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七章 探索! 並行世界
終わる日常
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たった数ヶ月の交換留学も今日でおしまい。
本当に何もない、ハプニングひとつ起きないまま終わった。
このままこっちの科学者と位置を交換してまた今度、という時だった。
何かがバチバチッと光出す。
空がゴロゴロと曇りだし、そしてざあざあと雨足が早くなった。
雲行きが怪しい。
クラスではスマホでニュースを開き、どうやら世界中で今の様に気候に悩まされてる感じだった。
そしてクラスメイトの一人が校庭に向けて指をさす。
そこにはまるで異次元の歪みの様なものが現れ。
小さな影がぞろぞろと這い出てきた。
ゴブリン? どうしてここに?
教室では生徒たちが授業そっちのけでその景色をスマホに写そうと身を乗り出した。
しかし直ぐに学校中に悲鳴が上がる。
何かの撮影と思われたゴブリンは本物で、生徒たちが怪我をしたらしい。
校内放送で俺と美玲さんの名前が呼ばれた。
すでに学校中に俺が異世界からの交換留学生であることは知れていた。
同時に俺の使えなさと、美玲さんが意外と戦えることも含めて知られている。
だからか、俺が率先して前を行くと引き止める声が上がった。
「美玲、いくぞ」
「おい、磯貝。お前弱いんだから無理をする必要ないって」
「そうだぜ、笹島さん、頼めるか?」
「それはあっくんを舐めすぎだよ? 彼はやる時はやるんだから」
「でもよぉ」
たった三ヶ月。
学園生活を送った限りで俺が優秀だった事実は一度もない。
成績は中の下。だからといって運動ができる訳でもない。
でも戦闘経験だけなら誰よりもあると自負している。
「大丈夫だ、サクッと片付けてくるよ。そしたら後で買い食い行こうぜ?」
「足が震えてる奴に言われてもよぉ」
「平気だって。じゃあな!」
もう転移を隠してる場合ではない。
緊急時こそ使わねば、能力を腐らせるだけだ。
俺は“カウンター転移”の対象を全校生徒、教員、学校関係者に設定し直して行使する。
「3年5組の磯貝です。怪我人は何人居ますか?」
「磯貝君、ちょうど良かったわ!」
保健教諭の角川先生が対応してくれる。
ベッドに寝かせるほどの大怪我をする人はいないが、かすり傷は意外と多い様だ。
時間の経過で治るので、ポーションを持ち出すほどではなさそうだ。
しかし俺たちと入れ替わりで入ってくる可能性もある。
「先生、これを消毒液がわりに利用してください」
「これは?」
精巧に細工されたガラス瓶に薄緑色の溶液。
「異世界でポーションと呼ばれる秘薬です。しかし効果が高すぎるので患部に綿棒で塗る程度でいいと思います」
「そんな貴重なものを、いいの?」
「緊急時ですから。まずはここを乗り切りましょう。他にどこに出たとありましたか?」
「人の多い場所が狙われてるわ」
「わかりました」
対象を現地人に限定。
怪我人にはポーションが自動的にかかる様にした。
「ワンワン!」
今までなんの役に立っていなかったコボルドが叫ぶ。
毒物か?
そう思う俺の頭のあった場所に、壁をぶち破って棍棒が振り回された。
「と、あぶねぇ!」
「磯貝くん!」
「くるな! 俺は大丈夫だから!」
テーブルと椅子で簡易バリケードを作った生徒たちは、学校に立て篭もる様にゴブリンに警戒している。
けど、今の攻撃はゴブリンのものではない。
姿は見えないが、これはホブゴブリンまできているのか?
「あーもううざってぇぞお前ら! 仲良く空の旅と行こうぜ、『入れ替え』!」
姿の見えない敵を、生徒たちを守りながら戦うなんて俺らしくない。
屋上から飛び降りる高さで、過去に入れ替えで保存していた転移先を用意してて良かったぜ。
「磯貝!? なんだその能力は!」
「その話は後だ!」
普段やる気のなさそうな俺がまさかの大活躍しているもんだから全員が驚く様に声をあげる。
だが、ゴブリンともども落下すれば俺もタダでは済まない。
「今だ美玲! やれ!」
そこで美玲さんが使う限り球数無制限の自動弓を構え、俺ごとゴブリンに向けて魔法の矢で蜂の巣にした。
土煙が上がった後にはグロテスクな死体だけが残されていた。
そこには動く影がなく、教室で指を加えてる他なかった生徒たちが美玲さんに責める声をあげた。
「笹島! 何も磯貝ごと撃ち抜く必要はないじゃないか!」
「そうだよ、恋人なんでしょ? どうして……」
クラスは絶賛お通夜モード。きっと命と引き換えに討伐した、ぐらいに思われているのだろう。
「大丈夫、あっくんは無事だよ? でなきゃあたしもこんな作戦反対するもん。ね、あっくん?」
「ああ」
近くの茂みから体を起こし、学校中のみんなに無事を知らせた。
しかし教室を粉砕した相手がまだ行方不明だ。
対象がホブゴブリンなら落下攻撃で倒し切れるほど甘くない。
もっと殺傷力の高い魔法でないと効果は薄いだろう。
そんな思案をしてる俺の横では、一際大きく波打つ次元の歪みが、新たなモンスターを生み出していた。
そこから這い出たのは牛の頭を乗せた筋肉質な人型モンスター。
電柱程の棍棒を持ち、背丈は校舎の二階に迫る。
こんな化け物。流石の俺も退治した事ない!
「ミノタウロス!? オークでもオーガでもなくいきなりこいつが出るの!?」
美玲さんもびっくりだ。
当然生徒達も俺に戻れって声掛けしてくれてる。
けどここで引くわけにはいかないのよね。
ここの自衛隊が到着するまではせいぜい時間稼ぎして見せるさ。
俺の頭上に振り上げられた棍棒は、そのまま俺の体を押しつぶす様に振り抜かれた!
直撃したら即死コース。まぁ当たればの話だ。
俺のカウンター転移を信じろ。
さすれば道は開かれるってな?
舞い上がった土煙の先には、棍棒を失って困惑するミノタウロスと、無傷の俺がいた。
さて、反撃しますか。
美玲さんに下がっていろと促し、俺は再びミノタウロスの上空へと躍り出る。
さぁ、空中落下ショーの始まりだ。
お前は何発耐えられる?
ついでにホブゴブリンも処理してしまおう。
俺は強制召喚でホブゴブリンを校庭に呼び出すと、そのまま入れ替えでホブゴブリンと位置を変えた。
あとはダンジョン産のゴーレムを屠るが如く。
動かなくなるまで脳をシェイクしてやった。
安らかに眠れ、南無。
本当に何もない、ハプニングひとつ起きないまま終わった。
このままこっちの科学者と位置を交換してまた今度、という時だった。
何かがバチバチッと光出す。
空がゴロゴロと曇りだし、そしてざあざあと雨足が早くなった。
雲行きが怪しい。
クラスではスマホでニュースを開き、どうやら世界中で今の様に気候に悩まされてる感じだった。
そしてクラスメイトの一人が校庭に向けて指をさす。
そこにはまるで異次元の歪みの様なものが現れ。
小さな影がぞろぞろと這い出てきた。
ゴブリン? どうしてここに?
教室では生徒たちが授業そっちのけでその景色をスマホに写そうと身を乗り出した。
しかし直ぐに学校中に悲鳴が上がる。
何かの撮影と思われたゴブリンは本物で、生徒たちが怪我をしたらしい。
校内放送で俺と美玲さんの名前が呼ばれた。
すでに学校中に俺が異世界からの交換留学生であることは知れていた。
同時に俺の使えなさと、美玲さんが意外と戦えることも含めて知られている。
だからか、俺が率先して前を行くと引き止める声が上がった。
「美玲、いくぞ」
「おい、磯貝。お前弱いんだから無理をする必要ないって」
「そうだぜ、笹島さん、頼めるか?」
「それはあっくんを舐めすぎだよ? 彼はやる時はやるんだから」
「でもよぉ」
たった三ヶ月。
学園生活を送った限りで俺が優秀だった事実は一度もない。
成績は中の下。だからといって運動ができる訳でもない。
でも戦闘経験だけなら誰よりもあると自負している。
「大丈夫だ、サクッと片付けてくるよ。そしたら後で買い食い行こうぜ?」
「足が震えてる奴に言われてもよぉ」
「平気だって。じゃあな!」
もう転移を隠してる場合ではない。
緊急時こそ使わねば、能力を腐らせるだけだ。
俺は“カウンター転移”の対象を全校生徒、教員、学校関係者に設定し直して行使する。
「3年5組の磯貝です。怪我人は何人居ますか?」
「磯貝君、ちょうど良かったわ!」
保健教諭の角川先生が対応してくれる。
ベッドに寝かせるほどの大怪我をする人はいないが、かすり傷は意外と多い様だ。
時間の経過で治るので、ポーションを持ち出すほどではなさそうだ。
しかし俺たちと入れ替わりで入ってくる可能性もある。
「先生、これを消毒液がわりに利用してください」
「これは?」
精巧に細工されたガラス瓶に薄緑色の溶液。
「異世界でポーションと呼ばれる秘薬です。しかし効果が高すぎるので患部に綿棒で塗る程度でいいと思います」
「そんな貴重なものを、いいの?」
「緊急時ですから。まずはここを乗り切りましょう。他にどこに出たとありましたか?」
「人の多い場所が狙われてるわ」
「わかりました」
対象を現地人に限定。
怪我人にはポーションが自動的にかかる様にした。
「ワンワン!」
今までなんの役に立っていなかったコボルドが叫ぶ。
毒物か?
そう思う俺の頭のあった場所に、壁をぶち破って棍棒が振り回された。
「と、あぶねぇ!」
「磯貝くん!」
「くるな! 俺は大丈夫だから!」
テーブルと椅子で簡易バリケードを作った生徒たちは、学校に立て篭もる様にゴブリンに警戒している。
けど、今の攻撃はゴブリンのものではない。
姿は見えないが、これはホブゴブリンまできているのか?
「あーもううざってぇぞお前ら! 仲良く空の旅と行こうぜ、『入れ替え』!」
姿の見えない敵を、生徒たちを守りながら戦うなんて俺らしくない。
屋上から飛び降りる高さで、過去に入れ替えで保存していた転移先を用意してて良かったぜ。
「磯貝!? なんだその能力は!」
「その話は後だ!」
普段やる気のなさそうな俺がまさかの大活躍しているもんだから全員が驚く様に声をあげる。
だが、ゴブリンともども落下すれば俺もタダでは済まない。
「今だ美玲! やれ!」
そこで美玲さんが使う限り球数無制限の自動弓を構え、俺ごとゴブリンに向けて魔法の矢で蜂の巣にした。
土煙が上がった後にはグロテスクな死体だけが残されていた。
そこには動く影がなく、教室で指を加えてる他なかった生徒たちが美玲さんに責める声をあげた。
「笹島! 何も磯貝ごと撃ち抜く必要はないじゃないか!」
「そうだよ、恋人なんでしょ? どうして……」
クラスは絶賛お通夜モード。きっと命と引き換えに討伐した、ぐらいに思われているのだろう。
「大丈夫、あっくんは無事だよ? でなきゃあたしもこんな作戦反対するもん。ね、あっくん?」
「ああ」
近くの茂みから体を起こし、学校中のみんなに無事を知らせた。
しかし教室を粉砕した相手がまだ行方不明だ。
対象がホブゴブリンなら落下攻撃で倒し切れるほど甘くない。
もっと殺傷力の高い魔法でないと効果は薄いだろう。
そんな思案をしてる俺の横では、一際大きく波打つ次元の歪みが、新たなモンスターを生み出していた。
そこから這い出たのは牛の頭を乗せた筋肉質な人型モンスター。
電柱程の棍棒を持ち、背丈は校舎の二階に迫る。
こんな化け物。流石の俺も退治した事ない!
「ミノタウロス!? オークでもオーガでもなくいきなりこいつが出るの!?」
美玲さんもびっくりだ。
当然生徒達も俺に戻れって声掛けしてくれてる。
けどここで引くわけにはいかないのよね。
ここの自衛隊が到着するまではせいぜい時間稼ぎして見せるさ。
俺の頭上に振り上げられた棍棒は、そのまま俺の体を押しつぶす様に振り抜かれた!
直撃したら即死コース。まぁ当たればの話だ。
俺のカウンター転移を信じろ。
さすれば道は開かれるってな?
舞い上がった土煙の先には、棍棒を失って困惑するミノタウロスと、無傷の俺がいた。
さて、反撃しますか。
美玲さんに下がっていろと促し、俺は再びミノタウロスの上空へと躍り出る。
さぁ、空中落下ショーの始まりだ。
お前は何発耐えられる?
ついでにホブゴブリンも処理してしまおう。
俺は強制召喚でホブゴブリンを校庭に呼び出すと、そのまま入れ替えでホブゴブリンと位置を変えた。
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