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六章 体験! エルフの暮らし
収穫物
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滞在4日目。
いつも通り美玲さんとイチャつき倒してマナを回復させた俺だが、そこでエレメントツリーを覗きみる。
なんで昨日あんなに減ってたのかは謎だが、行為をした後だというのにマナ総量は減るどころか微増。
+1,000されている。
これで確定したな。エッチなことをするとマナの総量は増える。
子供は生まれないけど、お互いのマナを拡張する為のものだと思えばすごく腑に落ちた。
しかし朝飯前の仕事中、マナは目に見えて減っていく。
さっきまで101,000あったマナは51,000まで目減りしていた。まるで何かに吸収されているかの様に。
思い当たる節はひとつ。
突如増えた妖精・精霊枠くらいか。
許可した覚えないのに、いつの間にか増えてたんだよな。
これって消せないもんなのかな、と指で擦ってみると枠が消えた。
お、消えるんじゃん。タップ対応型とか意外と技術進んでんじゃんね。
そう思ってマナ量に目を移せば、なんかマナが61,000に回復している。
あれ、これってもしかして……枠に1万づつ持っていかれてるのか?
美玲さんの充填の効果で一時的にMAXになっただけで、実は枠を確保するだけで減りっぱなしという事なのだろうか?
そういうサービスはノーサンキューなんですよ。
ちなみに祈る度に勝手に枠が広がるみたいだ。
益荒男エルフ曰く、それが俺の素質らしい。
三匹の妖精と、二匹の精霊を従える賢王タイプなんだって。
何故か下野に鼻で笑われた。
悔しいけど俺も自分が賢王かって言われたら否定するし。だからって笑う事はないじゃんかよー。
そうやって午前の食事を終えた後。
厳密には世界樹様への祈りが終わった後だ。
昨日芽が出たばかりの畑に実が生っていた。
なんで?
流石に益荒男エルフもおかしいと捥いで口にすると、目を見開いて食事を再開した。
もうそれだけで常識を逸して美味いんだろうなって察する。
「お味はどうでした?」
「お前らも食ってみればわかる。これは評価の選定基準を変えなければいけない事態だぞ?」
「流石にそれは……俺たち素人っすよ?」
「お前達がそう思っていても、実際これを口にした者はそう思うかな? これから忙しくなるぞ。同業者からの接触が増えるかも知れん。その時は私も居てやりたいが……」
監督役として担っているのは俺らのとこだけではない。
だから交渉はそちらでやってくれと言っているんだろう。
まぁこっちは下野がいるんで心配してないが。
「大丈夫ですよ。こっちにはシーマも居ますし言われっぱなしにはなりませんよ」
「そうか。まあ収穫物以外にも色々言われそうではあるが、監督役としては色々心配なんだ」
「あー……まあそこはうまく誤魔化しておきます。なんなら別の場所に置いときますし?」
「その力は……いや、そこは聞くべきではないな」
「そうおっしゃっていただけて僕達もありがたいです。良かったらぜひご家族にもこれらを食べてもらってください。まさかこんなに短期間で生るなんてこっちも想定外です」
収穫物はナスによく似た色合いのトマトだ。
何度も見てるが、これが生で食えることに毎回脳がバグる。
成長しすぎるとナスの様に長細くなったりするらしいが、そこまで育つとみずみずしさが失われて生で食べるのに不向きになるそうだ。
そこまで育ってようやくナスと同じ様に炒めて食すんだって。
変な植物だぜ。流石異世界。
「む? そうか。ならいただいておこう。里での収穫物は基本里長に収められ、お前達の頂く食事に回される。女性陣達の手によって加工されるが、この土地のモノは全て里長の管轄だ。勝手に持ち出して売り捌かない様に注意されたし」
「あ、じゃあこうやって里の住民同士であげるのってご法度だったり?」
「里の中での物々交換にならそのルールは適用されない。あくまでも外との交流に用いるなという事だ。里の長老達は外の部族達に懐疑的だからな。カレニェニーイルゥの様な戦士もそう多くない。私たちは争い事は極力避ける方針だ」
なるほど、だから俺たちがこの世界に来た時にあんなに焦っていたんだな。
あの人は監督役でありながら、この里の守り神でもある様だ。
それも俺と同じくらいのマナ量で。
でも聞いた話じゃ6,000年生きてるって話だし年上だなんて枠組みで括っていいものか迷う。
おばあちゃんって感じでもないし、プリプリとした肌はまだまだ衰えを感じない。エルフってそういう種族なんだなと今思い返してもやばいなって思う。見為年齢が変わらない時点でチートなのに、その年齢でもまだまだ性欲が衰えないんだもん。
人類じゃ絶対真似できねーって。
こりゃ人間の意識のままでいると足を掬われるな。
「理解いたしました。後のことは僕たちで平気です。監督には他の管轄もあるでしょう?」
「む、その前にこれを家族に持ち帰らぬとな。お前達もくれぐれ人目につかぬ様に隠しておけ。今の時期、収穫にはだいぶ早いからな」
なるほどね。
いつも通り美玲さんとイチャつき倒してマナを回復させた俺だが、そこでエレメントツリーを覗きみる。
なんで昨日あんなに減ってたのかは謎だが、行為をした後だというのにマナ総量は減るどころか微増。
+1,000されている。
これで確定したな。エッチなことをするとマナの総量は増える。
子供は生まれないけど、お互いのマナを拡張する為のものだと思えばすごく腑に落ちた。
しかし朝飯前の仕事中、マナは目に見えて減っていく。
さっきまで101,000あったマナは51,000まで目減りしていた。まるで何かに吸収されているかの様に。
思い当たる節はひとつ。
突如増えた妖精・精霊枠くらいか。
許可した覚えないのに、いつの間にか増えてたんだよな。
これって消せないもんなのかな、と指で擦ってみると枠が消えた。
お、消えるんじゃん。タップ対応型とか意外と技術進んでんじゃんね。
そう思ってマナ量に目を移せば、なんかマナが61,000に回復している。
あれ、これってもしかして……枠に1万づつ持っていかれてるのか?
美玲さんの充填の効果で一時的にMAXになっただけで、実は枠を確保するだけで減りっぱなしという事なのだろうか?
そういうサービスはノーサンキューなんですよ。
ちなみに祈る度に勝手に枠が広がるみたいだ。
益荒男エルフ曰く、それが俺の素質らしい。
三匹の妖精と、二匹の精霊を従える賢王タイプなんだって。
何故か下野に鼻で笑われた。
悔しいけど俺も自分が賢王かって言われたら否定するし。だからって笑う事はないじゃんかよー。
そうやって午前の食事を終えた後。
厳密には世界樹様への祈りが終わった後だ。
昨日芽が出たばかりの畑に実が生っていた。
なんで?
流石に益荒男エルフもおかしいと捥いで口にすると、目を見開いて食事を再開した。
もうそれだけで常識を逸して美味いんだろうなって察する。
「お味はどうでした?」
「お前らも食ってみればわかる。これは評価の選定基準を変えなければいけない事態だぞ?」
「流石にそれは……俺たち素人っすよ?」
「お前達がそう思っていても、実際これを口にした者はそう思うかな? これから忙しくなるぞ。同業者からの接触が増えるかも知れん。その時は私も居てやりたいが……」
監督役として担っているのは俺らのとこだけではない。
だから交渉はそちらでやってくれと言っているんだろう。
まぁこっちは下野がいるんで心配してないが。
「大丈夫ですよ。こっちにはシーマも居ますし言われっぱなしにはなりませんよ」
「そうか。まあ収穫物以外にも色々言われそうではあるが、監督役としては色々心配なんだ」
「あー……まあそこはうまく誤魔化しておきます。なんなら別の場所に置いときますし?」
「その力は……いや、そこは聞くべきではないな」
「そうおっしゃっていただけて僕達もありがたいです。良かったらぜひご家族にもこれらを食べてもらってください。まさかこんなに短期間で生るなんてこっちも想定外です」
収穫物はナスによく似た色合いのトマトだ。
何度も見てるが、これが生で食えることに毎回脳がバグる。
成長しすぎるとナスの様に長細くなったりするらしいが、そこまで育つとみずみずしさが失われて生で食べるのに不向きになるそうだ。
そこまで育ってようやくナスと同じ様に炒めて食すんだって。
変な植物だぜ。流石異世界。
「む? そうか。ならいただいておこう。里での収穫物は基本里長に収められ、お前達の頂く食事に回される。女性陣達の手によって加工されるが、この土地のモノは全て里長の管轄だ。勝手に持ち出して売り捌かない様に注意されたし」
「あ、じゃあこうやって里の住民同士であげるのってご法度だったり?」
「里の中での物々交換にならそのルールは適用されない。あくまでも外との交流に用いるなという事だ。里の長老達は外の部族達に懐疑的だからな。カレニェニーイルゥの様な戦士もそう多くない。私たちは争い事は極力避ける方針だ」
なるほど、だから俺たちがこの世界に来た時にあんなに焦っていたんだな。
あの人は監督役でありながら、この里の守り神でもある様だ。
それも俺と同じくらいのマナ量で。
でも聞いた話じゃ6,000年生きてるって話だし年上だなんて枠組みで括っていいものか迷う。
おばあちゃんって感じでもないし、プリプリとした肌はまだまだ衰えを感じない。エルフってそういう種族なんだなと今思い返してもやばいなって思う。見為年齢が変わらない時点でチートなのに、その年齢でもまだまだ性欲が衰えないんだもん。
人類じゃ絶対真似できねーって。
こりゃ人間の意識のままでいると足を掬われるな。
「理解いたしました。後のことは僕たちで平気です。監督には他の管轄もあるでしょう?」
「む、その前にこれを家族に持ち帰らぬとな。お前達もくれぐれ人目につかぬ様に隠しておけ。今の時期、収穫にはだいぶ早いからな」
なるほどね。
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