密造して売り捌いていたとされる主犯グループを特定してお仕置き部屋送りにしたところだ。
悪人は放っておくとつけあがるからな。
そいつが力をつけると被害が拡大する。
だから即座に処分してしまう。
今のところ田中は尻尾を見せないが、あいつも捏造に一枚噛んでるっぽいんだよな。
まず間違いなく。
だが隠すのが上手いのか俺を警戒してるのか、友人を装って近づいてくる。
俗物である事はお互い隠しもしないくせに。
と、思考が逸れたな。
「聞いてますか、マスター?」
「聞いてる、聞いてるって。これから集まる場所では揺るぎない態度が必要なんだろ?」
「そうです! マスターは抜けてるから心配なんです! 上に掛け合って今からでも交代して欲しいくらいですよ!」
「まあそういうな。全て俺の掌の上だよ。どんな奴が来ても負けないから心配するな」
「その自信はどこからくるんですかー?」
シャマルは心配性だなぁ。
俺は案内された扉を開け、既に集まって腰掛けてる面々を一瞥すると、空いてる席に腰掛けた。
わかっていたが全てが人を辞めている独特のフォルム。
俺のように亜人として生きている奴はいないようだ。
皆が悪魔的な特徴を頭、ないし背中、足元に持っている。
「揃ったか。ではこれよりマスター会議を始める。司会進行役は我が行う。良いな?」
恰幅の良い、上半身がやたら分厚い一つ目の鬼が司会進行を請け負った。
俺以外はお互いを牽制しながら誰を利用するべきか思案した。
0
お気に入りに追加
150
あなたにおすすめの小説
バイクごと異世界に転移したので美人店主と宅配弁当屋はじめました
福山陽士
ファンタジー
弁当屋でバイトをしていた大鳳正義《おおほうまさよし》は、突然宅配バイクごと異世界に転移してしまった。
現代日本とは何もかも違う世界に途方に暮れていた、その時。
「君、どうしたの?」
親切な女性、カルディナに助けてもらう。
カルディナは立地が悪すぎて今にも潰れそうになっている、定食屋の店主だった。
正義は助けてもらったお礼に「宅配をすればどう?」と提案。
カルディナの親友、魔法使いのララーベリントと共に店の再建に励むこととなったのだった。
『温かい料理を運ぶ』という概念がない世界で、みんなに美味しい料理を届けていく話。
※のんびり進行です
異世界サバイバルセットでダンジョン無双。精霊樹復活に貢献します。
karashima_s
ファンタジー
地球にダンジョンが出来て10年。
その当時は、世界中が混乱したけれど、今ではすでに日常となっていたりする。
ダンジョンに巣くう魔物は、ダンジョン外にでる事はなく、浅い階層であれば、魔物を倒すと、魔石を手に入れる事が出来、その魔石は再生可能エネルギーとして利用できる事が解ると、各国は、こぞってダンジョン探索を行うようになった。
ダンジョンでは魔石だけでなく、傷や病気を癒す貴重なアイテム等をドロップしたり、また、稀に宝箱と呼ばれる箱から、後発的に付与できる様々な魔法やスキルを覚える事が出来る魔法書やスキルオーブと呼ばれる物等も手に入ったりする。
当時は、危険だとして制限されていたダンジョン探索も、今では門戸も広がり、適正があると判断された者は、ある程度の教習を受けた後、試験に合格すると認定を与えられ、探索者(シーカー)として認められるようになっていた。
運転免許のように、学校や教習所ができ、人気の職業の一つになっていたりするのだ。
新田 蓮(あらた れん)もその一人である。
高校を出て、別にやりたい事もなく、他人との関わりが嫌いだった事で会社勤めもきつそうだと判断、高校在学中からシーカー免許教習所に通い、卒業と同時にシーカーデビューをする。そして、浅い階層で、低級モンスターを狩って、安全第一で日々の糧を細々得ては、その収入で気楽に生きる生活を送っていた。
そんなある日、ダンジョン内でスキルオーブをゲットする。手に入れたオーブは『XXXサバイバルセット』。
ほんの0.00001パーセントの確実でユニークスキルがドロップする事がある。今回、それだったら、数億の価値だ。それを売り払えば、悠々自適に生きて行けるんじゃねぇー?と大喜びした蓮だったが、なんと難儀な連中に見られて絡まれてしまった。
必死で逃げる算段を考えていた時、爆音と共に、大きな揺れが襲ってきて、足元が崩れて。
落ちた。
落ちる!と思ったとたん、思わず、持っていたオーブを強く握ってしまったのだ。
落ちながら、蓮の頭の中に声が響く。
「XXXサバイバルセットが使用されました…。」
そして落ちた所が…。
異世界でトラック運送屋を始めました! ◆お手紙ひとつからベヒーモスまで、なんでもどこにでも安全に運びます! 多分!◆
八神 凪
ファンタジー
日野 玖虎(ひの ひさとら)は長距離トラック運転手で生計を立てる26歳。
そんな彼の学生時代は荒れており、父の居ない家庭でテンプレのように母親に苦労ばかりかけていたことがあった。
しかし母親が心労と働きづめで倒れてからは真面目になり、高校に通いながらバイトをして家計を助けると誓う。
高校を卒業後は母に償いをするため、自分に出来ることと言えば族時代にならした運転くらいだと長距離トラック運転手として仕事に励む。
確実かつ時間通りに荷物を届け、ミスをしない奇跡の配達員として異名を馳せるようになり、かつての荒れていた玖虎はもうどこにも居なかった。
だがある日、彼が夜の町を走っていると若者が飛び出してきたのだ。
まずいと思いブレーキを踏むが間に合わず、トラックは若者を跳ね飛ばす。
――はずだったが、気づけば見知らぬ森に囲まれた場所に、居た。
先ほどまで住宅街を走っていたはずなのにと困惑する中、備え付けのカーナビが光り出して画面にはとてつもない美人が映し出される。
そして女性は信じられないことを口にする。
ここはあなたの居た世界ではない、と――
かくして、異世界への扉を叩く羽目になった玖虎は気を取り直して異世界で生きていくことを決意。
そして今日も彼はトラックのアクセルを踏むのだった。
スキル『モデラー』で異世界プラモ無双!? プラモデル愛好家の高校生が異世界転移したら、持っていたスキルは戦闘と無関係なものたったひとつでした
大豆茶
ファンタジー
大学受験を乗り越えた高校三年生の青年『相模 型太(さがみ けいた)』。
無事進路が決まったので受験勉強のため封印していた幼少からの趣味、プラモデル作りを再開した。
しかし長い間押さえていた衝動が爆発し、型太は三日三晩、不眠不休で作業に没頭してしまう。
三日経っていることに気付いた時には既に遅く、型太は椅子から立ち上がると同時に気を失ってしまう。
型太が目を覚さますと、そこは見知らぬ土地だった。
アニメやマンガ関連の造形が深い型太は、自分は異世界転生したのだと悟る。
もうプラモデルを作ることができなくなるという喪失感はあるものの、それよりもこの異世界でどんな冒険が待ちわびているのだろうと、型太は胸を躍らせる。
しかし自分のステータスを確認すると、どの能力値も最低ランクで、スキルはたったのひとつだけ。
それも、『モデラー』という謎のスキルだった。
竜が空を飛んでいるような剣と魔法の世界で、どう考えても生き延びることが出来なさそうな能力に型太は絶望する。
しかし、意外なところで型太の持つ謎スキルと、プラモデルの製作技術が役に立つとは、この時はまだ知るよしもなかった。
これは、異世界で趣味を満喫しながら無双してしまう男の物語である。
※主人公がプラモデル作り始めるのは10話あたりからです。全体的にゆったりと話が進行しますのでご了承ください。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
付与効果スキル職人の離島生活 ~超ブラックな職場環境から解放された俺は小さな島でドラゴン少女&もふもふ妖狐と一緒に工房を開く~
鈴木竜一
ファンタジー
傭兵を派遣する商会で十年以上武器づくりを担当するジャック。貴重な付与効果スキルを持つ彼は逃げ場のない環境で強制労働させられていたが、新しく商会の代表に就任した無能な二代目に難癖をつけられ、解雇を言い渡される。
だが、それは彼にとってまさに天使の囁きに等しかった。
実はジャックには前世の記憶がよみがえっており、自分の持つ付与効果スキルを存分に発揮してアイテムづくりに没頭しつつ、夢の異世界のんびり生活を叶えようとしていたからだ。
思わぬ形で念願叶い、自由の身となったジャックはひょんなことから小さな離島へと移住し、そこで工房を開くことに。ドラゴン少女やもふもふ妖狐や病弱令嬢やらと出会いつつ、夢だった平穏な物づくりライフを満喫していくのであった。
一方、ジャックの去った商会は経営が大きく傾き、その原因がジャックの持つ優秀な付与効果スキルにあると気づくのだった。
俺がいなくなったら商会の経営が傾いた?
……そう(無関心)
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる